ブログ記事769件
ジュウンはサトシとチェスを指している。腕に覚えのあるジュウンは、このフニャンと力の抜けた錬金術師に連敗していることが気に食わない。だからヴェーマへ来た時は必ずと言って良いほどサトシを訪ね、対戦を申し出ていた。『潤はホントに負けず嫌いだなぁ。連敗記録更新だね。』チェックメイト。サトシはくふくふ笑った。『もう1回だ。』潤は不器用な手つきで駒を並べた。チェスはいい。勝負に血が流れないのが本当に良いと思う。『でも結局王様は打ち倒される歩兵や騎士の
ヴェーマは国境都市である。ウダナとの狭境は広大な樹海であるため城壁はなく曖昧だ。しかし深すぎる森は隣国の侵攻を簡単には赦さない。それでも夜陰に紛れて招かれざる者たちの侵入,侵出は絶えなかった。騎士の称号を持つシ・ヨウは西の国境守備を託されていた。森へ分け入って北へ少し進むと、大きなナツツバキの樹が、焚火を挟んで対峙するサトシとシ・ヨウを護るように枝を広げていた。薄い淡黄色の5枚花弁の小さな花は満開で、辺りにはジャスミンのような香りが漂っている。シ・ヨウはヴ
(和)目覚めた時には病院のベッドの上だった。僕に突っ伏して眠っているのは・・・・・・智・・・その奥にバイオリン🎻が見えた・・・ドアをノックする音が聞こえて慌てて眠ったフリをした。翔「智さん。ご隠居と大奥さまです」智「お。・・・爺ちゃん婆ちゃんか」爺さん「また何をしでかして病院に?」婆さん「おやまぁ。綺麗な子ね」智「和也っていうんだ。俺の嫁」(和)!!!!!爺さん「なるほど。で、・・・この子の首は、どうしたのかな」智「バイオリン🎻の弦が切れたんだ」爺さん「可哀想に。痛
image辺境の町ヴェーマの名は、その大半を占める樹海の名前に由来する。『どう?釣れる?』川に糸を垂れるサトシの隣にマサキが腰を下ろした。『大地震からこっち、釣果は散々だよ。』サトシはもともと丸い頬を膨らませた。『地震…立て続けだったもんね。』『雅紀はヴェーマの領主さまだから、ホント大変だったよね。』『まぁね。でもさ、翔ちゃんも大ちゃんも色々手伝ってくれたからね助かった。その節はどうも。』マサキはちょっとおどけてお辞儀をしてみせ
全裸にされた僕はシャワーに連れ込まれてカラダ中をゴシゴシと洗われた。智「ちょっと我慢して」頭から熱いお湯をかけられてカラダはとっくに奥から熱くなって胸はドキドキドキドキしていたのに智「ゆっくりお湯に入ってて」ジャグジーにお湯を張ってくれて僕はお風呂に放置されて・・・・・・・・本当に放置されて・・・・・・・・・・・あのまま抱いて欲しかった・・・甘いキスとか力強い抱擁とかそういうの・・・期待してた・・・あ・・・僕、涙が・・・バイオリン🎻取りに行かなくちゃ。あと、お
(智)和「・・・わぁ・・・♡」翌朝。ニューヨークから飛行機で約4時間。俺はまずカリブ海に浮かぶアンギラ島に和也を連れてきた。高い声でキャッキャッと喜ぶ。裸足になって波と戯れて・・・連れてきてよかった。トロピカル・ジュース🍹を飲んでプライベートビーチ🏖でくつろいではしゃぐ君をただ見ていた・・・和「大野さんも、来て!」行き先も教えないのに、俺に付いてきた。大した奴だ。こんな地の果てまで来ないと俺には自由も安全もないのに無邪気に波と戯れる和也を見るのは鉛のようなファミ
(智)静かに部屋に入っていくと月明かりの中にバイオリン🎻の音色が溢れていた・・・なんて切なく弾くんだろう。その調べは、俺への愛の告白。俺が居なくて寂しいと泣いているかのよう愛しくてたまらない・・・そぅっと近付いてぎゅっと抱きしめた。抱きしめて初めて俺は安心した・・・和「!!!大野さん」お腹に手を回して、顎を肩に置いて智「二人で違う世界に行かないか」和「・・・違う世界・・・」うん・・・行こう、君と・・・智「明日、朝日が昇ったら。光に紛れて二人で逃げよう」和「・・・
