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(四郎)仕事をだいたい把握した頃綾小路「誰か良い人はいるのか?」と訊かれた。・・・どう答えようか・・・正直、言わないでおくつもりでいた。舞駕の父さんからは隠せと言われていた。だけど黙っていると・・・綾小路「縁談が来ているんだ。お前にとってもうちの会社にとっても悪い話じゃない。どうだろう。会ってみるだけでも・・・」四郎「それは、お断りします」綾小路「誰かいるんだね?
(愛の釣り人)なんなんだよ。俺が。こんなにもブルーな気持ちで昨夜からほとんど寝てなくてお前のこと待ち伏せして通報されそうにまでなってでここにいるってのに・・・お前は。俺じゃない男とイチャイチャするのか?もう。このまま。声をかけずに帰ろうかな・・・なんて。まだ何も。始まっていない俺とお前。唯一・・・繋がっていたものも外してしまったんだろ・・・その原因が。稲森さんにあると勝手に決めた俺はもしかしたらハッピーマンとんだピエロかもしれない。なんて・
瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ(崇徳院)西行法師(智)と桜の精:崇徳院(和)の魂は、互いに惹かれ合い、愛し合うようになった。雨月物語を残した上田秋成は、二人の魂の逢瀬を人知れず著した。月の頃はさらなり、闇もなお、求め合う二人。月の夜は言うまでもなく、(月の出ていない)闇であっても。二人は身体を寄せ合い、和歌を送りあった。見つめ合えば、言葉はいらなかった。智が抱き、月の精(和)が鳴く。その瞬間が永遠に思われた。硬くなる中心を合わせ、二人
(Nサイド)智「お前・・・もう、飲むな」二杯目のビールをふた口ほど飲むともう取り上げられて俺のカラダはテーブルの下でがっちりホールドされていた。長くて美しい指がいつものように俺の太ももを這う・・・和「・・・っん!!」とうとう堪えきれなくなって変な声が出ちゃった。・・・あ・・・太ももの間に滑り込んだ指が足の付け根まで移動して・・・大野さんをチラリと見上げるとものすごく怖い顔をして誰も居ない方を睨んでいた・・・いつの間にか皆の飲み物が追加されて俺の前にはノンアルの
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「優しくするって言ったくせに……」最後物凄く激しく突かれた気がする……。でも繋がって、そうやって激しく求められて、心と身体は物凄く満たされて、穏やかで、幸せな気持ちになっている。こんなのハジメテ。先輩が俺にたくさんのハジメテを運んでくれた。「んふふっ、和が可愛くて手加減忘れたってか、もっと啼かせたくなった」悪びれずに笑ってそんな事を言ってる。「啼かせたいなんて、ド
BL妄想小説です。ご注意を。消滅した前ブログで出てたのは巡合の96まででした。番外編で投稿したーいつかの想い編ーを続きのナンバーでお送りします。
☆*:.。.o(≧銀波≦)o.。.:*☆銀波・・・海に浮かぶ月影の道、月に映えるさざなみ『潮騒』の第二章、物語の《承》に入ります。少し導入の後、明治時代に移ります。(悟💛)領くんが卒業式の為に北海道へ一時的に帰ってしまい僕は腑抜けのようになっていた。なかなか揃わない麻雀ゲーム🀄️あと一個揃ったらリーチかけられるのに捨てる駒を間違えてあ・・・ロンされた。終了。僕も春から高二になる。勉強も難しくなる。とは言っても無駄に長い学年末試験後の春休み。課題はとうにやってし
