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KingCrimson/Lizardキング・クリムゾン/リザード1970年リリース◆透明感のあるメロトロンのサウンドが美しくも儚い新メンバーで挑んだサードアルバム◆離合集散を繰り返すプログレッシヴロックシーンにおいて、キング・クリムゾンほどメンバーが毎回代わり、アルバム制作がひとつのプロジェクトとなっているグループはほとんど無いだろう。ロック史上の残る大傑作『クリムゾン・キングの宮殿』で華々しくデビューしながらも、ツアー終了と同時に主要メンバーは脱退し、グループが一時瀕死の状態
Khan/SpaceShantyカーン/宇宙の船乗り1972年リリース◆スティーヴ・ヒレッジがリーダーとして在籍したブルーステイストの強いカンタベリーミュージック◆後にゴングやケヴィン・エアーズに参加するギタリスト、スティーヴ・ヒレッジが、リーダーとして在籍していたカーン唯一のアルバム。個性的な作品を作ることで有名なヒレッジが、本作でもある意味、実験的と思われる演奏が随所に見られ、ブルーステイストの強いロックとなっている。正式なメンバーではないものの、キーボディストのディヴ・ス
MikeOldfield/Ommadawnマイク・オールドフィールド/オマドーン1975年リリース◆自然、人間、愛の素晴らしさを音に乗せたミニマルミュージックの最高傑作◆大ヒットしたデビューアルバム『チューブラー・ベルズ』やセカンドアルバム『ハージェスト・リッジ』を経て1年あまりで完成させた、マイク・オールドフィールドのサードアルバム。レコードのA面とB面に配置された2曲の大曲になっており、エモーショナルなギター、アフリカンなドラム、讃美歌的なコーラス、美しすぎるストリングスを
IPooh/Alessandraイ・プー/ミラノの映像1972年リリース◆甘美なバラードの中に一抹の切なさを秘めた珠玉の名盤◆プログレッシヴロックの枠を飛び越えて、イタリアンロック&ポップを代表するグループとなるイ・プーの5作目であり、CBS移籍2作目にあたる作品。本アルバムは前作で極上のラヴポップを披露した『オペラ・プリマ』を踏襲しており、イタリア然とした切ないヴォーカルによる甘美なバラードや華麗なるオーケストラを全編にわたって活用した珠玉の名盤となっている。イ・プーは本アル
どうもこんばんは、ここのところ、なんでこんなに人生が乱高下してるのかと思ったら、私は去年本厄、今年が後厄でした。なんだそういうことか。まあ、関係ないか。明後日はいよいよイエロー・モンキーのライブ、そして私の誕生日🎉バースデイ・イエロー・モンキーライブなんて、もう、人生で二度とないかもしれないので、しっかりと心と目玉に焼き付けて、心の底から楽しみ尽くしたいと思います😀そんな訳で、ライブに向けて、過去のライブ映像を日々復習しております✌️今日は『99
HatfieldandTheNorth/TheRotter'sClubハットフィールド&ザ・ノース/ロッターズ・クラブ1975年リリース◆知性と感性が散りばめられたカンタベリーミュージックの最高峰であり歴史的名盤!◆集合離散を繰り返すカンタベリーシーンにおいて、奇跡のグループと評されたハットフィールド&ザ・ノースのセカンドアルバム。シンプルでポップでありながらも、ストーリーのような計算された流れの中で、多彩な楽器によるユーモアあふれる緻密で独特な楽曲(ハーモニー)は、聴
SoftMachine/Thirdソフト・マシーン/サード1970年リリース◆後のグループの方向性を決定づけた理知的で野心的なジャズロックの最高傑作◆サックスのエルトン・ディーン、さらにキース・ティペット・グループのホーン・プレイヤーらを迎えて制作されたソフト・マシーンのサードアルバム。レコード2枚組となった本作は、1曲が18分以上になる4曲を収録しており、これまでのサイケデリックな音楽性から明確なジャズロック指向に変化し、あらゆるアイデアが詰め込まれた異形の楽曲となっている。
