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前頭側頭型認知症と診断されたものの、この病気のことを全く知らない私は翌日から仕事の合間や寝る前にネットで検索をしてたくさんの記事を読み、認知症に関する本をいろいろとKindleで購入した。今まだ症状が軽いうちに、今後のために少しでも情報が欲しかったのだ。そして読み進めるうちに、この病気の恐ろしさを知り心底震えあがった。前頭側頭型認知症は比較的若い人に発生すること。記憶障害は比較的少ないこと(主人は短期記憶、中期記憶の欠如が出ているが個人差のよう)暴力的な行為や万引きなどをすること。
主人が前頭側頭型認知症になって、つくづく「人は一人では生きていけない」と思うようになりました。認知症患者一人に対して介護者は3人必要と聞きますが、介護だけではなく、たくさんの方の力を借りながらでないと日常生活も送れません。ケアマネさんや医師、相談員の方々、そして家族会やこのブログ存在、会社では上司や部下、日常生活では友人。多くの人の支えがなければ、介護をする家族は潰れてしまいます。その点でいうと、私は本当に人に恵まれています。良いケアマネさん、医師、相談員の方に出会えたお陰
私の母は、15年以上前に脳梗塞をやりました。右半身に多少の麻痺が残ったものの一人暮らしができる状態でしたので、介護保険でヘルパーさんにきてもらったり訪問リハビリをしてもらいながら、ずっと一人で暮らしていました。私は実家から原付バイクで10分くらいのところに住んでいましたので、何かあればすぐ行ける距離ですしね。その母が2022年10月に歩行困難になり入院、そのまま老健に入所となりました。筋力が弱ってしまったのでしょう。でも頭はハッキリしていますし、病気もせずに施設で元気にしていま
8月上旬のある日、二人で銀座の「アクアリウム」を観に行った。テレビで紹介されているのを見て、私が「行きたい!」と私が言うと、主人も「行きたい」と言うのでチケットを買って出かけた。本当に驚くほどに綺麗で芸術的だった。しかし主人は展示を観ているものの、ゆっくりとは観ずに早足で通路を進む。お土産を見ているときも「まだ?」と落ち着かない。私は決して買い物が遅いわけではなく、むしろ早い方だ。それなのに・・・である。そして暫く銀座を散策、「食事でもして行こうか?」と聞くと「帰る」と言
病院に出す書面や前頭側頭型認知症と診断されてからの日記をもとに「回顧録」として書いてきたのも、これで最後。次からはリアルタイムの更新にしていく予定だ。二度目の便失禁の前日、1月4日の昼間に話は戻る。介護認定のために調査員に渡した書面を、通院先の臨床心理士Sさんにメールで送ったところ、電話をいただいた。書面はもちろん主治医に渡し、Sさんも目を通したがとても心配だ、と。「次の診察日が1月16日と少し先なので早めた方がよいと思いまして・・・11日の9時に予約が取れますがどうでしょうか
我が家でのアイスコーヒー作りは主人の仕事だ。高校時代から喫茶店でバイトしていただけあって、コーヒーを作るのがとても上手いし、私が寝起きに暖かいものが飲めないので20年以上前から主人がまとめて冷ポットに作ってくれていた。使うのはインスタントコーヒーだが、とてもインスタントとは思えない出来栄え。いつもなくなる前にすすんで作ってくれていた。前述したが引っ越し後にこのアイスコーヒー作りがおかしくなった。何度言ってもインスタントコーヒー1本と砂糖1キロを一回か二回で使い切る。甘さと濃さが半
当院におけるグルタチオン点滴療法適応:1)パーキンソン病2)レビー小体型認知症(DLB)3)進行性核上性麻痺(PSP)DLBの意識障害にはシチコリン(二コリン)500~1000mgを併用アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症は適応となりません河野和彦先生のブログに準じていますhttp://nagoyaforest.blog.jp/巷の美容クリニックでは、アンチエイジング、美白目的に行われているようです用量と投与間隔:5%ブドウ糖50ml+グルタチオン(200)9A+
