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今日は4年ぶりくらいに、マチノアルキに参加する!「マチノアルキ」は韓国在住24年、韓国の建築物に精通している町野さんが主宰している街歩きの会。ワシはコロナの前くらいに参加して(その時はチュンジョンノ/忠正路を散策)それ以来の参加ということで、めちゃくちゃたのしみにやってきた!今回は地下鉄3号線ムアクジェ駅に集合してホンジェ洞のあたりを探索。まずは町野さん作成の地図と説明リーフレットを受け取ってそれを見ながら解説を聞きつつマチ
■東京大学・駒場Ⅰキャンパス(国立・東京都目黒区)東大の主に1・2年生が学ぶキャンパス。ある意味、ミニ本郷といった趣もある。井の頭線の駒場東大前駅の改札を出ると、そこには正門と1号館。何とはなしにというか、なかなかに安田講堂に似たデザインだ。ちょっと珍しいのは、1号館を隠すような形で、その真ん前に大きなヒマラヤスギが植えてあること。普通は建物を隠すように植えたりしない。なぜか?あえて推理すると、ここは昔、農学部のキャンパスだったからだろ
■北里大学・相模原キャンパス(私立・相模原市南区)他の医大・医大付属病院とは一線を画している。建物にはデザイン指向が目立ち、キャンパス内のランドスケープにも気を使っている。ような気がする。小田急線相模大野駅からバスで30分。約37万平米という、なかなか広い敷地だ。付属病院は後回しにして、看護学部の方の門から入る。まず目に入るのが、超かっこいい空中連絡通路。磁石ブロック知育玩具「ピタゴラス」で作ったかのような、三角形のスケルトンが、スーパーレトロフュー
■長崎県立大学・佐世保キャンパス(長崎県佐世保市)ぱっと見だが、昭和中後期、平成前期、現在建て替え中の現代校舎と、いろいろな年代の建物がそろっている(感じだ)。すごいこだわりの建物がある、というわけではないが、ほどほどにデザインされた建物を使い続けてきた結果、ほどほどに味わいのあるキャンパスになった。と思う。県立大は、佐世保とシーボルト(長崎市)の2キャンパス体制だが、その歴史はちょっとややこしい。佐世保は1951年創設の県立佐世保商科短大が
■学習院大学(私立・東京都豊島区目白)賑やかな高田馬場から北へ1駅行っただけなのに、雰囲気は大違い。落ち着いた駅前30秒のロケーションに古風な門を構えるのが、旧皇族・華族御用達の名門校、学習院だ。写真は南一号館。18万平米と、都心部としてはかなり広めの敷地に、木造、ネオゴチック、戦後モダンと、良い具合の建物が老壮青のバランス良く集合している。前川国男や菊竹清訓、久留正道に権藤要吉といったビッグネームもそろい踏み。緑も豊かで、散歩しがいのあるスポットだ。
■京都大学・桂キャンパス(京都市西京区京都大学桂)京大は現在、吉田・宇治・桂の主要3キャンパス制を取っている。その中で最も新しいのが桂で、2003年から供用が始まった。入居者はざっくりいうと、工学部の大学院生。工学部生は3年生までは吉田で、4年制以降は桂で本格的な研究活動に取り組む、というイメージだ。広大なキャンパスは、安井建築設計や昭和設計といった組織事務所や工学部建築専攻の教授たちが入り乱れて(協力して)設計した。なだらかな丘陵地帯に展開するキャ
■東京農工大学・小金井キャンパス(国立・東京都小金井市)大げさに言えば、「建築の玉手箱や!(関西弁)」という感じかもしれない。アールデコ(っぽい)からポストモダン(風)まで、何でもそろっている。と、言えなくもないかもしれない。緑と広場も豊富。池まである。散策しがいのある、素敵な近郊公園だ(違う)。見どころはたくさんあるけれど、特にコレというと、図書館でしょうか。横への広がりを意識した低層の建物だが、4本のキュービックなガラスタワーが中央部にそびえたっているのが印象的だ