大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。★通常ならアメ限対象ではないですがお話の内容と、昨今の状況を鑑みてこちらも24時間後、アメ限へ移行します。(明日の回まで、アメ限移行対象です。)智side「………和っ!」ドアを開けた瞬間。目に飛び込んできたベッドの上で重なり合っている二つの影に。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO放課後、学園祭の準備があるらしく、最近ずっと和と一緒に帰れていない。昼休みも忙しいらしく、屋上でも会えていなかった。だから、ただでさえ興味が無い学園祭なのに、和との時間を削られ、俺は最近不機嫌極まりなかった。「智くん、よくオッケー出したね」不機嫌丸出しで帰ろうとしている俺に、翔くんが徐に言った。「ん?何のこと?」「和也くんのクラス、ハロウィンカフェするでしょう?和也くんバレンタインの時の妖精さんになるって言ってたよ」
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideニノ木が置いてあった場所を見て、僕は溜め息をついた。そんな時に🐈⬛サトシがクリスマスの事を教えてくれた。良い子にしていたら、サンタさんという人がクリスマスにプレゼントを持ってきてくれるんだって!「にゃっ!にゃ、にゃあ、にゃにゃにゃんにゃ?!(凄いっ!じゃあ、あの木、また持ってきてくれるかな?!)」🐈⬛「んにゃ、にゃーにゃん、にゃにゃんにゃんにゃ?(ふふっ、良い子にしてたら、持ってきてくれるんじゃね?)」そう聞いてから僕は
(渡海)夢を見ていた。大野くんとベッドで抱き合う夢。冷たいタオルで汗を拭ってくれるから部分的に感じていた熱は引いて人肌で温めてくれるからさっきまで感じていた悪寒は治まって優しい体温と聴こえてくる脈に大きな安らぎを感じていた・・・この夢は永遠に覚めないで・・・ずっと僕を抱きしめていて欲しい・・・そう思っていた。*ララァさんのお写真です*目覚めた時は、すっかり夜になっていた。大野「あ、起きた?」お湯呑み茶碗をお湯で温めてそれから鍋の中のものを少し入れてくれた。渡海「
(櫻井)その帯は一度鑑識で預かったけれど本物のボルサリーノ帽と一緒に二宮さんへ返却された。櫻井「この匂い・・・同じ匂いですね」和「ああ・・・お婆ちゃんの和ダンスの匂いです。お香を焚き付けてあるから」櫻井「この帽子から香る微かなその匂いを何処かで嗅いだと思っていました。二宮さんのご実家にお邪魔した時の・・」和「その節は・・・・・・お手数をおかけしました」やべ。ちょっと失言だった。取り調べられるなんてあまり気分の良いものではない。櫻井「失礼しました」和「いいえ。お
.....O土曜日。予定通り、志のぶさんが例の甥ごさんと一緒に店にやってきた。けど…「あははっ!おまえ、ほっぺにすごいアトついてるぞ?ナンバーワンが台無しだな」「うるさいよ…くそっ、あいつ、思い切りひっぱたきやがった…」俺に平手打ちをかまして帰ってしまった和。更衣室でジンジンする頬を冷やしている俺をみて、松兄が爆笑してる。「深窓のご令息だって言ったろ?突然キスしたりするからだ」だって…あいつがキスしてほしそうにしてたから…っていうのは口にしなかった。「…じゃあ
(悟)💛福良行きバスの車窓から「東経135度北緯35度」の表示を見て幼い日の社会の提出物を思い出す。夏休みの宿題に書いたなぁ・・・完成間近の明石海峡大橋の横を大型の古いカーフェリーが出航する。あと何回。このルートを辿れるのだろう。穏やかな瀬戸内海の細波が煌めく先に『古事記』由縁の神々の島が続いていく。洲本でバスを降りるといつも通り松本家からお迎えがあった。曾祖母「おおきに」違っていたのは運転手が若いってこと。曾祖母は松本家のお孫さんにお小遣いを渡していた。僕の・
(智)猫・・・いや、和皇子さまの生い立ちはなかなか衝撃的なものだった。生後まもなく母上殿を毒殺された。そして和皇子さまご自身幼い頃より何度も命を狙われたとのこと。乳母殿までも毒を盛られて亡くしてしまい父上であられる先帝より安倍晴明へこっそり預けられた。身代わりの人形はすぐに毒矢が放たれた。晴明殿はあらゆる手を使って和皇子さまをお守りした。中でも晴明殿の子である智方士殿を和皇子さまにぴったり影のように添わせて守らせた、と。和皇子さまが智方士殿に惹かれるのは必然。
