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昨夜、宵の口は曇っていたので今日も駄目かと思っていたのですが、夜中ころから雲の切れ目が出てきたので、以前からやってみたいと思っていた、ASIAIRPROでも使えるASIAIRアプリの、南の空で極軸合わせできる機能All-SkyPolarAlignを使って極軸合わせをしてみました。ベランダに固定の三脚に載せたマウントを使用今までは、ベランダの2m位の高さのところにAZ-GTiを設置して屋根越しに北極星が見えるようにしていたので、普通の極軸合わせができていました
ASIAIRPROは天体望遠鏡を制御するものですが、Wi-Fiが弱いという欠点があります。それ以後に販売されたASIAIRPLUSなどはその点が改善されてアンテナが付いています。Wi-Fiが弱いということは、接続がよく切れたりデータの転送速度が遅くなったり、場合によってはオートガイドにまで影響があります。特に私の場合は、ベランダに天体望遠鏡を設置して室内で操作しているのでWi-Fiが届きにくいです。またWi-Fiの電波が強い機種であっても、Wi-Fiの電波はいたるところで使わ
この最近は天気が良くないので、例によって機材関係のことをしています。ベランダでは口径20cmの反射鏡筒が使えないので、少し前に口径15cmの反射鏡筒を買いました。これを載せる架台の、EQ5GOTOはパソコンにアプリを入れて使うつもりでしたが、やはり使い慣れたASIAIRPROを使った方がやり易いので、ASIAIRPROをAZ-GTiと共用していました。しかし、今度は使用する毎にASIAIRPROを付け替えるのが煩わしくなってきたので、再度PCにアプリを入れて使うことにしました。
少し前に、アクロマートの屈折望遠鏡が欲しいという記事を書きましたが、遂に機種を決定し注文しました。注文したのはSky-WatcherAZ-GTe102SS(三脚など付属品付き)というもので、経緯台のAZ-GTeアクロマートの屈折鏡筒102SSがセットになっているものですが、特価で買うことができました。なぜ特価なのかと言うと、この機種は【生産終了】品でかつ箱に潰れがあるということで安く出ていました。(一応新品で、このセットものが生産終了になったということ
前回は、パソコンで天体望遠鏡を制御して天体写真が撮れるように、アプリのインストールと設定をしました。その結果、天体望遠鏡を制御して天体写真を撮るために現在インストールしているアプリは◇SynscanPro(マウントの制御用)◇SharpCap(主に天体写真撮影用)◇AllSkyPlateSolver(プレートソルブ用)◇PHD2(オートガイド用)◇Stellarium(プラネタリウムアプリ)になります。(そのほかにもAS
まだまだ月が明るいし、昨夜は曇っていたので、今日はスマホを使って太陽黒点を撮ってみました。(天体望遠鏡などで太陽を目視したり、写真を撮るときには太陽用フィルターが必要です。太陽用フィルターなしでは絶対に目視しないでください。失明の恐れがあります。)今は太陽の活動が盛んなようで、プロミネンスなども大きいものが出ているようです。プロミネンスも撮りたいですが、高価な太陽望遠鏡が必要なので黒点で我慢しています。使った機材はスマホ:OPPOA52020鏡筒:メーカー名不
今回は、ピント合わせ、極軸合わせ、天体の導入、ライブスタック等について書きます。普通は、ピント合わせに続いて極軸合わせをすると思いますから、赤経軸は鏡筒が一番上にくるように、赤緯軸は北を向くように設置してから始めると良いと思います。ピント合わせピント合わせは結構大事なことですので、時間がかかってもしっかりやっておいた方がいいと思います。ピントが甘いと写真自体きれいに仕上がりません。その日に撮ったものがすべて駄目になってしまいます。また、ピントのずれがひどい場合は、プレートソルブも失敗
