ブログ記事672件
市川雷蔵の眠狂四郎シリーズは12本あり、6作までは紹介したので7作目からね。『眠狂四郎多情剣』(1966年・大映/監督:井上昭)『女妖剣』で狂四郎(市川雷蔵)に辱めを受けた将軍の娘・菊姫(毛利郁子)が狂四郎への復讐を決意。菊姫が操る武州疾風組の下曽我典馬(中谷一郎)が狂四郎に近づきます。お洒落狂女や水茶屋のおひさ(水谷良重)が色仕掛けで迫りますが、狂四郎を倒すことができず、狂四郎が遊女屋から救った少女・はる(田村寿子)を拉致。狂四郎は菊姫屋敷に誘き出されます。妻が狂四郎に殺されたと思い込む
女といえども情け容赦なく斬る、暗い宿命からくる虚無感や孤独感といった翳を持つ眠狂四郎像が確立したのは、誰がなんと言おうと市川雷蔵です。『眠狂四郎殺法帖』(1963年・大映/監督:田中徳三)無頼の浪人・眠狂四郎(市川雷蔵)を訪ねて加賀・前田藩の奥女中・千佐(中村玉緒)がやってきます。唐人・陳孫(城健三郎=若山富三郎)から守ってほしいという依頼。時を同じくして陳孫から呼び出しを受けます。前田藩主(沢村宗之助)は銭屋五兵衛(伊達三郎)と密貿易をしていましたが、公儀への発覚を恐れ、銭屋一族を処断。千
『しとやかな獣』☝前置きなしに早速参りましょう!!『洲崎~』に続けて観賞しました。◇1962年作品監督:川島雄三脚本:新藤兼人主演:伊藤雄之助、山岡久乃、若尾文子、川畑愛光、浜田ゆう子、高松英郎、船越英二、山茶花究、小沢昭一〈簡単なあらすじ〉高層団地の建設が進む東京晴海、元海軍中佐の前田時造(伊藤雄之助)・よしの(山岡久乃)夫妻は来客の準備に忙しい、、それも普段の生活より、みすぼらしく見せる為に、、息子・実(川畑愛光)が働く、芸能
カネやんこと金田正一さんの死去報道で、ふと思い出したのだが、かつて南千住にあった東京スタジアム(跡地一帯は現在、荒川総合スポーツセンターや南千住球場、警視庁南千住警察署になっている)のことだ。昭和47年のシーズン終了後、ロッテ・オリオンズの新監督に就任したカネやんの意向で撤退したことで使用球団がなくなり、しばらく放置されたまま昭和52年に解体されてしまったのではないか?そこにはかなり複雑な事情がある。昭和44年に今でいうネーミングライツでロッテがプロ野球に参入してロッテ・オリオンズが誕生。2
昨日は母と二人きりの夕食で、久しぶりに母から昔話を聞いた。母の話は聞くたびに新たな発見があり、驚かされる。以前は疎開先の岐阜の広場で遊んでいる時に、米軍機から機銃掃射を受けたことで驚かされたが。昨日も何気なく話していた中で、祖父の実家がある山口県熊毛群伊保庄村へ滞在した時の話。終戦から間もない頃、1950年頃だと思うが、そんな時代に東京から山口に行くのはなかなか大変なことだ。「なんで行ったの?」と聞くと、「宝塚の試験を受けて、そのまま足を伸ばして山口まで行った」との
眠狂四郎といえば、映画では市川雷蔵が極めつけですが、雷蔵の前に鶴田浩二が3本、雷蔵の後に松方弘樹が2本、狂四郎を演じています。『眠狂四郎無頼控』(1956年・東宝/監督:日高繁明)無頼の浪人・眠狂四郎(鶴田浩二)は、水野忠邦(伊豆肇)の側近・武部仙十郎(藤原釜足)の頼みで忠邦の屋敷に忍び込み、忠邦の政敵・林肥後守(沢村宗之助)の間者・美保代(津島恵子)を犯し、将軍家より拝領の内裏雛を盗みます。仙十郎の意見で忠邦は政治改革を決意。決意の証として雛の首を斬り、女雛の首を狂四郎が、男雛の首を美保代
