ブログ記事93件
4月17日から福岡市内で開催された第112回日本泌尿器科学会総会に参加しました。3日間にわたる学会でしたが、初日と2日目に参加して勉強してきました。久しぶりの投稿になってしまいました。光栄なことにシンポジウムの演者として指名を受けました。今回の投稿は主に自分の発表についてまとめました。初日の朝一番に開催されたシンポジウム14「下部尿路症状に対する行動療法」というセッションで「間質性膀胱炎の保存的治療」というタイトルで15分程度の講演でした。まず、
ひとりごとシリーズでたぶん5回目です。今年は1月19日に第24回日本間質性膀胱炎研究会が奈良で開催され、2月28日に福岡市内で九州IC研究会、そして、その2日後の3月2日には東京で間質性膀胱炎治療薬の治験説明会が開催されました。そのすべてで発表したり講演したり意見を述べたりしてきました。治験のことは企業秘密があるせいかSNS等でので発信は禁止なのでそれ以外について感じたことを私のあたまの整理を兼ねて書きます。何の資料も見ずに書く、無責任なひとりごとですの
4月15日から本日の昼までこのブログのコメント欄を利用して間質性膀胱炎の患者さんの声を集めました。おかげさまで44人の患者さんから貴重なコメントを頂きました。本日お昼の12時をもって募集を終了しました。(12時10分ぐらいまではコメント機能が動いていたので、それまでに投稿された方の分は大丈夫です!)ほんとうに、ありがとうございました。心からお礼申し上げます。現在、コメント募集のブログ記事は削除し、コメント受付機能も停止にしました。全てのコメントを読みま
※今回は間質性膀胱炎の話題はありません。最近、考えること。当院のような町の泌尿器科開業医の元には、「おしっこが近い(頻尿)」、「おしっこが出にくい」患者さんが多く来院されます。つまり、前立腺肥大症や過活動膀胱の患者さんが多いわけです。前立腺肥大症や過活動膀胱には、とてもいいお薬がたくさんあります。効果も良くて副作用も少ない薬です。だからかかりつけの内科の先生も前立腺肥大症や過活動膀胱の治療を積極的に行う時代になっています。このこと
今週の朝礼では、看護師さんや受付さん、管理栄養士さん達へ「前立腺癌その②」として主に前立腺癌の治療について解説しました。内容は看護師さんたちが日常診療のなかで「?」と思うことや患者さんから尋ねれらそうなことを中心にまとめました。以下は朝礼で話した内容のダイジェストです。一般的なことの解説を行った後に、いま実施している私の方針(考え方)という順番で説明を行いました。Ⅰ.何を基準に治療方法を選択するのか?前立腺癌の治療方法には、①監視療法②手術療法③
個人のブログなので好き勝手に書いています。なので今日は「ひとりごと②」間質性膀胱炎についてです。先に強調しておきます。独り言で学術的なものではありません。あくまでも個人的な感想文です。ブログなので文献を見ながら書いているのではなく、今頭の中にあることで書いています。だから正確性にも欠けているかもです。言い訳はこれぐらいにして・・・・DMSO製剤の「ジムソ」が発売されたことで「間質性膀胱炎・膀胱痛症候群(IC/BPS)」に対する認識が泌尿器科医の中
11月はやること、やりたいことが多い月です。日頃の診療もがんばっていますし、もちろん間質性膀胱炎のことも継続しています。あとでブログにまとめようとすると、いつまでも書かないのでとりあえず現状の記録ということで、まずは11月17日は佐賀市内で開催された講演会の一般演題発表でした。今回は過活動膀胱(OAB)に関する内容を発表しました。OABの薬物療法中に注意が必要なことが残尿の確認です。薬が効きすぎると残尿が増えてしまうという副作用が出現することがあります。当院の経験をま
※今回も間質性膀胱炎の情報はありません。前回に続き、泌尿器科医だからできること。この視点から考えてみました。何も資料や文献を見ずに頭の中にあること、日頃考えていることを書いています。近々、このシリーズはきちんとまとめ直して当院のホームページに書き直すつもりです。本題です。過活動膀胱について。大切なことは、すべての頻尿=過活動膀胱ではない、ということです。もちろん、すべての尿失禁=過活動膀胱でもありません。過活動膀胱には尿意切迫感という症状が必
今回は間質性膀胱炎の話題はありません。今日は診療終了後、自室に籠って日本Men'sHealth医学会主催の第4回テストステロン治療講習会をWEBで受けました。主に加齢男性性腺機能低下症(lateonsethypogonadism;LOH症候群)の診断、治療についての基礎から実践までの講習会です。つまり男性ホルモン低下による男性更年期障害の勉強です。2時間40分の勉強会でした。日常の診療の中で、どうしても原因がはっきりしない高齢男性患者さ