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(お部屋の和)僕の恋心は。あの日、玄関で智さんを見送ったままラインが来ては舞い上がりときめくままに返事をしてだけどこちらから近況を送る勇気はなく既読から一日経ってしまうと電池が切れたみたいにショボショボと自信もなくて上がったり下がったりめんどくさい気持ちを持て余して・・・桜はとうに散ってしまった・・・草木は生い茂り初夏の日差しにその緑を映しても寂しい気持ちはブルーに染まったまま・・・智さんの着物の襟あたり・・・クンクンと匂いを嗅いではこっそりと・・・うっとり
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO本当は、玄関に入って二人っきりになったらすぐに抱き締めたかった。そしてすぐにでも和さんの全部を貰いたかったけれど、翔くんにも大人っぽくスマートにって念押しされた事を思い出して、玄関に入ってすぐはさすがにがっつき過ぎだよなと、理性で抑えた。第一、和さんは朝から働いていて、疲れているだろうし。相手を思いやらずにがっつくのは最低な奴がする事だ。何て、少し格好つけてしまったんだ。だから、今、2人で並んで夕飯を食べているんだけど……
物語の始まりはこちらから《第一章》『お部屋の和1』(雅)俺の友達。高二の修学旅行からちょっと変なの。聞いてくれる?そいつとは、同じ帰宅部で。毎朝同じ総武線に乗って。帰りもだいたい同じ黄色い電車で。とにかくゲー…ameblo.jp《第二章》『愛の釣り人1』(愛の釣り人)智「大根おろし、おかわりください」女将「今日の大根おろし、どうですか?」智「美味いです。この大根おろし最高っす。薬味は断然辛い方が好きです」女将…ameblo.jp☆*:.。.o(≧不屈の魂≦)o.。.:*☆第三章
新しいお話始めますこちらのお話は『優しい香り、恋の時間1』大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「いってらっしゃい、今日も頑張ってね」いつもどおりの挨拶で常連さんに手を振る。ここは俺の父さんのパン屋…ameblo.jp『優しい香り、恋の時間(sideO)1』こちらは『優しい香り、恋の時間』と内容は同じで智くんサイドのお話になっています『優しい香り、恋の時間1』大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside…ameblo.jpの続きになっています。先に上か
ひとつ前に『優しい香り、恋の時間』(sideO)の最終話をアップしてますのでお先にそちらからお読みくださいこんにちはいつも読んでくださってありがとうございます『優しい香り、恋の時間』(sideO)無事完結しましたー『優しい香り、恋の時間』は珍しく和くんサイドのみで書いたものだったので、そうなるとやっぱり智くんサイドも皆さま気になっちゃうかもしれないし、何より私が書きたくなってしまったんですよねただ、同じ内容のお話なはずなので楽勝で書けるかと思ったのですが、なかなか
最終話です大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOそれからまた、俺と和さんの雪かきも、学校終わりの翌日分のパンの仕込みも再開した。「チョコレートケーキみたいなパンは、販売するのやめようと思って」「えっ、美味しいのにどうしてですか?」「あのパンは、智くんだけに作りたいんだ」「勿体無い……」そう言ったけど、これからもずっと、あのパンは俺だけのために和さんが作ってくれるんだと思うと嬉しくて口元が緩むのを隠しきれなかった。だから和さんにも気づかれて笑われてしまった。
いつも読んでくださってありがとうございます初めて来てくださった方、いらっしゃいませこちらは嵐さんをモデルにBL小説を書いているブログになっております大宮Loveしか書いておりません。あくまでも妄想小説で、たまに成人向けになってます間違って足を踏み入れた方は回れ右で退室お願いしますねお話も少しずつ増えてきたので、お話の紹介をしたいと思います題名を押すと一話目に飛ぶようになってます。あとがきにオマケの話がついている事がありますので、良かったらあとがきまで読んでいただけたら嬉しいです。
