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《新古今和歌集・巻第一・春歌上》81亭子院(ていじのゐん)歌合歌紀貫之わが心春の山べにあくがれてながながし日を今日も暮しつ☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆亭子院の歌合の歌紀貫之わたしの心は、桜の花の咲く春の山のあたりにうばわれて、落ち着かないまま、長い長い日を、今日もまた暮らしてしまった。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴
人の幸せということについて、若い頃から考えてきた。というより、自然とそうなる必然があったとおもいます。30代に入ったばかりの頃に神田の書店で見つけて迷わず購入した『言霊秘書』(八幡書店刊)がここまで人生に多大な影響を及ぼすことになろうとは当時は予測もしませんでした。著者の山口志道(号は杉(すぎ)庵(のいお))-江戸後期の神代学・言霊学の大家-との並みならぬ御縁を感じつつ、この2年ほどこの人物を主人公とした小説の制作に取り組んでおります。考えてみれば、日本語のアイウエオ五十音の一つず
*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説歌集『生殖の海』歌をやり取りするfacebookグループ和歌を学ぶ「歌塾」個別動画視聴ページ基礎講座初級講座*:..。o○○o。..:*現代短歌新聞2021年4月号に作品掲載「源氏で紡ぐ和歌便り」2021年8月分掲載*:..。o○○o。..:*秋の歌の中に露は袖に物おもふころはさぞなおくかならず秋のならひならねど後鳥羽院新古今和歌集秋下470【現代語訳】露
*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説梶間和歌YouTubeチャンネル歌集『生殖の海』のご購入はこちら歌をやり取りするfacebookグループ*:..。o○○o。..:*近日中にインスタグラムにて読者プレゼントを始めます*:..。o○○o。..:*蘭省(らむせい)の花のにしきの面影にいほりかなしき秋の村雨藤原定家拾遺愚草員外雑歌330三十一字歌藤原定家全歌集3121【現代語訳】宮中で図書を司る蘭省の、錦のごと
誓願381~382ページ【小説「新・人間革命」】第30巻〈下〉2024年5月7日山本伸一は、大統領との会見に続いて、パラグアイの外務省を訪れた。同国の「国家功労大十字勲章」の授章式に出席するためである。授章式であいさつに立った外相は、伸一の平和行動に言及し、こう語った。「誠実な『対話』を通してのみ、差別をなくし、地球規模での恒久平和と相互理解が得られるとの信条による、会長の平和への戦いは、人類の規範です」さらに、この日には、パラグアイ国立アスンシオン大学から伸一に、哲学部名誉博士
*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説梶間和歌YouTubeチャンネル歌集『生殖の海』のご購入はこちら歌をやり取りするfacebookグループ*:..。o○○o。..:*一条院御時、皇后宮かくれたまひてのち、帳の帷(かたびら)の紐に結びつけられたる文を見つけたりければ、内にもご覧ぜさせよとおぼし顔に、歌三つ書き付けられたりける中に夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき藤原定子後拾遺和歌集哀傷536【現代語
《新古今和歌集・巻第八・哀傷歌》823大江嘉言(おほえのよしとき)、対馬守(つしまのかみ)になりて下(くだ)るとて、「難波堀江(なにはほりえ)の蘆(あし)のうら葉に」とよみて下り侍りけるほどに、国にてなくなりにけりと聞きて能因法師あはれ人今日(けふ)の命(いのち)を知らませば難波の蘆(あし)に契(ちぎ)らざらまし☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆大江嘉言が対馬守になって下る
