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逮捕前置主義の「人単位説」この学説について、今年の予備論文の受験生の方のどの程度が理解していらっしゃたのでしょうか?私は、時間的制約もあり、ほぼ「典型的な論パ」を貼り付けた程度しか刑訴は書けなかったのですが、仕事中昔勉強した「逮捕前置主義」の論点を思い出すと、次のようなことが、そもそもの「逮捕前置主義」の論点だったんですね。被疑者勾留の前に逮捕が先行するのは刑訴法より明らか。しかし、単に逮捕が先行していれば勾留は可なのか(人単位説)逮捕と同一被疑事実で
これは、超よもやま話なんだけど。昨日だったかな?司法試験の合格発表があり(合格された方、おめでとうございます!)超有名な芸能人?現役東大生の方が不合格になったということで、大騒ぎになっていたようだね。とは言え、東大3年で予備試験も一発合格されていたその方が、かつてヨンパ(合格率48%)と言われ(当時の旧司法残存組から)嘲笑された初回(新)司法試験に次ぐ甘い倍率の下で不合格。しかも、今年の予備試験合格者の司法試験突破率は約9割・・・でも、予備と司法は、
第1設問11小問(1)Cに本件取消訴訟における原告適格は認められるか。取消訴訟(行政事件訴訟法3条2項、以下「行政事件訴訟法」法名省略)における原告適格が認められるためには、9条1項の「法律上の利益を有するもの」に該当する必要がある。この「法律上の利益を有するもの」とは、当該処分により自己の権利または法律上保護された利益を侵害され、または必然的に侵害されるおそれがある者をいう。そして、本件のCは本件許可の相手方ではないから、「処分…の相手方以外の者」であり、9条2項に基づいて原告適
序(はじめに)私はただの予備試験不合格経験者ですが、一昨年、たまたま運よく論文合格したことはあります。要するに、ただの口述落ち経験のある不合格者にすぎないのですが、ただ、この「再現の比較」をすることに限って言えば、論文の合格経験はありますので、と言えることになります。形式的に適任と言いうるということです。逆に、口述に落ちていなければ、当然司法試験に進んだでしょうから、その後わざわざ後年の予備論文の再現を読むことも無かったでしょう。また、仮に予備最終合格者が、受験していな
6民実(主観的な出来は10問中1番目。それでも自己評価Cですが)第1設問1(1)保証契約に基づく保証債務履行請求権(2)被告は、原告に対し、220万円を支払え(3)売却、保証合意、書面(4)記載すべきでない。売買の冒頭規定、期限は附款かつ被告に有利ゆえ抗弁。期限利益喪失特約は抗弁事実と両立し請求原因である売買代金支払請求の効果を復活させる再抗弁。(5)民保23Ⅰ残債務額により不動産担保価値が変わり、時価が高ければ必要性が否定される可能性があるから。第2設
決算報告(追注記編)2022-11-3022:33:139|0|0大本営発表(公式出題の趣旨)を受けてその4(法律実務基礎科目)2022-11-2000:44:092|0|0大本営発表(公式出題の趣旨)を受けてその3(刑法・刑訴)2022-11-1912:48:062|0|0大本営発表(公式出題の趣旨)を受けてその2(民法・商法・民訴)2022-11-1911:30:585|0|0大本営発表(公式出題の趣旨)を受けてその1(
予備論文翌日の月曜から土曜まで仕事し、(週55時間労働。月曜は三重で朝6時に起きて7時出勤19時半帰宅、他の日もほぼ同様でした)日曜に、何とか主観的出来の悪い6科目の再現をしたところでダウン。また翌日月曜から、(明後日)土曜までまた同じように仕事。もう精魂尽き果てた感じになってきましたので(火曜の夜は、それもあってか何だか解放し過ぎてしまいましたねw)予定よりは遅くなりますが、日曜午前までに残り3問の再現を作成UPします。わりと詳細な構成は残してありますので、それに