みなさんこんばんは🌇暑い日々が続きますね!ついこの前まで長袖を着ていましたが、あまりに暑いので休みの日は基本半袖で過ごすように心がけています。マスクもまだ外せそうにないですし、少しでも熱中症対策をしなければなりませんからね。さて特別編6日目となりまして、いよいよ後半戦が幕を開けます。今日取り上げるマーラーの交響曲は交響曲第3番。第1楽章だけで30分を超える時間を要するマーラーの交響曲の中でも自然に最も近い作品です。昨日ご紹介した2番「復活」と同じく、「角笛交響曲」の一つとして括られる今作の
KingCrimson/Redキング・クリムゾン/レッド1974年リリース◆プログレッシヴロックの最終進化形であり未来への予言となった歴史的名盤◆ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードの3人を核にレコーディングを行った、キング・クリムゾンの1970年代最後のスタジオアルバム。そのアルバムはライヴで培った超絶技巧の演奏力と即興から生み出される緊迫感、それでいて哀歌にも似たメロディがドラマティックに交差する、非の打ちどころのない威厳さと力強さが備わった究極のサ
2、3日前某お客様から、東芝電気温水器13年経過で、本体の漏電ブレーカーが働いてお湯が湧かないと電話☎️があって訪問点検しました。上部のヒーターが、亀裂で、絶縁不良でした。そして、今日、ヒーターの部品が入荷しましたのでヒーター交換に行きましたタンクのお湯を、半分抜いて、ヒーターを取り外します給水バルブを閉じて、逃がし弁を開けて排水バルブを5分ほど、開けます。他業者さんの、据え付けでしたので、据え付け年月日が分かりません名盤も消えています上部ヒーターを8mmのボック
今月号のギターマガジンは「ギタリスト460人の投票によって選ばれた偉大なギター名盤100」この手のランキングものでは自分の感覚とは違いがあるのが当たり前。しかし、こんなにも自分の感覚がずれているのかと思わされた結果だった。1.アーユー・エクスペリエンス/ジミヘン2.ブロー・バイ・ブロー/ジェフ・ベック3.ヴァン・ヘイレン1st4.ツェッペリンⅣ5.ラブレス/マイブラ6.continuum/ジョン・メイヤー7.マーキー・ムーン/テレヴィジョン8.エレクトリック・レデ
どうもこんばんは、今日は前の職場の方と飲んできました久しぶりに懐かしい話しや、今だから話せることや(笑)、私が辞めた後の話など、色々と聞く事ができて、本当に楽しかったですね私も沢山話しをさせてもらって、今、新しい職場に変わって、色々と悩んでることもあったのですが、少しだけ気持ちが軽くなったような気がします・・・まあ、
ブラームス交響曲第3番の秘密を暴く!こんにちは。音楽評論家の和田大貴です。この記事ではギュンター・ヴァント指揮のブラームス交響曲第3番について、私の感想と解説を書いてみたいと思います。この録音は、ヴァントがブラームス作品に対する深い理解と敬意を持って臨んだことが感じられる名盤です。ヴァントはブラームスの音楽を飾らずに素直に表現し、その美しさや力強さを引き出しています。ブラームス交響曲第3番とはブラームスの交響曲第3番は、彼の4つの交響曲の中で最も短く、最も個性的な作品です。第1番はベートー
Akritas/Akritasアクリタス/太古の記憶1973年リリース◆チャーチオルガン、アコースティックピアノの響きが美しいギリシャを代表するアクリタスの唯一作◆中世ギリシャの英雄叙事詩から名をとったと思われるアクリタスのデビューアルバムにして唯一作。オザンナの呪術性とエマーソン・レイク&パーマーのテクニカルなシンフォニック性、そして謎めいたサイケデリック要素をミックスしたような独特なサウンドは、後にドイツと日本で高い評価を得て、ギリシャ・プログレッシヴロックを代表する1枚とし
ハードロックの名盤、DEEPPURPLEの『MACHINEHEAD』の50周年を記念したスーパー・デラックス・エディションの輸入盤国内仕様が発売されました。輸入盤国内仕様の特典として、ロジャー・グローヴァーのコメント付きフォトカード。英文ライナノーツの完全翻訳が付属。スタジオ盤CD1枚、ライヴ盤CD2枚、スタジオ盤LP盤1枚、Blu-rayaudio1枚。DEEPPURPLEの場合、ライヴ音源聴いた後だとあまりの落差にスタジオ音源聴く気起きなくなるんですよね、特に第2期は😅ただ、
