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花の都パリを後にして岸田首相が向かったのは世界最大の日系移民を抱えるブラジルでした。中南米には310万人の日系人が暮らしていますが、270万人はブラジルに集中しています。そんな日本とはつながりの深いブラジルですが、岸田首相の訪問を迎えたのは過去150年で最悪と見られるハリケーンによる大洪水でした。ダムは決壊し、497の都市の3分の2の住民が濁流にのみ込まれるという大惨事の真っ只中。現時点での死者は60人ほどですが、行方不明者は多く、今後、死者数は膨れ上がる可能性が危惧され
自民党の副総裁を務める麻生太郎元首相ですが、ニューヨークのトランプタワーでトランプ前大統領と1時間ほど会談したと自慢気に語っています。日米関係の揺るがぬ重要性を確認した上で、アジア情勢や円安ドル高など経済問題についても、意思疎通を継続することで一致したとのこと。とはいえ、そんな当たり前のことを確認するためにアメリカまで行くとは麻生氏も暇を持て余しているようにしか見えません。上川外務大臣曰く「政治家の個人的な活動に過ぎず、政府は一切関与していません」。そもそも2週間足らず前
世界を飛び回っているアメリカのブリンケン国務長官です。現在はサウジアラビアを訪問し、イスラエルとハマスの和平に向けた水面下の交渉を進めています。その直前には中国を訪れ、王毅外相のみならず、習近平国家主席とも米中関係を安定させようと必死の取り組み姿勢を見せました。残念ながら、いずれの場合も、これといった成果は得られていません。要は、アメリカの政治、経済、軍事力が低下し、国際的な影響力や指導力が発揮できない事態が起きているわけです。しかし、ブリンケン国務長官は習近平国家