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令和六年2024年2月10日から4月27日に鑑賞した映画・演劇令和六年(2024年)一・二月に鑑賞した映画・演劇2024年2月9日京都シネマにおいて衝撃を受けた。映画館映画鑑賞道を休止すべきではないかという問題を感じ自問した。52年間映画館に行き、学んできたが、映画館鑑賞の歩みを集大成にしたい一本と2月9日に出会った。その後の悩みの歩みは上記リンク先の4月8日発表記事に書いた。2月10日福田こうへい特別講演『鯉名の銀平雪の渡り鳥』演劇95分
松本清張原作野村芳太郎監督(1974)松竹のご本、いろいろから裏話を。2回に分けました。清張さんの小説が読売新聞に連載されたのが昭和35年から36年。橋本忍脚本・野村芳太郎監督での映画化が企画されたのはまだ新聞連載中で映画が公開されるまで中断を含めて14年の歳月がかかっている。『砂の器』以前に橋本×野村のコンビは『張込み』『ゼロの焦点』の映画化で清張さんから高評価を得ておりこの映画化は清張さん側からの
『キネマの天地』映画トーキー135分カラー昭和六十一年(1986年)八月二日封切製作国日本製作言語日本語製作会社・配給松竹製作総指揮奥山融製作野村芳太郎プロデュ―サー杉崎重美升本喜年島津清プロダクションコーディネーター内藤誠田中康義脚本井上ひさし山田太一朝間義隆撮影高羽哲夫音楽山本直純美術出川三男録音鈴
「男はつらいよ」シリーズ50周年を記念して22年ぶりに製作された第50作です。帝釈天の参道のくるまやはカフェに生まれ変わり、その裏手に住む満男は作家に転身し、妻に先立たれ一人娘と暮らしていた。そんな満男のサイン会にかつての恋人泉が駆けつけ…年明けこら毎週1本観てきたこのシリーズもついにラストです。オープニングが満男の夢で始まり、桑田佳祐による主題歌。満男の娘が桜田ひよりなのがちょっと意外です。桜がおばあちゃんと呼ばれることに時代を感じます。編集者役が池脇千鶴なのもこれまでの山田洋次っ
「拝啓父上様」倉本聰が神楽坂のホテルに泊まり込んで書き上げた作品また一平くんに会いたくなったよ何人かのブログで見かけた「NHKプロフェッショナル仕事の流儀倉本聰」セリフを変えられるのを嫌いな倉本聰がセリフを変えてしまうにのに何か言おうとしてもセリフとその演技で倍返ししてくるから何も言えないってのは有名なエピソードでそんな本当は演出に対して厳しい倉本聰がどんな風に演出するのかどんな風に脚本を作るのか今まで聞いた事のある、聞いた事のない聰ちゃんの厳しい
映画人の情熱と郷愁を詰め込んだ山田洋次監督作品。かつて、映画の名監督(小津安二郎がモデルと思われる)の助監督についていた男・ゴウ(現在:沢田研二/若き日:菅田将暉)が、年をとり、今やアルコールとギャンブルに狂う老人。若かったころに恋に落ちた食堂の女の子と結婚して、娘一人孫一人を儲けるが、その堕落ぶりに家族からは愛想をつかれかけている。かつての恋敵は今映画館“テアトル銀幕”の支配人。今でもゴウとは腐れ縁。かつて映画界に挫折したゴウだったが、孫がかつてゴウが書いたシ
キネマの神様『男はつらいよ』シリーズなどの名匠・山田洋次監督が、作家・原田マハの小説を映画化したものです。松竹映画100周年を記念して製作された、家族から白い目で見られるダメ親父の物語を紡ぐ。松竹映画100周年記念に相応しい秀作でした。脚本良し、監督良し、キャスト良し。このメンバーが集まれば、面白くないわけがありません。国内では東宝さんがリードしていますが、松竹さんだって全然負けてません!これからもたくさんの映画を世に送り出して欲しいと思います。男って何
男はつらいよ寅さんの人生語録山田洋次朝間義隆作寅さん倶楽部編PHP文庫
キネマの神様2021年作品/日本/125分監督山田洋次出演沢田研二、菅田将暉、永野芽郁2021年8月8日(日)、新宿ピカデリーのシアター1で、10時の回を鑑賞しました。映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウは、撮影所近くの食堂の娘・淑子や仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかし、初監督作「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞
『キネマの神様』2021年日本映画125分脚本・監督:山田洋次脚本:朝原雄三原作:原田マハ(文春文庫刊)製作:髙𣘺敏弘プロデューサー:房俊介、阿部雅人音楽:岩代太郎撮影:近森眞史(J.S.C)美術:西村貴志照明:土山正人(JSL)編集:石島一秀(J.S.E)録音:長村翔太衣裳:松田和夫、牧亜矢美装飾:湯澤幸夫音響効果:穂苅幸雄監督助手:佐々江智明VFX監修:山崎貴VFXプロデューサー:渋谷紀世子VFXディレクター:高橋正紀音楽プロデューサー:小野