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「夜明けまでに誰かが」著者:ホリー・ジャクソン出版社創元推理文庫(2025/7/31)本作は2025年ミステリベスト10の中で、ハヤカワミステリマガジンで第2位、週刊文春で第2位、このミステリーがすごい!で第5位、という高順位を収めています。と言いつつ、実は未読でした。ピップの自由研究シリーズの結末が、どうしても私は受け入れられず、本作も手が出なかったのです。加えて、どうやらすごいサスペンスらしい…メンタル弱めの私はハラハラするのがほんとムリなので。しかし、これほど高評
大人気「自由研究シリーズ」の著者、ホリー・ジャクソン初の大人向けミステリーです。27歳のジェットはハロウィンの夜、何者かに殴打され意識を失います。2日後に目覚めた彼女が告げられたのは、殴打によって脳内に動脈瘤が形成され「余命はあと1週間」という残酷な宣告でした。手術しても成功率は10%。ジェットは10%の賭けには乗らず、「自分を殺した犯人を自分で見つける」と決意し、幼なじみのビリーと共に事件を調べ始めます。冒頭のハロウィンパーティでの登場人物紹介から、帰宅直後の殴打事件、そして余
今回も面白かったです。構成が斬新で、最初の6割くらいのボリュームで第一部。そして、話ががらっと変わって第二部と続きます。第一部は、ある俳優がロケ滞在中に殺され、その犯人捜しの推理をホーソンとホロヴィッツが行います。その映画というのが、なんと、2人の活躍を描いた「メインテーマは殺人」であるため、彼らは、映画作りにも参加しています。そういう複雑な前提条件がこの推理小説をややこしく、そして面白くしています。そして、驚くのが第二部。第一部の終盤ではほぼ犯人が特定され、その確証を得ようと、2人は