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唐さん!お疲れ様でした!そして本当にありがとうございました!唐さんのお通夜ではNHKのアナザーストーリーがエンドレスで流れていて、最初に中村勘三郎さんの舞台の映像がアップになり、勘九郎さんの言葉が流れます。唐さんのテントに憧れて平成中村座を勘三郎さんが立ち上げた話から唐さんのこれまでの演劇人生が甦る演出です。真っ赤な薔薇の祭壇といい、まるで唐さんの演出のようだとお経を読んでいた雑司ヶ谷、鬼子母神の法明寺の住職がおっしゃいました。いつものおしゃれな帽子を被った唐さんの棺を見ながらお経を読
唐十郎さんが亡くなってしまった。精神的支柱を失った思いで、昨日からずっと考えている。私が25歳の時に書いた「夜の影」という戯曲が演劇雑誌の新劇に掲載された時、唐さんが評価してくださり、岸田國士戯曲賞候補と勘違いして、当時の先輩の劇作家達に、面白い作品だと紹介して下さったという。そして翌年のゲゲゲのげの戯曲賞に繋がって行ったと聞いている。今、こうして戯曲を書き続け、演劇を続けているのは、唐さんのお陰と言えるだろう。大喧嘩をして四年間絶交したこともあったっけ。しかし、唐さんの作品の魔
初めてお会いしたのは2006年「秘密の花園」の北千住の稽古場だった。「はじめまして。松田洋治です。」と恐る恐る言うと目をキラキラさせて「君は義丹のすごい友達なんだってな!」というのが第一声だった。稽古後、しこたま一緒に飲ませていただき、おそらく飲み過ぎたからなのだろうが、何故か一緒に千代田線に乗っていた記憶がある。その作品で金守珍さんと出会い、現在に至るまで何作品も自分の肉体に入れる事が出来た。黒いハットを被り、最高にかっこよく横たわる唐さんに感謝を捧げた。ありがとうございました。
6月、世の中的には「梅雨」の月であろうがこちらは6月🟰花園テントである。今年も目の前に迫ってきた。しかし、今年はあらゆる意味で特別版である。この作品の素晴らしさを伝えたいとは思うものの、それで「観たい!」と思っていただいてももう叶わないもどかしさ。凄い作品に仕上がってきています。テントにここまでのメンバーが揃う事はもうないでしょう。結局、見えない力で唐さんが呼び集めていたのかな。天から毎日稽古を観て喜んでいるんだろうなあ。
また間が空いてしまった。いやー、日々色々なことがありすぎてどれを書いたらいいのかわからないくらい。人生は波乱に満ちております。まあこういう時は書かないんだな笑連日各地を駆け回っております。裏方現場はもちろん、演出だったりキャスティングだったり日々連絡とスケジュール調整と。最近特に営業めいたことばかりやっているので、そんな時に俳優に「こういうのやりたいんだけどどう?」とか「この案件スケジュールどうですか?」って話をして、俳優特有の言い回しである「空いてますけど〜」