(和)僕は大野さんの部屋に引き取られてひとりバイオリン🎻の手入れをしながら大野さんの帰りを待っていた。あの結ばれた翌日。僕の借りていたアパートに大野さんともうひとり、櫻井さんという人と一緒に荷物を取りに行ったんだ。櫻井さんは、船の中からバイオリン🎻を探して持って来てくださった方。櫻井「このスーツケースに入る分は持って行って大丈夫ですよ」だけど、そんなに荷物なんてなかった。楽譜は殆ど頭に入っていたけれどショパンとバッハだけは荷物に入れた。着替えなんて殆どなかった。備
(智)ヤバイことになっちまった・・・だけど、もう引き返せない。俺としたことが・・・・・・・・・・・バイオリン🎻を弾く姿はまるでギリシャ神話の中の美少年そのもの真っ白な肌にあどけない面持ちは無垢な印象を俺の中で勝手に育てた。白いシルクのブラウスに細い腰を留める黒いベルト、黒いパンツ。靴は女の履くようなローファーなのにすらりと伸びた足。俺はマスカレード(仮面)の下からある時は、サングラスをいいことに舐めるように全身を見て目で犯すのはもう何回目だろう・・・あのブラウ
コツコツと革靴の音が近付いてぐるぐる目が回りながらもその声の主は分かった・・・智「置いていけ」知らない人「・・・」智「千ドル💵で、どうだ」知らない人「・・・」千ドル💵?1ドル百円として十万円?なんの、お代・・・?僕はポイっと投げられたのに・・・優しく抱きとめられた・・・革靴の音アルマーニの香水綺麗な声目を開けるのが怖い・・・船員「下船ですか?」智「既に車を呼んでいる。お前のところの若いの、教育し直せ。俺のツレの具合が悪くなったぞ」ずっとコツコツと革靴の音が
(翔)バスは早朝の甲子園に着いた。今日は開会式と、試合がある。3試合あるうちの、2試合目がうちの高校。安全のために、早目の入場となった。6時40分開門の筈が6時30分にはゾロゾロとスタンドに楽器を並べてた。viola「体調の悪い人は申し出てください」いつの間にか合流した保健のかれん先生がひとりひとり顔色をチェックしてくれる。もえこ「楽器は鳴らしてもいいですか?」viola「確認するのでまだ鳴らさないで」ナツ「日差しがキツイので音が変わりそう」viola「楽器にタオルを被せ
(*.゚꒳゚*)(´・∀・`)ちょりんぴーです。4月始動でお潤プロデュースでSTARTOお披露目ライブがあるとかないとか?(~_~;)どんな選択にも不均等であれメリット、デメリットはあるよね。これまでは全体的に、事務所を超えた交友関係をあまり公にはしていなかったんだ。。。とここにきて感じている。(もちろん皆無ではないんだろうけど。)超党派での関わりが以前より可視化できる、とは思うもの。_(:3」∠)_ヌーン。。。そうなるとタレントさん達にとっては少し制限が減ったのかな
(*.゚꒳゚*)(´・∀・`)ちょりんぴーです。やーっとあの日の大宮について叫べる~~~ギャ―←先日行われた映画公開舞台挨拶でのにのちゃん。奇跡っていうのは存在するんだなとか縁だとか運だとか1日1日同じ日は無いし、大変な日もあればすごく嬉しい日もあったり毎日一生懸命生きるべきだなぁとこの映画を観たときに改めて思わされたし、本当に何が起こるか分からない中で自分たちは生きていくんだなと思いながら、(いうぞ言うぞ感最高潮!)今日この会場に来る途中にです
せっかく「ただいま」って打ったのになんだか邪魔されたような気分になって俺はとうとう電話📱をかけた。智📱「二宮、今何処?」和也📱「ビッグサイトのツリー🎄の下です」!!!智📱「すぐに行くから」俺はエレベーターのボタンを連打した。足踏みして乗り込んだら周りの人に白い目で見られた。はやる気持ちを抑えられない。あと少し、もう少しこの距離がどうにかならないかなこの歌、どこで聴いたかな?そうだ、国民的アイドルの歌だよ。仕事終わりの人でごった返すビルのホールをまっすぐ走って智「
(翔)その忙しかった日々を忘れることはない。まず親父(智父)さん、それから智さんの面会をしてお二人の拘束を解くための手続きを迅速に行った。智父「私はね、病室のままだから後回しで大丈夫だ」いや。そんな訳にはいきませんから。智「いつもすまないね・・・」智さんは千鳥ヶ淵の桜をカメラにおさめ病室の和姐さんに見せていた。残念ながら力及ばずで、ファミリーの中には無期等厳しい判決の出てしまった者も居た。その全ての弁護を引き受けた為弁護以外の仕事は潤に引き継いだ。大野庵へも警察の目