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■日本大学文理学部(東京都世田谷区桜上水)文理学部とか文理大学という風に、名前に「文理」が入っている大学は、かなりの確率で教員養成系である(か、あったか)、といった感じだ。というのも、戦前の教員養成コース(=師範学校)の頂点に位置していたのが、東京文理大(正式には東京文理科大学。現・筑波大)と、広島文理大(同、現・広島大)だったからだ。師範学校は現代の大学に相当する教育機関だったんだけど、その上に教職大学院みたいな組織として、二つの文理大があったわけ。戦前
■東京大学・本郷キャンパス前編(国立・東京都文京区)前中後編の3回に分けて、東大・本郷キャンパスを散歩しようと思う。まずは、正門から入場して、本郷キャンパスの西側エリアを攻略する。「赤門」が正門だと思っている人も少なくないと思うが、赤門からさらに西に進んだ先に正門がある。脇には擬洋風っぽい感じの門衛所。伊東忠太の設計。正門の先には、銀杏並木が続く。遠く先には尖頭アーチが垣間見える。両脇には、いかにも「大学」っぽい感じの校舎が立ち並ぶ。東大総長
■青山学院大学・青山キャンパス(私立・東京都渋谷区渋谷)表参道の交差点から徒歩10分。国連大学の向かいに位置する、おしゃれ大学のおしゃれキャンパスだ。住所は渋谷。渋谷区渋谷。外国感を出しつつも、すごく古くてレトロな歴史的キャンパス、という感じでもない。意外にライトにナウでヤングなフォーリンフィーリンのインプレッション。という特色は、ここが復興建築と現代建築で構成されているからだろう。ミッション系の大学(立教とか明治学院とか)は、「いかにも」な木造洋館やレ
■新潟産業大学(私立・新潟県柏崎市軽井川)JR信越本線の安田駅からスクールバスが出ている。歩けば30分少々か。経年変化か元からなのかは不明だが、サーモンピンクっぽい色合いの校舎がぐるり外壁となって中庭を囲んでいる、というキャンパス配置だ。その庭は、なかなか悪くない。ちょっとだけ象設計集団の進修館を思い出させるものがある。ありがちな左右対称、幾何学的な構成ではなく、バロックだ。遠近感を上手く強調している。裏手に回ると、芝生の
学歴で読む、夏目漱石の『坊ちゃん』明治の文豪、夏目漱石の代表作「坊っちゃん」。もし中学生や高校生に、現代の学歴や就職事情に置き換えて説明して欲しいと言われたら、どうしますか?あるいは、「なぜ坊ちゃんは、中学校の先生から路面電車の運転手に転職したの?」と聞かれたら、どう説明しますか?僕ならこう話します。「東京の裕福な家庭に生まれ、私大理系・最難関校を卒業。学長の推薦で地方大学の先生に」「でもすぐに、地方都市での生活にうんざり」「生意気な
■茨城大学・水戸キャンパス(国立・茨城県水戸市)大体の場合、画像検索で出てくるのは図書館だ。が、むしろ講堂推しだ。グーグル先生は「三上建築事務所の作」と教えてくれたが、果たして「この」講堂のことを言っているのかは、よくわからない。キャンパスは農・工の2学部以外が入居する主要キャンパスで、学生数はざっと4000人ちょっとぐらい、面積は11万5000平米だ。駅から歩いて行ける距離ではない。バスで20分近くかかる。本数は多いので、移動に困ることはないだろう
■宇都宮大学・峰キャンパス(国立・栃木県宇都宮市)洋式庭園とクラシックな建物が美しいキャンパス。わざわざ見に行く価値がある。駅からは「歩くにはちょっと遠い」ぐらいの距離だ。バスに乗れば10分もかからず到着する。正門から入って右手すぐに広がるフランス式庭園が一番の見もの。アドミッションオフィスなどが入るUUプラザという建物にベンチや観覧ベランダがしつらえてあり、庭園に向き合って眺めを楽しむことができる。戦前はUUプラザの場所に本館があり、そこから