大宮のBL小説のブログです受け入れられない、間違えて来てしまった人はそっと閉じてくださいね駄文しか載せられません。更新は不定期です。完全自己満足の世界です。苦情、苦言、凹みますすぐ読み、まとめ読み、感想、喜びます皆さまからの反応がなくイマイチなお話だと判断したら公開停止にします理解した方のみお読みください。フォロー申請についてフォローは成人女性で、嵐ファンの方でお願いします。詳しくはフォロー申請についてをお読み下さい。↓『フォロー申請について』何度も同じ記事あげてすみま
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO目が覚めたら、俺はソファで和さんを抱き締めて寝ていた。キスして、抱き締め合ったまま寝てしまったらしい……というか、多分、和さんより先に俺が寝てしまったんだと思う。寝不足と栄養不足は自分で思うよりも身体を弱らせていたみたいだ。だから、和さんを抱き締めたら急に意識を失うように寝てしまった。「最悪だ……」あんな良い雰囲気で寝るなんて、不甲斐ない。起こしたら、まだ間に合うか?でも……。俺にピッタリくっついて腕の中で眠っている
ジュウンはサトシとチェスを指している。腕に覚えのあるジュウンは、このフニャンと力の抜けた錬金術師に連敗していることが気に食わない。だからヴェーマへ来た時は必ずと言って良いほどサトシを訪ね、対戦を申し出ていた。『潤はホントに負けず嫌いだなぁ。連敗記録更新だね。』チェックメイト。サトシはくふくふ笑った。『もう1回だ。』潤は不器用な手つきで駒を並べた。チェスはいい。勝負に血が流れないのが本当に良いと思う。『でも結局王様は打ち倒される歩兵や騎士の
ヴェーマは国境都市である。ウダナとの狭境は広大な樹海であるため城壁はなく曖昧だ。しかし深すぎる森は隣国の侵攻を簡単には赦さない。それでも夜陰に紛れて招かれざる者たちの侵入,侵出は絶えなかった。騎士の称号を持つシ・ヨウは西の国境守備を託されていた。森へ分け入って北へ少し進むと、大きなナツツバキの樹が、焚火を挟んで対峙するサトシとシ・ヨウを護るように枝を広げていた。薄い淡黄色の5枚花弁の小さな花は満開で、辺りにはジャスミンのような香りが漂っている。シ・ヨウはヴ
(愛の釣り人)総武線に揺られることしばらく東京はお江戸の下町に着いた。町工場の通りを海に向かって歩く。「お、和くん。こんにちは」「こんにちは」「もうすっかり春だねぇ」「はい」道行く人からどんどん声がかかる。温かい人情が溢れている。東京も良いところが残っているな・・・なんて思う。ほんの10分ほどでどうやら家に着いたようだ。庭先の八重桜が満開だった。和「あがっていって」お家の人に挨拶をするのに何か手土産でも持ってくりゃよかった。俺、気が利かないな・・・だけど・・
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOだから今までの触れるだけのキスとは違って。最初から奪うように、そして和さんの歯列を無理矢理割って深く口づける。和さんの口内を舌で蹂躙する。逃げ惑う和さんの舌を絡め取り、擦り合わせる。触れた部分が熱くて甘く痺れていく。「んっ」途中で脚が震えて腰砕けになった和さんが倒れないように支えた……。つもりだったけど、驚いたことに俺も身体に力が入らなくてバランスを崩して一緒にソファに倒れ込んでしまった。俺の上に乗
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO俺に背を向けた二宮さんは、逃げるようにリビングのドアノブに手をかけた。俺は逃さないように後ろから抱き締めた。「俺、二宮さんの好きを信じても良いんですか?」「好きな気持ちはずっと一緒だよ。好きだから、利用されたと思って辛くて苦しくて、智くんを責めてしまって、本当にごめん」「二宮さんは……、俺の好きを信じてくれるんですか?」そう訊いたら声が震えてしまった。また信じられないと言われたらと不安で堪らなかった。そうしたら二宮さ
(愛の釣り人)東京タワーの真横を通り地下鉄の駅に近いところで連れ立ってバスを降りた。私人系YouTuber「君、ちょっと。撮影に協力してくれないかな?」なんだ?こいつ。撮影って何だ?俺の和に、厚かましいぞ?智「知り合い?」和「ううん。知らない人」だよね。智「失礼」俺のに、馴れ馴れしく話しかけんな。キッと睨みを効かせて地下鉄の駅へ降りようとした時背後からパトカーの音が聞こえてきた。ほらな。お前ら、揃ってブタ箱行きだ。お上はちゃーんと見てるんだ。そう思いながら
