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今回は,敷地利用権の割合(敷地権割合)についてです。結構学習が進んでいる方でも,勘違いをしているorよく分からないことが多いのが,敷地権割合。そもそも敷地権とは,登記された所有権・地上権・賃借権で,専有部分と一体化するものです。で,この「一体化」ですが,基本的には,「土地が単有の場合」は一体化しません。土地が単有で一体化するのは,その土地所有者が「区分建物のすべての専有部分を所有している」ケースだけです。マンションの原始取得者のケースなんかがこれですね。このあと分譲されるので,専有部分
ブログからいただいた質問はある程度溜まったら記事にしようと思っているんですが,ちょっとマニアックな質問が来たので,単発で。この↓登記記録のハナシです。(アガルートテキストのものをちょっと改変)平成30年10月6日,主である建物と附属建物符号1の2つの建物について増築がされて床面積が増えたという案件ですね。今日(10月10日)登記がされたということですね。で,ここで増築の公示が「主である建物と附属建物で異なる」っていう質問です。<主である建物の場合>変更された床面積だけ,従前
今年も最速!今年も生配信!昨年、大変ご好評だった生配信の座談会もまたやります!解答速報の特設ページは,こちらからどうぞ!以下のタイムスケジュールです!<本試験当日16日(日)>17時00分【午前の部(択一式&記述式)の解答】午前の部の解答速報です。午後の部が実施されている間にも解答出しできるので、前倒ししたいところです。18時00分【午後の部(択一式)の解答と,全体の総評】なんの登録もいりませんので、さっと確認できます。これも可能な限り前倒ししたい。さらに、午後の択一
複素数ミニ講義の6回目です。今回は,「点の移動」です。どういうことかというと,『既知の点からの「方向」と「距離」が分かっている新点の座標値を求める』ってのをやります。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】▼サンプル講義の動画もどうぞ!amazonkindleの電子書籍はコチラ↓中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量
来る10月21日(日)に行われる土地家屋調査士試験の受験案内が公示されました。いよいよって感じですね!10月試験になって初めての試験です。今年は昨年度よりも期間があいたため,みなさん,いつも以上に学習されたんではないでしょうか?民法改正も迫っていますので,今年は色々と「イレギュラー」な年でもあります。ただし!試験内容が変わるわけではありません。傾向も対策も,変わりません。法務省の受験案内,必ず目を通してください。↓http://www.moj.go.jp/MINJI/minji0
測量士の世界でも,調査士の世界でも,測量で使われる長さ(距離や高さ)はメートル法で表します。調査士試験では,長さの単位は主にm(メートル)です。地積測量図や建物図面に「(単位:m)」と書きますね。一方,測量士補試験では,様々なメートル法の単位が出ます。km,cm,mm,そしてμmです。1kmは1m×1,0001cmは1m×0.011mmは1m×0.001となります。これは分かりますが,μm(マイクロメートル)は何mでしょう?1μmは1m×0.000001です。問題に頻出します
土地家屋調査士試験の記述式というと,「関数電卓による計算」や,「三角定規を使った作図」などが特徴的ですので,どうしても学習をそちらに注力しがちになります。もちろん,これらも大変重要ですが,もっと大事なものがあります。それが,申請書です。考えてもみてください。計算して作図して完成するのは図面です。図面は添付書類の1つです。添付書類の1つよりも,その大元の申請書の方が大事です。図面は誤っても「補正」ですが,申請できない登記を申請していたり,添付書類が足りていなければ「却下」になることもあります
複素数ミニ講義の8回目です。いよいよ測量計算の「鬼門」である交点計算です。交点計算は「準備編」と「実践編」の全2回でお送りいたします。ものすごく分かりづらいですが,使う頻度が多い交点計算。とにかく頻度が高いので「やっているうちに覚える」のがポイント。「覚えちゃえば早い」これは間違いありません。確かに分かりづらいんですが,通常の計算よりもはるかに早く計算することができます!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座は
自分が調査士試験を受験していたときと,講師となった今と,当然ながら環境が違うわけです。1番の違いは「情報量」ですね。正直,調査士以外の「他資格」なんてまったく知りませんでしたから,「調査士」とつく書籍だけでほとんど学習していたわけです。ですが,あれから他資格の学習をしたり,講師として本格的に仕事として資格試験に向き合う中で,「当時,こういう学習方法をとっていれば何倍も効率良かったのにな!」って思うことが多々あります。特に,民法。調査士の民法は出題の歴史が浅く,毎年過去問としても3問しか
さて,令和2年度の本試験では,改正された民法の出題が予想されるところです。調査士試験で出題される改正のポイントを見てみましょう。(あと,はじめて民法を学習される方は知らなくて結構です。アガルートの講義,過去問集は全部改正済みですので,クリーンインストールしていきましょう。)■総則・意思能力の明文化・保佐人の同意を要する行為(13条1項各号)に追加・意思表示の承諾が到達主義に・意思表示の受領能力の制限に意思無能力者を追加・心裡留保が無効となる例外の変更・錯誤無効から
