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◇火焔の十万枚大護摩供、、(酒井雄哉大阿闍梨)紅蓮の炎が燃え上がり、酒井阿闍梨が祈禱しながら護摩木を投じると、火焔はさらに天井まで焼きつくすかのように凄まじい火勢でめらめらという音をたてた。「ナーマクサーマンダーバーサラナンセンダンマーカーロシャナソワタヤウンタラターカンマン」信者たちが唱和する真言が、一大合唱となってそれに和する。一つひとつ護摩木に込められた衆生の祈願を声に出して読みあげ、それを火焔の中に投じる阿闍梨の顔は、真っ赤に炎にそまり、さながら生きた不動明王を彷
☆【外伝】高倉健と二人の阿闍梨京都に、西村泰治(敬称略)という実業家がいる。酒井雄哉大阿闍梨が二千日回峰行をする時に『京都大廻り』の際に、先導を勤めた人である。その破天荒な人生は、前の記述で紹介したが、酒井阿闍梨に心酔した一人である。通称「ヤッさん」、昭和のスーパースター、「高倉健」の付き人を四十年以上つとめてきた男でもあり、芸能界の裏側を知り尽くした男でもある。令和二年、高倉健七回忌にあたり、ベストセラー・フリーライターである山平重樹が著した、『高倉健からアホーと呼ばれた男西村泰
花の師匠に誘われて急遽、比叡山無動寺明王堂へ。そこはどこ???仕事でもプライベートでも何度も比叡山には行っていますが聞きなれない名前。調べると根本中堂の近くっぽい。坂本ケーブルの選択肢もありましたが足の悪い師匠のことを考えて車で行くことにしました。あまり運転、得意ではないのでドキドキです。当日は、3月なのに雪が舞降っています。結構、ちらついてきた。無事帰れるのか心配。ともかく、根本中堂目指したらなんか表示あるかなーと進んで行きましたが。。。分から
こんばんは。ご訪問くださり、ありがとうございます。こちらのブログでは、基本的には腎不全や腹膜透析のかたに何らかのお役に立つと思われる情報を書くようにしております。今日は、病気平癒祈願などとの関係で、霊験あらたかな生き仏と言われる、比叡山の千日回峰行者の大阿闍梨様による護摩祈祷とお加持を受けられる比叡山の千日回峰行者特別祈祷と、比叡山無動寺谷明王堂の護摩祈祷についてご紹介します。【千日回峰行者特別祈祷について】比叡山の横川中堂で、毎年9月に行われており、今年は9/1〜9
こんばんは。ご訪問くださり、ありがとうございます。今日は、比叡山延暦寺で毎年5月に行われる、比叡の大護摩をご紹介します。【5/15加筆】令和6年の開催概要が予公表されましたので、昨年との変更点を加筆しました。この行事は、千日回峰行者の大阿闍梨様が護摩修法をされ、そこで私達の個人の祈願もさせていただけて、申し込めば御札もいただけて、最後に大阿闍梨様から全員がお数珠のお加持を受けられるという、大変有難い行事です。しかも、護摩木とお加持だけなら、比較的お安く参加できます。
皆さま、こんにちは遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます今年もどうぞよろしくお願いいたします。お正月、比叡山無動寺谷明王堂のお不動様に御挨拶に行ってきました当ブログをずっと呼んで下さっている方はきっと御存知ですよね、私はお不動様が大好き年が明けたら、真っ先にお目にかかりたい、ご挨拶したい仏様です去年同様、元日は、身内ともお世話になっている成田山不動尊(大阪別院明王院)へ翌日比叡山を訪れました。冬期は京都市内から比叡山へ向かうバスが運休
【外伝】正井観順大阿闍梨①比叡山の荒行『千日回峰行』、二千日を満行した行者は三人。その中に三千日に挑んだ行者がいた。正井観順大阿闍梨その人である。前回の投稿で、小林隆彰師の書籍から正井阿闍梨の足跡を紹介させて頂いたが、阿闍梨についての文献は少ない。その中で、正井阿闍梨の故郷、青森県黒石市が地元の中学生に向けて「伝記」をつくっているのでご紹介させていただきます。(正井観順大阿闍梨)「大廻りのあじゃりさんがいらはったよお母さん、早うおいで」「はいはい、カンジザイボーサーツ、ハンニャハー
パソコンが2週間の入院になったので、スマホで慣れない投稿をしている鹿吉です。こんばんは!購入したときから動きが悪くって、いろいろと努力をしていたんですが、CPUの性能だけ重視したのが敗因でした。その性能に見合うメモリとハードではなかったので、新しく移植することが決定したんです。無事に退院してくれること、期待しています。さて本日は母がいただいた言葉を改めて思い返して感銘を受けたので書かせてください。過酷な行としても有名な千日回峰行を満願された偉大な阿闍梨さまの講演会に行ったときのことで
塩沼亮潤さんのお話を聴く機会がありました。亮潤さんは、1300年の歴史上二人目となる「大峯千日回峰行」を満業し、さらに飲まず、食べず、寝ず、横にならずを九日間つづける「四無業」を満業した大阿闍梨です。亮潤さんは五十歳半ばでありながら、歩く姿は颯爽として、その笑顔はまるで少年のように素直ではじけるようでした。とても晴れやかでまぶしいお姿でした。「裏表のない人になる」といったお話がありました。人の見ていないときの行いこそが大切だというお話です。それこそが
