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いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。「MARCHの付属だったら中学受験でなくても、大学受験からでいいんじゃない?」こんなコメントを見聞きすることがあります。「わかってないな!」という印象を持ちます。そして、あまりにも無責任極まりない。これが努力の末に、MARCH付属校に合格した受験生に言うのならさらにもっての外ですね。あまり受験のことがわかっていない方が言うのなら、百歩譲って「知らないなら仕方ないかも
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。集団指導塾から個別指導塾への転塾で迷っているお母さまから、「個別指導塾だけで合格できますか?」と質問を受けることがあります。「個別指導塾だけ()の方が合格できますよ」と、いつも回答しています。特に、大手集団指導塾に通っている保護者さまは、「大手集団塾を辞めてしまって大丈夫なの?」という心配をされます。だから、中学受験の個別指導といったら、集団指導塾の“補習塾”という側
偏差値について。長女は首都圏模試は6年生4月から、日能研模試は9月から受けてきた。結局、6年生12月最後の首都圏模試での4科目偏差値は50(2科目では55)、日能研偏差値は40(2科目では43)。よく首都圏模試と日能研模試では偏差値や10くらい違うというがその通りだった。これは首都圏模試は4大大手塾以外の準大手塾以下(中位校を目指す)の生徒がメインターゲットだからかもしれない。あと受験生の母集団の学習レベルが下がるからだろう。でも、首都圏模試偏差値60前後の学校(中位校)に合
中学受験の準備をいかにするか、というのがこのブログを訪れる方の悩ましいところだと思います。すでに中学受験塾に通っている方にも参考になるように、僕の現見解を述べておきたいと思います。似た記事は過去にもありますが、そのアップデート版です。僕は大学1年のころから中学受験の家庭教師はずっと続けていて、その一方で大学卒業前後から大手塾で集団指導もしていました。すると、いろいろわかることがありまして、塾の先生というのは、他塾のことを知らず、けっこう効率の悪いやり方やその塾で決まっているあまりよろし
一足遅くなりましたが、皆様「二月の勝者」最新刊読まれましたか?一応私も発売日には買って読みましたよ!ちゃんと!読むたびに自分の中学受験当時を思い出して懐かしくなりつつ、息子の塾どうしよっかなーと悩みます。私の希望としては大手進学塾ではなく少人数だけど、毎回の模試やらクラス分けはあって切磋琢磨もできてちゃんと休憩時間もあって塾でのお友達もできるような環境……甘いでしょうか。私が中学受験したいから塾に行きたいと言った時、今みたいにいろんな塾の体験授業なんて受けさせてもらえるわけもなく母
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。中学受験を控えているお子さんを持つお母さんたちは、毎日の学習サポートに大きな苦労をされていることと思います。母親同士の集まりで情報交換をすることも一つの手段ですが、私はそれを積極的に勧めていません。その理由は、比較や競争を助長し、お母さんやお子さんに不要なプレッシャーを与える可能性があるためです。特に、自分の子どもの自慢話が中心の場では、聞いている側がいい気分になることはありません。さらに、中学受
たくさんの生徒を見ていますと、やはり似たタイプの子や似た状況の子がいます。もちろん、良いパターンもあれば、悪いパターンもあります。そのパターンにハマっていない子が、僕の中で「面白い子」と言えそうです。結局、千差万別とは言われますが、大きな目で見ると、受験も数パターンしかないと感じます。親と子の関係性が家庭教師では大事なのですが、それも、やはり数パターンの区分かなと思います。人間がやることは、何事もパターンにハマって行きやすい面があるのでしょう。それがわかると、「ああ、こ
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。個別指導だけで志望校合格は叶えられるのか?大手集団塾に通っている子どもたちの多くが、個別指導塾を併用している。集団指導だけの授業では理解が追いつかないからだ。個別指導を併用しないまでも、授業後の親によるフォローは欠かせない。親による授業フォローは、小学校の高学年にもなると親も子もストレスが大きくなる。集団指導だけで、それも自分一人で、すべてを完結できるの
1話目はこちらです『【大学受験】学年ほぼビリからの一般受験(1)』昨日最後の結果が戻り、はらはらドキドキの大学受験すべて終了しました結果は・・・抑え校2校受験2校合格適正校2校受験2校合格挑戦校4校受験2校…ameblo.jp2年の学年末試験が終わり、420人中400番代という成績表を机の上で見つけたとき、あー、上目指すどころか内部推薦も難しそう。元気に学校も行って部活もしている。もうそれだけでいいじゃないか。大学受験は無理やりやらせてどうにかなるようなものじ
