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先月、八咫烏シリーズの第二部の最新刊『追憶の烏』が刊行され、発売日に買ってきて読みました。この物語シリーズは、和風ファンタージージャンルの物語で、八咫烏という人間型に転身する烏の種族の物語シリーズなのですが、第二部の始まりである前巻は現代の人間が主役となって始まる物語となっていて次はどうなるのか?と期待していたら、いきなりまた八咫烏たちの物語に変わっていました。このシリーズは、新しい巻を読むたびに前とは違うタイプの物語となっているのが魅力なので、それは意外でも何でもなく、今回はこうきた
雪茜の山夕暮れ時日が傾いて提灯に火が灯る「出たな!鬼め!」鬼は悪さをするものと大人から教わっている里の子ども数人に石を投げつけられる「痛い…やめて」石が当たり血が滲む痛みに耐えながら近道のある路地へと入るいろは「鬼が逃げたぞ!悪鬼悪霊を退治した!」喜ぶ里の子どもたち…早く帰らないと!近道として雪茜の山を通る山の中なので道が険しい「いろは」途中で誰かに名を呼ばれ振り向く「あ、風花!」水色の髪の少女が立っている彼女は、風花雪茜の山に暮らす雪ん子私の
『鬼の兄妹』私は、いろは鬼であり忍を生業とした一族のくノ一私には、兄がいる名前は、紅鏡暁火遁忍術の使い手で最近まで修行の旅に出ていた兄が旅路で出会った妖狐幻燈お喋りできる人懐っこい子よく兄の肩に乗っている両親はとても厳しく能力のない私は虐げられていた「いつこの無能を神の供物にしてやろうか」「おつかいすらできないのかしら」「無能、はやく買い出しにいきなさい」よく両親から言われ悲しかった私も忍術が使えるようになったらこんなこと言われなくてもいいのかな「いって
阿部智里さんのファンタジー「烏に単は似合わない」(文春文庫)人間ならぬ、しかし、通常は「ひと」の姿をしている八咫烏たちが住む異界、山内(やまうち)。日本の平安時代を思わせる世界です。今年は特別な年。日嗣の御子、若宮の后「桜の君」候補である東西南北の四大貴族の姫君たちが、后選びのために後宮、桜花宮に登殿するのです。東家の姫君、あせびは本来の后候補だった姉姫が病に臥せってしまったため、その代わりに急遽、后候補となった姫。漆黒のストレートロングヘアーが美しいとされる山内にあって、
『いろはの許婚』俺は、紅鏡暁忍びを生業とする鬼の一族でいろはの兄火遁忍術が得意だ俺達の両親は忍術を使えない妹を無能といつも罵っていた俺は、いろはを存外に扱う両親があまり得意ではなかった早く嫁にやってしまえ無能なのだからせめて金持ちに嫁ぎ裕福にしておくれ無能なのだから…役に立つことをしろあまりにも不憫だったある時、父がいろはを高く売るためにと勝手に金を持った妖と契約をした商人がいろはの許婚となった名は、夕凪入道という妖で体格は大柄であった年は、父や母の
最近、またまたハマってしまった本。「私の幸せな結婚」著:顎木あくみ(あぎとぎあくみ)画:高坂りとキャラクター原案:月岡月穂きっかけはやはりSNSの広告から。絵がキレイな漫画で、読み始めたらどんどん引き込まれていく。わたしの好きな王道のシンデレラストーリー😍原作の小説が3巻まであったので、そちらも読みました。しかし。3巻で完結だと思っていたら、なんとまだ続いていた。続きが早く読みたいゾー( ̄▽ ̄)ノ小説の表紙と漫画は高坂りとさんの画。そして漫画は原作にとても忠実に描
神供物祭やけに賑やかな道お祭りだぁ~♪妖と人間の子供が元気よく走っていく…いいなぁ。私もお祭りにいってみたい子ども達の姿をみて羨ましく思ういろは「今日は、神様の供物が届くそうだよ」「ありがたや」「これで里も安泰じゃ〜」里人たちが口々に言っている供物?今の時期に?不思議に思いながら神社への道のりを歩くお祭りによってたら帰宅時間がおくれて両親から折檻されちゃう急がなきゃそう思い商店へと足を向ける「いろは、ワシの嫁子可愛いおめぇからワシに会いに来てくれたん