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5月2日、3日と、京都のみやこめっせで開催される、第26回京都刀剣祭りに、池田美術も出店させていただきます。【会場】京都市勧業館「みやこめっせ」特別展示場(地下1階)京都市左京区岡崎成勝寺町9-1(二条通東大路東入)【開催期間】2024年5月3日(金)~4日(土)午前10時~午後5時〈※最終日は午後4時閉場〉1ブースなので持っていけるお刀も数が限られるのですが、切れ味保障のお刀や、訳あり特価のお刀など20数振りを選んで、店開きさせていただく予定です。
大きな目釘穴が開いている刀に、柄の目穴を細めに作れば、当然の如く、刀身が動いてきます。周りの柄木がしっかりしていれば、最初は動きませんが、何度も振っている内に、だんだんとずれて隙間が生じてきます。そのため、頭身の目穴に合わせる形で目釘を作り直しています。しかし、持ち込まれるお刀や買ってきたお刀で、ぴったりと合っているものの方が少ない位です。居合や抜刀道をされている方の方にもそういうものをよく見かけます。皆さんも、鍔鳴りがしだしたら、少し確認してみてくださ
この新装開店にあたっては、多くの方から、胡蝶蘭の豪華な鉢植えをいただきました。ただ、私も含め、、スタッフに花のお世話をする心得のあるものが居りませんでした。そこで、お客様に差し上げようか、どういう風にしようか考えていたところ、胡蝶蘭を回収して、老人ホームや介護施設に寄付している団体を見つけました。連絡を入れて早速きれいなうちにお願いをしました。お金にはならない話ですが、皆様のお気持ちを、生かせる道と思いましたので、そのようにさせていただきました。これは、私た
2017年7月の記事に、娘が既に手伝ってくれていた跡を発見しました。懐かしさと、ありがたみを思い出したので、もう一度載せて見る事にします。居合人口の拡大を図りたいと、地元の小学校(私は娘で五代はこの小学校に通っています)の体育館を借りて居合教室を始めました。自宅の前(うちの村では昔からのメインストリート)に大きなポスターを張り出して、一ヶ月、やはり中々人は来ませんねー。位置づけとしては、私が会長をしている居合団体の稽古場の一つとしていますので、そちらの会員で
昨日、石清水八幡宮の奉納演武を、無事終了しました。最初は、昨夜「本日は、」と書き始めましたが、昨日は、疲れてフロアで寝てしまいました。朝から、微妙なお天気でしたが、早朝、大量の畳表を洗い、斬り台等準備一式を積んで、出発しました。直前まで、神社側も迷いましたが、結局雨が強くなり、体育館での演武と成りました。それでも、1人の怪我人もなく、無事終われた事は、大成功だと思っています。いつもは、本殿脇で試斬奉納もするのですが、小雨が降っていたため、会全体としては中止とな
先ずは、何とか乗り切れました。何より、何処に何があるのか良く分かりませんでした。一番フルタイム業務に携わっている、私ともう一人のスタッフは、お客様対応などで、物の移動に深くかかわる事が出来ませんでした。正直、未だ何処にどの商品が移動したか良く分からず、苦しみました。まだ、旧店舗むに残してきた物も多く、連日のように、往復を繰り返しました。移動や、連日やってくる拵の依頼も、一人の仕様書を作っていると、別の人から照会が入ったり。一時期、無くなってしまっ
今度の日曜日は、石清水八幡宮の男山、桜祭り武道大会に参加します。私が知る限りでも40年以上参加し続けて居る、誠和会の貴重な支部行事です。国宝の本殿の前にセットされた特設の舞台で形演武をした後、本殿横で試斬演武を行います。何処の奉納演武でも、最初に四方払いの形でお祓いをするかと思いますが、私達の流派の場合は、四方に立てた竹を斬って、お祓いをします。ただ、近年、試斬演武で竹ではなく、畳表を斬る人が増えて、「四方払いも、畳表の細いのでやっては」と言う意見も出ました
かなり使い込んだ刀の鯉口ですが、ここまで傷む前にまめに補修してあげると、簡単に補修出来るのですが。写真の鯉口は、抜刀道の方が長く使われた刀の鯉口です。こちらの鞘もかなり酷い状態ですね。そんなに長期間使われた訳では無いようなのですが。ここまで傷めると鯉口の補修もかなり面倒に成りますが、早め早めに補修していたら、物の5分で終わる作業なんですが。こちらは、私が普段の稽古に使っている刀の鞘です。替鞘でもなく、本歌の鞘でもなく、模擬