今日は予備試験の短答式試験の合格発表で、自己採点通り合格はしていました。しかし、合格点が168点と知って、「ついに、法律科目だけで合格点を確保することが、受験6回目で途切れたか」と思っていましたが、公式解答準拠の伊藤塾採点だと法律科目169点だったんですね。このように、合格点+1点しか法律科目で上回れなかったのは、自己最低記録なのですが(次に悪かったのが、口述落ちのR2の合格点156点,法律科目158点だった時)そもそも、予備短答は毎年のよ
先週水曜に退職を決意し、祝日をはさんで金曜で辞めた。(もちろん上司の了承も得たし、引継ぎも済んでいる)ちなみに職場は小規模の法律事務所だ。というのも、今年の不合格をうけ、上司(弁護士)から「仕事を辞めて、受験勉強に専念してはどうか」と話があった。退職はまったく考えていなかったので、正直おどろいた。続けて「成績が少しずつでも上がっているのは良いことだ。でもあと少しの限界点を超えるには、ガッと集中するのも大事だと思う」みたいなことを言っていた。たしかにと思った。論文試験の後も、成績が
この前、母校の高校の同窓会通知が来たけど行けません🤡私はしがないフリーターの社会的不適合者だからである。同窓会で同級生が弁護士、医者、公務員、大企業勤め、出世や仕事、家庭の話で盛り上がっている中、周りと比べて浮いてしまう。皆がわいわい楽しくやっている中、「いかにもクソみたいな人生送っているように見える」奴が混ざってたら場が白けるし、気を遣って話を振ってくれたとしても、正直に話すと空気がおかしくなり話が盛り上がらない。「あの人、〇〇なんだって」と陰口たたかれる可能性あるし、そうじゃな
スクール正解筋を探求し、それに従い淡々とそれとの一致度を判定する。その際、極力細分化した後合計する。手法としては、スクール正解筋に従うことで中立公正な見地に立てますし、スクール答練的に採点すればおそらくこれぐらいだろうという目安にもなります。(まぐれとは言え一度は予備論文に合格したから出来たのですが…)しかし、極力細分化した後合計するのは、一部の出来不出来のイメージが他に影響しないというメリットもある反面、論理の流れなどがおかしくとも、それがマイナスに反映しない欠点がありま
やらかしましたね。請求の相手方は契約関係に無いやん。。。でも、良かったです。民実は勉強していたつもりでしたが、まだまだ、基本や理解に穴が多いことを認識できましたしね。そんな民実ですら、更なる成績表の更新で、いつの間にか平均点を超えていました。行政法はここまでくると高得点などは諦めて、何とかE以上を取れるように頑張るとしますか。(代わりに、憲法判例は強化しておきます)一番大事なのは、選択科目(2~3科目セットの他と違い、他の問題に逃げることもできない)と
例年より明らかに平易だったのは、刑訴、商法、民訴、民実、例年並みなのが、憲法、行政法、刑法、刑実、民法だったでしょうか。残り一つ残るのは労働法ですが、これは、今の私には難しかったかどうかわかりません。まあ、とにかく、受験生の主観的には「書きやすい」問題が大半だったと思いますので、「問題の読み違えミス」や「基本事項でのミス」こういうところが、大きく得点に影響するように思いますね。私自身は、3年前と同程度以上に書けたように今は感じていますが、問題が簡単だ
先日退職し、専業受験生になったわけだがおとといの金曜日に「送迎会」をしてもらった。といっても、数年前に別事務所に移籍した元上司(弁護士)が開いてくれた、2人だけのカジュアルなものである。その40代前半の元上司は、旧司時代に論文で惜しい所までいくも6回ほど不合格となり、最終的にはローを経て新司には1回目で合格した方だ。(彼が「送別会」ではなく、あえて「送迎会」と言ったのは自分の再出発を応援してくれる気持ちの表れだろうか)その日は、2軒目も誘ってもらって色々話し、とて
