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■龍谷大学・深草町家キャンパス(京都市伏見区深草直違橋)キャンパスというのはちょっと違いうかもしれないが、京都に旅するなら見に行く価値あり。授業中でなければ見学可能。メーンキャンパスである深草キャンパスから徒歩20分少々。幕末期(1861年)に作られた、やや大き目な典型的な京町家を買い取って補修保存。2013年から、ゼミ室やサークル活動、地域交流イベントなどの会場として使用している。日曜休館だが、開館中で使用していなければ、見学可能。でまあ、いい
インスタグラム見ていたらこんなマンション出てきた写真貼ろうと思ったんだけど、どうしてもできないもう、ほんとにアメーバ使いづらい。テンプレブログのくせに、ほんと使いづらい(私だけ?)(二回も言う)仕方がないので、YouTube貼ります日本最大の違法建築物『沢田マンション』に宿泊。初著書『散歩するアンドロイド』発売中!https://www.amazon.co.jp/dp/4046055561/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_2T3N35RXRVR8KGJY2
■早稲田大学・西早稲田キャンパス(私立・新宿区大久保)昔は大久保キャンパスと呼ばれていた、理工学部のキャンパスだ。おそらく、日本で一番、輝いているキャンパスと言って間違いないだろう。精神的な意味ではない。物理的に輝いている。コンクリートの保護のため、建物はすべて銀色に塗装されているのだ。早稲田の歴史は長いが、大久保自体は大学創立80周年記念事業の目玉として、1967年に作られた新興エリアだ。元々は陸軍射撃場だったが、戦後は米軍に接収された。その後に民間
全国の電車の駅名でも高レベルと個人的に思う(笑)「雲雀丘花屋敷」駅の前の山の斜面に広がる住宅地、雲雀丘は大正~昭和初期に多くの洋館が建ち洋館街が形成されました。多くは無くなってしまいましたが、今でも十数棟残って住まわれてます。高碕記念館・旧高碕達之助邸1923年(大正12)竣工ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計ひょうごの近代住宅100選兵庫県景観形成重要建造物宝塚市景観形成建築物高碕記念館は雲雀丘に残る洋館で一般公開されてる唯一の洋館です。バルコニー上にはパー
桜美林大学・町田キャンパス(私立・東京都町田市)(写真と文章を大幅に入れ替えました)時折、オシャレドラマのロケ地に使われるという。ごもっともなおしゃれ具合である。洋館マニア御用達の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズゆかりのミッション系大学という出自のせいか、ヴォーリズが開設した一粒社ヴォーリズ事務所が手掛けた校舎が少なくない。一番古そうな体育館でさえ1966年落成だし、全体的に70年代後半以降っぽいデザインなので、64年死去のヴォーリズ本人はかかわっていな
■山口大学・吉田キャンパス(国立・山口市吉田)山口大学のメインキャンパスだ。工学部・医学部は宇部市内に独立しており、それ以外の部局が入居する。場所は、県庁のあるJR山口駅から新幹線が止まる新山口駅方面に、在来線で一駅。湯田温泉駅で降りる。賑やかな温泉街が広がる北口とは反対側。南へ徒歩二十数分ぐらい。新興郊外っぽい風景の中をのんびり歩いて行くと、到着。面積は70万平米あるが、山林部分も多いので、体感では半分以下だ。学生数は7400人。度肝を抜くよう
番外・佐倉市役所(千葉県佐倉市)建築家として日本で初めて都知事選に出馬したことでも知られる、黒川紀章の設計。1971年。最近取り壊されたメタボリズム建築の怪作・中銀カプセルタワービルの前年に出来たものだ。ということもあって、ぱっと見では中銀ライクなカプセル建築であるかのように見える。中銀は大木の幹みたいな太い柱の周りに、カプセルホテルみたいなワンルームの取り外し可能カプセルが、鈴なりにくっついた設計だ。豆知識ですが、メタボリズム建築は中銀ビルのように
