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毎週金曜の夜、若い友人Rさんと交わす会話のときは気づきの時間となっていて。昨夜は短歌・都都逸を始めたきっかけに想いを及ばせた昔話。遡ること中学1年の頃。古文の授業がどうしても苦手で。というのも尊敬語・謙譲語・丁寧語の相違につまづいてしまいましてそんな中、図書室で偶然見かけた「(角川文庫版)今昔物語集」。自主規制をかけていない赤裸々な文章、今の基準でいえば検閲にかかってしまいそうな「際どい描写」に心惹かれて。そういう『エッチな文章』は不思議なことに、授業でつまづい
本日もご訪問いただきありがとうございます。今日も朝からZoom契約方法をお尋ねしたりしていました。お昼は、ロールパンサンド(コロッケ、玉子焼、シーチキンマヨネーズ)、レーズンヨーグルトブルーベリージャム添え、アールグレーのミルクティーこれまで月に1回実施されていた百人一首の会は、先日終了しました。これからは、年に4回、源氏物語の会が吉田山荘の真古館カフェで開催されます。今日はその1回目です。まずは、先生と一緒に・・・1回目の今日は、源氏物語の背景からスタート。まずは、一条天皇が
◇日本列島を縦断する桜前線は今や北上~🌸🌸我が家から見える小・中学校の桜も満開を迎えました🌸街燈の灯りを浴び乍ら毎日のウオーキングで散り行く桜吹雪…あぁ…春爛漫~と両手に花弁を受け乍ら歩きます…🌸◇そして…ふと深い記憶の中に埋もれた、ある物語が甦ります…🌸◇明治文学を代表する小説家である樋口一葉の短編小説のデビュー作であった【闇桜】を確かに読んだ記憶を辿りました…🌸◇6月にリリースされる新曲◇第二弾!【祇園闇桜】の【闇桜】が記憶に甦ります!和歌的色彩で描かれた、あまりに切なすぎる儚い
前回のあらすじ中宮様から歌を詠むことは免除された清少納言。その頃、中宮の兄・藤原伊周が庚申の徹夜の準備を張り切っていました。夜が更けるころに、内大臣伊周様は題を出して女房に歌を詠ませなさったわ。みな顔をしかめながら苦心して歌を作り出すけれど、私は中宮様の近くに控えて、お話を申し上げたり、歌と関係のないことばかり言っていたのを、内大臣様がご覧になって、「なぜ歌を詠まずにひどく離れて座っているのだ。題を取れ」といって題をくださるけれど、「中宮様のお許しを得て、歌は読まなくてよいこと
こちら⇩の記事の続きです。『神社仏閣巡りで学んだおみくじの意味①』今回は、神社仏閣には欠かせない「おみくじ」についてのお話です。神社仏閣巡りを本格的に始める前まで、私は、「おみくじ=偶然の産物」だと考えていました。良いこと…ameblo.jp『神社仏閣巡りで学んだおみくじの意味②』こちら⇩の記事の続きです。『神社仏閣巡りで学んだおみくじの意味①』今回は、神社仏閣には欠かせない「おみくじ」についてのお話です。神社仏閣巡りを本格的に始める…ameblo.jp『神社仏閣巡りで学んだおみくじの
『光る君へ』で、大好きな歌人、和泉式部が登場するのを楽しみにしていたのですが、僕が個人的に古典和歌ベスト1に挙げている「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂(たま)かとぞ見る」まで、取り扱われる(番組後のオマケ解説ではありましたが)とは!「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かぞ見る」(口語訳:恋しい貴方のことを思っていると、沢に飛び交う蛍も、私の身体から貴方の許へと、私の身体を離れて出て行った魂なのかと思う)恋しい気持ちがあふれて、もはや感情も精神もコント
2021/10/2参拝ブログ本住吉神社(兵庫神戸市東灘区)さて、本住吉神社、境内を出て奥宮へ目の前は、旧西国街道。今は国道2号線。ここから渦森台行きのバスに乗り、終点まで。道沿いに山側に歩いていきます。道路の右手側は住宅地が広がってます。10分ほど道なりに歩くと、渦森展望台公園の登り口が見えてきます。左手上ると渦森展望台公園ですが、上がらず、そのまま真っ直ぐ抜けていきます。マムシ出るみたいです。どうりで、すれ違ったどう見てもジョギングの格好した方が、木の棒を片