カメキチです。大変唐突ですが、まず土星の写真をご覧下さい。輪の傾きから、天文ファンなら一目で「最近撮ったものではない」ことがわかる土星の写真をアップさせていただいたのには、ちょっとわけがあります。このままでは申し訳ないのでブログをご覧の皆様にも簡単に事情をご説明しますと、実は昨秋に、大病を患ったごく近しい人のお見舞いにうかがいました。カメキチがかつて天文少年だったこともよくご存じでしたので、スマホに保存してあった画像を見せながら昔話に花が咲きました。つい最近もお訪ねして再び楽しい時
初めまして。今月から星と野鳥写真についてのブログを始めたカメキチと申します。自己紹介にもありますように、50年前の高校生の時代までは、カメラ好きの天文少年でした。天体写真のオールドファンでしたら、「アストロ光学」の屈折赤道儀や高感度白黒フィルム「トライX」、現像液の「パンドール」や印画紙の「月光5号」などを覚えていらっしゃるのではないでしょうか。下は、そのころに撮った写真です。正確な記録は手元にはないのですが、PentaxSPに200ミリF4の望遠レンズを付けて1972年頃に手動でガイド撮
私は天体写真を一眼レフカメラ(DSLR)のレンズを使って撮っています。ガイドスコープを使っている方が結構多いようですが、かなり高価なので所有しているカメラのレンズを使っています。ただカメラレンズはCMOSカメラを取り付けたり架台に取り付けるのが面倒だったりするので、参考になればと思い私がやっている方法を書いておきます。(あくまで私はこのようにしていますということですので、参考にされる場合はご自身の責任でお願いします)1Pentax用のレンズ(Kマウント)2Canon
ASIAIRアプリがVer.2.0になり、iPadに入れています。新しい機能が加わりさらに便利になっており、デザインも少し変更になっています。昨夜は曇り空で、所々に雲の薄いところがある空模様でしたが、新しい機能のうち、Mosaic(モザイク)機能を試験的に使ってみました。このモザイク機能は大きな天体を分割して撮影し、あとで結合させるというもののようです。この機能の説明は、Webで検索してみましたが見つけることができず、試行錯誤しながらやってみたので、少しやり方のまずい
カメキチです。機材紹介の三回目です。機材紹介ばっかりで、肝心の星や野鳥の写真がちっともアップできていませんが、おいおい整理がついたら少しずつご紹介させていただきますので、今少しお待ちください。*カメキチ式AZ-GTiさて、今回ご紹介するのは、カメキチが天体写真や観望に最もよく使っている自動導入・自動追尾マウントAZ-GTiです。このSky-Watcher製のAZ-GTiを使い始めるまでは、普通のモータードライブ付きの赤道儀やポータブル赤道儀(ポタセキ)を使って天体写真を撮ってい
こんにちは、カメキチです。今回はカメキチが数年前から試行錯誤している、動画風の天体写真についてご紹介します。きっかけは、2023年に出現したZTF彗星(C/2022E3)でした。何はともあれ、まず作例をご覧ください。使用した機材はPentaxK-70とSV503(80mmF.7ED屈折鏡筒)です。2023年2月21日の夜9時過ぎに、AZ-GTiの赤道儀モードで追尾しながら、10秒露出で連写した計330コマの写真を、WindowsMovieMakerにて動画に変換
カメキチです。今回は、失敗談です。天文ファンの間ではいま、ポン・ブルックス彗星(12P)が話題になっています。カメキチも3月末から4月にかけての一番条件のいい時期に撮影しようと思っていたのですが、あいにく西空低空に彗星が見える夕刻の時間帯はずっと天気が悪く、おまけに黄砂が押し寄せてきて透明度は最悪の状態が続いてきました。4月に入ってバーストを起こし、更に明るく尾も伸びてきたらしいという噂を聞いていらいらしているうちに、もう4月も10日になってしまったのですが、この日の夕刻も相変わらず霞が
今朝、アップロードしたブログ記事に掲載のペリカン星雲(部分)は、ほとんど撮って出しの状態だったので、青い色ずれを消して画像編集してみました。本当は、102SSの接眼部を調整したので再撮影してみたいところですが、生憎の天候なので画像編集をやってみました。青い色ずれを消す方法は色々ありますが、今回は汎用画像編集アプリのGIMP[色]=>[カラーマッピング]=>[色交換]を使ってみました。また両画像とも向きを変えトリミングしました。今回の編集では星の数がち