Kestrel/Kestrelケストレル/ファースト1975年リリース◆効果的なメロトロンによるメロディセンスが光るプログレッシヴポップ◆英国紳士風の男性の鼻にクチバシを着けた、ユーモラスなジャケットアートが目を引くケストレルの唯一作。そのサウンドはメロトロンを効果的に使用した極上のポップになっており、溜息が漏れるほどの抜群のメロディセンスが光ったブリティッシュプログレッシヴポップの最高傑作と言われている。ケストレルは中心メンバーだったデイヴ・ブラックが、デヴィッド・ボウイのバッ
TheBuggles/TheAgeOfPlasticバグルス/プラスティックの中の未来1980年リリース(1978~1979年録音)◆カラフルで個性的なシンセサイザーによるプログレッシヴ・テクノ・ポップの金字塔◆後にイエスに加入し、音楽プロデューサーとして名を馳せるトレヴァー・ホーンと、後にスーパーグループのエイジアのメンバーとなるジェフ・ダウンズらによる音楽ユニット、バグルスのデビューアルバム。そのサウンドは華麗で個性的なシンセサイザーによるカラフルなテクノポップとなっ
私の好きなLEDZEPPELINブートレッグアルバム10選『AsLongAsIHaveYou』めちゃカッコいい!最近ではロジャー・ダルトリーもやってますな。オリジナル曲が少なくカヴァーでライブをしてた時期ですが、この頃のペイジ師匠の演奏は本当カッコいいです。このライブ、個人的にはオフィシャルでリリースして欲しいと思うくらい好きです。929です。このライブの全長サウンドボードを聴かなきゃ死ねないってくらい良い内容のライブです。『Friends』のライブはここ
今回の個人的アルバム・レビューは、「island」のファーストアルバムにして、日本音楽作品史上稀に見る名盤。大ヒットシングル「staywithme」収録アルバム。この曲に、心魅了された音楽ファンは、真の音楽ファンでしょう。「island」の作品の中でも、圧倒的人気と支持と賞賛を得た、伝説的アルバムにして、すでに芸術の至高の極みに達した最高傑作。沖縄を代表するハードロックバンド「紫」を、皆さんはご存知でしょうか?ジョージ紫さんを中心に、1968年から活動をしていた、日本のハードロッ
ワーグナー舞台神聖祝典劇《パルジファル》推薦盤クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管及び合唱団、アンフォルタスーロンドン、ティトゥレルータルヴェラ、クルネマンツーホッター、パルジファルートーマス、クリングゾールーナイトリンガー、クンドリーダリス他旧フィリプス(デッカ)1962年ライヴ録音4月8日は、お釈迦様の誕生日である。今回は、そんな仏教の聖なる日に、ワーグナーの神聖な音楽を聴いてみたい。《パルジファル》は、ワーグナーの書いた最後のオペラで、死の1年前に完成した。この作
Carmen/FandangosInSpaceカルメン/宇宙の血と砂1973年リリース◆フラメンコをロックスタイルに持ち込んだ凄まじい躍動感のデビューアルバム◆スペインのアンダルシアを中心に伝わるフラメンコをロックスタイルに持ち込んだプログレッシヴロックグループ、カルメンの衝撃のデビューアルバム。そのサウンドは躍動感あふれるリズムにスリリングなスパニッシュギター、重音のベース、手拍子やカスタネットなどを用いた、強烈とも言えるフラメンコ・プログレッシヴロックとなっている。そのあ
Hölderlin/HölderlinsTraumヘルダーリン/ヘルダーリンの夢1972年リリース◆フォークロックに弦楽器やメロトロンを掛け合わせた幽玄な音世界◆1970年代のドイツの至宝的レーベルの1つであるPILZの作品の中で、とりわけ評価の高いフォークロックグループ、ヘルダーリンのデビューアルバム。フォークロックをベースに弦楽器やメロトロンが絶妙に掛け合わされ、幽玄な音世界を作り出すドイツロマン主義を思わせる美しいサウンドが魅力となっている。紅一点のナニー・デ・ルイグの清
春らしくなってきたので、ラリー・リーの『LOSTSONGS』をまた聴きました☆この時期に、なんかよく合いますな☆ラリー・リーさんのソロは、アメリカ本国以上に日本で人気のあるAOR系アルバム『Marooned(邦題ロンリー・フリーウェイ)』1枚しか元々は出てなくて、随分前にこの『Marooned』についてはここで書きましたが↓https://ameblo.jp/erroy3911/entry-11258419320.html?frm=theme『ラリー・リー「ロンリー・フリーウェイ」☆人
