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ソリハシシギ(クチバシが反っている)前回の続き。今回へと申し送りした在留邦人の件。大本営発表は「サイパン島の在留邦人は終始軍に協力し、およそ戦い得る者は敢然、戦闘に参加し、概ね将兵と運命をともにせるものの如し」と申した。なお先日、同島在留邦人のご子孫から貴重なお話を伺ったのだが、準備不足のため後の回(読書するのでかなり先)で記事にする。行政庁、国策会社、医療機関などに勤めていた人たちの中には、進んで軍に協力した人たちもいると思うので、「敢然」も嘘だとは言わない。だが、軍隊から
千葉県の大原漁港に面する八幡岬に、(人間魚雷)回天小浜基地がある。横須賀鎮守府第7特攻隊所属(本部は勝浦)の第12回天隊73名(諸説あり)が配備された。1945年(昭和20年)7月30日に小浜基地は完成したが、回天を運搬する第21号1等輸送艦が輸送中に触雷して到着せず(諸説あり)、そのまま終戦になった。海に向かって3本の格納壕が並列につくられている。当然だが3本とも坑口はあるが、現在は中央に位置する1本の坑口のみ開いており、両側の坑口は戦後の擁壁工事で塞がれている。擁壁工事
[航空総軍]屯鶴峯地下司令部壕(戦闘指令所)②奈良県香芝市穴虫大阪と奈良の県境に近い屯鶴峯(どんづるぼう)。この奇岩群から程近い南北の小さな尾根の裾、東側と西側に地下壕が格子状に張り巡らされている。本土決戦を目前にして、昭和20年4月に全国の陸軍航空部隊を統一指揮するための航空総軍が編成された。その司令部諸施設として、屯鶴峯近くの山中に同年6月〜8月の2ヶ月間で掘られた、とされる。だが8月15日の敗戦(停戦)により、地下壕は未完成のまま放置された。NPO法人屯鶴峯地下壕
[串良海軍航空基地]地下壕第一電信室鹿児島県鹿屋市串良町有里4963串良基地から飛び立った特攻機の隊員が、突撃前に送る電信を受信していた地下電信室壕。40名の電信員が航空機からの電信を受信していた。出入口部分のコンクリート製爆風避けが重厚。反対側の出入口は土塁が爆風避けになっていた。中に入ります写真右が地下壕の本体(通信室)、左が発電機などが置かれた細長い廊下につながる内部は電信室の1部屋のみ特攻機のうち、単座機は電鍵を押しつづけて
午前中で大阪の仕事を終え、奈良への帰路は国道25号を走行しているのですが、午後よりスキマ時間が出来てしまったので、柏原市国分より国道165号を走行し香芝市方面に向かいました。目的地は、奇勝・屯鶴峯(どんつるぼう)景色が優れているところを「景勝」とか「名勝」と副詞修飾しますが、屯鶴峯は”奇勝”と修飾されます。由縁は、真っ白い奇岩群が山肌に広がり、まるで異世界のような景観だから。県道703号香芝太子線で大阪方面左手、どんづる峯専用駐車場、もちろん無料駐車場