昨日は、新装開店初日ということもあり、お花やお祝いを多数の方から頂きました。ここまでこれたのは皆様のおかげと感謝しております。何よりも変わったのは。この接客スペースです。今までの事務所は、ウナギの寝床状態で細長く、一度に1件のお客様とお話しするのが限度でしたが、今回の接客スペースなら、最低でも2件同時に対応することが可能と成りました。皆様の来店をお待ちしています。オーソドックスで扱い易いお刀です。長さ、二尺
新しい、池田美術、先程店開きしました。時間が経つごとに、お花が増えていきます。書いてる間も増えていきます。皆様のお越しを、お待ちして居ます!また、特価様に用意した丁子油もまたまだ有りますので、お買い得にご利用下さい♪
なかなかに大迫力のお刀です。作者は、慶正刀匠、無鑑査刀匠松葉國正刀匠の門下と成ります。新作刀展での優秀賞など、既にその優れた技量が世間にも認められている刀匠さんです。今回は私が懇意にしている、助光刀匠の紹介で、こちらのお刀を分けて頂きました。正確には88.㎝余りで、1cm強、3尺には足りないのですが、大迫力は変わりません。助光刀匠に「現代刀匠で、誰の刀なら全力の試斬が出来るか?」と質問した所、松葉一門の刀なら間違いが何い。」という言葉で
昨日も、新店舗への移転準備でバタバタでしたが、「ここは人海戦術だ!」と思って、居合の同期入会の二人に手伝いをお願いしました。一人は、先日からむお願いしていましたが、もう一人は、昨日いきなり呼んでみました。それでも、「準備したらすぐ行くわ」と快諾してくれました。私達が入会した年は、香取慎吾さんが近藤勇にふんした、「新選組」の大河ドラマがされていて、誠和会の同期入会は6~7人居たと思います。(最大で40人を超えていましたので)しかし、一人抜け、二人抜けで、中堅どころにな
このたびの、池田美術の新店舗への移転に関しまして、日頃お世話になっている皆様に少しばかり恩返しをしたいと思います。平素、1540円で販売している山本安右衛門の丁子油ですが、15日以降、990円にて販売させて頂きます。(手作りの為、数に限りがありますので、在庫が無くなり次第終了します。また、お一人様、1瓶のみとさせてください。)鉱物油にはない強い皮膜と、柔らかく香る、丁子の香りを皆様にも楽しんで頂こうと思います。あくまで、15日以降の申し込みに限ります。更に!
今や、絶滅危惧種と言っても良いのが、鞘師等の刀職の人達です。現在も、70歳代後半から80代の方達が頑張ってこの世界を支えてくれて居ます。しかも、人数は、毎年の様に減って行ってます。当店にも、「刀鍛冶に成りたい!」と相談に来た方は居られますが、鞘師に成りたいと相談に来た人は居ません。一つには、工作代金が安過ぎるのが大きいと思います。それだけで食って行くには安過ぎます。かく言う当店もその様な価格帯の職人さんにお願いして居るのが実態ですが。それでも、美術刀
この所、めちゃくちゃに刀を買い漁っています。昨日も、刀剣商の集まる市場に行って来ました。たまたま、店に買い取りで来たお刀も入れると、7振りの刀が入って来ました。大変綺麗で保存審査に出すべきか悩む刀から、先々を見据えて、これから作って行く刀まで、いろいろですが、何も多かれ少なかれ整備は必要です。現在、一生懸命にスタッフが補修をしてくれて居ますが、なかなか追いつきません。しかし、確実に完成品も増えて行っています。もう少し頑張って、新店舗開店の山を越え
昨日は疲れの余り、ネガティブなブログに成ってしまいました。反省しつつ、今朝5時からまた仕事しています。どうせ書くなら、少しは参考に成る事の方が良いですね。昨日、お客様からあった照会についてのやり取りを書いて参考にしてもらいましょう。お客様からのお問い合わせは、通常の居合刀と、剣道形形の居合刀は何が違うのかと言う事でした。以下私の回答です。おはようございます。剣道形用居合刀池田美術モデル(二尺三寸)ですが、普通に居合の稽古に使用出来ます