■千葉大学・亥鼻キャンパス(国立・千葉市中央区亥鼻)アールデコからポストモダンまで何でもそろった、建築の玉手箱だ。という表現を、前にも使ったような…。千葉駅から病院行きのバスに乗って揺られてく。ゴーゴー。そろそろ右に曲がります。10分少々で、医学部と看護学部、付属病院が入ったキャンパスだ。まず目に入るのが旧医学部本館。震災後に作られた鉄筋スクラッチタイル張り、1936年竣工。大きくてどっしり、重量感たっぷりの迫力だ。設計は文部省営繕課。
■岐阜大学(国立・岐阜市)いい意味で、の表現と理解してほしいが、高度成長期の輝いていた時代の「団地」風の校舎が並ぶキャンパスだ。一番力が入っているであろう本館兼図書館棟はこんな感じ。あとは本当に公団団地、っぽい。敷地の贅沢な使い方も含めて。さて、キャンパスは、岐阜駅からバスで30分。郊外というより、町はずれと表現すべきだろう。バスはキャンバス内のロータリーに乗り入れる。降りた先のメーンストリートは、焦げ茶色のタイル張り講堂に向かっている。と、ここまで
■東京大学・浅野キャンパス(国立・東京都文京区弥生)東大のキャンパスの中でも、知名度は下から数えたほうがよさそうな場所だ。しかしながら、他のキャンパスにない味わいと静けさがある。入り口というか、ゲート代わりに鎮座している建物が、2003年落成の「武田先端知ビル」だ。武田製薬の寄付かと思ったらそうではないようで、タケダ理研工業株式会社(現株式会社アドバンテスト)の創業者・武田郁夫が寄付したそうだ。ちなみに東京大学の建造物で個人名がつけられたのは武田先端知ビルが初め
■常葉大学・浜松キャンパス(浜松市北区都田町)静岡県内に広く展開する学校法人・常葉グループの大学部門で、1988年に設立された。当初は浜松大という名前だったが、2016年にグループ3大学(浜松、常葉、常葉富士)が合併し、今の名前に変わった。経営学部や健康プロデュース学部などが入る。有名なのはスポーツ部門だ。サッカーの長谷川健太が引退後、最初に指導者として迎え入れられたのがここのサッカー部。はっきり言って、とてもではないが強豪校とはい
宣教師館・外国人住宅1929年(昭和4年)竣工学院内北端に同じ様なデザインの洋館が建ち並んでます。移設当初、外国人教師、宣教師の住宅として建てられました。現在は外国人教師の宿舎、ゲストハウス等に使用されています。スペイン瓦、切妻屋根、スタッコ仕上げの壁の洋館。統一されてるけど細かい部分は違う様です。その中のうちの1つ、外国人住宅1号館が代表して?ひょうごの近代住宅100選に選定されています。ハミル館1918年(大正7年)竣工W.M.ヴォーリズ
■京都工芸繊維大学・松ヶ崎キャンパス(京都市左京区松ヶ崎橋上町)国立理系大学群「電名農繊」の一角。1902年創立の京都高等工芸学校、1914年設立の京都高等蚕糸学校が戦後に合併してできた学校だ。名前を見るとファッション・デザイン系のアートスクールと思ってしまいそうだが、正解は工業デザインコースのある工業大学だ。ちなみに、兄弟校ともいえる東京高等工芸学校は旧制・東京高等工業学校(東工大⇒東京科学大)の工業デザインコースがルーツで、現在は千葉大工学部。東京高等蚕糸学校
掲載大学キャンパス・リンク一覧(50音順)『■掲載大学一覧(所在県が「あ〜た行」)』掲載大学キャンパス・リンク一覧(50音順)特集特集有名建築家でめぐる大学キャンパス①特集有名建築家でめぐる大学キャンパス②特集有名建築家でめぐ…ameblo.jp長崎県国立長崎大学(片淵キャンパス)国立長崎大学(坂本キャンパス)国立長崎大学(文教キャンパス)公立長崎県立大学(佐世保キャンパス)公立長崎県立大学(シーボルトキャンパス)私立長崎純
お世話になった先輩のお宅にお邪魔しました🏠八ヶ岳ロッジがモデルの観光に来たかのような超素敵なおうち✨絶対渡部さんの建物探訪に出られるレベル!!ご主人がホワイト餃子を焼いてくださいました🥟かくいう私ホワイト餃子との出会いはこちらの旧宅でご主人の焼いてくださったものをいただいたことがきっかけでした🥟なんで美味しいんだーと感動したんす😁この日も美味しくいただきました😆😆😆もちろんホスピタリティも素晴らしく楽しいひとときでした✨#ホワイト餃子#立派なおうち#建物探訪