ちょっと更新をサボっておりました💦仕事がかなり忙しかったのと、今はちょうど在宅介護に入る前の隙間期間なので書くことがなかったと言いますか・・・。在宅介護の準備はほぼ整ってきたので(デイサービス等との契約は退院日にまとめてすることになっています)あとはもう開始を待つばかりです。ただ、日々のスケジュール調整がかなり大変です。実はとある国家試験を受けようとしていまして、その勉強の時間の捻出に頭を悩ませております。(介護は無関係の資格です)昨年は直前の模試の結果が悪すぎて受験
先日(5/9)に有休を取ってユニバーサルスタジオジャパンに行ってきました。すごく楽しかった!と言いたいところなのですが、驚くことに実はそうではなく・・・。いえ、USJそのものは楽しかったのです。推しアニメのライドは迫力満点だったし、ハリポタもマリオカートもクオリティがすごくて感動しました。食事も推しアニメのレストランに入ったのですが、各キャラをモチーフにしたメニューで見た目も味も抜群、等身大フィギアとの写真撮影もあってアニメの世界観にどっぷりと漬かることができました。道中や待ち時
無事に引っ越しを終え新居で暮らし始めた頃、主人の様子が変だな、と思うことが増えてきた。今までできていたブルーレイの操作ができない。テレビの録画ができない。そして、前のマンションで契約していたひかりTVが、今度のマンションは光ケーブルの関係で観れないことが判明したのに、何度も何度も「ひかりTV観れないの?」と聞いてくる。録画したものも著作権の関係で観れないのに、何度も「なんで観れないの?」と聞いてくる。その度に説明して「何度も同じこと聞かないでよ」と怒っても、翌日になるとまた「ひ
主人が前頭側頭型認知症と診断されたのは、2023年12月のこと。67歳でした。その以前から「なんか変だな」と思いつつも、加齢による物忘れかな、もともと家のことには無頓着な人だからポンコツぶりが加速したのかな、そんな程度かと思っていました。しかし段々と時間を守らなかったり、言ったことができなかったり、新しいことが覚えれなくなったり、「おかしいな?」と思うことが増えて、そのうちに異常なこだわりが出てきたため、念のためと思って病院を受診しました。「加齢によるものですね」とか
進行はじめての診療から半年くらい経つと段々☟のような行動が増えてきたリズムを取り出す尿失禁1日に何度も買い物に出かける1.リズムを取り出す周りがノイローゼになりそうなくらいずっと一定のリズムで爆音手拍子してた👏ピアノの講師をしてたこともあって、メトロノームのような完璧なリズムだったなあ。。。病気だと思ってないから、家族から「うるさいんだけど!?」ってシンプルに怒られてたな2.尿失禁大笑いした時に我慢できなかったのか、漏らしちゃったことがあった正直、親のお漏
走り抜けたこの3ヶ月。明日はまた実家で荷物の受け取り。対面受取指定の時間指定。12月31日だからかレンタカーに空きがなく、慌ててTimesさんを検索。無事に車を確保できました。冷蔵庫の中身もできるだけ持ち帰って処分しようと思います。市役所からは、「主治医より意見書の提出が遅れているため、要介護認定・要支援認定結果のお知らせが処理見込期間以降になります」と案内が届きました。入院したとこで、意見書を書いていただく先生が変更になったので、予想の範囲内です。どのような認定結果が届くのでしょうか。今朝
そしてこの頃から、家の掃除が凄まじく適当になった。我が家では掃除の際は私が部屋と台所、主人が風呂場、洗面所、トイレをやるのが通例だった。水回りの掃除だけでも通常は1時間以上はかかるのに、15分くらいで終わってしまう。「風呂の蓋洗った?椅子は?」「トイレの便座は拭いた?」「洗面所の鏡は?」と聞くと「やったよ」というが時間的に見てやっているとは思えない。案の定、実際はやっていないのがほとんど。「本当はやっていないでしょ?」と詰め寄ると「だって綺麗じゃん」と。リフォームしたてだから確か
最初に「最近なんか変だな、歳のせいかな」と思ったのは、2022年の夏~冬頃だった。その年の6月、主人の母(90歳)が、アルツハイマー型認知症と診断され施設に入った。義母の入所前、主人は週に2回くらい身の回りの世話をしに行ってたが、入所により行く必要がなくなり、外出をしなくなっていた。それが原因がどうかは分からないが、寝るのが朝の5時、6時なのに2~3時間で起きる、起きたあとはリビングでボーっとテレビを見ているかうたた寝をする、というのが増えてきた。その一年前から私はフルリモート