(雅紀)和くんの病室は特別室だった。マダムは昨日のお客さんのお母さんなのか。警察へは何の用事だろう。免許証の更新とか?病室の手前で俺は待たされてマダムだけが先に入って行った。そのドアの先に少し見えた和くんは驚くほど白く綺麗になっていた・・・何か・・・オーラのようなものを艶やかに纏って・・・🌼もえこさんの絵です💛(智母)病室では和さんが放心状態で和「お母さん・・智が行っちゃった・・・」まるで捨てられた子犬のように切ない声を上げて泣く。智母「大丈夫よ。うちには弁護士
(智)イベント会場は多くの人で溢れていた。和也のプレゼンの番になり俺は話し掛けてくる人に黙礼をしてカラダを和也のプレゼンに向けた。言葉を慎重に選びながらニューモデルの説明をしている。部長「若手の中でも二宮は将来が楽しみだ」智「新人の時からよく出来ました」部長「二人は、、、そうか。二宮の新人研修のコーチ役は大野だったな」智「・・・はい・・・」プレゼンが無事に終わり、労いの言葉を掛けてやろうとして俺は色んな人に捕まってしまった。和也は和也で、直属の上長・・・課長は櫻井翔く
(智)和「どうしてこんなこと・・・」・・・・・・自分への戒めとしてやったんだ。和「手当てをさせてくれる?」・・・・・・いや。これは自分に科した罰なんだ。和「・・・んもう!言うこと聞いて」肘のあたりできゅっと布を巻いてまるで母親みたいに俺を説教してそのうちにガラスを取り上げてしまって🌼もえこさんの絵です💛・・・そんな怖い顔、すんなや・・・和「怪我が治るまでエッチしないから」智「あ、待って・・・それだけは」和「ダメ!」・・・叱られて・・・俺は膝を抱えてシュンとしてい
バイオリン🎻というよりもチェロかコントラバスを弾くみたいに俺は背後から膝に抱いてその身を開き始めた。琴線を弾くように胸の粒を指で弾くと思った通り、高い声が響いた。潮騒が伴奏をして俺と和也で見る夢は寄せては返す波のよう悦びの声が高くあがる一方で快がる猫が洩らすような低い唸り声も響く。やがて肉と肉のぶつかる音がして二人が奏でる曲はクライマックスを迎えた。弦の切れたカラダを優しく抱えてベッドへ運び、俺も隣に横たわった。*ララァさんのお写真です*真夜中に東の空に出てきた月が
あれからすぐに救急に運ばれた和也は一命を取り留めた。ホッとしたのも束の間警察からの事情聴取が始まった。俺も擦り傷だけど背中を切られていてその写真を撮られてそれから美咲さんとの関係を聞かれた。俺は全て正直に答えた。縁談があったこと、和也との恋、若女将の座をかけての勝負のこと・・・その結果等。実行犯は美咲さんの弟で「姉は大野兄弟に弄ばれた末に捨てられた」とにかく俺と義弟への怨みから姉の代わりにやったとのことだった・・・襲撃された時の様子は二台のカメラに写っていた。見せて
(*.゚꒳゚*)(´・∀・`)ちょりんぴーです。大野くんに会いたいなぁ。と思いながらつらつら書いてみました。お時間のある時に読んでいただけると幸いです。‹(´ω`)/››‹‹(´)/›‹‹(´ω`)/‹‹(´)/›‹‹(´ω`)/›y鏡に映る自分を映し、また映していくと、少し頭の中、目の奥のあたりが暖かくなっていつのまにか、目の前に鏡の中に道が拓けていた。合わせ鏡の道を進んだ先には、透き通る薄荷のような空気の中佇む青のあなた。
僕のバイオリン🎻をまるで一緒に奏でるようにそのカラダを揺らして音を表現するんだ・・・革靴を履いているのに、羽が生えているの?トゥが軽くクルクル回って重力をまるで感じさせないジャンプもプリエもピルエットも・・・虜になったその瞬間から僕はバイオリン🎻を弾きながら大野さんのダンスに魅入っていた・・・・・・スターさんなのかな・・・僕が知らないだけでハリウッドやブロードウェイのアーティストなのかもしれない・・・そんなことを思いながら再びブラウスの上まできちんと留めて音楽フ