(愛の釣り人)薄い唇を奪いながら俺の指がイケナイコトをする。細い腰から脇腹を上がってさっき見つけた赤い粒に辿り着くとシャツの上からそこをそーっと撫でた。和「・・・ひっ・・・」智「・・・しー・・・んちゅ・・・」その赤く濡れた薄い唇を俺の唇で挟み込んでキツく吸いあげるとそのまま中に舌を入れて口内の内壁をぐるんと押してみた。ガクガクに震える腰を支えながら壁際まで追い詰めてもう乗り掛かるみたいに唇も腰も押し付けたまま甘い君を貪る。柔らかくて熱くて甘くてたまん
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO玄関ドアが閉まり、二宮さんの儚げな後ろ姿が見えなくなって。さっきまでうだうだ考えていたはずなのに、気づいたら二宮さんを追って玄関を飛び出していた。エレベーターまでの長い通路を足早に歩いている二宮さんを追いかける。後ろ姿で顔が見えなかったけれど、震える肩と腕で顔を拭っている姿を見て泣いている事に気づいた。俺が泣かせた。信じられないって言われた時の辛さを知っていたのに、俺は自分が傷つかないために同じ言葉で二宮さんを傷つけた。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO日曜日、学校が休みだから、最近はただぼんやりとソファに座って過ごしていた。その時、玄関のドアがバタンと大きな音を立てた。こんな風に入ってくるのは翔くんぐらいしかいない。でもいつもは一応インターフォンを鳴らすのに、今日はどうしたんだろうか?「翔くん?」リビングから声をかけても返事がなくて。「どうかしたの?」ソファから立ち上がり、リビングのドアを開けた。でもそこに居たのは翔くんではなくて。「二宮さん……、どうして……」
(愛の釣り人)嫉妬に任せて怒りをぶつけてしまった俺に和は愛をぶつけてきた。真っ直ぐに。古典の先生「それは、あなたのド直球が打ち返しやすかったから・・・」・・・へ?古典の先生「あ、いや。ごめんなさいね。気にしないで。執筆中にブツブツ言うのクセなんで」クセ・・・強・・・コンコン、と控えめなノックが聞こえてガラガラ、と扉が開くとそこには俺の和が立っていた。古典の先生「あら、二宮くん。もしかして早退モード?」お部屋の和「はい」古典の先生「課題、もらってきた?」お部
image辺境の町ヴェーマの名は、その大半を占める樹海の名前に由来する。『どう?釣れる?』川に糸を垂れるサトシの隣にマサキが腰を下ろした。『大地震からこっち、釣果は散々だよ。』サトシはもともと丸い頬を膨らませた。『地震…立て続けだったもんね。』『雅紀はヴェーマの領主さまだから、ホント大変だったよね。』『まぁね。でもさ、翔ちゃんも大ちゃんも色々手伝ってくれたからね助かった。その節はどうも。』マサキはちょっとおどけてお辞儀をしてみせ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO今まで彩りに満ちていた世界が、またどんどん色を失っていく。目の前が真っ暗になったような気がした。失ったものが大きくて感情がついていかない。自分は今どんな顔をしているんだろうか。「和さんも、やっぱりあいつと同じで、俺のこと信じてはくれないんですね」そう言って俯いた。ああ、そうだ、もう和さんとも呼べないな。麻痺した頭でそんな事を考える。「二宮さん、楽しかったです。ありがとうございました」和さんの顔を見るのは怖かった。
(お部屋の和)英語の先生「あら?二宮くん。もしかして、熱がある?顔が赤いわ」和「・・・いえ。大丈夫です」英語の先生「無理は禁物よ。授業中でも遠慮なく言ってね」和「はい。ありがとう、ございます」傍目にも熱があるように見えるんだ・・・Doyouhaveafever?Yes,Ido.なんちゃって。廊下側の窓が冷んやりしていたから火照った頬をこっそりつけてみた。まだ・・・ドキドキしている・・・いつもカサカサの唇にそっと触れてみた。・・・しっとりしている・・・
