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(和)母さんが亡くなったのは高校生の時だった。僕は世間知らずで何も知らないままに病院で紹介された葬儀社に言われるままのお葬式で見送った。ちゃんとしたお葬式だった。母さんの遺骨を受け取った次の日のこと百万円の請求書が届いた。病院にも十万円余支払わないといけない。葬儀代がこんなに高いなんて知らなかった。母さんがわずかばかりに遺してくれた高校の授業料が無くなった。僕は小さなアパートに住んでいたけれど家賃や水道光熱費を払うために生きていくためにしっかり働かないといけなくな
(智)結局、あの後自分の部屋に戻った。だけど・・・翌日の約束をした。仕事終わりにホテルのバーへ直行すれば二宮さんの練習に立ちあえることになった。和「ピアノに触れないと・・・」そうだな。ピアノを弾けるようになるにはピアノに触れないといけない。俺は嬉しくて翌日の仕事を頑張った。ジャカルタなど大都市では東京のような高層ビルも立ち並ぶこの国も少し郊外へ出るとまだまだインフラの整備が途上だった。さらに農村部での貧困は・・・・・・全ての人を救える訳じゃないけれどこんな俺でも胸
(和)昼下がり。おばあちゃんが台所の用事に下がりお客さまも少なくなった頃智が離れから出て来た。智「有難う。任せっきりですまないね」和「ううん。楽しいよ」智「何か変わったことは・・・?」来客名簿を見ていた智の目線が止まった。和「相葉さんと、あと・・・そのおふたりが来てくださってああ。お土産もいただいてて・・・ほら。その紙袋🛍🎁」智「あ・・・お礼、言わないと、な」頭をぽりぽり掻きながら智「失敗したなぁ・・・こっちに居るべきだった」和「もうすぐ戻って来られるよ」智「
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。何を言ったとしても、今はS井を騙さなければならない現実を認識したカズ・・・とりあえずは何か言わなきゃ。けれど「あー」とか「うー」しか言葉にすることのできないカズに、S井は違和感を覚えたようだ。「・・・智くん?」訝しむような声色、S井は智がこんな風に言葉を慎重に選ぶことにいつもとは違う何かを感じとる。S井は、マネージャーとしての勘が当たっているならばこれは非常事態だと察知した
(お部屋の和)時計の針が12時を指してすぐ携帯が鳴ったから飛び付いた。智さんかもしれない。もうドキドキし過ぎて吐きそう。✉️お部屋の和、おめでとう🎉・・・あ。・・・熱血の、相葉氏から。✉️ありがとう(^^)最近は。模試なんか受けてる幼馴染。振り返れば幼稚園から続く一本道。この先は・・・3月より先は・・・もう、同じ道じゃ、ない。だけど、少しだけ心の平穏を取り戻した。相葉さん。いつも、ありがとう。窓に頬をくっつけて家の前の道を見ていると影が・・・?みっつ?いや
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*それから毎日大野と一緒に晩酌するようになった。つまみ付で。でも…何が酔っちゃうだ!大野は何杯飲んだって酔いやしない!めちゃくちゃ酒が強かった。「おおにょは~まいにちここにきてたらぁかのぞょさびしがってるんじゃない~?♪」「ご心配なく。彼女はいないので」「べつにぃしんぱいなんてしてないけどぉ」「そうですか。」「あぁ~なんでおまえはすぐがっかりするんだよぉー」「・・・・」「なんだよ」「名前。。」「ふん!さとしぃ~♪だっけ?」「・・・・
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「手、大丈夫か?」縛られた時についた傷。手当てしてもらって包帯が巻いてある。その手を智さんが痛々しそうに見てる。「痛くないんで大丈夫ですよ。あ、でもこれ取らないとお風呂入れないですよね」せっかく手当てしてもらったけど……。「濡らさないように入ろう」そう言って智さんはラップやビニール袋、テープを使って手首が濡れないように両手を包んでくれた。でも、これだと身体はなんとか擦れるけど、頭は洗えないんじゃ……?ビニールに包ま