【建築さんぽ】名古屋工業大学【建物探訪】工都名古屋を代表する名門大学です。歴史の長さは名古屋大学以上。特に建築学科は、官立校の中では東大の次に作られた老舗で、権藤要吉に中村順平、松田軍平と、そうそうたる顔ぶれのOBを誇ります。入試日程の問題もあり、東京高等工業(東京科学大)や東京美術学校(東京芸大)を蹴って入学する人も少なくなかったとか。昔ながらの校舎...youtu.be■名古屋工業大学(愛知県名古屋市昭和区御器所町)工学部のみの単科大学。前身は名古屋高等工業(名古屋工専)で
掲載大学キャンパス・リンク一覧(50音順)特集有名建築家でめぐる大学キャンパス①有名建築家でめぐる大学キャンパス②有名建築家でめぐる大学キャンパス③有名建築家でめぐる大学キャンパス④有名建築家でめぐる大学キャンパス⑤気兼ねなく行ける大学キャンパス①気兼ねなく行ける大学キャンパス②気兼ねなく行ける大学キャンパス③木造洋館が自慢の大学キャンパス①木造洋館が自慢の大学キャンパス②愛知県国立名古屋大学(東山キャンパス)国立名古屋工業大学私立
阪急夙川駅の周辺にある近代建築です。戦前、阪神電車が線路を通し西宮周辺に広く新興住宅地を宅地開発しました。大阪の大富豪や芸術家、文化人が多く移り住んだり別荘として邸宅を建てたり、多くのブルジョアが住むことによって競馬場や遊園地、様々な娯楽施設やホテルも建てられました。そんな娯楽施設と高級住宅地が造られた西宮は「西宮七園」と呼ばれ阪神間に広がるモダニズム文化地域でも特に中心地として発展。夙川もそんな西宮七園の香櫨園、苦楽園、甲陽園を流れてます。日本ゼネラルモーターズ旧社
■京都大学・宇治キャンパス(京都府宇治市五ケ庄)京大は現在、吉田・宇治・桂の主要3キャンパス制を取っている。その中で吉田に次いで古いのが宇治。1947年に旧陸軍の火薬貯蔵庫の敷地を譲り受けて開設した。入居者は理系の研究所。学部・大学院に比べ、教育より研究により軸足を置いた大学付属組織が集まっている。建物的には、戦後に作られた実用性重視のものが中心なので、それほど面白みはない。とは言いつつ、それが今では昭和・高度成長期レトロ感を醸し出していて、それはそ
■盛岡大学(私立・岩手県滝沢市砂込)ロンシャン礼拝堂を見に行ったときも、こんな感動があった。というのは、褒めすぎかな。褒めすぎだな。盛岡駅からバスに揺られて40分。降りると、緑に囲まれたアーチ状のゲート。その向こうにちらりと、ペディメント(ギリシャ神殿の上に載ってる三角飾り)が乗っかった風の校舎が見える。ゲートをくぐる。さっきの建物は丘の上。緩い坂を登ると、大きくなっていく。右手を見ると、良く刈り込まれた芝生の向こうに図書館が見える。
■東京大学・本郷キャンパス中編(国立・東京都文京区)前中後編の3回に分けて、東大・本郷キャンパスを散歩しようと思う。前編では正門から入場して、本郷キャンパスの西側エリアを攻略した。次は赤門から入ってキャンパス東側へ向かう。本郷キャンパスは、加賀前田藩屋敷を転用したものだが、江戸時代からの門が赤門だ。現在は耐震問題などから、通行禁止となっている。というわけで、正門から文学部校舎を抜けて東エリアに。文学部校舎の立派なアーチに飾られたアーケードを抜けてさらに進む
■一橋大学・国立キャンパス(東京都国立市中)夏目漱石の代表作「坊っちゃん」の主人公の兄が通っていたことで知られる(のか?)。官立高等商業学校としてスタートし、旧制・東京商科大学に昇格。関東大震災で神保町の校舎がほぼ全壊したため、国立市に移転。戦後に一橋大学と改称した。経済・経営系の名門大学だ。同じく経済系が看板学部の慶応は、地方の豪商など企業オーナーの子弟が通い、卒業後は家業を継ぐのがパターン。一橋は財閥系など東京の大企業に、近代的経営を担う幹部候補生として就職するのが戦