11月、私の仕事は一年の中で最大の繁忙期を迎える。この一か月強は土日のどちらかは出勤、11月に二回ある祝日も休めずに残業が60時間を超える。フルリモートで通勤はないとはいえ、なかなかハードなのである。昼休憩も満足に取れないため、朝のうちにセットしておき午後に焼きあがったホームベーカリーで焼いたパンを片手に、ひたすらPCに向かう日々。晩御飯も作る時間もなく、主人に頼んでコンビニで買ってきてもらったり、デリバリーを利用したり。そんな私を気遣ってか、主人は毎日のように「マックでいい
リビングのコタツテーブルと椅子型ソファが届きました。ソファも組み立て式なのは知ってましたが、椅子型だしテーブルと同じように脚を付けるくらいだろうとタカを括っていたら、何と座面と背もたれも組み立てないといけなくて大変な思いをしました幸いにも六角レンチも入っている電動ドライバーのセットを購入してあったので何とか出来て良かった。手で回す六角レンチじゃ絶対に無理でした。出来上がって座ってみるととても良い感じ。やっぱり椅子生活って楽ですね。今日、それを組み立ててるときにフッと4年前の主人の様子
12月12日、認知症や物忘れに特化した病院の初診日。前もって「この日は健康診断に行こうね」と言ってあったが、全く支度をしない。私が烈火のごとく怒り、やっとしぶしぶ支度を始める有様。本当にこの人おかしいのでは?と思うほどだった。何とかギリギリで予約時間に間に合い、受付を済ませる。臨床心理士のSさんと電話で話をし、その場で予約を取った後、今までの主人の状況を書面にまとめていた。(その書面がこのブログの回顧録の元にもなっている)仕事柄というか会社員の性というか、報告を口頭でダラダラと
午前中、母の通院付き添いに行ってきました。巻き爪から感染症を起こしかけて肉芽?ができてしまったので、総合病院の皮膚科に通院しています。だいぶ小さくなったのですが、まだジクジクしているのでこの先も通院が必要です。二か月経つのにまだ治らないとは・・・。いつもの通り待ち時間に主人のことを報告。入院することは前に話してあったので、その後のことを少し話しました。その際に「最初は入院していることが分からないはずだけど、そのうちに『ここは自分の居場所』と分かると思うよ」と言われました。
12月に入った頃から主人の生活サイクルが変わった。日中の散歩に加え、夜に何度も散歩に出るようになったのだ。20時過ぎに行くことが増え、0時前後にも出かける。行先は歩いていける公園ばかりだが、さすがに冬の夜中、しかも入浴後に行くのはよろしくない。何度も「寒いし風邪ひくから出ない方がいいよ」と止めても、「うるさい、行く!」と言ってきかない。時には私の手を振り払ってでも出ていく。寝るのはいつも朝の5時や6時。酷いときには私が起きる7時過ぎまで起きていることもあった。睡眠は全
子供たち久しぶりにおばあちゃんに会えた❤次男は小さい頃の思い出のフルーツ牛乳をばぁちゃんと一緒に飲みたいって持ち込ませて貰ったよ🧃嬉しいような切ないようなそんな気持ちになったみたい😣💦また近いうちに会いに行こうね❤
主人が再入院して4日目。退院して家にいたのが僅か4日だったせいか、主人がいない風景の方が日常のような感じになっていることに戸惑いを感じています。いないことに慣れるのは良いことなのか、悪いことなのか。ベソベソ泣いているよりは全然いいとは思うのですが、ずっと一緒にいたのにいられなくなり、もう家には戻ってこれないであろう、と思うと悲しくて仕方がないのに、日常生活では主人がいないことが当たり前になっていく。すごく矛盾していて感情が混乱します。主人がいないと家事が楽です。仕事にも多
細かいことは追々書いていけたらなと思っていますが、父(79歳)の病気は前頭側頭型認知症と双極症だそうです。実は父は何年か前に精神病棟に入院していた事があり、母からなんとなくその事は聞いていました。母もあまり父には興味がないので、病名とかしっかり聞いたり覚えたりしないんです。(夫婦なのにそれも変な話ですよね)私は父が認知症なのは知っていて、精神的に何か病気だということも知っていたのですが、双極症とはっきり聞いたのはつい最近です。なぜ双極症とはっきり知ったのかと言うと、母も認知症にな
