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image辺境の町ヴェーマの名は、その大半を占める樹海の名前に由来する。『どう?釣れる?』川に糸を垂れるサトシの隣にマサキが腰を下ろした。『大地震からこっち、釣果は散々だよ。』サトシはもともと丸い頬を膨らませた。『地震…立て続けだったもんね。』『雅紀はヴェーマの領主さまだから、ホント大変だったよね。』『まぁね。でもさ、翔ちゃんも大ちゃんも色々手伝ってくれたからね助かった。その節はどうも。』マサキはちょっとおどけてお辞儀をしてみせ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです最終話ですsideN「和、起きられそうか?」申し訳なさそうな声に起こされる。目を開けると、声と同様申し訳なさそうな顔をした先輩。「なあ、学校、休まねぇ?」「ダメ、行きます」ガバッと勢いよく起きあがろうとして腰に激痛。ベッドが壊れるんじゃないかってぐらい激しかったからなぁ……。恨めしげに先輩を見つめると、先輩は眉を下げた。ふふっ、先輩のこんな顔も可愛くて大好きなんだよね。「悪りぃ、手加減できなかった」「それはチョコレートの
(Nサイド)俺は知らず鼻歌まで歌っていた。大野さんが帰ってきてくれたことが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。アヒージョを作りながらビールを飲んでいつしか口移しでソファーに縫いとめられてエビもイカもピーマンも玉ねぎもこの人の唇から雛鳥が餌をもらうみたいにあーんと開けた口に入れられて和「美味っ」ぱくぱく食べた。んふっと笑いながら垂れる油を指で掬って舐めるのが色っぽくて・・・ビールの缶は2本目、3本目と積まれた。💛もえこさんの絵です💛いつしか床にゴロンと寝そべった俺は
(Nサイド)和「・・・ぁ・・・」智「こら。・・・じっとしてて」粘土に塗れた汚い指で俺のカラダを撫で尽くす貴方・・・和「・・・ぁ・・・だめ・・・」智「・・・そんな声、出すなよ」時々、思い出したようにキスをくれる。和「・・・ねぇ・・・そこも再現するの・・・?」智「当たり前だろ。一番大切なところだ」・・・粘土の付いた手では・・・・・・ちょっと・・・そう思ってるのが通じたのかな。その時、信じられないことを目にした。この人が口にゴムの袋を咥えて片手でぴっと破ると・・・粘土
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN学校行ったのかって?勿論行ったよ。潤くんちに泊まる予定だったからお泊まりセットはもちろん、制服だって持ってきてたしさ。ただね、バイトの妖精さんは無理だった。手足の露出する部分、至るところに絶対わざとだよねってぐらい赤く痕を付けられててさ。バイト行けないじゃんって言ったら満足げに笑ってた。やっぱりわざとだよ……。先輩、子供っぽいところあるよね。でも腰が痛くて長時間立ってるのは無理かなってのもあったから。登校する時も腰
ひとつ前に『優しい香り、恋の時間』(sideO)の最終話をアップしてますのでお先にそちらからお読みくださいこんにちはいつも読んでくださってありがとうございます『優しい香り、恋の時間』(sideO)無事完結しましたー『優しい香り、恋の時間』は珍しく和くんサイドのみで書いたものだったので、そうなるとやっぱり智くんサイドも皆さま気になっちゃうかもしれないし、何より私が書きたくなってしまったんですよねただ、同じ内容のお話なはずなので楽勝で書けるかと思ったのですが、なかなか
空を見上げるのがクセになっていた。季節は瞬くうちに秋になりそして深まり吐く息も白くなった。夏の星座から冬の星座に変わってしまって貴方に会えない時間が貴方の側に居ないことが当たり前になっていく・・・だけどこの東京の空の下、貴方もそこにいるそう思うだけで、乗り越えていける・・・と、思っていた。渋谷の空も、新宿の空も多角形だ。あの人、渋谷のハンズにも新宿の世界堂にもひとりで行くって言ってたな・・・素敵な人だから・・・皆、大野さんのこと、大好きになる。僕の存在なんてちっ