酷暑が尋常ではない今年の気候ですが、皆様お元気でしょうか?台風の影響が心配な状況です。被害に遭われている方々には、お見舞い申し上げます。暑くて外には出られないので、ヘラクレス座銀河団の中心部(NGC6045周辺)を5月に撮影したのを、ようやく現像しました。系外銀河が集まる銀河の集団です。この写真にも数多くの小さな銀河が写っているのがわかります。衝突しているのもいくつかありますね。ヘラクレス銀河団までの距離は非常に遠く、約5億光年も離れていると考えられています。ヘラクレス座銀河団の中で最も
3年前に、おとめ座銀河団を短焦点望遠鏡で撮った時、マルカリアン鎖を主体にしたら、隅よりになって不鮮明にしか描写できなかった系外銀河M60。これを主題にした撮影を、長焦点鏡筒で行ってみました。焦点距離1850mmでAPS-Cセンサーカメラで撮ったものを、少しだけトリミングしました。左の大きな楕円銀河がM60で、すぐ右上にNGC4647が重なっています。画面右端よりの銀河はM59で、こちらも模様がない楕円銀河です。他にもたくさんの銀河が写っているので、トリミング前の画像に、マークを付けて
お月様も太ってきましたので、昨夜はガイド鏡見直しを行いました。現在のSVbonyのガイドスコープSV165(焦点距離120mmF4)は安価・軽量でデザインも気に入っているのですが、長焦点で撮る機会も増え、ガイド鏡ももう少し長焦点の方がガイド精度がよくなるかなとの目論見です。ネットを見ると、ガイド鏡の焦点距離については、細かい計算式を根拠に主鏡の1/5説(大昔は2/3)...はたまた1/10でいいとも書いてありますが、総括するとMT-160の1000mmの主鏡ならガイド鏡200mmくらいあれ
何度か、星が沢山写る所に住まわれて良いですねとコメントを頂いたことがあります。光害マップってあるんですね。私の自宅はBortleclass7です。福岡天神駅はBortleclass8-9、東京はBortleclass8-9、値が大きいほうが光害が大きいようです。最近、北極星が見えなくなりました。でも、実際、撮ってみると、まだ大丈夫です。クオリティは低いですが、まだ、遊べます。ツースターアライメント(基準星の導入)は、アンタレス、ドシュッバ。ポーラーアライメント(
ZWOのAM5はハーモニック減速機を使用し、軽量でしかも精度もいい、速度も速いし力持ち、もちろんASIAIRもシームレス対応とスペック上はいいことづくしの赤道儀ですが、使用してみて色々問題が発生しました。お持ちの方もしくは購入しようとされている方の参考になれば幸いです。(下の写真は改善前)1.搭載重量についてMT-160を搭載し過積載でギアがストール(脱調)、断末魔の叫びをあげたことは以前記載しました。(ストールしても1~2回だと全く問題はない)AM5の公称スペックは単に・搭載重量13
今回のGW晴れたので🔭撮影に出かけました。🤗捕獲したのは、「いて座」の超新星残骸。場所は画像2前回エントリーの「牧場と天の川」にもばっちり写っています。画像3「いて座」の超新星残骸は「スタークラウド」と呼ばれる天の川で最も星が集中している部分に有ります。このエリアは子鹿の横顔のように見えるので「バンビの横顔」とよばれており星撮りしている方なら必ず一度は撮影経験があるくらい有名です。(超新星残骸はバンビの鼻先あたりです。)こ
昔の話ですが、当時のSIGMAのCANON用レンズがROM対策によって、CANONの一眼レフカメラで使えないものがあるという話を聞いたことがありました。また2年くらい前に、リサイクルショップでSIGMAのCANON用ズームレンズ(EFマウント)70-300mm4-5.6DLMACROが500円で売っていたので、おそらくそんなレンズだろうと思いましたが、変換アダプターでCANON以外のカメラに取り付けてもよいかと考えて購入しました。このレンズ、CANO
撮影データ:キャノンEF300mmF2.8LISUSM(F2.8)+ビクセンAXP赤道儀PHD2オートガイド(50mm/f4鏡筒+SXSuperstarオートガイダー)ASI1600MM-Cool-10℃gain300ZWOH-Alpha、S-II、O-IIIfilterAPT(AstroPhotographyTool)3.5Hα画像600秒×6コマ、SII画像600秒×15コマ、OIII画像600秒×8コマ(総露出時間290分