正月早々、個別指導の先生に注意された。「心の健康が保てないのであれば司法試験の道は撤退すべきです。弁護士になれば無条件に皆が承認してくれるというわけではなく厳しい競争社会が待っています。本当にこの道を進むことがCARASUMAさんの幸せに繋がっているかどうか真剣に考えて下さい。勉強を続けるのも、撤退するのも立派な選択肢で優劣はありません」と。しかし、諦めるという選択肢はない。働きながら目指すという選択肢は十分にあるが、法曹の道を完全に諦めたらガチ🤡になるからである。幸せに繋がっているかなん
6刑法(出題の趣旨)設問1は、甲が、⑴長女Y(6歳)にスーパーマーケットC店でブドウを万引きさせようとしたところ、Yが果物コーナーの場所が分からず、何もとらずに同店を出たこと、⑵長男X(13歳)に同店でステーキ用牛肉2パックを万引きさせようとしたところ、Xが同牛肉5パックと写真集1冊を精算せずに同店から持ち出したことを内容とする事例について、甲の罪責に関する論述を求めるものである。いずれも、刑事未成年者を利用した甲の罪責を検討する前提として、間接正犯、共謀共同正犯又は狭義の
まず、再現並びに成績を公開してくださった方々には誠に感謝いたします。(なので、私も元論文合格者としては非常に恥ずかしい成績を公開致しました)で、まだ成績が届かない方もいらっしゃるようなので暫定ですが。にしても、ソラリスさんが全Fなのは勿体ないですね。内容的には特に公法は良かったのに…形式全無視という就職面接にラフな私服で行かれたような事象だからだと思いますが…憲法は今のところ、全農林スルーの方はFですね。(Wooriさんは、ここにある3科目だけでも成績が知り
なんか超優秀な方々による有料添削みたいなこともされているようなんですが、今年は去年のような事して需要あるんですかね?(私は全然優秀でもないですしね)昨年よりは精度を上げてのこともできそうな気がするんですが。(昨年よりは進歩したことができるはずです)とりあえずは、私自身が恥ずかしい出来の再現をあげてからの話になりますけどね。
・数年ぶりに旧友に会う先週、大学時代からの友人と会った。前に会ったのはコロナ前なので、3、4年ぶりか。互いの近況やらくだらない話やらで楽しくて、気づいたら4時間たってた。まだ試験勉強を続けてるのは知ってるはず。だけど、全く触れてこなかった。ベテランなのに今年は短答落ちしたのがかっこ悪ったので、ありがたかった。・マッチングアプリで婚活友人は4、5年前から婚活をしている。だが、なかなか苦戦しているらしい。。自分も昔そういうアプリやったことはあるけど、遊びやったし、
今年は、論文後にネットで色々見ても、想定外に失敗したと感じる部分がほとんどないですね。一昨年昨年は、「うわ、マジでか」と問題文の読み落としや事実誤認に気付くことだらけでしたが、今年は、怖いぐらいにそういう部分が少ないということです。(R2もそんなんだったように覚えてます)それでも、少なくとも、「上位合格」はまあありえないでしょうね。この時ぐらいの順位になれたら、万々歳です。想定通りダメダメなのは、民法の設問1ですね。原始的不能は改正後は契約は有効に成
今年も不合格確定再現リンク載せておきます。なかなか厳しい結果です。メンタル面と判断力も大きいのかもしれません。民事実務の小問こんなにわからないはずがありません。あと、模試は全く関係ありません。B判定でもこのような状態です。試験委員様の考えた現場思考問題は質がかなり高く小手先で挑んできた人を落とし正攻法で実力身に着けてきた人を合格させます。模試Eでも受かる人はいますしAでも落ちる人はいます。模試で一喜一憂せず基本を身に着けることは大事ですね。憲法D(比較衡量型にしている+事実は
短答落ちしたので論文は受けれてないけど、同じく環境法選択のやっしさんからコメントもらったのをキッカケに、自分でも解いてみた。・去年の環境法去年は、予備論文に選択科目が初登場した年のせいか、内容も難易度も、様子見的な感じだったと思う。設問は2問だけ(小問なし)シンプルに民709と差止訴訟2問とも景観利益(個別法なし)たまたま書ける内容だったのもあり、A。・今年の環境法設問は3問。ただ、小問もカウントすれば全部で7問。急に増えすぎじゃ…個別法(土対法)の基本的な枠組みを問う
