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神奈川県足柄下郡箱根町湯本:臨済宗大徳寺派、早雲寺http://www.souunji.jp/開祖:北条早雲。建立:北条氏綱。(1521年)ご本尊:釈迦三尊。関東に広く隆盛を誇った戦国大名北条家。(山門)北条早雲、氏綱、氏康、氏政、氏家、五代の菩提寺である。1590年、太閤・豊臣秀吉、天下統一の総決算、小田原征伐の折、接収され本陣地となったところでもある。(中門)数々の歴史的由緒と寺宝を所有する早雲寺。しかし、その敷居は極めて高く、普段は固
当ブログの読者様でも「夢やすらぎ号」と聞いてピンと来る方は、そんなに多くないと思います。「夢やすらぎ号」は、JR九州のデザインでおなじみの、あの水戸岡センセイの作品です。いつの間にか水戸岡信者(!?)になりつつある私が向かったのは井原(いばら)鉄道!岡山県の清音(きよね)〜広島県の神辺(かんなべ)を結んでいる第三セクターの鉄道です。(JR線に乗り入れ、総社や福山にも直通する列車もあります)まずは、先に外観の写真を。JR九州の「いさぶろうしんぺい」や若桜鉄道の「八頭」に似て
山川出版社の日本史リブレットシリーズ42段は、戦国大名の走りとも言われる北条早雲こと伊勢宗瑞(または伊勢新九郎盛時)です。現在の最新研究をベースにした宗瑞像が描かれており、800円(税別)と安価であることも手を出しやすい理由の一つとなります。その分薄めですが、宗瑞の生涯をざっくり知りたい場合にはこれくらいの情報量が過不足ないと思います。宗瑞の家臣団についても言及がありますが、笠原・大道寺・平井・荒木・山中・荒川・在竹といった『新九郎、奔る!』でもおなじみの根本被官に交じって左近士九
戦が始まりました。<(あのヤクザのカチコミみたいなのが俺の初陣かあーっ‼)>(29頁)と叫ぶ新九郎を無視して、事態は刻一刻と進みます。駿河の国を治める正統性は、龍王丸の側にあります。新九郎の家来たちは、みごとに、それぞれ持ち味を発揮しています。特に、兵法に長けた多米権兵衛(ためごんのひょうえ)を家来としたのは、先見の明があったと言えるでしょう。従兄弟の大道寺太郎も、予想以上に、一癖も二癖もある人物であることがよくわかる場面がありました。地元勢力では、重臣の堀越源五郎義秀が協力し
「真田丸」で北条氏政(四代目)がわりと大きく取り上げられ、高嶋政伸が小田原城の「北条五代祭り」に招かれて喜んでました。小田原のひとは北条が大好き、と見ました。北条氏が大河ドラマの主人公にするなら、やはりまずは初代の北条早雲を、ということになるでしょう。三代目、四代目は大河の脇役としてはいつも出てきますが、いきなり主役にするのは難しいでしょう。ところが、「北条早雲」を大河の主人公にするというのは、かなり難しい。その理由は1、早雲の前半生には諸説あって、少なくとも「素浪人から出世じた」というド