PremiataForneriaMarconi/TheWorldBecameTheWorldプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ/甦る世界1974年リリース◆優雅さと技巧さを兼ね揃えた圧倒的なアレンジ力を誇る名盤◆イタリアンロック及びイタリアのプログレッシヴロックを世界に知らしめた偉大なるグループ、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ(以下P.F.M.)の3枚目のスタジオアルバム『L'isoladiniente』の英語盤。本アルバムはマンティコアレーベルから世
Jazzが好きなんだけど、中でもJazzヴォーカルものがけっこう好きだったりします特に好きなのが白人女性Jazzシンガー何故か?1.力み過ぎない2.歌唱コントロールが上手い3.美人さんが多い主に上の3つの理由から白人女性Jazzシンガーものが好きなんだけど(特に3)今日紹介するのはJazz初心者入門に最適な超鉄板名盤です1.クリス・コナー少しハスキーな声と抜群の表現力!そして何よりスキャットしない!(基本的にオレはスキャット嫌い!)アニタ・オディと並ぶ白人女性Jazzシンガ
みなさんこんばんは🌆今日は待ちに待ったマーラーの誕生日!!ということで、約1ヶ月ぶりに500種類以上のマーラー録音を聴いてきた私がオススメするシリーズの続きを投稿したいと思います!今回は交響曲第9番。マーラーの誕生日にまさかこの曲をご紹介することになるとは思いませんでしたが、この交響曲ほどマーラーの凄みをより実感できる名曲は他にないと思うわけです。今回も1ヶ月前と同じように5種類の交響曲をご紹介していこうと思います!!マーラー作曲:交響曲第9番一曲目:ブルーノ・ワルター指揮/ウィー
みなさんこんにちは😃ベートーヴェン生誕250年で盛り上がる今日。以前より存在を知っていながら中々購入することができなかった名盤をついに手に入れられたので今回ご紹介していきます。その名盤とは?カルロス・クライバーとバイエルン国立管弦楽団によるベートーヴェン交響曲第4番のライヴ演奏です。交響曲第4番屈指の名盤であり、これを超える演奏は今後現れるかもわからないとさえ言いきれる素晴らしさを秘めた演奏でもあります。曲的には3番「英雄」と5番の間に位置する曲でコアな層に人気がある名曲です。それ故に中々手に
自分が好きなミュージシャンが辿ってきた音楽作品との出会い、所謂彼らのルーツミュージックを知ることは殊の外楽しいものだ。それらを知り、その作品を探し、そして手に取り聴いてみる。中には自分の好みじゃないものもあるが、気に入ったものに出会えたときは更に他の作品も聴いてみたり、楽しみは倍速以上のスピードで拡がっていく。ただ、自分の好きなミュージシャンのルーツミュージックを知る機会は案外少ない。ひと昔前であれば雑誌のインタビューで語っているものを拾い上げたり、今であればインスタなんかのSNSで呟いてる
ということで、久々のロックネタです。依然として昔のハードロックばかり聴いている私ですw。最近のバンド、特に2000年代に入ってからの新しいバンドはどんなバンドがあるのか全く分からず、たまにネットに出てる新着情報を観て聴いてみても、カテゴリーが同じだとどのバンドも同じようなサウンドで個性が感じられず、CDを買おうと思うようなバンドになかなか出会えません。マネスキンは凄いなぁと思いましたが、CDを買ってまで聴こうという感じでもなく。BABYMETALは凄いので何枚かCD買いましたが、最近
HenryCow/LegEnd=Legendヘンリー・カウ/伝説1973年リリース◆高度に構築された楽曲と即興性のある楽曲が凝縮された完成度の高いデビュー作◆ケンブリッジ大学でマルチ楽器を演奏するフレッド・フリスとティム・ホジキンソンによって結成された、カンタベリーミュージックに類するヘンリー・カウのデビューアルバム。そのアルバムはジャズと現代音楽の方法論を組み込み、高度に構築された複雑な楽曲と完全なフリー・インプロヴィゼーションという2つの相反する要素がシームレスに展開する