ラファウによって会の人々に紹介されるアルベルト。アルベルトを賞賛し、ラファウは語ります。学術の未来においては好奇心こそが何より重要な才能。しかし危惧することがある。今後真理は発見されるものではなく作られることが前提になるかもしれない。過去の書物、異国にはそれぞれ違う歴史や文化、信仰がある。今はまだ情報が少ないが、この先自分たち以外とつながれば真理さえ相対的と見なされる。そうなると人の心から絶対不変の真理という理念に対する畏怖や崇拝が薄れていく。全ての研究活動は専門化して「知」の総体に触れたいとい