(Oサイド)トイレで用を足していると声が聞こえてきた。俳優さん「二宮くん。こんなところで会うなんて」和「こんばんは」俳優さん「二宮くんのゲーム部屋。今度呼んでくれる?」和「あ・・・はい」俳優さん「誰か、待ってるの?来客?」和「はい。そうなんですよ」俳優さん「そう。・・・じゃあ、またね」あの俳優さん、誰だっけ・・・?聞いたことのある声だけどすぐには名前すら出てこなかった。それよりも。・・・ゲーム部屋?なんだ、そりゃ?聞き捨てられないな。そんなに簡単に男を部屋に
大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。智sideじ…っと見つめる熱を孕んだその瞳に。言葉に含まれている意味を察する。瞬間。ずくん、と疼いた自分の身体に。奥底で渦巻いているものが口から零れそうになって。目を閉じて。ふぅ…と小さく息を吐いてから。なんてことない風に笑って。ニノの柔ら
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN智くんのキスは、今までと違って、深くて激しくて。啄む優しいキスと全然違う。俺の口内を智くんの舌が蠢き、俺の舌を絡め取っていく。触れ合ったところから熱くて、痺れていく。「んっ」腰砕けになりそうな俺を支える智くんの力強い腕……。のはずが、バランスを崩して一緒にソファに倒れ込んだ。智くんが俺を庇うように倒れ込んだから、俺が智くんの上に乗っているんだけど。「智くん、大丈夫?」「大丈夫です……、すみません」具合
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNその後駆けつけてくれた翔さん、潤くん、相葉さんにもきちんと謝って、みんなで模擬店を回る事にしたんだ。「その一年ってどんな奴だったの?」「あー、なんか笹木?柊とか言ってた」先輩が名前を言うと、潤くんが笑った。「何だ、有名なカップルクラッシャーじゃん」「え?」「そいつ、お似合いの恋人を見かけたら壊さずにいられないって奴」「えー、なんでそんな事するんだろうね?」「さぁ?良く分からないけど、悪趣味だよな」潤くんと相葉さんの
(悟)💛悲しい気持ちのままふらふらと京都の十二坊を彷徨った。領くんと自分はどのみち結ばれない。そんな当たり前のことにこの年になってやっと気付いた。男には女・・・頭をガツンと殴られたみたいなそんな惨めな気持ちだった。先祖代々のお墓の前を通り過ぎ千本通に出たところで祖父に見つかった。悟祖父「もう迷子になる年でもないな」悟「京都で迷子になんか、なんないよ」通りの名前の歌、ちゃんと歌えるよ。阪急もJRもバスも地下鉄も乗り方も降り方も切符の買い方もなんなら駅名だって全部言え
(和)大野さんの俺への恋情はまっすぐで時に眩し過ぎるくらいだった。奥さまと、シタことがないなんて・・・キスもしたことがないなんて・・・俺にしか触れられないなんて・・・大野さんのハジメテのキス💋はぎこちなくてそれが甘酸っぱくて図らずもキュンとしてしまった。マレーシアの豪邸を借りてくれた時はもうキュンキュンしてしまってた。プールに入っても冷めるどころかカラダの熱は上がるばかりで大野さんのキスが上手になっていくのを俺だけ
(四郎)イチ兄の近くまで行ってみて・・・そっと頬に触れた。四郎「こんなに青褪めて・・・」そしてふわりと抱きしめて頬に残る口紅を指で拭った。鼻をつく女性物の化粧の匂い・・・だけどイチ兄・・・震えてるから・・・だから・・・そっと抱きしめた。一郎「・・・ケーキ・・・」四郎「お散歩、行こっか」ふたりで川沿いをゆっくり歩いてショッピングモールへと行った。優しい風がふたりの間をすり抜けていく。
(智方士)目眩がしそうなほどの熱情を己の内側に感じつつ・・・私は滑らかな肌に夢中になった。きつく吸い上げると簡単に痕が付いてしまう。私は受けるつもりでいた。だからそっと宮さまのそこを菊門に導いた。和皇子「違う違う。逆がいい」智方士「しかし・・・和皇子さまは挿れるほうですよ?」和皇子「分かってるって。だけどね。私は誰とも契らないの。一生・・・智方士だけを思って生きる」智方士「・・・和皇子さま・・・」和皇子「だから・・・シテ・・・私に智をちょうだい・・・」智方士「