2020年1月9日(木)晴れいよいよ首都圏での入試が始まりました。親御さんのご心労や緊張度を思うと、いかばかりのものかとお察しいたします。前受け校、お試し受験、練習試験、表現の仕方にはいろいろありますが、模試とはまったく違う、「受験本番」を体験する日がいよいよ来ましたね。我が家が実際にお試し受験をして感じたことを少し記したいと思います。かなりの長文になってしまいました。どの部分かでも、参考になれば幸いです。
灘中の併願校は、西大和と洛南または東大寺が基本ですが、神戸女学院や四天王寺と言う女子校の併願校はあまりパターン化されていません。最近、神戸女学院の併願校に神戸大学附属中を選ぶ傾向があります。神戸大学附属中は、今年の大学進学実績までは附属小学校からの全入なのでそれなりの数字ですが、それでも東大理3も居ますし、京大、阪大、神大、国立医学部と合格者を出しています。来年からは全入の内部進学者だけでなく、とんでもない競争率を勝ち抜いた外部受検組が大学入試に臨みます。大手塾の事務方と
大手塾に入れとけば中学受験はなんとかなる、という時代は終わろうとしています。僕の子供のころは(中学受験が関西なので)灘や甲陽学院を目指さない限りは、塾にお任せで大体なんとかなりました。もちろん、とはいってもうちの母親も父親も突然変な問題集を買ってきたり、自分で勉強して教えようとしてくれたり、あの手この手を尽くしてついていけない僕をなんとかしようとはしてくれました。(まーその教え方も塾と違ったりしていて、余計混乱したり、笑)うちの両親ははっきり言って何も中学受験がわかっておらず(
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。中学受験は、お子さんだけでなく家族にとっても大きな挑戦です。特に、現在の学習方法や環境がお子さんに合っていない場合、その解決策を見つけ出すことはさらに重要となります。本日は、集団塾から個別指導塾への転塾と、家庭でのサポートのあり方について、新たな視点をご提案いたします。①集団塾を補うための個別指導集団塾の授業が難しいため、その授業を補完するために個別指導または家庭教師を併用する場合がありま
まずは塾の5年生内容の総復習ですね。それが終わった人(すでにやっている人)におすすめの勉強法です。赤本でおなじみの英俊社が出している近畿の中学入試シリーズです。内容は2019年の近畿圏の中学入試問題(過去問)を抜粋し単元別にまとめたものです。標準編と発展編がありますが、最難関志望であってもこの時期は標準編がお勧めです。4教科販売されていますが、最も重要な科目である算数をやることをお勧めします。大手塾に通っている人であれば、5年生まででほとんどの単元を学習していると思います。理科
コンサルをやっていますと、最近では中学受験の小学5年生の方の案件が多いです。これは一昔前とは様変わりしています。このコンサルを始めたのが2011年で、ブログを始めたのが2008年です。ここ数年は大体年50件のコンサルをこなしています。(今年は異常に案件が多いので、さらに上回る感じです)それまでも個人的に知り合いの教育相談を受けたりもしていましたが、少し前は圧倒的に6年生が多いものでした。10年前の感じと比べても小5がきつくなっている傾向があると思います。その要因もいくつか感
小学低学年のお子さんをお持ちの御家庭ではそろそろ塾の選定などで迷われる方も多いころかと思います。基本的に今の中学受験では、小3の今くらいから準備し始め(もっと早い方も多いですが)、冬休みになんらかの準備講座、翌2月から本格的な受験勉強となります。そこまでは遊びです。勉強というほどのものではありません。楽しもうと思えば、そこそこ楽しめます。その遊びの時点で激しく嫌がっているようなら、ちょっと中学受験には向いていないかもしれません。また、親御さんの誘導がそもそもマズいかもしれません
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。「そんなにやる気がないなら、受験なんてやめなさい!」このセリフ言ったことありませんか?きっとほとんどの家庭で一度や二度、経験あることでしょう。家で勉強しないでダラダラしている、そんな態度の我が子をみて、イライラして、ついに怒り爆発!!そのお気持ち、わかりますよ!その態度に我慢できませんよね?でもね、それでやる氣になる子なんていません。だから言うだけムダ、ストレスになるだけ
受験指導をしていますと、成績があがっていく生徒より、下がっていく生徒の方が多い気がします。これは統計学的にはおかしなことなのですが、不幸は幸福より3倍多い、というような「感覚」「錯覚」の問題なのでしょう。中学受験のサピックスでは、小6開始時にAクラスだった子は、そこからあがることはほぼないと言われています。他の大手塾でも小6開始くらいに一番下のクラスだった場合、そこから上がった例を僕もほぼ見たことはありません。サピでAクラスを4から6カ月以上連続してしまった場合は、僕は転塾も視
うちの子たちは小規模な塾に通ってます。塾長を信頼してるので上の子基準だと満足してます。(下はどうかなぁ)塾探しにあたり、やっぱり気になる大手塾以前にも書きましたが、お友達ほとんど一緒の高校を目指している子もすごいですよね。うちがにしなかった、というか【できなかった】理由です。1.遠い…ちょっとアホみたいな理由ですがめっちゃ大事です。バスは近所を通ってますが、なんしか遠い。2.夜遅い…1と被り気味ですが、遠い=🚌=更に夜遅い3.高い…うち