大吉原展を見た後は久しぶりに国立国会図書館国際子ども図書館へいつ見ても素敵な建物ですコロナ後初めて来たかも!?子どもの本の夜明け帝国図書館展展示室は撮影できましたおすと登あく(押すと開く)と書かれています当時はスライド式の扉が多かったからだと書かれていますアクスタや推しの人形と撮影できるコーナーがありました本当に今どきにアップデートされた図書館ですテラス席もあるカフェもあるので、ちょっと休憩曇りの日だったので、テラス席へケーキとコーヒーをいただきましたが食事メニューもあり
阪神間は戦前建築や洋館が広く建ち分布してるけど意外と少ないのが国指定重要文化財です。全国的に見ても広い地域に洋館が建ってるのも珍しいけど、重要文化財が少ないです。施設・関連施設すべてが重要文化財指定を受けた布引ダムや神戸女学院は置いといて、純国宝ともとれる重要文化財。阪神間にある個邸宅の重要文化財をいつもよりもお写真多めでじっくりご紹介します。移情閣・孫文記念館1915年(大正5年)竣工ひょうごの近代住宅100選国指定重要文化財地元では「舞子の六角間」の愛称で呼ばれ
学歴で読む、夏目漱石の『坊ちゃん』明治の文豪、夏目漱石の代表作「坊っちゃん」。もし中学生や高校生に、現代の学歴や就職事情に置き換えて説明して欲しいと言われたら、どうしますか?あるいは、「なぜ坊ちゃんは、中学校の先生から路面電車の運転手に転職したの?」と聞かれたら、どう説明しますか?僕ならこう話します。「東京の裕福な家庭に生まれ、私大理系・最難関校を卒業。学長の推薦で地方大学の先生に」「でもすぐに、地方都市での生活にうんざり」「生意気な
今の日本で最も厳しい受験戦争が繰り広げられているのが、医大らしいです。というわけで、医大と医学部の歴史を簡単にまとめてみました。ではスタート。まず明治時代の医学教育は、「帝国大学医学部」と官立(=国立)・公立の「医学専門学校」の二本立てで始まりました。帝大は先端医療や研究に集中し、専門学校で、医療の現場で活躍するお医者さんを養成するイメージです。また、最初のうちは正規の医学校(帝大・専門学校)を出ていなくても、開業試験に合格すれば開業医になれました。現在の司法
2018年3月17日瀬戸内に浮かぶ島、現代アートの聖地「直島」を散策しています。家プロジェクトの護王神社から見た海岸が綺麗だったので・・・・・海岸へ降りる道を探します。途中に、八幡神社がありましたので参拝させてもらいましょう。小高い丘を下って、海岸まで下りてきました。瀬戸内海が綺麗ですね~漁船が通り過ぎていきます、長閑だな~浜に流れ着いていたのは「あおさ海苔」でしょうか。何故か、お好み焼きを思い出しちゃいました!!あはは
■東京大学・本郷キャンパス前編(国立・東京都文京区)前中後編の3回に分けて、東大・本郷キャンパスを散歩しようと思う。まずは、正門から入場して、本郷キャンパスの西側エリアを攻略する。「赤門」が正門だと思っている人も少なくないと思うが、赤門からさらに西に進んだ先に正門がある。脇には擬洋風っぽい感じの門衛所。伊東忠太の設計。正門の先には、銀杏並木が続く。遠く先には尖頭アーチが垣間見える。両脇には、いかにも「大学」っぽい感じの校舎が立ち並ぶ。東大総長
紀尾井町ガーデンテラスと旧古河庭園へ薔薇を見てきました紀尾井町ガーデンテラスにいられた時間は多分10分くらいでした写真だと分かりませんが、この日風が強くて大変でした満開の少し前だったと思いますそして見頃が過ぎてから行ったのが、旧古河庭園ですすでに訪れた友人が、もうピーク過ぎてたよと教えてくれたので、やめようかな?とも思いましたが、友人が続けて薔薇のアイスがあるよ言ってくれたし、久々に建物も見たいし出かけることにしましたお庭は日傘禁止でした前はそんなことはなかったのになまだ十分綺
