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人間は、数字で出されるとついつい信憑性を感じてしまうものですが、どんな統計や数字であっても、それが理論値なのか実測値なのか、あるいはどういう前提で出た数字であるのかによって全く解釈が変わってきてしまうものです。筆者は、もちろん物事を数字で説明することの重要性については十二分に理解しているつもりだけど、やたら数字ばかりで理論武装してくる人には、本人は人を騙すつもりもないんだろうけど、どうにも胡散臭さを感じます(リプロダクションクリニックの公式見解ではなく、筆者氏個人の感想です)。例えば
凍結胚移植が一度うまくいかなかったとき、「自然周期だったので、次はホルモン補充周期に変えた方がよいでしょうか」「ホルモン補充周期で妊娠しなかったので、次は自然周期にした方がよいでしょうか」という質問をよくいただきます。これは患者さんにとって非常に気になる問題だと思います。同じ方法をもう一度繰り返すより、何かを変えた方が妊娠しやすくなるのではないか、と考えるのは自然なことです。これまでの研究では、自然周期とホルモン補充周期のどちらを選択しても、妊娠率や生児獲得率そのものには大きな差がないという
赤ちゃんを望むカップルの中で、人工授精(IUI)を検討される方も多いと思います。特に排卵を促す薬として「レトロゾール」を使用するケースが増えていますが、「いつ、どのタイミングでhCG注射(排卵誘発)を打つのが一番良いの?」というのは、実はとても大事なポイントです✨。🔬研究からわかったことカナダの大規模研究(724周期の解析)によると卵胞の大きさと妊娠率の関係18mm以下:妊娠率約8%19~23mm:妊娠率約13~18%(最も高い!)24mm以上:妊娠率約11%に低下
新しい年がはじまり1か月が過ぎようとしています。クリニックは気持ちも新たに診療を開始しております。恒例ですが、今年も2025年の体外受精治療成績について発表させていただきます。□採卵・胚移植件数について採卵件数は増加、移植件数は微減という結果になりました※。(図1)2022年4月より体外受精保険適応開始となり、2025年4月で3年目となるため全国的に体外受精全体の件数が落ち着いてくる時期かと考えていますが、今後日本産科婦人科学会からの全国データを確認していきたいと思
先日、受精着床学会に参加し、CooperSurgical社の「RIWitness」という電子照合システムを見学してきました。RIWitnessは、RFID(無線ICタグ)を利用して卵子・精子・胚を電子的に管理するシステムです。万が一、異なる患者さんの検体が同じ作業エリアに入った場合には警告を発し、取り違え事故の防止をサポートします。また、誰が、いつ、どのような操作を行ったかが自動で記録されるため、安全性だけでなく品質管理やトレーサビリティの向上にも役立つシステムです。海外で