先日気が付いたのですが、口径15cmの反射望遠鏡でプレアデス星団の写真を撮ると明るい星の近くにゴーストらしきものが出ていました。赤丸の部分にゴースト(鏡筒内部から見たような感じのゴースト)最初は鏡筒のせいだろうと考えて、鏡筒内にはみ出しているドロチューブの先端を黒く塗ったり、接眼部の迷光対策をしてみたのですが、一向に良くなりません。そこでネットで調べてみました。するとやはりこれはゴーストのようで、イメージセンサ近くにあるレンズやフィルターの表面で反射した光が原因であ
前回、ひとつのファイルだけでHDR合成もどきの処理をする機能を使ってみて、まあまあ使えたので気を良くし、本来のHDR合成ソフト(3つの画像ファイル使うソフト)を使ってみました。仕事を辞めた直後に臨時収入があって、今年(2021年)7月に必要機材をまとめて買ったのですが、今後、臨時収入はありませんから、ソフトウェアはなるべくフリーか安価なものでやっていくつもりです。ということで、今回もフリーのものを中心にHDR合成用のソフトを探し、使いやすそうなものを使用してみました。忘れないうちに使い方など
猛暑の中、比較的お天気に恵まれた今年の夏でした。住宅地の自宅から、天頂近くを通過する対象を狙って、長時間の総露出時間を試みました。LRGBのみでは周辺の散光星雲が不鮮明なので、Hαデータも追加して合成してみました。星の色を大事にしつつ散光星雲を強調したつもりですが、如何でしょうか?中心付近で星が集まってい輝いているとことが散開星団(NGC6823)です。周囲の紅い散光星雲には、Sh2-86の番号が振られています。NGC6820をこの散光星雲と間違えられることがあるようですが、少し調べてみ
今日のブログは、電源のお話です星景写真、天体写真等でいつも悩むのが電源長時間撮影するので、バッテリーの交換が必要ですでも、撮影中カメラに触りたくないしSONYのαの一部のモデルは、USBに給電しながら撮影ができますが、自分の使用しているCanonはその機能がありません。そので、サードパーティで販売している外部電源をいつも自分は使用しています本日は、LP-E17バッテリーを使用しているカメラEOSRPでの外部電源紹介ですまずは上記の写真。Cheeroのモバイルバッテリーから
前回のネビュラフィルターについて、違う視点で評価してみます。突然ですが、アクロマート望遠鏡について、少し書きます。アクロマートというのは望遠鏡の対物レンズの仕組みの名前です。光がレンズを通ったときの屈折率は波長によって異なるため、色によって像がズレます(つまりボケて見えます)。屈折望遠鏡ではこのズレを修正する工夫がされていて、2枚のレンズを使って2つ波長のみを修正したものがアクロマート、さらにEDレンズなど屈折率の異なるレンズを用いて3つ以上の波長を修正したものがアポクロマートと呼ばれていま
相変わらず早すぎる菜種梅雨が続きます。この8ヶ月やってきて、天体写真はますます画像処理が重要な時代になっていると痛感しました。必要性よりむしろ最先端の画像処理ソフトみたさが先に立ってしまい、先日PIXINSIGHTの導入を決めました。通常写真のPHOTOSHOPのように次々と外部の方からからプラグインが開発されており今後が楽しみなこと、それから難しいソフトを使い老後のボケ防止として脳に刺激を与えたいというのも導入理由です。(3月に完全退職しますので...)とりあえず一つだけ以前撮ったばら
ASIAIRPROはWi-Fiがよく切れるのが最大の弱点ですが、有線LAN接続してみました。非常に使いやすくなったのでブログに書いておきます。ASIAIRPROはWi-Fiがよく切れるということで、Wi-Fiの中継機を入れていましたが、有線接続できないものかと以前から考えていました。ネット上に有線接続の情報も見当たらず、そのままにしていたのですが、余分なルーターができたので有線LAN接続を試みてみました。何とか接続できただけでなく、便利になったこともたくさんあり快適になりました