阪急御影駅周辺には大きな邸宅に混じって、戦前から残る洋館が点在、残っています。旧住吉村の頃は観音林と呼ばれた地区で、当時の多くの著名な財界人が居住していた高級住宅街でした。K家住宅1926年(大正15年)竣工小川安一郎設計国登録有形文化財木造モルタル造り、複雑な傾斜のキツイ切妻屋根が目を引きます。19世紀末から20世紀初頭に流行したイギリスの田園住宅様式の影響がうかがえる住宅作品だそうです。道を挟んだ住宅もいい感じの洋館です。K家住宅192
■岐阜大学(国立・岐阜市)いい意味で、の表現と理解してほしいが、高度成長期の輝いていた時代の「団地」風の校舎が並ぶキャンパスだ。一番力が入っているであろう本館兼図書館棟はこんな感じ。あとは本当に公団団地、っぽい。敷地の贅沢な使い方も含めて。さて、キャンパスは、岐阜駅からバスで30分。郊外というより、町はずれと表現すべきだろう。バスはキャンバス内のロータリーに乗り入れる。降りた先のメーンストリートは、焦げ茶色のタイル張り講堂に向かっている。と、ここまで
■有名建築家でめぐる県庁・市役所①今回は菊竹清訓、山本理顕、妹島和世、隈研吾、新居千秋の5人が手がけた県庁・市役所を、ご紹介します。有名建築家に設計を頼んだ市役所や県庁は少なくありません。市役所や県庁は大学キャンパスにくらべれば、あっという間に見終わってしまうのですが、駅からの道のりや近くの繁華街、そばにある図書館や文化会館、市民公園なども合わせて散策するとすれば、なかなかの見応えになるものです。というわけで、そんな庁舎見物を、ご提案させていただきます。ぜひ、行って見てく
■立命館大学・朱雀キャンパス(中京区西ノ京朱雀町)立命館大学の市街地サブキャンパス。法科大学院と教職大学院が入る。一棟建ての校舎で、レトロ風に作られた現代建築。2006年、山下設計。別名は中川会館。事実上の創設者である中川小十郎の名前を取った。というと、創設者は西園寺公望では、という声が聞こえてきそうだが、微妙に違う。間違いではないが。公望が作ったのは明治2年の初代立命館。勤王家養成のための家塾。塾生たちがやんちゃをしすぎたので、創立1年で廃止。
■長崎総合科学大学(長崎市)キャンパスは山の急斜面に位置するメーンの「グリーンヒルキャンパス」と閉鎖された長崎水族館を買い取ったサブ敷地「シーサイドキャンパス」の二つに分かれている。まずはシーサイドから。現在は大学と付属高校が使用しているが、その建物は菊竹清訓の師匠筋にあたる早稲田建築の武基雄教授による設計。コルビュジエっぽい系統のデザインだ。としか言いようがないなあ。そんなに広い敷地ではないのですぐ見終わるだろう。
先日、日生劇場を見学する機会がありました。大変素晴らしい空間だったので、ここに書き留めておこうと思います。日生劇場1963年9月竣工設計:村野藤吾竣工直後の外観写真。手前はフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル。日生劇場は、日本生命社長の「お客様に感動体験を届けたい。」という熱い思いから劇場作りが始まりました。村野はその思いに設計で応えます。エントランスから座席までの道のりでワクワク感を高めてもうらうように、観劇での高揚感を損なわないように、細部に拘
■番外・鎌倉市役所(神奈川県鎌倉市)横須賀線に乗って東京から1時間。そこは観光客でごった返す鎌倉だ。歩いて5分もかからず、鎌倉市役所に到着。庇の作りが和の伝統建築風で、なるほど、古都・鎌倉でござるなあ、と思ったのだが、よく見ると、どうも違う。上の階へ行くほど庇が大きくなっていく逆ハングなのである。1969年、久米建築事務所。裏手側はこう。それはさておき、道路を挟んだ向かいは鎌倉商工会議所。早稲田の教授で宮城県・大崎市民会館(