No.0659(酬恩庵一休寺)今日のテーマは『五風十雨』春も深まり、日向に出ると、ぽかぽかとそそぐ陽ざしの暖かさを感じるこの頃です。こんな気候の日は、日中にもなんだか眠くなってしまうことが多いもの。ネッッッム(っ´-﹃-`)…忙しなく生きている現代人には、ぼんやりしながら蛙の声を聞くような時間や環境が、ずいぶん珍しくなってきているのかもしれませんが……。昔から、蛙がさかんに鳴き始める晩春は「蛙の目借時(かわずのめかりどき)」という季語が生まれるくらい、昼間から眠気に誘われる人
今日も毎日新聞を読んでいる。「文化の森」というページの「カルチャースコープ」という欄に、梓澤要氏が「生誕850年明恵上人の魅力」というコラムを書いていた。鎌倉時代の高僧、明恵上人について、わたしはよく知らなかったので、興味深く読んだ。明恵上人の有名な和歌が紹介されていた。あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月「あか」は、「明」あるいは「赤」で、明るい、ということ。歌意は、明るいなあ、明るいなあ、明るいなあ~月!ということである。こんな
こんばんは双明です。今日は曇っていました。日差しが少ないぶん、暑さよりジメジメ感を強く感じました。今日は、先日横須賀で弟橘媛命様の絵を目にしてから気になっている(呼ばれる感覚)弟橘媛様がお祀りされている神社に参拝に行ってきました。乗り換え無しで行く予定でしたが、朝から乗り間違えてしまいました。😅逗子駅で乗り換えて横須賀駅に向かいました。横須賀駅です。駅前には、カレーを持ったスカレー君がいました。横須賀は海軍カレーが有名ですものね。駅前からバスに乗り、30分くらいで神社前に着きまし
ようこそのお運びで。冷蔵庫に続いて床暖修理。その前は電球交換。住まいの維持の為、全部自力で判断対処。ひとり暮らしは気楽さとはほど遠い。◎大河・・・またもや『古今集』倫子の朗詠した歌「君や来む我やゆかむのいさよひに槇の板戸もささず寝にけり」(古今690)・・・あなたは来てくださるだろうか、それとも私の方から訪ねようかしらとためらい迷う内に、十六夜の月も出てきて、結局その月をながめつつ槇の板戸も閉ざさずにうとうと寝てしまったことです。・・・◎ご近所・「薄紅梅」「椿」「水仙」(3月上旬)
こんにちは~あいです。【イラスト解釈】では、本日のイラスト訳に因んで、解釈問題や文法・常識のツボなどを随時更新しています。さあ今週もがんばっていきましょ~♪↓今日の源氏物語はコレ↓ーーーーーーーーーーーーーー「…『手を折りてあひ見しことを数ふればこれひとつやは君が憂きふしえうらみじ。』など言ひはべれば、…」ーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語~これまでのあらすじ】桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。五月雨が続
おはようございます。字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。昨日、「春きたる」という作品の紹介をしました。この作品を書いている紙(料紙)は継ぎ紙風の印刷料紙です。仮名の作品は「料紙」に書くのが一般的ですが、この「料紙」ってご存知ない方も多いと思いますので、今日はそのお話をいたします。独特な技法で染料や顔料で色付けしたり、文様を刷り込んだり、金・銀の箔加工などの装飾を施した紙を料紙といいます。一言で料紙と言っても、染めたり塗ったり箔をのせたりと製
《新古今和歌集・巻第三・夏歌》256百首歌奉りし時式子内親王窓近き竹の葉すさぶ風の音にいとど短きうたた寝の夢☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆百首の歌をさしあげた時式子内親王窓近い竹の葉を吹いてもてあそぶ風の音で、そうでなくても短いのに、いよいよ短いうたた寝の夢よ。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴
