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こんにちは今年8月半ばに日帰りで福井県へ行った続きで、帰り道です。ちょうど寄り道したいところがあり、渋滞も避けたいと思いましたので、鯖街道を通ることにしました鯖街道とは、福井県小浜市と京都を結ぶ「若狭街道」が、若狭湾で獲れたサバを運んだことから名付けられた街道です。画像はありませんが、道中は空いていて、景色も綺麗でした久しぶりに、日本遺産熊川宿も通りました最後にやって来ましたのは、鯖街道の中間地点にある、滋賀県高島市の道の駅「くつき新本陣」です。こちらで、焼き鯖寿司を購入しまし
:❖大阿闍梨の道比叡山に取り憑かれた三人の阿闍梨一章正井観順津軽の覚蔵⑨行の最中に『比叡山の土に』還った観順。大往生を遂げた場所には、杉の木の根が土の上を這うように盛り上がっている。「ひとが横たわるように盛り上がってきたのだから決してふんではならぬ」と小僧のころ師匠から教えられた。今でも修行者は道の真ん中に盛り上がっている杉の根を決して踏まない、合掌して通るのだと。毎日三千仏礼拝行も行った。畳には五つも六つもの穴が開いた。頭と両肘、両膝を地につけ、続いてその場に立って合掌する。これ
こんにちは。ご訪問くださり、ありがとうございます。今日は、比叡山無動寺谷明王堂の一日萬拝という、年に一日だけ、毎年6月23日に行われる御開帳についてご紹介します。なお、明王堂がどんなところかについては、こちらの過去記事をご覧くださいね。↓無動寺谷明王堂について『比叡山千日回峰行者特別祈祷と無動寺谷明王堂の護摩祈祷』こんばんは。ご訪問くださり、ありがとうございます。こちらのブログでは、基本的には腎不全や腹膜透析のかたに何らかのお役に立つと思われる情報を書くようにしておりま…
酒井雄哉大阿闍梨の世界五十四三百九十年ぶりの飯室回峰恵心僧都源信(九四二~一〇一七)が住した横川の恵心院をすぎ、霊苑を経て急坂二キロ余を降りると横川六谷の一つ、飯室谷に達する。この道は飯室回峰の行者道になっている。東塔五谷、西塔五谷に対して横川だけ、なぜ六谷なのか。それは比叡山の「離れ小谷」ともいうべき飯室谷があるからだという。飯室谷は、慈覚大師円仁がこの地で感見した不動明王を自ら彫刻して拓かれた谷である。伝説によると、食物を司る神とされる飯櫃童子が老翁の姿になって現われて、慈覚大師に供
こんにちは。ご訪問くださり、ありがとうございます。このたび、千日回峰行者の光永圓道大阿闍梨様のお寺である覚性律庵(かくしょうりつあん)と、光永圓道阿闍梨様の師匠で、同じく千日回峰行者の光永覚道大阿闍梨様のお寺、南善坊(なんぜんぼう)にお参りして、御護摩とお加持をしていただいて参りましたので、概要についてご紹介いたします。【光永圓道大阿闍梨様について】戦後12人目として、2009年に千日回峰行を満行された大阿闍梨様です。2017年から、仰木にある覚性律庵というお寺の住職
この世に命を授かりもうして酒井雄哉大阿闍梨比叡山延暦寺に伝わる天台宗独特の荒行「千日回峰行」。地球一周に相当する約四万キロを七年かけて歩くこの難行を生涯に二回満行し、「現代の生き仏」と讃えられた仏行者、酒井雄哉大阿閣梨が、二〇一三年九月二十三日に他界されました。九月二十七日に営まれた比叡山一山葬で喪主を務めた酒井大阿閣梨の弟子、藤波源信師は、出棺前の挨拶で、「お亡くなりになった日に、庭に出ると季節はずれの多数の白いチョウチョが飛んでいた。飛ぶように山を歩いた酒井大阿闇梨の