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「アンタにはあげまんの相がある。俺は死ぬ前にもう一勝負したい。俺のところに来ないか?アンタの運がほしいんだ。どうやら支店長も同じらしい。もし、この娘を譲ってくれたら銀行に3億あずけてもいい」老いた投資家は銀行員ナヨコが気に入り銀行支店長に持ちかけた。ナヨコが不安げに支店長を見つめると彼はキッパリ告げる。「貴方に勝ち目はありません。なぜなら貴方は彼女の運がほしい。私は彼女自身がほしい」その瞬間、幸運の女神は微笑んだ。あげまん伊丹十三監督1990年宮本信子
令和4年9月19日〔月・敬老の日〕【第2037号〔本年第323号〕】『面倒だから、しよう』(幻冬舎、2013/12):からごくごく一部を拾った。。。〇同じことは二度とない。だから、今という時を大切にする。〇この世に「雑用」という名の用はない。用を雑にした時に生まれる。〇「生きている」と「生きていく」は同じではない。〇自分の感情を認めること。認めた上で、大ごとにしない。〇決断には、私利私欲を離れ、他人の意見に耳を傾ける謙虚さが必要。〇「醒め
「マルサの女2」(1988)マルサの活躍を描いた続編を観ました。監督・脚本は伊丹十三。予告編はコチラ。時はバブル期。高層ビル建設を巡って、政財界が結託して暴利を貪ろうとしていた時代。利権に群がっているのは、政治家、銀行、商社、建設業者、ヤクザなどなど。その中に新興宗教団体の鬼沢(三國連太郎)もいました。大物政治家の漆原(中村竹弥)の子飼いの代議士猿渡(小松方正)を通じて、地上げの実務を依頼された「天の道教団」管長・鬼沢。宗教ビジネス以外にもソープランド等のビジネスを手広く展
キネマの神様『男はつらいよ』シリーズなどの名匠・山田洋次監督が、作家・原田マハの小説を映画化したものです。松竹映画100周年を記念して製作された、家族から白い目で見られるダメ親父の物語を紡ぐ。松竹映画100周年記念に相応しい秀作でした。脚本良し、監督良し、キャスト良し。このメンバーが集まれば、面白くないわけがありません。国内では東宝さんがリードしていますが、松竹さんだって全然負けてません!これからもたくさんの映画を世に送り出して欲しいと思います。男って何
怪しい。脱税臭がぷんぷん匂う。おかっぱ頭に眼鏡、そばかすほっぺの亮子ちゃん。警察犬のように鼻が利く女査察官は、激しい雨の中、気の遠くなる大量のゴミの山に突入!なりふり構わず黒い袋を破っていく。「あった!あった!」お宝を発掘して大笑い。マルサの女伊丹十三監督1987年宮本信子山崎努津川雅彦大滝秀治小林桂樹久しぶりに伊丹十三監督の映画が見たくてレンタルビデオ店へ。再鑑賞です(*^^*)なんという豪華なキャスト陣!あぁ可笑しい。ほろっと感動もあっ
ホラー映画①『スウィートホーム』■どんな映画??今回は日本ホラー映画の金字塔・最高峰との呼び声が高い作品です。監督と脚本が黒沢清、製作総指揮が伊丹十三という異色の映画だったのですが、黒沢側が伊丹プロダクションを提訴するという訴訟問題になり、DVD化もされず絶版となってしまったのです。🔻初見は小学校低学年だったと思います。小さな子供が観る映画では無いです!。当時は怖くてトラウマになりました。■小学校ホラー映画鑑賞会①皆様は覚えておられるでしょうか?私の小学校のときの男女11人のグ
「マルサの女」(1987)伊丹映画の代表作を某動画サイトで久しぶりに観ました。監督・脚本は伊丹十三。予告編はコチラ。板倉亮子(宮本信子)は港町税務署の調査官。オカッパ頭にソバカスだらけの顔が特徴。地元の喫茶店やパチンコ店、スーパーの所得隠し・売上計上漏れなどを細かく調査して、税金を正しく申告していない住民たちを見つけて、日々コツコツと成果を積み上げている一児のシングルマザー。ある日、ラブホテル経営者権藤(山崎努)に大型脱税の疑いを感じるも、政治家やヤクザ、銀行、愛人までも巧