大河ドラマの「光る君へ」をわりと楽しみに毎週観ています。最初は紫式部で1年分もストーリーが創れるのか心配でしたが、武家社会の争いとか戦いのシーンがないだけでも心穏やかに観ていられます。思ったより恋愛色も強くないし和歌の詠み合いで会話が進むこともないですしね。なぜ今の大河ドラマで平安時代の女性である紫式部が主人公なのか不思議だったのですが、いつの時代設定でも今に生きている視聴者が共感できるように主人公が令和の感覚を持っていればいいだけなんですね。朝ドラを
先日、NHKのEテレを見ていたら、木村多江さんの「いまさらですが」という番組で源氏物語などについて解説していたので見てしまいました。木村多江さん、素敵ですね。その中で、作者・紫式部について説明していました。紫式部は973年ごろ生まれた、とされています。父は漢学者であった藤原為時。和歌や物語漢詩や漢学に親しんで育った。998年26歳頃、式部は20歳以上年の離れた中流貴族・藤原宣孝と結婚した。翌年、娘・賢子を授かります。しか
今日も、良く晴れた休日、子どもの日らしい一日でした。みんな遊べたかな、良かった良かった。朝ご飯です。和歌のおじさんがお歌と写真を送ってくれました。花みどり皐月の節句晴れ晴れとひかり照らさるやまとのお国返し歌です。炭酸ののど越し楽し暑い日の庭の東屋罪無き語らい最近シュメールは、お水に重曹とクエン酸を入れて飲んでいます。それが炭酸の様で、甘くないサイダーを飲んでいる感じで、大変気に入っています。友人の友人が、枝を利用して、このよう
京都駅の正面にそびえ立つ京都のランドマーク、京都タワー。その地下1階から2階までは、京都のグルメやお土産を集めた商業施設「京都タワーサンド」となっています。そんな京都タワーサンドが、今年4月に大々的なリニューアルをしました。それに合わせて、若手詩人のトップランナー、最果タヒさんとコラボしたパブリックアートが設置されたとのこと。この企画では、これまで数多くの作品を紹介してきましたが、詩人によるパブリックアートは一度も紹介したことはありません。というか、そもそも詩人による
ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます前記事で対面セッションのご感想をいただいた方から和歌のご感想もいただきましたのでご紹介させていただきます『【ご感想】この苦しみを光に変える事が出来たら…』ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます佐賀県から北九州まで対面セッションにおいで頂いたお客さまからご感想をいただきました(ご了承いただ…ameblo.jpありがとうございます。本当にありがとうござい
早慶はもちろん、関関同立、MARCHの大学受験では現代文の評論にも、古文の背景知識が必要です。このブログで、戦略的に、古文知識をゲットしましょう♪源氏物語イラスト解釈【これまでのあらすじ】天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光源氏は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下した。帝の後妻である藤壺宮(ふじつぼのみや)が亡き母に似ていると聞き、思い焦がれるようになる。ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻。中流階級の空蝉(うつせみ)との仮初めの恋を経て、現恋
鈴木秀子先生は聖心女子大学で美智子皇后様とご学友です。鈴木先生の妹さんは皇后様と大学で同級生でした。名簿がアルファベット順だったのでいつも3人で並んで親しくさせていただきました。聖心女子学長はアメリカ人でした。終戦後の高等教育の為にミッショナリーとして日本にいらっしゃた方でした。お育ちも良く、教養も深く素晴らしい方でした。あういう学長様の元で大学生活を送れたのは幸せの一つです。その時、忘れられないことはちょうど皇后様に天皇陛下とのご縁談があったとき、美智子様がまだ迷っている時に学長様が仰っ
