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すっかり冬ですが、この秋読んだ本の備忘録です印象的な順に並べています。存在の耐えられない軽さミラン・クンデラずっと家に置いてあって気になってたけど、やっと着手。タイトルがとにかくかっこいい。映画も見たことなく、内容は全く知らないまま読み始めた。冷戦下のチェコを舞台に、1968年に起こったプラハの春を題材にした恋愛小説。主人公のトマーシュ、押しかけ女房のテレザ、奔放な愛人の画家サビナが主な登場人物。この時代のこの舞台の小説を読んだことないので、一行目こそ、ん?ちょっととっ
いつも心地良く読み進められる小川糸さんの本ですが、これは初めてドキドキしながら恐ろしく読んだ1冊。母と娘の物語。盲目の娘をなめるように育てたかと思いきや、家に置き去りにしたまま失踪してしまう母親。ゴミ屋敷と化した家の中で飢えと闘いながらも25歳まで家から一歩も出られずに生きたとわが救い出され、人として生き直し歩き出すまでの物語。トイレにも行けず祖父の友人から週一度届けられる食糧で命を繋いだその日々を綴った前半は本当に恐ろしい。こんな怖いお話を書けるってどういうこと?って思ってしまう
「あの本、読みました?山が舞台の名作~小川糸、湊かなえ、三浦しをん、松永K三蔵…(BSテレ東、2025/5/122:00OA)の番組情報ページ|テレ東・BSテレ東7ch(公式)」感想山を題材にした作品について芥川賞受賞作品の『バリ山行』の松永K三蔵などを招いて語り合う回(『あの本、読みました?|テレ東・BSテレ東7ch(公式)』より)番組レビュー今回は、「名著に山あり」をテーマに、前半は”山に登る人”で松永K三蔵さんをゲストに、後半は”山で暮らす人”で小
少し前に、久々にリアル本屋さんに行って、ちょっと長めの時間調整をした際に、懐かしい新潮文庫の100冊を発見!いつ頃からか忘れましたが、新しい作家さんを発見したくて、新潮文庫の100冊を毎年全部読んでる状態にしよう!って決めて、毎年変わるラインナップから新しい作家さんや、自分では選ばないであろうジャンルの本を読んでいました。電子書籍になり、通勤がなくなり、かなり読書から遠い生活になってしまった今からしたら嘘みたいです。新潮文庫の100冊で、帚木蓬生さん、重松清さんの作品に出会えました。
小川糸さんの『小鳥とリムジン』のレビューになります。こちらは「生」の三部作(『食堂かたつむり』『ライオンのおやつ』)の三つ目を飾る物語になります。今回のテーマは、愛することは生きること。ちなみに一作目の『食堂かたつむり』のテーマは、食べることは生きること、そして二作目の『ライオンのおやつ』のテーマは、死に向きあうことは生きること、でした。さっそくですが、簡単なあらすじをどうぞ!あらすじ|人生に絶望した女性の再スタート主人公は母親から性的虐待を受け、児童養護施設で育
こんばんは。今日は朝から娘を学校に送っていきました。修学旅行でしばらく静かな我が家です🏠さて、先日こちらを読みました。小鳥とリムジン小川糸さんの作品です。糸さんの作品は初めてなのかな。題名にも意味があります。雰囲気としては、吉本ばななと似てるかも。淡々と、進んでいきます。だから、好きです。小鳥とリムジン(一般書471)[小川糸]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}今年一年の目標20冊まで、あと一冊!