前々回の記事で択一編を書いてから、書式編までひと月以上も空いてしまいました。ごめんなさい。←誰も待ってないので謝る必要なしwそういえば先週択一の基準点が発表されましたね。14/20とのこと。私は13/20だったので書式を採点してもらうには1問足りませんでした。もちろん書式もミスだらけなので仮に採点されたとしても万に一つも合格の目はないのですが、単に己の実力を知りたかったのと、ミスした箇所は分かっているので、これらのミスに対して試験委員がどういう点数をつけるのかが知りたかった
今年(令和5年度)の土地家屋調査士試験にも影響ある大きな通達が出されました!ポイントを解説します!アガルート講座では、ホームルームやカリキュラムにも付いてる法改正対策講座で詳しくやります!まず前提として、共有物の変更の民法改正があります。民法改正により、共有物の変更が、「軽微変更(その形状または効用の著しい変更を伴わないもの。)」の場合、共有者の持分の過半数で決することになりました。で、今回の通達は、その軽微変更に、分筆と合筆が含まれることになったということになります。ですので、今まで
登記完了証と登記識別情報通知書,アガルートテキストですと,「登記完了の通知」にまとめられている部分です。どちらも登記が完了したときに通知されるものですね。これらの通知の方法についてご質問を受けました。まず,通知の方法にはどのようなものがあるでしょうか?①窓口交付窓口で直接受け取る方法です。もちろんですが,登記所へ行く必要があります。これは書面で受け取る形になります。登記記録の写しと同じ緑色の紙に印刷され,登記官の名と印があります。②郵送郵送代を払うことで(あるいは返信
複素数ミニ講義の10回目です。複素数のミニ講義も2桁目に突入しましたね!前回までは座標計算をやっていましたが,今回から基準点計算に入ります。といっても,実は中身を1つ1つみていくと座標計算の応用です。でも,単なる復習だと思わずに,「全体の流れ」を意識してやってみてください。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】▼サンプル講義の
複素数ミニ講義の9回目です。「準備編」と「実践編」の全2回でお送りしている交点計算。本日は実践編です!お読みになっていない方は,前回の準備編をお読みの上,ご覧ください。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】▼サンプル講義の動画もどうぞ!amazonkindleの電子書籍はコチラ↓中山祐介【複素数で解く!関数電卓によ
複素数ミニ講義の7回目です。今回は,「内分点」です。内分点とは,「ある点とある点の間をP:Qで分割したい場合」に使用する計算方法です。考え方によっては前回の点の移動なんですが,複素数を使うと,とても早く計算することができます!ちなみにこの内分計算,調査士試験で頻出です。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】▼サンプル講義の動
<お知らせ2018.8.26追記>大変申し訳ありませんが,現在,kindle書籍のアップデートが当初の予定(7月)より大幅に遅れています。アップデートが完了しましたら,こちらのブログにてご報告いたします。よろしくおねがいします。複素数ミニ講義の13回目です。トラバース調整の理論編でお話したように,調査士試験ではトラバース調整の方法として,均等法(平成17年度)とコンパス法(平成20年度)両方の出題があります。今回はコンパス法について解説します。まだ見ていないという方は
複素数ミニ講義の14回目です。本日はkindle書籍(中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量計算:土地家屋調査士試験、測量の実務現場で早い!使える!Kindle版】)に書いていない内容です!このミニ講義を踏まえて無料にてアップデート予定です。その内容とは・・・「逆計算」です。逆計算とは,2点の座標値が与えられ,その2点からの点間距離だけが判明している新点の座標値を求める計算方法になります。点間距離しか分かってないので通常の交点計算が使えないんですね。ちなみに,調査士本試験
調査士試験の択一式は全部で20問出題されます。内訳は,民法が3問,不動産登記法が16問,調査士法が1問です。もちろん,不登法が学習の中心にはなるのですが,大事なのは民法です。「3問しか出題されない」と考えるのか,「3問も出題される」と考えるのか。人によっても考え方が色々ありますよね。極端な場合,「民法は捨てる!」なんて方もいらっしゃいます。でも,私は,「民法は3問しか出題されないけど,3問全部取る!」と言います。調査士って本当に僅差で合否が分かつので,1点でも多く取りたいわけです。そう考
調査士試験は,今年から10月に試験が実施されることになりました。よって,測量士補と調査士を1年で両方取ろう!という方の学習スケジュールが大きく変わることになります!変化の方向性としては,「1年でダブル合格しやすくなった」と考えます。では,具体的に「測量士補と調査士を1年合格するため」には,どのようなスケジュールで学習を進めていけば良いのでしょうか??ここら辺をアガルートの「測量士補・土地家屋調査士ダブル合格カリキュラム」では徹底的に考え,現実的で無理のない学習スケジュールを提供しています。