本日もご訪問いただきありがとうございます。今日は、朝から、大学から法人の決算報告書を提出するようにとの連絡がありその対応に追われていました。お昼は、カナッペ風のオープンサンド(ローストチキン・チーズトマト・ゆで卵・豚カツ・シナモンバナナ)、バナナヨーグルトブルーベリージャム添え、アールグレーのミルクティー。私たちは、NHKの大河ドラマ「光る君へ」にはまっています。道長とまひろの逢瀬にはもう感激!!このあたりはフィクションだと思っても、うっとりしましたね。そして、道長が恋焦がれるま
《新古今和歌集・巻第三・夏歌》284延喜御時、月次屏風に紀貫之みそぎする川の瀬見ればからころも日も夕暮に波ぞ立ちける☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆延喜の御代、月次の屏風に紀貫之みそぎをする川の瀬を見ると、日も、みそぎがすんで着物の紐を結ぶ夕暮で、涼しい波が立っていることだ。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴︎✴
本日もご訪問いただきありがとうございます。今年度の研修会の申し込みが毎日来ています。とっても嬉しいです。お昼は、ピザトースト、シナモンバナナトースト、レーズンヨーグルトブルーベリージャム添え、アールグレーのミルクティー。今日は、先週に引き続き、吉田山荘での書のお稽古の日です。この1週間は春道列樹(32番)『古今集』秋下・303「山川(やまがわ)に風のかけたるしがらみは流れもあへ(え)ぬ紅葉なりけり」という和歌を短冊に書く練習をしました。(風が吹いて、美しい山中の川にところどこ
「今年は桜が遅いね~」幸村(ゆきむら)くんにそう話しかけたのが始まりだった[1208]吾漕未櫻雖不開木津川路菜香匂わがこげばいまださくらはさかぬともきづのかはぢになのかにほへるサイクリング途中いつもの休憩所に立ち寄ったのだが、ほぼ満席だった長椅子の端にちょこんと腰かけている幸村くんの隣にしか空いていなかった僕は休憩すべく彼の方へと近寄って行ったそしたらね彼はにこにこしながら僕の方を見てくるあまりにも感じが良くて思わず僕は声をかけたというか声をかけざるをえ
今回は、前回取り上げたものの次に来る和歌を読みましょう。内親王の歌としては、特に技巧も見られず、歌意も平明な作品と言えます。恨むとも歎くとも世のおぼえぬに涙なれたる袖の上哉《歌意》(心では)憂き世を恨むとも歎くとも覚えがないのに、(身では)涙にくれるのが馴れてしまっている袖の上よもうだいぶ式子の歌を読んできましたが、本当に分かりやすいと思いませんでしたか。率直に、自分と向き合って詠んでいる歌で、名歌とは言えませんが、残されている歌を全部読んできた自分としては、この簡明な歌を
ブルーサファイア様の記事引用失礼します。2022年1月20日付けの記事です。『深刻な問題』今回のH親王の進学問題は、結構深刻な問題を秘めているようです。悠仁さま15歳は即位前にいかなる教育を受けるべきか〈“名門校・筑波大学附属高校へのご進学問題…ameblo.jpA宮家の姉たちの学習院に在学中の大暴れの内容と、Hが学習院に受け入れられなかった経緯が書かれていて、2022年当時知る機会を逃した事柄なので再確認のために一部引用させて頂きます。以下引用天皇が心得るべ
♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪『源氏物語』を題材に心理学講座を開催。第10回講座は10月22日、24日にオンライン開催します。11月25日には東京での対面講座を予定。♪゜・*:.。..。.:*・♪♪゜・*:.。..。.:*・♪百首歌に花薄また露ふかし穂に出でばながめじとおもふ秋のさかりを式子内親王新古今和歌集秋上349【口語訳】深く露の置く花すすきこそ秋の盛りのもの。もうすすきの穂も出るならば、この秋の盛りを眺めまいと思
本日もご訪問いただきありがとうございました。やっと募集要項の発送が終了しました。先生方のお手元に届くのもあと少しです。お昼は、天天有のラーメンで・・・今日はお昼から、月に2回の吉田山荘の書のお稽古の日です。本来のお稽古日が1週間遅れになったので、前回から3週間近くが経ちました。前回、うかがった時には、吉田山荘の桜がまったく咲いていませんでしたが、今日は、もうすっかり桜は散ってしまっていましたが、青紅葉がとってもきれいでした。窓の外の青紅葉を背景に・・・今日は、先生(大女将)もとっ