2023年は猛暑だった。神奈川県でも連日の35度超え。ゆだるような暑さが続くこの頃に、主人が突然日中の散歩を再開しだした。引っ越し前は毎日ように散歩や電車とバスに乗って言っていた駅の喫煙所巡りが、引っ越しを機にピタッと止んでいたのいたのだが突然に再開したのである。しかも一番暑い午後2時くらいに出歩く。更に長袖シャツの上に薄めのセーターを着て。主人は昔から半袖は着ない。夏でも長袖のシャツを着る人だった。しかしさすがに真夏はシャツだけでサマーセーターもサマージャケットも着なか
主人の症状でとにかく対応が大変なのことが二つ。昼夜逆転と夜中の散歩だ。前頭側頭型認知症と診断された日から日記をつけ始めたのだが、毎日ように「頼むから寝てくれ!」と書いてある。20時過ぎから散歩が始まり、夜中も出ていく。コンビニでの買い物は、私が先回りしてハンバーガーを買っておくことと、毎日10回20回「今日は買い物ないからね」ということで徐々に減ってはきたが、ふと目を覚ますと夜中にいないことが多いので本当に困る。しかも主人は昨年の春先から携帯の電話機能の操作ができなくなっ
3月の面会に行ってきました。今日は義兄夫婦も一緒です。会う前にお義兄さんに「俺たちのことが分からないんじゃないか」と言われたのですが、「見当識障害はまだそんなに酷くないので大丈夫ですよ」と答えました。思った通り、主人はちゃんとお義兄さんご夫婦のことは分かっていて「おー、久しぶりだね。悪いね、わざわざ来てくれて」と言っていました。もちろん私の名前もちゃんと呼んでいたし、黒猫くんの話をお義兄さん達に「とんでもないヤンチャ坊主なんだよ、すぐあちこちで爪研ぐし」と言っていました。
認知症に特化した病院で診断はついたが、念のためにもう少し詳しく検査してみましょうということで、系列脳神経外科でMRIと血流検査を受けることになった。それぞれ別の日に行かなければならないので、12月に二回行く必要がある。最初のMRIの12月14日、主人は頑として支度をしなかった。時間がかかると思って家を出る時間を実際の30分前にしてカレンダーに書いてあったが、まったく支度をしない。「今日病院だって前から言ってたよね?」「行かない、どこも悪くない」何度も何度も押し問答が続く。「いい
病気が発覚してからの主人のトレンドは、ハンバーガーでした。ブログにも毎日書いていますが、昔から食べていたバナナと共に寝起きに二個を必ず食べます。それにプラスされたのがかりんとう。年明けくらいから急に毎日一袋をたいらげるようになりました。ハンバーガーとかりんとう、バナナは毎日なので切らさないようにちょっと多めに買い置きしています。少ないと分かると夜中に買ってきてしまうので💦一昨日も仕事の昼休みに買ってきました。かりんとうは日持ちするので、ちょっと多いくらいを買っておこうと
施設から聞いたおかあさんの進行状況を夫に伝える時、胸が苦しくなるし、泣いてしまいそうになる🥲︎だから1人で脳内シュミレーションしてから伝えるようにしてる🌀色々と難しいことが増えてきて、いつまで私が病院に連れて行ってあげれるか。この施設に移る時に、もっと出来ることがあったんじゃないか。おかあさんは寂しくないか。色々考えて泣きながらお引越しした🥲︎引越し前にショートステイでお世話になったお友達の介護士さんに、泣いたら行かんよ!笑顔で送ったてっ❣️て言われたりして🥺それから引越し先の
昨日このブログを書き上げた段階ではコタツでボーっとしてた主人ですが、17時頃に急に電車で行く喫煙所二か所に出かけていきました。この喫煙所ツアー、ここ一か月くらいは平日は行かずに日曜日だけ出かけるのです。何とも不思議・・・。ちなみに以前はちゃんと歯磨き、洗顔、髭剃りをしてから行ってたのですが、今はしないで出かけます。マスクしているからいいかと思っているんですかね便失禁から中2日だったのでヤバいかな、と思いリハビリパンツを勧めたのですが当然拒否。「大丈夫、お腹軽いから」って・