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毎日本当に必死だった。息子は慣れない学童に通い、それだけでも大変なのに。終わったら駅に向かって歩いて電車に乗り、私の職場の最寄り駅で待つ日々。歩いている間も夫や義父が出没するのではないかと警戒していたので、気を抜ける時間は多くなかったように思う。似た人を見つけると息子は真っ青になった。そして、一目散に逃げた。例えそれが別人だとしても、悠長に確認している余裕なんて無いから、頻繁に走って駅に向かっていたそうだ。人違いだったから良かったけど。万が一本当に夫だった
せっかく学童に通い始めた息子だったが、結局は夫の気まぐれによって止めさせられてしまった。そのほんの少しの間通っていた時の出来事で、ふとした瞬間に思い出してしまうことがある。あれは秋頃のことで、少しずつ肌寒いと感じる日が増えていた。小さい頃の息子はあまり器用な方ではなく、要領も良くなくて夫の指示通りにできないことがほとんどだった。だから、毎日毎日叱られていた。嫌になるほど叱られて、辛いばかりで何の楽しみもない毎日だったが、息子なりにハロウィンやクリスマスなどのイベントを心待ち
その日の夕食は最悪の雰囲気で、私たちが食べている前で寝転がってずっとこちらを睨んでいた。私も息子も、ご飯がどこに入ったか分からないような感じで食事を済ませ、早々に布団を敷いた。食べている間中、自分は食欲がないと言いながら、「お前ら、よく食えるね。ほんと、信じらんないわ」とかブツブツ言っていたが、私たちは反応しないようにした。翌日、いつも通り学校に息子を迎えに行き、手をつなぎながら帰ってきた。「今日はどうだった?」「給食はおいしかった?」「お友達と喧嘩しなかった?」他愛も
夫や義父が、これからも息子を待ち伏せするのではないかということは、ずっと不安に思っていた。自分たちでできる対策は講じているはずだが、完璧ではない。それに、夫は非常に頭の回る人なので、想像もできないような方法で接近してくる可能性もある。一番恐れていたのは連れ去りだ。でも、これは家庭内の問題であって、周りの人に迷惑をかけてはいけないと思っていた。それなのに、担任の先生は『駅まで送って行きましょうか』と言ってくれた。学校に毎日通えなかったり、時々到着が遅れてしまった
保育園は夕方まで預かってくれるが、小学校は帰りが早い。午後から半日、子供の相手をするのは結構大変だと思う。なので、夫「フルタイムで働いて、学童に預けた方が案外楽なんじゃないの?」と、昔提案したが、子供が可哀想だと嫁に却下された。そんな嫁が一言。嫁「小学校は帰りが早いからストレスたまるわ。」うん、そう思う。だから、言ったじゃん。と心の中で叫んだ。