大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。こちらはINTHESUMMERの番外編です♪INTHESUMMER(本編)↓『INTHESUMMER1』1つ前に【必読】の記事をUPしてます。大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。お待…ameblo.jp本編を読んでいなくても楽し
(お部屋の和)翔さんの明るい声があの日の記憶の中で鮮明に蘇る。恋文の翔!「もうこうなったら。ふたりをネタに小説書いちゃうから」智「題名は?」恋文の翔!『桜の花びら散る頃に』和「そんな歌ありましたね」恋文の翔!「そっか・・・アマチュア小説ならいいんだけど。俺はプロだからなぁ・・・『初恋は叶わない』にしようかなー」和「もう・・・イジワルだなぁ・・・」初恋は・・・叶わない・・・そうは言っても。自分は。自分たちは。浅はかにも・・・叶うと思っていた。あの秋の日に・
某気象グループの長男×四男のJ禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。◇18歳以下◆J禁、P禁ってなに?◇BLってなに?◆ONは受け入れられない!って方はご遠慮下さい。タイトルの後ろの記号が視点を表しています。◇:Nside◆:Osideです。゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚+□○月○日今日は元客の和田さんに待ち伏せされてしまった。もう会わないって約束したのに。話し合ったはずなのに。仕方なく、僕は相葉さんに連絡した。きっとなんとかしてくれるはず。
(智)どのくらいそうしていただろう。可愛い足をもしょもしょし始めてハッとした俺は慌てて飛び起きた。智「足、大丈夫か?痺れた?」和「・・・平気」足を伸ばしてトントン叩くから足首を持って手伝ってやろうとして和「・・・ぁ・・・ぁあ・・・」足って感じるのか?俺は足の指を一本一本唇で愛撫し始めた。ふくらはぎがピクピク震えてる・・・可愛い親指を口に含みちゅーっと吸うと・・・あ・・・デカくなってくる。俺は止められなくなった。まだ布団も敷いていなかったけれど俺の部屋の畳の上に無
某気象グループの長男×四男のJ禁P禁を取り扱っている駄文サイトです。◇18歳以下◆J禁、P禁ってなに?◇BLってなに?◆ONは受け入れられない!って方はご遠慮下さい。゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚+大野サンはほんとに見かける度に違う子を連れていた噂通りそういう人なんだオレとは違う人種そう思うのに気になって仕方ない大野サンを見ちゃうのはあんな場面に出くわしたからであって深い意味なんて、絶対に無い!!なのに……自分の気持ちとは裏腹につい大野サ
(智)俺の大学生活が輝き始めた。和の入学は心躍るものだった。満開の桜の下で俺たちはチェロを奏でた。伴奏者を探し回らなくても互いに伴奏が出来たからふたりで奏でれば幾通りもの音の組み合わせを実現できた。やがて俺たちはふたつのチェロで音を合わせるようになった。学内の教授陣さえも唸り演奏会ではホールが満員になった。私設のファンクラブまで出来てしまった。俺は気が気でなかった。「一緒に弾いてくれませんか?」和には絶えず男性からの申し出があった。*ララァさんのお写真です*(和
(愛の釣り人)昨夜。急いで駅まで行ってみたけれど俺の和は見当たらなかった。メトロからJRまで歩いてみたけれどやはり・・・見つけられなかった。夜桜はひらひらと花を散らせて誰もが足を止めて見上げるけれどこのままじゃ桜を嫌いになりそうだ。ひとこと、言ってくれたら・・・ちょっと、顔を見せてくれたら・・・「稲森さんは。松兄の彼女さんだよ」と。そう言えたのに・・・東京には、もう家族は居ないから駅前のカプセルホテルにひとり泊まった。シャワールームを利用させてもらって湯上がり