家持が中堅役人の情事を諭した歌と云われています[1212]左刀妣等能見流目波豆可之左夫流兒尓佐度波須伎美我美夜泥之理夫利さとびとのみるめはづかしさぶるこにさどはすきみがみやでしりぶり~大伴家持・万葉集18-4108
このブログは「平安時代ブログ」を標榜して始めたブログ。なので、外しては語れない人のひとりが「桓武天皇」。「鳴くよウグイス平安京」794年「平安京遷都」から、平安時代が始まるわけですからねー。桓武天皇が即位するに至るまでの長く険しい道について話は、別の日に譲るとして。今日は桓武天皇の後裔について、語ってみたいと思います。桓武天皇の後裔と言えば、なんといっても「桓武平氏」。高棟王(たかむねおう)と高望王(たかみおう。高見王と同一?)の兄弟が、天長2年
2022年10月6日(木)〈Eテレ〉📺️おじゃる丸(再)▽20ー33:百人☆一首☆王【初回2017年10月6日(金)】▽脚本:髙橋幹子▽絵コンテ:西田章二▽演出:牛草健▽作画監督・原画:ときながよしゆき▽動画:松本早織・友清泉・自分たちこそヘイアンチョウいちイケてるオノコだという、梅丸(うめまる)・蓮丸(はすまる)・菊丸(きくまる)の3人が、ヘイアンチョウでもっともミヤビなゲーム・百人一首(ひゃくにんいっしゅ)で、おじゃる丸に勝負(しょうぶ)をいどんできた。めんどっちいことが
和歌の浦(わかのうら)の玉津島(たまつしま)神社です。和歌の浦は和歌川(わかがわ)の河口にあたり砂嘴(さし)がのびた干潟となっています。1400年ごろまでは紀ノ川(きのかわ)の河口でもあり、干潟はさらにひろかったようです。玉津島とは6つの小山の総称でそれぞれ、船頭山(せんどうやま)妙見山(みょうけんさん)雲蓋山(うんがいさん)奠供山(てんぐやま)鏡山(かがみやま)妹背山(いもせやま)というそうです。干き潮のあいだは陸つづきなのですが、満ち潮になると
「百人一首」を1番から順番に100番まで全て読み解けたので全部の歌を読み返してみました…👀藤原定家が何を意図して「この百首」を選んだのか…❓「各天皇の御代に起きた出来事をまとめる」以外にもナニカ、ほかに「伝えたいメッセージ」があるような気がするのです…まだそれが見えてきませんのでもう少し、時間をかけて考察していきたいと思います🍀百首、全て読み返してみて、ワ
かな書道創作・初心者向き前回「かな創作・基本の散らし書き」で簡単にお伝えしましたが、今回はもう少し詳しく説明したいと思います。和歌一首のかな散らし書きを半紙の大きさに創作します。初めての創作では何をどうしてよいやら、見当もつかず途方に暮れるところですが、一つずつ順を追って作業していくと案外スムーズに進み、作品が出来上がっていきます。今回は、創作手順をわかりやすく紹介します。生徒さんの作品です1.集字します=文字は、とりあえず今まで
ブログ更新5982回目①京都「城南宮」四季折々の花に彩られる方除の大社源氏物語花の庭所長散策ぶらり~お散歩旅です。794年の平安京遷都に際し、国常立尊(くにのとこたちのみこと)と八千矛神(やちほこのかみ)と神功皇后(じんぐうこうごう)を祀り、以来都の南方に鎮まり国を守護する城南宮と仰がれる。平安時代の末に白河上皇がこの地に壮大な離宮を造営して院政を開始されると、政治・文化の中心地となり、祭礼も大いに賑わった。『平家物語』の舞台でもあり、当時盛んに行われていた、熊野詣での際に
立春になったとはいえ雪が積もり本当に寒い真冬の二月神代の時代から日本家屋は夏を想定した建物で、平安の都の神殿造り屋敷は大きな御簾で仕切られてはいました壁というものがなく、風がよく通り、冬はそれはそれは寒かったことでしょう。綿が流通するのは江戸時代からですから、厳しい寒さを凌ぐには麻等の薄い衣を着て更に重ねて着るしかありません。ここから「衣(き)更(さら)着」というので二月は、「きさらぎ」とつけられたそうです。そして、春に向けて草木が生えはじめるから「生更木(きさらぎ)」