(熱血の相葉!!)古典の先生のお手伝いで職員室まで往復すると国語教官室の前に事務長先生👓✨がいた。古典の先生「立ち聞きですか?」事務長👓✨「人聞きの悪い。先生、管理責任問われますぞ」古典の先生「そのカメラは、なんです?」事務長👓✨「決定的瞬間を押さえて警察に提出しようと!」古典の先生「・・・・・・協力します」え?警察?そんな修羅場なの?中に、和くん居るよね?俺は小柄な古典の先生の後ろからその画像を覗き込んだ。*****和「あの男・・・って・・・そんな・・・
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「やっぱりニノちゃん知らなかったんだ?俺も今日知って、早くニノちゃんに教えようと思ったんだよ。こいつは『Tendre』のスパイだから気をつけろってさぁ。ほーら、だからあんまり仲良くしない方が良いって忠告してやったのにさぁ」したり顔で饒舌に話す山下。「スパイではありません」殴り掛かりたい気持ちを抑えて山下を睨みつけながら言った。「でも、『Tendre』の社長の息子なんだろ?」「貴方に言う必要ありません」山下になんて言
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOその日は学校に行ったものの、早く和さんと話したかったり、どんな反応をされるのか怖かったり、複雑な気持ちで、授業はほぼほぼ上の空だった。『Tendre』が出店するって噂が出ているって事は、俺が社長の息子だって知っている人が居るということだろう。それが和さんの耳に入る前に、きちんと自分で話したい。そう思うと本当に落ち着かなくて。しかもそんな日に限って早く帰れなくて。バスを降りたら走り出していて、閉店間際に店に飛び込んだ。「和
(愛の釣り人)なんなんだよ。俺が。こんなにもブルーな気持ちで昨夜からほとんど寝てなくてお前のこと待ち伏せして通報されそうにまでなってでここにいるってのに・・・お前は。俺じゃない男とイチャイチャするのか?もう。このまま。声をかけずに帰ろうかな・・・なんて。まだ何も。始まっていない俺とお前。唯一・・・繋がっていたものも外してしまったんだろ・・・その原因が。稲森さんにあると勝手に決めた俺はもしかしたらハッピーマンとんだピエロかもしれない。なんて・
(愛の釣り人)昨夜。急いで駅まで行ってみたけれど俺の和は見当たらなかった。メトロからJRまで歩いてみたけれどやはり・・・見つけられなかった。夜桜はひらひらと花を散らせて誰もが足を止めて見上げるけれどこのままじゃ桜を嫌いになりそうだ。ひとこと、言ってくれたら・・・ちょっと、顔を見せてくれたら・・・「稲森さんは。松兄の彼女さんだよ」と。そう言えたのに・・・東京には、もう家族は居ないから駅前のカプセルホテルにひとり泊まった。シャワールームを利用させてもらって湯上がり
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「翔くん、『琥珀の月うさぎ』にフランチャイズ契約しないかって営業に行った?」そう訊いたら、仕事の話だとは思っていなかった翔くんが驚いた顔をした。「行ったよ。智くん、『琥珀の月うさぎ』をフランチャイズ化したいって言ってたから。そうだ、それで智くんに確認したかったんだよ。あのお店、経営も順調そうだし、パンも美味しかったから、フランチャイズ化はおかしいよね?」「待って、翔くん、俺『琥珀の月うさぎ』をフランチャイズ化したいなんて
(*.゚꒳゚*)(´・∀・`)ちょりんぴーです。ちょっと前にちらりと載せて引っ込めた予告のお話がやっとこさっとこできました。年度の切り替わりで、すんごい忙しくて、全然記事を描く時間がなかった~(ノД`)・゜・。今回も私の頭の中では、舞台です。しかも自分にとっては珍しく、和物じゃない異世界ファンタジー懐かしのファンタじじぃよろしくどうぞ。<m(__)m>因みに今回はアメ限ないです。Hなしですのであしからず。‹(´ω`)/››‹‹(
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO和さんと毎日楽しく過ごしすぎて、幸せばかりを感じて、話しづらい事を先延ばしにしていたからバチが当たったのかもしれない。「『Tendre』がこの辺に出店するって噂、聞いた?『Tendre』が出店したら、うちの経営も危ないかもね」雪かきの後にイートインスペースで和さんにそう訊ねられ、愕然とした。そんな噂がたっていたなんて。「それ、ただの噂じゃないですか?」出店するつもりなんてなかったから、そう言って安心させてあげたかったけれ