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです数日経っても大野さんからは連絡もなく、大野さんの家から大学に通って、バイトに行き、帰ってきて智と散歩に出かけて眠る日々。ベッドから薫っていた大野さんの匂いも少しずつ薄れていき、何だろう、どんどん寂しさがつのる。『大野さん、いつ帰ってくるのさ…』眠る前にはいつも大野さんの事ばかり考えていたせいか、最後に大野さんに会ったあの日の夢を見た。『和…』大野さんが優しく呼ぶ声。呼ばれるたびにいつでも心が震えた。ああ、あの時は頭を撫でてくれたんだ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルでファンタジー?優しく唇を舐める舌。食べられるんじゃないかってぐらい丹念に俺の唇を味わっている…。『んっ…ふ、ぁ…、好き、大野さ、ん』抱き締めたまま、想いを込めて好きと言い続ける。口を開くと、捩じ込むように大野さんの舌が挿し込まれ、口内を犯していく。それからペロリと唇、顎の黒子を舐めると、大野さんは黒い瞳を艶やかに光らせ、俺を見た。口付けは、俺の告白への答え
(お部屋の和)足袋も脱いで鬘も外してそれだけでもかなりの解放感を味わった。智さんは、変顔をしながらオレンジやレモンを握り潰してフレッシュジュースを搾ってくれた。智「どうぞ」和「わぁ♡ありがとうございます」・・・美味し・・・///汗をかいてしまったのを考えなしにさっきのタオルで拭ううちに・・・あ・・・どうしよう・・・タオル汚しちゃった・・・ということは、化粧も・・・かなり落ちてしまっているはずで・・・和「・・・あ・・・あの・・・タオル・・・すみません・・・💦」
(櫻井)俺は探偵さんの話を聞くことにした。何故ならば。少なくとも実在するというこの絵の中の人が何処の誰かが分かるじゃないか。ここに来て相葉くんをミラクルだと思った。友達になったって言ってたもんな。その眉毛の濃いイケメン探偵さんは松本「松本です。宜しくお願いします」とても爽やかな好青年だった。松本「あまりペラペラ話せないんですが」櫻井「交換条件。絵の作者に会わせるよ」松本「!!!是非!」櫻井「この人は、何処の誰ですか?・・・いや。世の中には同じ顔が三人と言われている。
(風磨)まだ二月なのに春一番が派手に吹き荒れる。高一のバレンタインデーは僕の・・・失恋記念日となった・・・のんのんののんのんのんののんのんののんのんのんののんのん今日は僕の・・・失恋記念日です・・・「それにしても、なんか甘い」「バレンタインでくっついたカップル多過ぎて困るぅ」「四月まで続いてからマウント取れって」あー、はいはい。幸せそうで、何より。バレンタイン直前になってチョコレート校内持ち込み禁止令が出た。だけど皆、チョコレートを持ってきてた。もちろん。
1つ前に「キミとだから裸の愛を4」あります↓『キミとだから裸の愛を4』大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。【お知らせ】今日と明日は1日2話ずつUP…ameblo.jp今日と明日は1日2話ずつUPします!いずれの日も、18:17と23:26にUPになりますよろしくお願い致します♡♡大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感
(智)和から溢れてくる音は日を追うごとに洗練されていった。俺の胸は常にときめいて夕方家路に着く時にはいつも高鳴った。和を想いながら弾く俺のチェロも高い評価を受け始めていた。ウィーンから偉い先生をお迎えしてのコンクールに一次の動画審査が通った。俺は和と一緒に弾いて提出した。この音を出せる人を俺は他に知らない。夏休み前の学内演奏会ではAプラスの評価を総なめにした。続く二次コンクールでは一緒に弾く人は学内の学生だけでなく広く一