いよいよ,調査士試験もあと2か月となりました!みなさん仕上がってきましたかね?Twitterでは,受験生がオンラインで択一式や記述式を競っているみたいです。こんなの自分が受験していたときは考えられなかったです。とっても面白いですよね。例えば,こんな感じ。銀色の仔猫@土地家屋調査士受験生@Silver_kitten_次の金曜日、アガルート組の人とまさかの書式過去問オンラインバトル開幕…---ルール・出題範囲:H30土地建物・制限時間:100分・合格ライン:土地、建物ともミ
(増税の影響等で,値段が変わっているのでご注意ください。記載されているのは,2018年8月現在の値段です。)調査士って作図あるじゃないですか。結構,文房具をどれにするかで完成度や速さが変わってくるんですよ。その違いが分かるようになると,「もっと良い文房具があるはずだ!」ってなってですね,文房具にハマります。で,これに時間をかけるようになる。私も,相当この沼にハマりました。無駄ですね。同じような無駄な時間をかけてもらいたくない!なので,アガルートの「定規の使い方講座」で
複素数ミニ講義の4回目です。さあ!本日は座標値の入力と出力をやってみましょう。複素数モードらしさ全開です。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】amazonkindleの電子書籍はコチラ↓中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量計算:土地家屋調査士試験、測量の実務現場で早い!使える!Kindle版】★★★★★★★★★★
複素数ミニ講義の3回目です。前回の記事で複素数モードへのセットアップが完了しました。本日は,これから複素数で測量計算をする上で使うことになるキーや関数をみていきましょう!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】amazonkindleの電子書籍はコチラ↓中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量計算:土地家屋調査士試験、測
複素数ミニ講義の2回目です。みなさん,電卓のご用意はできましたか?オススメ機種はコチラ。まずは「複素数モードへのセットアップ」をやってみましょう!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】amazonkindleの電子書籍はコチラ↓中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量計算:土地家屋調査士試験、測量の実務現場で早い!使える!K
アガルートの入門総合講義,演習総合講義,書式ひな形対策講座に出てくる登記申請書例全50回分について,登記記録がどう変わるのかを追った<登記申請書例ビフォーアフター>のまとめです。<表題部所有者に関する登記>登記申請書例01登記申請書例02登記申請書例03登記申請書例04<土地に関する登記>登記申請書例05登記申請書例06登記申請書例07登記申請書例08登記申請書例09登記申請書例10登記申請書例11登記申請書例12登記申請書例13登記申請書例14登記申請書例
毎年のお願いで恐縮ですが、令和4年度土地家屋調査士試験の択一式基準点を突破し、記述式問題が採点された方を対象に、「開示請求した記述式答案」と「筆記試験成績通知書」を募集いたします。皆様の努力の結晶である答案を、中山が詳細に分析することで、ブラックボックスである採点基準を明らかにし、講座の充実に役立てることを目的としています。毎年、アガルートの受講問わず500名ほどの方にご協力いただいています。感謝。是非、ご協力のほどよろしくお願いいたします!募集方法については,こちらのページをご参照く
私が司法書士試験の勉強していた時、よく動画や本とかで、「もう過去問を何回もぐるぐる回すは必要ない」「いますぐ止めるべきだ」みたいなのを見かけました(内容がそこまで興味がなかったのと、あまり余計な情報を入れたくなかったので見ていませんが)今日はそれについて書きたいと思います。まず初めに、過去問ぐるぐるのぐるぐるが何回ぐらいを差すのか、イマイチ分かりません(笑)私はこの記事でも書いたように、過去問は伊藤塾セレクションしか使用していませんが、その4冊を各6回づつ回しました。一番初めは4月末
質問が溜まってきましたので,いくつかピックアップし,了解のもと記事にして回答いたします。ご質問,ありがとうございます。ちなみに,コメントで質問をいただくと漏れる可能性がありますので,ブログのメッセージから送っていただけると大変助かります。なお,立場上ブログやメッセージ等で回答できるのは,私が販売しているテキスト,または,当ブログの記事への質問に限ります。独学全般や講義についてのご質問には,(どうにかできるなら可能な限り答えたいんですけど)答えることができませんので,ご理解ください。<測量
複素数ミニ講義の12回目です。前回はトラバース調整の理論編でしたので,今回は実戦編として均等法による調整を解説いたします!前回,理論編とはいえ,中身にまで踏み込んでいますので,まだ見ていないという方は是非,そちらの記事をご覧になってから本記事をお読みください。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓アガルート【土地家屋調査士試験|2018合格目標複素数で解く測量計算】▼サンプル講義の動画もど