(和)何を抱えているのだろう。大人の男性がこんなにも泣くなんて・・・出会った時から完璧な人だった。僕のバイオリン🎻の音とリズムを包み込むように美しいダンスを魅せてくれた。僕の指揮者はいつしか大野さんになった。あの船上のパーティーで大野さんだけを見つめて弾いた・・・キラキラの人。ニューヨークの一等地に住んで僕をスラム街から連れ出してくれた。光の中を歩いていると思ってた。ねぇ・・・智・・・僕もね・・・僕にも影があるんだよ・・・貴方の心の闇を僕は受け止められるんじゃ
(和)・・・智の家族・・・?奥さまやお子さんのこと?嫌だ・・・聞きたくない・・・僕は咄嗟に智の手を振り解いてバイオリン🎻を掴むと狂ったように弾き始めた。その旋律は戦慄となって僕を揺さぶる。激しく弾いてヒステリックに弦が切れて僕の首から血🩸が滴った・・・*ララァさんのお写真です*(智)切ったのは頸動脈だろうか。夥しい血🩸が和也を染めて咄嗟に伸ばした俺の手から腕にかけても真っ赤に染まっていく・・・智📱「すぐに来て。和也が怪我をした。病院に連れていく」タオルを当て
夢のように幸せなマレーシアからの空の旅が終わって日本に帰国してすぐにノエルから着信があった。📱ノエル「到着口におりますが、専務の奥さまがいらしています」📱和「・・・そう・・・」鏡が割れる音がして・・・それが鏡ではなく自分の心だと気付いた。智に、「先に出ていて。ちょっとトイレ」と嘘をついて、俺は京成本線に飛び乗った。まーくん💚家に泊めてもらおう。佐久間「和さま、足速いですね」あ。しまった。佐久間を忘れていた・・・さすが護衛のプロだ。佐久間がノエルに連絡をして俺の動きは既
(和)この恋は・・・苦しくて・・・自分ではどうしようもない激しい感情がこの胸に渦巻いて・・・智「すぐに帰ってくるから」愛しい人の居なくなった部屋で僕は愛されたまま乱れたままひとり・・・自分のカラダを抱きしめた。愛を送られたカラダには消せない跡が無数に残る。そっと自分の花芯に触れてみた・・・さっきまで愛されていたから簡単にその先からは蜜が溢れてくる。逃げ出したい気持ちと逃げ出せない気持ちが僕の中で渦巻いて対立する・・・どうすればいいか分からなくて刹那の快楽に逃げ
(和)智っていつ眠っているのかな・・・ちょっと横になるだけのつもりが目覚めた時には真っ暗で・・・智はパソコン💻に向かってお仕事してた。もうNYは真夜中のはず。だけどベッドホンから洩れる声は・・・日本語だった。そうか。時差があるから、東京はお昼だ。株式か先物のマーケットみたい・・・東京とやり取りしているんだ・・・船上のパーティーでも、いつだって智は経済界の大物と一緒だった。まだ若いのに、凄い人なんだな・・・僕はそーっと
(智)細い腰を抱いたまま中から俺のを引き抜いた。・・・はじめて、ではない。抱いてみれば、わかる。反応といい入り口の柔らかさといいそして、腰。・・・男を知っていた・・・少なからずショックだ。俺だってはじめてじゃないクセに相手にはハジメテを求める・・・だって・・・この肌。思い描いていた通りの絹のような柔肌。俺はタオルで跡を綺麗にして再び肩から腰にかけてさらにふくらはぎから太ももを伝ってやがてカラダの中心へと手を滑らせた。今まで経験したどのセックスよりも快かった
『松潤~~♡』ライブの構想を練っていた潤が振りかえると、そこにはデレデレした智の顔があった。それに対して向こうのソファに座る和也は恨めし気にこちらを睨んでいる。『え?なに?』『おかげでかずと仲直りできたけど。。。』キョトンとする潤に智が耳打ちした。『この薬、ヤバすぎるからあんま使わない方がいいよ。』――というわけでお返しします。智ははにかみながら薬の小瓶を潤に手渡した。結局のところ、智と和也はお互いを映す鏡
こんばんは。東京は寒の戻り、花冷えです。だけどとても嬉しい😆皆さまが沢山読んでくださるからあー。こんなところにもニノ猫ちゃんが。見つけた時は思わずスクショ撮りました。ニノ猫ちゃんをお届けしていた頃からの読者さまにとっては。和子の部屋は・・・なんだろう。あら💡こんなところに新しいブログが出来たわ。ちょっとヒヤカシテヤロウカシラ。なんて。😆多分あの頃はフォロワーさま100名位で。しかもコメ欄もいいねも開けてないし。よくぞ見つけてくださいました。感謝申し上げます。🙇♀