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*それから3日後朝早く起きた俺は朝食を作ってる和に声をかけた。「おはよう」「あ、おはようございます。今日は早いですね」「ああ。出掛けようと思って。それで今晩なんだけど、大学の時の同期と会う約束してて夜飯いらないわ」「わかりました。飲み過ぎないようにして下さいね」「・・・・」それは、何だ?心配してくれてるのか?返事が返ってこないことに不思議に思ったのか。手を止め視線があった。「ん?」「・・・誰かに心配してもらうのっていいな。」「/
最終話はこちら💛『54321→0〜ワンコと君〜』💙17話×2💛🐕🦺お読みくださいましてありがとうございました。はなさん、けいなさん。智誕祭、お世話になりました。HBD企画のハッシュタグもお借りして蓮ちゃん、いつも有難うございます。よろしければこちらをお聴きになりながらお読みくださいませ。ご一緒に書いてくださったあややん、ありがとうございました。ひとりで書くのとは違い和子の毒が多少は中和されて読みやすかったでしょうか。(^^)あややんの
美術の先生は、東京藝大出身だからそっちを薦めてくれたけれど、和が筑波大に行くなら、俺も筑波がいい。筑波にも芸術群があるのだし。それに、総合大学だから、いろんなことを学べる。・・・悔しいけれど、落合先生のやっていることは素晴らしかった。俺の考えてるユニバーサルデザインの応用とどこか交差するところもあった。担任の先生は分かってくれたけれど芸術科の先生達は、揃ってNOを出した。俺、推薦は貰えないかもしれない。・・・でもさ。偏差値、上がってきてるから。推薦貰えなくても、行け
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN俺の胸元に智くんの頭が蠢いていて、胸の突起に舌先で触れたり、軽く歯をたてられたりして、有り得ないぐらい身体が甘く痺れていた。先程までアルコールでふわふわしていた頭の中は、智くんから与えられる刺激で段々とモヤみたいなものが晴れてクリアになっていって、そのせいで羞恥心が増していく。でも、ずっと開きっぱなしの唇から漏れる変な声も、緩んだ顔も全部を隠さないでと言われたから、懸命にシーツを掴んで隠さないようにして
君の風景は僕の風景Landscape.40少しゴタついたけれど会社に提出した辞表が正式に受理され、無事残すは有休消化となった今、これからの自分の道にようやく視点がいく。あの部屋に残した私物はケジメの意味でも片付けたいのは山々だけど、今の状況ではそれは当然無理な話で。ニノの為ならニノが好きでいてくれる自分に変わってみせるから本人には決して言ったことはないけれど、智があの部屋から去ったあと何度も思った事。本当に自分で嫌になる程、しつこいほど思った事。多分智に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「和の反応がいちいち可愛すぎんのが悪りぃんだよ」鏡越しに見つめながらそんな事を言う智さん。意地悪な手は俺の肌を滑っていく。全身至る所に触れて。ただやっぱり触れてほしいところには、一瞬掠める程度でしか触ってくれない。でも後から気づいたんだけど、焦らされているからなのか、もう智さんの手の行方だけが気になって、村瀬に触れられた事なんてすっかり頭から消えてしまっていたんだ。「可愛くないです……」与えられる刺激がもどかしくてプイ
※妄想中6智ふふと柔らかく笑ってから和「嬉しいなぁ♪みんな"カズ"だから、和也か…ふふ、大野さんだけだね」"大野さんだけ"という言葉にやけに嬉しく聞こえた智「じゃあ…これからもそうしてくれ」そういったあと俺は椅子から立ち上がり彼の手首を掴み自分へと引き寄せキスをした和「んっ…ふっ…」腰を抱き寄せ顎に親指をかける口をあけさせ舌をいれて喰うようなキス甘い…今まで感じたことのないたまらない気持ちになって俺は少しずつ和也を後ろに押しながら流れるように
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN智が言ったとおり、智の仕事にも何ら影響はなく……。智の人柄とか、真面目な仕事ぶりとかに惹かれて常連さんになってくれる人が多くいたし、そして何故か新しい客層が増えちゃったりしてた。俺は船には乗れないから、主に宿の経営を担っている。今まで無かったホームページを充実させたり、予約管理もシステム化したし、経理も完璧。最近は女性客も多いから、女性が安心して泊まれてかつ喜ぶサービスも取り入れたりしてる。「ほら、せっかく作ったんだから、
