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小野寺史宜『ディア・オールド・ニュータウン』です。私の好きさレベル5段階評価の『5』です。ひととまちを描いてきた著者の新境地。ニュータウンが舞台の感動小説。町も変わる。人も変わる。変わることは、始まることだ。「歳をとったニュータウン。オールド・ニュータウン。おれが育った町。離れて、戻った町。離れる前よりは根づけたような気がする」母が亡くなったことを機に会社をやめ、父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を
東京の町なかにひっそりと佇む「日比野豆腐店」。店主の清道を亡くした日比野家は、厳しいながらも手を取り合って店を切り盛りしていた。店を終わらせようとしている祖母の初。亡くなった夫の代わりに店を続けたい母の咲子。店を継ぎたいのかどうか、将来に悩む令哉。そして、「ある人」と一緒に三人を見守る飼い猫の福。「日々の豆腐」という意味も込められた豆腐屋で、ひたむきに生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説ロン君さんが紹介されていたのでポチッと予約。予約がいっぱいでなかなか回って来なかった〜😅h
------------------------------------------------------------【ひと】著者:小野寺史宜さん★★★★☆------------------------------------------------------------あらすじ(裏表紙)女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれた母が急死した。僕、柏木聖輔は、二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた
こんにちは、pokkaorunのかおるです昔本の虫だった私ですが、長男産後からしばらく遠ざかっていました三男出産の入院中、時間があり暇なので久々に読書タイムを設けました持参した本は西加奈子さんの【きいろいゾウ】。私のまだ読んでない小説コーナー(押し入れの奥)から手探りで、たまたま掴んだ本…ほっこりする日常と、それが壊れそうな展開。全てが元に戻ったようで確実に前へと進んでいる。ムコさんとツマさんの思考の違いをお互い指摘する訳でもなく、ふわっと包んで生活していく姿にもどかしさを感じつつ
子とイオンに向かっていたら、人生初後ろの車に煽り運転され、めちゃくちゃ怖かったですすぐ追い越されたので、大した時間ではなかったですがとても長く感じました(ちなみに追い越し禁止の道)さて最近読んで面白かったのは小野寺史宜さんの「ひと」故郷の肉親を失い、天涯孤独となった若者それでも東京で出会った心優しい人達との交流に心温まる最後も胸にぐっときて、とても良かった続編?の「まち」もテーマは同じであるがそれぞれの生まれた町、生活がありこちらも前向き、広がりを感じるラストでとても良かっ
こんにちは読書日記85冊目(2025年7冊目)「まち」小野寺史宜さん小野寺さんの作品を読むのはこれが2冊目前回「ひと」を読んで一度で好きになってしまった作家さんです読書日記記事を遡ってみたら「ひと」を読んでから1年半も経っていました!時が経つのが早過ぎてびっくり「ひと」と同じで主人公が恵まれない境遇だったり悲しい出来事が起こったりはするのだけど決して絶望は描かれなくて主人公が良い意味で淡々としていて動じないその思考や言葉がとてもテンポの良い文章で綴られているのが