皆さんこんにちは!4月になり、またまたコロナが再燃してきた感じですね。。皆様いかがお過ごしでしょうか?仕掛人は、このたび大阪から東京に本拠を移し、さらに仕事をしながら大学院で「コンテンツ・ツーリズム」を学ぶという、新しい二重生活をスタートさせました!果たして、このチャレンジ生活がいつまで続けられるのか、乞うご期待!、ということで。。そのムリヤリ生活については、追ってリポートさせていただきます。さて今回は、仕掛人の関西生活の最後に、映画『阪急電車』のロケ地をご紹介いたします!映画『阪急
『あまちゃん』特別編第157回「おら、紅白出るど」作:宮藤官九郎音楽:大友良英演奏:あまちゃんスペシャルビッグバンド振付:木下菜津子アニメーション:鉄拳出演:能年玲奈(天野アキ)橋本愛(足立ユイ)小泉今日子(天野春子)薬師丸ひろ子(鈴鹿ひろ美)尾美としのり(黒川正宗)杉本哲太(大向大吉)小池徹平(足立ヒロシ)荒川良々(吉田正義)渡辺えり(今野弥生)片桐はいり(安部小百合)美保純(熊谷美寿々)木野花(長内かつ枝)でんでん(長内六郎)塩見三省(小田勉)吹越
【85点】1984年。監督:伊丹十三(脚本も。)面白いッ!日本アカデミー賞最優秀作品賞、キネマ旬報ベストテン1位、この年の映画賞を総ナメにした、伊丹十三・監督デビュー作品。再見しましたが、全く色あせていません。むしろ、斬新です。「お葬式」今も昔も変わらぬ、不動の日本の文化です。それより、再見して驚いたのは「愛人役・高瀬春奈」の、圧倒的な破壊力。これは、ヤバい、凄い、恐ろしい…モンスターですね。素晴らしい!ある日、俳優の井上侘助(山崎努)と妻で女優の雨宮千鶴子(宮本信
「シロウトが愉しめる味、嬉し恥ずかし食と性を美味しく描いた映画!」…と1年前の私の記録に書いてありました。昨年のG.W.に私は本作品を鑑賞していたのです。シロウトが…と書いてるのには私の憤りがちょっぴり含まれてまして、こんなに面白い映画なのに「タンポポ」の公開当初、日本で上げた興行成績は、伊丹十三監督が大ヒットさせた前回作品「お葬式」の半分程度だったそうなんですね。なんでかなぁ~、評論されるクロウト(玄人)方の中に「タンポポ」のあまりにも自由過ぎる表現が不愉快だった方がいらし
全8話観終えました。ネタバレ注意⚠️一応言っておきます。これから観る方はUターンしてね⚠️激しい殺陣の連続見応えたっぷり殺陣大好きな私はすごーく興奮したよ❣️ほんと面白かった忍び🥷は基本生活のためお金を稼ぐために、仕事を請負う。(スパイ?と言うより、影の暗殺者)現代にその末裔がいたらこんな風になってるのかな?って感じのドラマでした少しだけ、切ないというか物悲しい忍びの末裔ですが・・・このドラマ、刀の激しい戦いで残酷なシーンが多いように思うけど映画の時代劇ほ
ネタバレしてるのでまだ観ていない人は注意してください夏休みが明けて、数ヶ月ぶりに映画を観に行きました。「ハウ」まだまだ絶賛上映中だと思ってたら公開3週目で近くの映画館は終了するとのことで慌てて観に行きました。ケイタナカが出てる&番宣で観たハウ役ベックくんのフワフワにメロメロになったことがきっかけです。市役所に勤める赤西民夫は、ある日突然婚約者にフラれてしまいます。残されたのは大きな家と40年ローン。人生どん底な民夫は上司の勧めで、真っ白な大型の保護犬を飼うことに。犬はワンと鳴けず
『キネマの神様』2021年日本映画125分脚本・監督:山田洋次脚本:朝原雄三原作:原田マハ(文春文庫刊)製作:髙𣘺敏弘プロデューサー:房俊介、阿部雅人音楽:岩代太郎撮影:近森眞史(J.S.C)美術:西村貴志照明:土山正人(JSL)編集:石島一秀(J.S.E)録音:長村翔太衣裳:松田和夫、牧亜矢美装飾:湯澤幸夫音響効果:穂苅幸雄監督助手:佐々江智明VFX監修:山崎貴VFXプロデューサー:渋谷紀世子VFXディレクター:高橋正紀音楽プロデューサー:小野
映画には、永遠に語り継がれる名セリフ満載の名作も数多くありますが、このコーナーでは目立たないですが「ちょっといい映画のセリフ」を取り上げています~「映画のちょっといいセリフ」~今日は2011年東日本大震災直後に公開の有川浩氏の短編小説を映画化した「阪急電車~片道15分の奇跡~」から▲宮本信子と芦田愛菜(中央に戸田恵梨香)「もう泣くのはやめなさい」「泣くのはいいわ。でも、自分の意思で涙を止められる女になりなさい!」こう話すのは時江を演じている宮本信子で、泣いている孫娘は