(神奈川県横須賀市長沢)大海の磯もとどろに寄する浪われてくだけて裂けて散るかも源実朝(おおうみのいそもとどろによするなみわれてくだけてさけてちるかも)今日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では三代将軍・源実朝が同性愛者であることがわかり、その葛藤や悲しみが描かれていた。実朝死後…、いや、実質的には初代将軍・源頼朝死後、あくどい手口で鎌倉幕府を牛耳ったのは伊豆・北条氏である。この北条氏の生き様がちっとも美しくない。木曽義仲、平宗盛・源頼朝・源義経…、源平
式子内親王の和歌を二度すべて読み終わり、いよいよ、いくつかのテーマを決めて、本にまとめよう(今のところまだ大それた願いにすぎませんが)と始動しました。昨日は、斎院退下(たいげ)の前まで、以前に書いたものを直しました。内親王が和歌に打ち込む姿勢は、父、後白河院から譲り受けた気質のため、とこれまでは思ってその旨書き記していました。ところがです。今朝、部屋の片づけをしていたところ、確か昨年末に観に行った『やまと絵ー受け継がれる王朝の美』(東京国立博物館平成館)の分厚い(3㎝ほど)図録が出てき
左巻きの連中はどこまで日本人と日本の歴史を貶めようとするのか?「秋待たで枯れ行く島の青草は皇国の春に甦らなむ」この歌は、第32軍牛島満司令官が残した辞世の句です。ちゃんとこの句の意味が分かる人は、戦渦でボロボロになった沖縄県だが、きっと力強く復興すると沖縄県の再起を心から願った和歌になっています。昭和20年6月23日に牛島司令官は自決しましたが、その時、沖縄県の復興に願いを込めて詠ったのがこの和歌です。当時の大本営は臺灣を最重要拠点と考えていたた
北は北海道、青森から、南は三重や奈良まで。約30年をかけて日本各地を巡りながら、12万体の仏像を作ることを目指した江戸時代の修行僧・円空。そんな円空の東京のミュージアムでは、実に10年以上ぶりとなる大規模な展覧会が、現在、三井記念美術館にて開催されています。その名も、“魂を込めた円空仏―飛騨・千光寺を中心にして―”。(注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)「円空仏の寺」として知られる千光寺を筆頭に、岐阜県内で大事に守り継がれてきた円空仏約70件を紹介
今日という日は、残りの人生の最初の日である訪問いただき有難うございます独り言を前向きな言葉で綴りたいです。🍀家族紹介🍀私メンドクセーゼ星人(゚Д゚)メンドクセー旦那ムリムリ星人ヾノ・∀・`)ムリムリ~愛猫ひきこもり仲間(´꒳`*)人(*´꒳`)ナカーマちゅーる食べたい病が頻発中。前話までの記事はコチラから裏サンデーの更新で感想記事├ホタルの嫁入り|50代ひきこもり主婦の怠惰で清貧な暮らしのらこママさんのブログテーマ、「├ホタルの
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本日もご訪問いただきありがとうございます。昨日も今朝も毎日病院受診です。昨日は私の今日は夫の受診です。私の昨日の子宮内膜組織検査はすごーく痛くかったです。お昼は、ポテト・チーズ・ベーコン・ピーマンの挟み焼、レーズンヨーグルトブルーベリージャム添え、アールグレーのミルクティー。3月半ばの作品展以来の久しぶりの書のお稽古です。吉田山荘は桜満開でしたよ。https://yoshidasanso.com/作品展後、最初のお稽古ですので、先生からご挨拶が・・・・今日は、作品展のとき
4月10日の18きっぷ京都神社仏閣巡りのラストです。東寺参拝を終え京都駅へ!帰宅するつもりでしたが、まだ十分に時間があったため伏見稲荷大社参拝🦊伏見稲荷へは満員電車で京都駅発14:00の電車に乗車。欧米系外国人が多い電車でした!乗車口では何度も入れずホームで車両移動!やっと乗れましたが、息苦しいくらいに満員!JR稲荷駅で立っていた乗客は全て降りた感じ!記念撮影でごった返すJR稲荷駅前!お陰で参道の人は少なかったですが。でも、後から大量の人が来るんだ