(和)佐世保バーガーの店の前には開店前なのに列が出来始めた。僕らもその列に並んだ。・・・なんとなく。目の前にあったから・・・かな。お店のメニュー表が回って来て和「大きいね」智「デカ」ふたりやっぱり同じタイミングで同じことを言う。それが可笑しくて身体をコツンと当てるとそのまま抱きしめられてしまった。・・・恥ずかしい・・・だけど前のふたり組は日傘をさして後ろのふたり組もカップルでこちらを見ていなかった。それで・・・暑い中くっついて待った。大野さん、甘えん坊だなって
O.side助手席のニノの様子がなんか変だ。さっきまであんなにニコニコ楽しそうにしていたのに、どうしたんだろう。ちょうど赤信号で車を止めた時に聞いてみた。「ニノ?どうした?具合悪いのか?」「え!?」目が合う。やっぱり表情が曇ってる「ん!?」「あっ…えっと…あの…」やっぱり何かあるんだな。俺はニノのタイミングで話てくれるまでゆっくり待った。信号が青になり車を走らせるするとしばらくして「知念さん…」「ん?侑李?」「はぃ。あの…すごく仲がいいなぁと思って」「あぁ…侑
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*今、僕はキッチンでおにぎりを作っている。昨夜…智さん//から電話が来て"明日は海の方に行くからラフな格好で来い"と言われた。"朝迎えにいくから"と…海なんていつぶりだろう…なんか遠足の前日の気分で興奮して寝れなかった。で、僕は思い付いたんだ。せっかくだからおにぎりを作って持っていこうと♪キッチンで作ってると、、潤くんが起きてきた「ニノおはよう。おっ!おにぎりだ。一個もらっていいか?」「おはよー潤くん♪いいよ!」「サンキュ。ん!?
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*O.side「和はわかってないな。」耳元で低く囁きかぷりと耳たぶに噛みつくとびくっと身体を震わせた。「ぁん、、何…が?」「俺がどれだけ和に夢中か。」今にも泣きだしそうな潤んだ瞳に視線を合わせた理性が薄れていく様子に…その官能的な表情に…ぞくぞくした。「智だって、、僕がどれだけ夢中かわかってない」「わかってるよ。」「・・・・」「わかってる。嫉妬するくらい好きなんだろ」和の耳穴にぴったりと唇をくっつけてながらとどめのように低
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*実家に帰省して…3日目。親戚一同集まって賑やかな正月も終わった…智と会えないけど…毎日電話はしている。で…1日に数回色々な写真が智から送られてくる。智がお父さんと飲んで旨かった酒の写真だったり智の実家で飼っている犬の写真だったり年を跨いで釣りに行ったみたいで船上からの初日の出の写真が送られてきたのには驚いた。他にも釣れた魚の写真、キレイな青空と海の写真、でもどれも智の顔は写っていない写真ばかりで……余計に智の顔が見たくなった。僕も何かを
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*O.side一目惚れだった。3年前…仕事の用事である会社を訪れた時社長室に入るところで一人の男とすれ違った。その時落とした来客用パスカード…それを拾い追いかけエレベーター前で声をかけたのが出会い。俺と変わらない背丈、真っ白い肌、薄茶色の瞳、柔らかい雰囲気が漂う彼に一瞬で惹かれた。可愛いらしい手にそのパスを渡した。『あっすみません。わざわざありがとうございます』声まで可愛いかった。直ぐ社長に確認した。息子だと言う。じゃあここ
(お部屋の和)この後、料亭の方へも見学になんて話になっていたけれどGalleryOHNOのカレーについてママさんが語りはじめて場が盛り上がってしまっていた。僕は。智さんと半身をくっつけているだけでそこから全身に熱を帯びてなんだか・・・やばくなっていた。それを落ち着けようとして飲み物を多く飲んじゃってお手洗いにも行きたくなっちゃってた。どうやら。VIProom専用のお手洗いがあるらしく潤さんに言われた通りに仕切りの奥へ進むと隠し廊下があった。このお部屋の他にも
