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尊王の反対語は佐幕ではなく、攘夷の反対語は開国ではありません。勤皇ー佐幕鎖国ー開国が、敢えていえば正しい反対語概念です。尊王(君主を尊ぶという思想)と勤皇(天皇に政治の実権を取り替えすために幕府を倒そうとする行動)は全然別物であり、攘夷(外国に負けるなという思想)と鎖国(外国と付き合わないという政策)は全然別物です。「攘夷」の反対語は「開国」ではなく「屈服」「隷属」です。「尊王攘夷」というのは、いつのまにか、これを唱えることで「外国と仲良く付き合う」という第三の選択肢を意図的に隠すこと
第三回:江戸時代編江戸時代は、庶民の文化が花開き、暮らしの中から「日本らしさ」が芽生えた時代。次回は、江戸を通して「国家と民の融合」を考えます。🌸第三回:江戸時代―静かなる繁栄と終焉戦乱の世を経て訪れた、長い安定の時代――江戸。徳川家康が幕府を開いてから、およそ260年。日本は、世界でも稀な「平和の持続」を実現しました。武士は剣を置き、町人は商いを磨き、農民は土地を耕し、この時代に“日本の文化の基礎”が完成していきます。🌾【江戸の豊かさ】江戸時代は、身分制度