ステージの合間束の間の休日・・・疲れ果て雨に打たれハラハラと散りゆく桜を眺めています喧噪に燃えて燃え尽き花吹雪風雪に耐え桜は芽吹きます雪の心が冷たく風の鞭が厳しいほど美しい花を咲かせることができるから・・・風に舞ひ恥じらひ隠す桜蕊(さくらしべ)だから、私は桜が好き吹きすさぶ春の嵐に磨き上げられ艶やかに咲き衆目に晒される・・・その憐れな美しさが好き秘めごとを宴にさらす
山にのぼりて、帰り詣で来て、人々別れけるついでによめる幽仙法師別れをば山の桜にまかせてむとめむとめじは花のまにまに〈古今和歌集巻第八離別歌393〉++++【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】++++別れ方をば比叡山の桜に一任してしまおう。もっと引き止めようとか、もう引き止めないでおこうとかいう判断は、山の桜に引かれて帰るか帰らないかにそのまま任せよう。+++++++++++++++++++++++++++++
ようこそのお運びで。8日午後ワクチン2度目接種。恐怖なり。処刑台に赴く気分なり。激痛酷く、立っていても痛い。座るとナイフでぐさぐさ刺されるように痛く無理。痛みで眠れない。夫亡き後、溺愛していた猫を失い、猫を冷遇したご近所を見たくなく、一日中シャッターを下ろしたまま暮らしている。お猫の自称飼い主は猫が帰宅しなくても「知ったことか。偉そうに言うな」と言う。猫は毎日逃れて私のもとに来て、延々と鳴き続けた。深夜でも私のあとをつけて町中歩き回った。嬉しくて道で転がりごろごろする。ぱたぱたと足音を立て
『古今著聞集』は鎌倉時代の説話集です。説話というのは、伝え聞いた話のことです。伝え聞いた話をわざわざ書き記して後世に残そう、というわけですからドラマティックな内容が多くなります。世間によくある話、は説話集には載っていません。というわけで、今回はどんなお話でしょう。鳥羽法皇の女房に小大進という歌人がいたのだが、鳥羽天皇の皇后であらせられた待賢門院の御衣が一着紛失した罪を負って、北野天満宮に籠もって祭文を書いて神様に捧げ、監視されていた。その三日目という日に、神前に供えた水をこぼ
おはようございます😊共通テスト・私立大学入試も近づいてきて追い込みも大変な時期となってきました。不得意科目の筆頭株に挙げられることが多い古文・漢文の対策は順調でしょうか?これらを捨てて現代文勝負という方もおられるのは知ってますが捨てたら自らの合格を手放してしまう可能性が極めて高くなります。。。共通テストは配点が100点、私立大学では配点が1/3〜1/2与えられているため、捨てると確実に合否に直結してしまいますよね。。。得意科目で挽回というご都合的なことを考えるよりも、(たいて
著:林望1999月4月2日第1版第1刷発行PHP研究所東大阪市立図書館譲渡会より入手リンボウ先生のエッセイです。旅、自然、暮らしと話題は多岐に亘りますが特筆すべきは国文学者であり、歌舞伎より能派であるリンボウ先生の和歌の講評と能の講釈です。和歌では明治天皇と大正天皇の御製は名吟に富む一方、昭和天皇の御歌は先帝たちには劣るもそこに内在している自然への細やかな視線が素晴らしいと著者は評します。また「ハブる」や「なにげに」といった言葉の使用はその活用語尾の変化に日本語
《新古今和歌集・巻第十三・恋歌三》1164初逢恋(はじめてあふこひ)の心を源俊頼(としより)朝臣蘆(あし)の屋(や)のしづはた帯(おび)の片結(かたむす)び心やすくもうち解(と)くるかな☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆「初めて逢う恋」の趣を源俊頼朝臣蘆葺の家の賤の女(しずのめ)のする倭文機帯(しずはたおび)の片結びが解けやすいように、心やすくも打ち解けてくれることよ
よみ人しらず限りなく思ふ涙にそほぢぬる袖はかわかじ逢はむ日までに〈古今和歌集巻第八離別歌401〉++++【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】++++限りなくあなたを恋い慕う涙にぐっしょり濡れてしまった私の袖はとても乾きますまい。今、別れて、再びお逢いする日までには。+++++++++++++++++++++++++++++□□□□□□□【和歌コードで読み解いた新訳】□□□□□□□(※『和歌コード』とは、直訳で