──この街には噂がある。''吸血鬼''がいる、という噂が・・・─吸血鬼×人間のお話。*˙˚🕸𓆩✝︎𓆪˚˙*🕸*˙˚🕸𓆩✝︎𓆪˚˙*🕸朝から晩までずっとひとで溢れる街。この街には噂がある。『吸血鬼』がいる、という噂。どうせ未成年に夜遊びさせない為の大人が創った噂だろう、と誰もが''噂''としか思っていない。欲望には際限がない。食べても、食べても満足できずもっと、もっと!と強い刺激が欲しくなる。誰にも言えない欲望を抱えた者が集まる場所が
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*N.sideくも事件が解決して清々しい気分で先生と朝食を食べた。だけど…なんかいつもと様子が違う先生。いつもだったら大袈裟に"美味しいよ"って言ってくれるのに・・何も言わず黙々と食べ時々ぼっーとしていた。やっぱり眠れなかったのかな。俺に付き合わないで自分の部屋で寝れば良かったのに。。だけど…俺は先生が側いてくれて不思議とぐっすり眠れた。時々今だに彼が夢に出てくる。大好きだった彼。涼真くん・・完全なる俺の片思い。告白する勇気も
*ララァさんのお写真です*(智)月影に浮かぶ花に向かって弾いた。近付いてはいけないと言われた離れには誰が居るのか。どうしてそこから出てこないのか・・・俺は自分の心に向いていた。俺の影をその人に重ねていた。蒼い月の雫をその花弁に受け止める世界に憧れを抱きながら・・・俺も独りなんだよ・・・俺の心の痛みをこの弦に乗せて運ぶから聴いてくれるだけでいいから・・・楽器を極めることは孤独で・・・技の凌ぎあい師匠に認
俺と社長の内緒の事情。Situation160※Notice※この作品はフィクションであり実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。また時折不適切、尚、BL要素が含まれる事もございます。上記の意味が理解できない方、受け止めれない方はそっと静かにこのサイトを閉じて頂く事をお勧めします。サクラコ想像を絶する圧迫感はその姿を泪に変えて想像を遥かに超えたその喜びは切迫した甘い喘ぎに似た声に………………その姿を変えた。智「痛い、だろ」和也「ふふっ、でもね、んっ…
短編から先にUPします。全10話『檸檬日和』のその後です。高校一年生の風磨くん目線からお届けします。蓮ちゃん♡からハッシュタグをお借りしています。ララァさん♡から表紙のお写真をお借りしています。(風磨目線)2月5日月曜日。東京に雪が降った。2月1日。中等部さんの入試休みを利用して家族で夢の国遊園地🎡を訪れた僕はそのまま週末を千葉の祖父宅で過ごし都内に戻って来たのは4日の夜だった。なんだか久しぶりの登校だった。学年末テストまで3週間を切っているけれど2月はバレンタイン
妄想、BL(O×N)のお話です。BLの意味が分かる方、妄想とご理解いただける方のみお進みください。星を映してきらきら輝く目を、ずっと隣で見ていたいと思った。《sideN》昔からあんまり一生懸命何かに向き合うってことをせずに過ごしてきた。学校の行事とかも学級委員に目をつけられない程度に手を抜き、大学もそんなにガリガリ勉強しなくても入れるくらいのところを選んだ。そんな感じだから当然部活なんてやるはずもなく、ただ大卒の資格のためだけにだらだら無為に学校に通い、適度にバイトをしてテキトーに
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*「クリスマスなのにもんじゃなの!?」大きなリビングテーブルに置かれたホットプレート。若者らしく焼き肉パーティーが始まるのかと思いきやまさかのもんじゃ焼きだった。「そ。ニノが作るもんじゃは美味しいんだよ♪」どうやら相葉ちゃんのリクエストらしい。「みんなが揃う時はホットプレート料理が定番なんだよねー」ニノに相槌を求めてるのか顔を覗き込んで問いかけている。「楽ちんだからねー」と、ご機嫌な二宮くん。ホットプレートを前にして嬉々としてる2人を見る
大宮BL妄想物語。*閲覧注意*O.side朝ご飯を一緒に食べ散歩に出かける通勤する人、通学する人、走ってる人、犬の散歩をする人などが行き交う時間大きな公園、木々に囲まれた小道に入れば人も疎ら、てか、誰もいない。。俺は隣を歩いている和也の手をさりげなく繋いだ。。「!////」びっくりしたのか和也が俺を見た。「嫌か?」耳を真っ赤にして首を横に振ってるいちいち仕草が可愛い。。恋人繋ぎしてもいいかな。。和也の指の間に俺の指を入れ繋ぎ直した俺がぎゅって少し力を入れたら和