第1設問11甲の午後5時5分頃から同小屋の出入口扉を外側からロープできつく縛り、内側から同扉を開けられないようにした行為につき監禁罪(刑法220条後段)が成立するという主張につき検討する。甲の上記行為は、「不法」にXという「人」を身体的移動を時間的に制限する行為を行っており「監禁した」といえるという内容の主張である。2これに対してXは午後5時頃に熟睡した後、一度も目を覚まさなかった以上、移動が現実的に不可能である以上「監禁した」といえないとの反対の立場が考えられる。3し
今年の司法試験予備試験論文試験で私が不合格を確信している最大の原因は実務科目がF濃厚ということ基本的に予備試験論文は実務科目Fだと不合格確定です。勿論他でABを揃えまくればいけますが、そのような人間であれば余程の見損じをしない限り実務Fにはなりません。逆に他の科目で読み間違えたり何個かミスしても実務Aだと2科目分の威力があるので巻き返せたりします。私が実務F確信している理由民事民事実務請求原因事実で240万円の保証なのに220万円の請求しているのはおかしいと考え、20万
明日からですね、予備の論文。自分は今年短答落ちで受けられないけど。***一つだけ応援で。メンタルがお豆腐の方へーー失敗したら…とか考えだすと止まらないなど強気でいけないタイプなら、「何も特別じゃない、いつもの日常」を装って、当日を迎えるべし!自分の中ですごい特別感を出してしまうと、プレッシャーでやられそうじゃないですか?ただ、会場に到着して、解答して、帰るだけ。試験中はイヤでも集中するし。あさっての夜には、酒でもなんでも飲めるしさ!***…まあこんな
第1設問11小問1保証契約に基づく保証債務履行請求権2小問2被告は、原告に対し220万円を支払え。3小問3①XはAに対し令和4年8月17日、本件車両を代金240万円で売った。②令和4年8月末日、9月末日にAはXに対し10万円ずつ合計20万円を支払った。③XとYは本件売買契約につき令和4年8月17日YがAのXに対する売買代金の支払債務を連帯して保証する旨の合意をした。④上記合意は書面による。4小問4記載すべきである。訴訟物は220
と、日々の生活で燃え尽きかけている今年50歳になるおじさんのショットです。略歴のアラサー当時と比べると加齢による変化は明らかですねw今年は、珍しく短答で高得点(概ね225点以上)を狙ってみましたが、逆に順位は三桁にまで降下する結果となりました。その意味では、(目標を約20点下回ったという意味では)今年の短答は「失敗」だったとも言えるのですが、終わった予選のことは、もはや過去のことです。(反省は色々としていますが)それはそれとして、今後も論文試験に
令和5年予備試験論文試験の再現答案の作成が完了しました。今年は趣向を変えてnoteに書きました。以下のリンクからどうぞ令和5年予備試験論文再現答案リンク|yobiteki令和5年予備試験論文試験の全10通の答案の再現が完了しました。こちらの記事は各科目へのリンク一覧と、現時点での簡単な感想コメントとなります。細かい分析はこれからですが、試験全体の感想などを最後にまとめています。再現答案へのリンクとコメント憲法https://note.com/yobiteki/n/n2ad48e561
さすがにここまで汚い字だとやべーなと思っていましたけど、こうやって見返すと読めないことは無いですね。辛うじて、ですけど。(伊藤塾予備論文公開模試の憲法なので、ネタバレ注意です)
今日は頑張って主観的な出来が悪い6問について再現を作成UPしましたが、今日は力尽きたので明日(仕事です)から数日で何とか残りを終わらせます。残り4問はUPしてある答案構成に肉付けしていくだけですみそうなので、出来れば、明日明後日で終わらせたいところですね。そして、9月20日には辰已解説WEB9月25日に伊藤塾解説9月29日にアガルート解説が実施されるので、特に伊藤塾解説がでたあたりで、一通りの正解筋の探求をすることになりそうです。