姫路店のトリゴエです(^3^)/そもそもゴールデンウィークとは?!実は映画会社の大映さんが作った宣伝用語だそうで!大型連休を黄金週間って付けるあたりが流石ですね!お泊まりのお客様も多いのか、夜まで観光客の方で賑わっております!!時間帯、天候、季節によって毎回違う表情を魅せてくれる姫路城へ是非ともお越しくださいませ!!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆コメントお待ちしております🙏Instagram&YouTubeも見てね〜♪☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今日は安田道代の映画ポスターです。現在は大楠道代の名前で阪本順治監督の作品などに出演している演技派女優です。昭和51年に結婚して改名しました。現在は演技派女優のポジションですが若い頃は大映所属で現在とは違ったイメージです。昭和42年「痴人の愛」は谷崎潤一郎原作小説の3度目の映画化で監督は大映で話題作を多数監督した増村保造です。昭和43年「第二の性」も増村保造監督で緒形拳が注目されだした頃の作品です。「秘録おんな蔵」は安田道代の秘録おんなシリーズで田村正和が出演しています。「秘録おんな
『雁の寺』【川島雄三】監督、大映にて【若尾文子】さんとのコンビ二作目。一作目の『女は二度生まれる』と一緒に買ったDVDにて鑑賞しました!セピアがかった淫靡なジャケットからは崇高な和尚さんの色欲のお話を予想してましたが………m(__)m原作は、『飢餓海峡』『越前竹人形』等の【水上勉】氏、少年期に禅寺での修行経験を元に執筆された作品。。現実と空想が入り交じった問題作に川島監督はどんなアプローチをされたのでしょうか?◇1962年作品(大映)監督・脚本:川島雄三脚本:舟橋
殺生石伝説の映画を製作するにあたって源太郎さんは、まずは原作を確保しました。殺生石伝説は謡曲や歌舞伎にもなっていますが、古い伝説だけに細かい点は諸説あって、まずは内容を絞らないと脚本にすることも出来ないからです。戦前に活躍した作家・岡本綺堂の殺生石伝説を基とした小説「玉藻の前」を一応の原作と決めた源太郎さんは、まず最初に岡本家と交渉して同作の映画化の許諾を得ました。もっとも後に完成した映画は必ずしも小説「玉藻の前」を忠実に再現したものとはなっていません。次の段取りは小説「玉藻の前」
YouTuberの角川シネマコレクションにて、1996年公開の『ガメラ2レギオン襲来』の無料配信されているので、公開以来❓約28年ぶり❓(一度テレビでやったかも)に視聴しましたやっぱね、金子修介監督による平成ガメラ三部作は面白いですわ初見時、ラストのウルティメイト・プラズマがを見て、元気玉❓って思ったものですが、ガメラは地球の守護神としての存在であり、地球のマナを集めた必殺技であることに納得しました子供の頃、夏休みや冬休みになると、テレビでよくガメラ映画をやってい
「夜の診察室」「夜の診察室」1971年9月4日公開。松坂慶子の初主演作品。脚本:長谷川公之監督:帯盛迪彦出演者:松坂慶子、峰岸隆之介、高橋昌也、長谷川待子、真山知子、早川雄三、後藤ルミ、富川澈夫、藤村有弘あらすじ:商品化されたセックスが氾濫する今日、人々は楽しみよりも苦しみを、喜びよりも悩みをもたらされる。この様な人々のために、あるマンションの一室に医学博士・麻生周造(高橋昌也)が経営する性相談室がある。梢(松坂慶子)は大
今日も大映女優で大映末期を支えた関根恵子のポスターです。現在も高橋惠子の名前でベテラン女優として活躍しています。デビュー作が昭和45年の「高校生ブルース」で大映が倒産したのが昭和46年なので大映では1年程度しか活躍できませんでした。「おさな妻」は主演第2作でリメイク版の映画や多数のドラマ版の元祖になります。現在ではどちらも内容的にテレビ放送は不可能な作品で大映の末期は若者向けの暴力とエロ・グロな作品が多数製作されました。関根恵子はこの時15歳なので「太陽にほえろ!」でシンコを演じた時はま