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先日、いつものようにお客様から買取依頼の刀が到着しました。しかしながら、少し問題がありました。何かと言うと、登録証の年紀と茎に彫られた年紀が、1年ずれていたのです。刀身の茎が、平成12年と書いてあるのですが、登録証には平成11年となっていました。その茎の字が、あまりにも汚く、素人が鏨で打ったようにしか見えないような文字でした。いつもなら、書き間違いだろうと思って、そのまま買い取るのが常なのですが、その時は少し違和感を感じて、当該の教育委員会に連絡して聞い
最近、少し高額のどちらかと言えば、美術鑑賞用の刀剣を多出すようになっていると思います。そのことで、自問自答してしまうことがあります。しかし、基本的には考えは全く変わっていません。少し安めな刀を買って来て、修理をして、できれば皆さんが手を出しやすい刀、使いやすい刀を販売していきたいと思う気持ちは些かも変わって居ません。ただ手をかけるにも、時間と人件費がかかるのですが、今は大変な職人さん不足で、手をかける刀を買うと商品になるのに時間がかかり過ぎます。かといっ
先日お客様から、山本安右衛門の丁子油について「純度100%ですか?」と言った感じの質問を頂きました。しーかーしー、刀に塗る丁子油は基本的に椿油と丁子の精油を混ぜたものなので、どう回答して良いのか、少し困りつつ、スタッフの一人が、丁子油そのものが合成なので、100%と言う表現はなじまないと回答してくれました。ただ、丁子油について、過去に詳しく説明した事が有るのでその記事を参考にしてもらおうと思います。この時のお代は「丁子油と鉱物油」にしていました。平たく言うと
昨日、元誠和会の会員だった方が替鞘作成で来店されました。実に15年ぶり位かと思いますが。15年ほど昔、私の所属する誠和会は、当時の会長・支部長始め、主な幹部の人たちが集団で他流派に移籍されると言う分裂騒ぎがありました。おそらく、当時の会長をされていた方は、誠和会の会員が皆、自分とと行動を共にして、誠和会事宗旨替えすると思っておられたようですが、私も含めて頭の硬い者が思いのほか多く、会の主要メンバー6.7人だけが誠和会を離れて、他流派に移ると言う形になりました。私
当店、小さな小物も1点から扱う為、柄糸等もメートル単位で販売しています。ただ、通常、大刀の柄を巻くのに必要な長さは、3.5m強なので、注文を頂く時は、4mの倍数の注文を頂く事が殆どです。ところが3mの長さを2色注文が入ってきました。間違いかと思って電話で確認してみると、和弓の握る部分に巻くのだそうです。「へーそうなんだ」と思いつつ得心しました。思い出してみると、以前に釣りの竿に巻くと言われたお客様も居られました。いろんな使い方が有るものですね。