❖比叡山行院今日は久しぶりに比叡山の行院(ぎょういん)に伺いました。比叡山行院は、比叡山の一番奥「横川(よかわ)」の元三大師堂のもう一つ奥にあります。ほとんど人の訪れることのない静寂な聖域です。天台宗の僧侶となるには、まずお師匠さまの弟子になって「得度式」を受けさせていただきます。得度式はお坊さんとしてのスタートで、仏さまの弟子として精進していくことを誓う大切な儀式です。得度式を終えた後は、しかるべき時期に行院での60日間の修行に入ります。大学在学中か卒業後に入る人が多いかなぁ。
❖尼僧を強姦し14年間監禁・性加害…住職に蛮行を促し尼僧を「ロボット玩具」にした80代"生き仏"の地獄の所業3/5(火)14:17プレジデントオンライン▷天台宗は空中分解してしまうことも十分あり得るだろう。◁■天台宗の開祖・最澄も泣いている…大阿闍梨が性加害に“加担”「日本仏教の母山」として知られる天台宗(総本山・比叡山延暦寺)が、高僧の性加害をめぐって揺れている。四国に住む住職が、尼僧を14年間にわたって監禁、性暴行、恫喝などを繰り返していたというのだ。そこに、後述する千日回
律院(りついん)御朱印*山号【比叡山】*院号【律院】*寺号【】*正式名称【比叡山律院】*宗派【天台宗】*ご本尊【釈迦如来】*札所等【びわ湖百八霊場第10番札所】*開基【玄俊】*創建年【1583年】*住所【滋賀県大津市坂本5-24-13】律院はかつては松禅院という比叡山・横川の総里坊であったとされています山号は「比叡山」坂本には比叡山の延暦寺で修行を積んだ老僧の隠居坊、「里坊」と呼ばれるものが50近くあるそうです律院も里坊の1つ小さなお寺のようです
◇箱崎文應②(堂入り酒井雄哉大阿闍梨)「俺は坊主にもなれない人間なのだろうか。この山の坊主は、どうして俺の気持ちをわかってくれないのだろう。もう俺には帰る所がないんだ。もしこの山で坊主になれなければ、、」中山玄雄師によって無動寺谷宝珠院につれられて『奥野玄順大阿闍梨』に引き合わされた箱崎師、「寺男」として使ってもらえることになった。寺の雑役である。三千日回峰行中に足を痛めた奥野大阿闍梨は、籠で毎日三十キロの山道を歩くことになり、箱崎師は、奥野師の乗った籠の先棒をかついで回峰道を歩く役
◇延暦寺の総理大臣小林隆彰②(酒井雄哉大阿闍梨)延暦寺の僧侶の階級は、権律師・律師・中律師・大律師・権少僧都・少僧都・僧都・権大僧都・大僧都・権僧正・僧正・権大僧正・大僧正と十三の位(階級)があります。その他に、長臈など呼び名がありますが、探題大僧正が最上位にありその筆頭が『天台座主』、次席が次の座主になるなど厳格に規定されています。一方、『天台宗』という宗教法人も存在します。こちらは天台宗の寺院を包括するもので、事務一切仕切るのが「天台宗務庁」になります。『天台宗総本山延暦寺』、組織
相応和尚比叡山の千日回峰行は、「此の峰を巡礼し山王の諸祠に詣じて毎日遊行せよ」と、根本中堂の薬師如来の夢告を受けて相応和尚によって始められました。なぜ歩くか。行を始めて最初の700日は、自分のために祈って歩きます。何を祈るか。他人のために祈れる資格を自分が得られるようにと祈るのです。700日目と701日目の間に、千日回峰行中最大の難行「堂入り」があります。自利行(自分のために祈る)から他利行(人のために祈る)に移る節目の行です。9日間、断食、断水、不眠、不臥といい、つまり一切食べ物も水も
比叡山の千日回峰行とは別に、吉野の金峯山で行われている大峯千日回峰行については何度も推敲の上で再投稿しているのだが、まだまだ誤解されている方が世の中には多いようなので、改めてまとめてみることにする。さて、この大峯千日回峰行という行は、1000年以上の歴史がある比叡山の千日回峰行を模して、近年に始まったものだ。つまり、この行自体は新しい行なのだが、大峯山を始めとする各地の山岳霊場を開いたとされる役行者は7世紀頃の人だから、大峯山の歴史そのものは、比叡山より古い。ちなみに、
先日、友人の子どもが自死を選び、亡くなりました。まだ10代で、ショックと悲しみはもちろんのこと、誰よりも辛いであろう友人のことを考えると、どんな気持ちで過ごせばいいのかわかりません。自死に対して仏教ではどのように考えるのでしょうか?こんなとき、どうやって前に進むのでしょうか。ど~も~でっかいおっさんです。自殺をすべきではないし死にたいと言われたら全力で止めないといけません。ただ自殺は本人が
(※無動寺明王堂への参道途中の休憩所に貼られていた、タラコ唇のヤング最澄さんbyおかざき真里。大阪の南堀江あたりに居そう)(※比叡山延暦寺御由緒。観光バスは東塔にばかり乗りつけるが、三塔十六谷二別所と境内は広く散らばる)(※比叡山延暦寺地図。延暦寺の敷地は京都府と滋賀県にまたがるが、大きな境内は殆どが滋賀県)比叡山無動寺明王堂の御本尊(不動明王)御開帳へ行って来た(近畿三十六不動尊巡礼第26番)。御開帳を知ったのは、近畿三十六不動尊巡礼公式サイトの当該ページ。カ