長女が受ける最後の11月五木模試。大手塾のR塾、M塾は五木の模試は11月のみ受けることになっているようです。つまり、9月、10月とは違い、言わばレベルの高い生徒が多く参戦してくるので、受験者数も1年で1番多く、母体のレベルも上がります。それだけに1番精度の高い判定が出るとも言われており、今までと同じ位の点数なら、偏差値は2ポイント下がると言われています。この11月の五木の模試を参考に志望校を決める人も少なくはありません。今回はついに長女は公立志望校からS高校をはずし
もう・・・ね。疲弊感が半端ないです。無理やり勉強させることが本当に良いことなのか、中学受験は何のためにするんだっけ・・・そう考えると、なんで塾にいってるんだっけ・・・と、うだうだ考えるようになってましたね。今考えると、子どもが云々の前に、自分(親)がブレブレなんですよね。中学受験は甘くない!親がブレているようじゃ、どうしょうもない。この辺でやっとこさ、それが分かってきたころだと思います。とりあえずお金出して、塾に頼めば、ある程度には・・・という考えは「絶対に持っ
カナガクも今日は賑わっておりました神奈川県から最終倍率も出ておりました。最終的には例年くらいに落ちついた感じかないやはや、今年はいろんなところで振り回された感がありますけど…そんな年もある、公立高校入試って本当に一発勝負の世界だよね去年だったら、とかもあると思う。でも決まった進路進んでしまえば自分の道になるカナガクからもまとめたものが。https://kanagaku.com/archives/71064ステップさんからも合格速報出てましたね他にも大手3塾のデータもカナガクさ
東海地区の中学受験の派遣が移って愛知県を中心に中学受験界が賑わっていると思います。最大手が受験校を多くするよう誘導するためのべ受験人数が増えて中学受験が熾烈になるわけです。最終的には定員通りに決まるのですが進学する気がない上位者が中堅以下に大量に集まってくると追加合格待ちだったりその学校目指してあわよくば特待合格を狙う子がなかなか望んだ結果を得られないということもあります。たくさん受験した方が良い子ももちろんいるのですがみんなこぞって0週だの毎週だの受験をされると目当
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。まずサピックスが対象としている生徒をご存じだろうか?いわゆるサピックスが集客のターゲットとしている生徒像である。もちろん中学受験を目指す小学生を対象としている塾なのだが、その小学生のなかでも“最上位となるトップ3%のお子さん”を対象としているのが、サピックスである。つまり、日本のエリート小学生が通うことを想定して運営されている。将来は、東京大学や京都大学などの最難関大学を目指す
僕は中学受験をもっとも得意としてきていて、20年弱の指導経験を持ちます。最近は成り行きで大学受験も見ているうちに、同じくらいできるようになりはしましたが、ついつい中学受験との関連を見てしまいます。大学受験まで通しでみることで、中学受験の意味を再確認することが多いのです。そのうえで、やはり中学受験はしんどい部分も含めて良いものだ、と思います。最近気になるのは、小学低学年期から大手塾に所属する子の伸び率の悪さです。例えば、サピのAからCクラスくらいの子の多くが小1や2、もしくは小4
いつもお読みいただきましてありがとうございます。中学受験カウンセラー野田英夫(のだひでお)です。【なぜ大学付属校ブームが起こったか?】2016年度からの大学入試の定員管理厳格化、そして2020年からの大学入試改革により、いまの大学付属校ブームがある。大学入試の定員管理厳格化により、大学入試が難しくなった。実際に当時、大学入試は難しく、志望校のランク落としが頻繁に行われていた。また、大学入試改革については明確な変更内容が打ち出されず、入試への不透明感が保護者の不安を煽
我が家は一般サラリーマンの家庭で長女の下には5学年下の次女がいるので中学受験は考えていませんでした。高校受験に向けて、小学校からの基礎学力と実力をつけてくれる塾探しが小学4年から始まりました。私は小学校の学力は比例して中学の学力に繋がると、中学3年になった長女や周りの友達を見ても思います。もちろん学力が全てではないのでそれが良いか悪いかは別問題ですが…。なので、中学から塾でも良かったのですが小学校5年から基礎固めをしたかったので4年から色んな塾を調べたり、体験させたり、
「何通りですか?」という問いに対して「うおっしゃー!根性で全部書き出しだー!」という策に出る子は多いです。それに対して教える側は「そうだ!なんでも書き出したらええんや!」という先生もいれば「書き出しはだめだ!計算でやらなきゃだめだ!」という先生もいます。果たしてどちらが正しいのでしょうか。前回の記事にも書きましたが、場合の数という単元は「正しく数える」方法を学ぶ単元です。そういう意味で、前者後者ともに正解といえば正解だし、間違っているといえば間違っていると言えます。そして