(和)朝日を見たのは・・・夜通し星降るキスを交わした後のこと。僕はまだ・・・智の腕の中にいた。だんだんと星々が薄くなっていく。代わりに空の青がどんどん広がっていく。まるで・・・智のように優しい空・・・星々が朝日に吸い込まれてやがて空の蒼に溶け込んだ・・・そして遠くから船が・・・大きな船が・・・こちらに近付いていた。それをじっと見つめていた智が僕をぎゅっと抱きしめた。智「部屋に帰ろう。船からは・・・岸が丸見えなんだ。お前を・・・見せたくない」僕はキラキラの朝日の中
大宮妄想小説、BLです。ご理解のある方のみ、どうぞ。苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。和也side「やっぱり、ニノじゃん!」振り返った俺の顔に嬉しそうに顔を綻ばせて。同期だったかっちゃんが隣りの女性と一緒に、近づいてくる。「久しぶりー!元気?お前、突然辞めちゃうから心配したぞ!」「あ…ご
(和)・・・智・・・何処へ行っちゃったの・・・?ホテルの部屋に残されていたのは智が吸った煙草の燃え滓だけ・・・甘い記憶が燃えて落ちるのを僕は茫然として見ていた。僕の何処を切っても智しかいないのに・・・何処へ行ったの・・・?携帯にも繋がらなかった。智の住んでいたところは既に解約されていて・・・皆が僕に聞くんだ。「智は何処?」・・・って・・・涙は枯れてもう出ないくらい泣いたのに・・・なのに・・・まだ泣けた・・・どっちに歩けば智に辿り着く・・・?もしかしたら海外で
(和)このままではふたりとも力尽きてしまう。なんとかしたいけれどどうしていいか分からない。ただ頼りに思うのは先生の呪詛を唱える声が日に日に大きくなっていくことだった。それに比例するかのように大きな青い星が近付いていた。やがて寒い冬が終わりを告げる頃紫の炎に変化が見られた。道明松の司「晴明の息子よ。なかなか・・・やるな」智方士「お前こそ」戦い合ううちにリスペクトする気持ちが芽生えたのか道明松の司は卑怯な手を使わずにまるでラリーを楽しむかのように力を出すこと力
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNホワイトデー当日は先輩の家にお泊まりさせてもらうんだ。お姉さんはホワイトデーも彼氏とお泊まりで帰ってこないんだって。学校から帰ってきてリビングのソファに座っていると、先輩が寝室から何か持ってきた。「和、これ、ホワイトデー」差し出されたのは丸っこくて可愛いフラワーアレンジメントと細長い箱。フラワーアレンジメントは白い陶器の入れ物に黄色のガーベラを基調にしてビタミンカラーの花や緑が丸く可愛らしく配置されていて、青いリボンが結わ
(雅)先生と和くんは想い合っていると思う。翔「おかえりなさい」潤「全部の照合終わりました」智「おつかれさま」翔「虫に刺されたの?」和「・・・う・・・ん//////」きっとそれ。キスマークだよね?翔「ムヒ塗らないと」雅「俺、持ってるよ」潤「すごいな」雅「ムヒはね。常備薬だよね」和「ありがと」ムヒを手渡すと智「貸してみ」和「はい///」先生が和くんのシャツの中に手を入れてムヒを塗り始めた。その遠慮のなさにドキドキしていると潤「あああ。翔さん、ティッシュ」翔「あ
(翔)甘いカクテルを女性客に作り今夜も静かな笑みを浮かべて接客する。照明を落とした店内には甘いバラードが流れ曲と曲の間には思い出したように潮騒が聴こえてくる。そして・・・今夜は・・・カウンターの隅っこにとびきり甘いふたりがいた。俺の作った酒をクルクル回しながら甘く触れ合うふたり。見ないようにしながらも・・・目が離せないでいた。それはまるで・・・honeyspot
(悟)曾お婆ちゃんのいない芦屋の庭はすぐに雑草が生えてしまった。階段には埃が溜まって玄関の靴はあっちこっち向いて洗濯ものは。なんというか・・・仕上がりが違った。そして・・・朝ごはんもおやつも自分で動かなければ美味しいものは食べられなくなった。母さんは。慣れない家事に四苦八苦して完璧なピアノどころじゃなくなった。父さんの方がまだ何でも出来た。悟父「悟。ゴミ出し、ありがとう」悟「あれくらい、なんでもないよ」起きて来たら。掃除も洗濯も完璧に終わってた家が。塵ひとつ
BL妄想小説です。ご注意を。操守から続いています。