悟の領への恋心は日に日につのるばかりであった。また領も。客間を与えられているにもかかわらず悟のベッドで柔らかな身体を抱きしめて眠るという甘い誘惑には到底逆らえなかった。その温もりを手にして胸の甘いトキメキに身を任せ幸せな微睡みの中で朝を迎えた。惹かれあう若いふたりには男同士であるということさえそれほど大きな壁に見えていなかった。一方、芦屋の家には。この人もいた。悟の母親、律である。律にとって硬質のピアノは律そのものであった。いや・・・本当は。ピアノ以外にもか
(櫻井)潤「それにしても。合成マヤクは結局なかったんですかね」雅紀「使っちゃったとか?」潤「誰が?」雅紀「分かんないけど」翔「火のないところに煙は立たない。関西の方が主流なら・・・もしかするとそっちに流れたかも」潤「誰が言い出したのか知らないけれど二宮さんのあの御御足(おみあし)を見ればカルメンと誰かが呼んだとしても納得する」翔「もし嘘が混じっていても多くの情報を集めれば自然と真理が見えてくるものだ。カルメンは本当に二宮さんなのだろうか?あの店には女の子も居たはず
大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。こちらはINTHESUMMERの番外編です♪INTHESUMMER(本編)↓『INTHESUMMER1』1つ前に【必読】の記事をUPしてます。大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。お待…ameblo.jp本編を読んでいなくても楽し
(智方士)父晴明は見事に大江山から太政大臣の姫を奪還して戻ってきた。右大臣「こんなに簡単に鬼から救えるのはどう考えても話がうまく出来すぎている。さては、狂言だろう」左大臣「まさかそんなことはない」太政大臣「一の姫が無事に戻った。それだけで有難いものだ」右大臣「二の宮さまはどうした?和皇子さまの安否は未だ分からぬまま」帝「晴明よ。和皇子を何処へ隠したのだ?」晴明「・・・・・」右大臣「もしや・・・もうこの世におられないのでは?」左大臣「まさか。そんなことは断じてない」
(和)昼下がり。おばあちゃんが台所の用事に下がりお客さまも少なくなった頃智が離れから出て来た。智「有難う。任せっきりですまないね」和「ううん。楽しいよ」智「何か変わったことは・・・?」来客名簿を見ていた智の目線が止まった。和「相葉さんと、あと・・・そのおふたりが来てくださってああ。お土産もいただいてて・・・ほら。その紙袋🛍🎁」智「あ・・・お礼、言わないと、な」頭をぽりぽり掻きながら智「失敗したなぁ・・・こっちに居るべきだった」和「もうすぐ戻って来られるよ」智「
(大野領)💙京都のお爺さん家近くの料亭から北野天満宮まではすぐだった。悟の為に、とお守りをもらうとひとり急いで帰って来た。悟祖母「悟ならもう帰ったよ。一応、うちのお爺さんが追いかけたけど悟にとっちゃこの辺は庭みたいなもん。心配しなくて大丈夫よ」悟母「きっと大学を見に寄っています」大人達は誰も心配していなかった。男の子だから大丈夫・・・って・・・いや。悟みたいに綺麗な子はひとりでウロウロしちゃいけない。誰かに連れて行かれたらどうするんだ。じっとしていられなくて探し
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN先輩はお姉さんの前にもシチューを置いてから俺の右隣に座った。先輩は本当に優しい。何も言われていないのに、普通にサラッとこういう事をできちゃう先輩を尊敬してしまう。好きって気持ちがまた溢れ出す。「和くん、智に見惚れすぎよ、本当に智の事が好きなのね」ニコニコしながらそう言われ、見惚れていた事に気づいて恥ずかしくなって俯いた。一気に体温が上がった。俺、多分耳まで真っ赤になってる。すると隣に座った先輩がテーブルの下でキュッと