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体外受精には保険適応の回数制限があります。年齢によってその回数は異なり、40歳未満では最大6回の胚移植が可能ですが、40歳以上になると3回に減少します。この制度には明確な国の意図があります。年齢が上がる前に治療を開始していただくことで、より高い妊娠率を目指すという考え方です。実際、妊娠率は年齢とともに低下していくため、早期に治療を開始することは非常に重要です。ただ一方で、臨床の現場にいると別の側面も見えてきます。40歳を超えると1回あたりの妊娠率は低下するため、本来は回数を増やして複
赤ちゃんを望むカップルの中で、人工授精(IUI)を検討される方も多いと思います。特に排卵を促す薬として「レトロゾール」を使用するケースが増えていますが、「いつ、どのタイミングでhCG注射(排卵誘発)を打つのが一番良いの?」というのは、実はとても大事なポイントです✨。🔬研究からわかったことカナダの大規模研究(724周期の解析)によると卵胞の大きさと妊娠率の関係18mm以下:妊娠率約8%19~23mm:妊娠率約13~18%(最も高い!)24mm以上:妊娠率約11%に低下
亜鉛濃度と妊娠率(TimeToPregnancy)妊娠前の血清亜鉛濃度は妊孕能に良好な影響を及ぼすことが示唆されています。Nutrients2019;11:16091060名の妊婦の妊娠初期の血清セレンや銅、亜鉛濃度と妊孕能との関連を後ろ向きに検討しました。血清亜鉛濃度が低レベルの女性は中レベルの女性に比べて妊娠まで長くかかりました。血清セレン濃度が低レベルの女性は高レベルの女性に比べて妊娠まで長くかかりました。亜鉛と不育症FASEBJ2009;23:224
新しい年がはじまり1か月が過ぎようとしています。クリニックは気持ちも新たに診療を開始しております。恒例ですが、今年も2025年の体外受精治療成績について発表させていただきます。□採卵・胚移植件数について採卵件数は増加、移植件数は微減という結果になりました※。(図1)2022年4月より体外受精保険適応開始となり、2025年4月で3年目となるため全国的に体外受精全体の件数が落ち着いてくる時期かと考えていますが、今後日本産科婦人科学会からの全国データを確認していきたいと思