本日、お客様から、工作の進捗と、刀が到着した時点での連絡が無かった事にお叱りを受けました。確かに、最近連絡が滞りがちなのは仰る通りかと思います。申し訳無いとは思っています。ただ、昨夜の夜中から先程までに来たお問い合わせや、拵の相談は27件。正直、当店のキャパを超えているのが現状です。数秒で返せるものから、絵図も書いて説明しなければ成らないかなり時間のかかるものまで様々です。一日、パソコンの前に座って打ち続けても返し切れない事も有ります。中
日曜、月曜と刀剣が集まる市場に行ってきました。思い切って、11振り買ってきました。写真はその全部では無いですが、主なものを載せてみました。この1ヵ月で、50振り近いお刀を買っていますので、財務状況はやや厳しいですが、どの刀もどんどん工作に出して、使えるようになったものからアップをしていきます。今日も1振り何とかアップできました。安いものから高いものまで幅広く買ってきていると思います。早く皆さんにお届けしたいと思うのですが、新社屋の関係など、し
昨日、一振りアップしましたが、5分としない内に購入が入りました。返信を打って居ると、電話がかかって来て、出てみると、そのお客様でした。以前から、当店のホームページや私のブログを見て、いつかここで真剣が買いたい。と思って頂いていたそうです。所が、何時も迷っている内に、他の人に買われて残念な思いをしていたそうです。しかし、今回はやっと購入が出来たと、興奮気味に大変嬉しそうに話してくださいました。そんなに言われると嬉しいですね〜。私達の取り組みを大変評
本日、20振り近い居合刀が入荷しました。標準刀身の雲竜拵はサイズだけの違いですが、厚口刀身の練武刀は、メーカーお任せで作ったので、それぞれ鍔等が違う1点物に成ります。在庫がかなり減って来ていたのですが、メーカーの対応が間に合わない為、サイズだけ揃えてもらう様無理を言って揃えてもらいました。とりあえず、メーカーも混乱している中頑張ってくれたので感謝です。練武刀は何時もの、池田美術モデルでは無いのでホームページからの購入がし難いですが、全て厚口刀身で、刀身にはこだわ
今日、奉納演武の名簿を神社へ送ろうとしたら用紙がB4だったので、A4対応の事務所のFAXが使え無かったので、ふと、「今度買った複合機、A3対応だったよね」と聞くと、既に電源も入って、何時でも使えると聞いたので、やって見ました。新しい社長机の隣の機械を使って見ると、縮小コピーが簡単に出来て、小さな事ですが、とっても感激しました。私は、居合の流派の仕事も、自分のデスクでやります。なので、机の周りは、日々のお客様の注文書の他に、居合の流派の資料もボックスファイルごと置かれて居
皆様に支えられながら、私一人でスタートした池田美術ですが、もう直ぐ丸7年に成ろうとしております。現在は株式会社池田美術として、名前だけは立派に成り、スタッフも増えました。これも、一重に皆様方のご指導ご鞭撻のおかげと、心よりお礼申し上げます。そして今般、既に取得していた隣地に、やっと「店舗」と呼べる様な新店舗をオープンさせることが出来る運びとなりました。お礼と共に、皆様にご報告させて頂きたく、書面をもってお知らせさせて頂きたいと思います。株式会社池田美
写真の柄ですが、どちらも、元は同じ様に、黒く霞んで、菱形に汚れがこびり付いて居ました。それが、古い歯ブラシを、短くカットした物でゴシゴシやると、上の柄の様に、綺麗に成りました。本当は、販売する刀はみんな、鍔や金具類等も、細かな、錆を綺麗に落として、油を付けて揉んでやるとぐんと綺麗になります。刀に着いている鍔等の金具類もそうやって、綺麗にしてあげてから、写真を撮るともっと綺麗に見えるのですけど。ただ、時間的な制約は大きいです。当店の様に、独立したホーム
現代刀では無いのですが、時々こんな目釘穴の細い刀が有ります。柄職人さんから、「これじゃあ危なくて、振れないよ。」と返って来ました。測ってみると、約3ミリ、ちょっと細いですね。江戸時代位になると武士もあんまり戦う事を考えて無かったのでしようか。とは言え、当店としては、そんな細い目釘じゃ危なくて販売出来ません。こう言う刀、初めてでは無いですが、怖いですね。うーん参った。兎に角、実用強度が保てる様にしないといけません。しよ
何かブログネタの材料に成る良い物が無いかと、自分のブログの古い記事をテーマを絞って見ていました。懐かしいですね~。ある程度テーマを絞っても「あの時、こんな事もやったな~」と言う事が懐かしく思い出されます。嬉しかった事、嫌だったこと、その時は嫌でも何でもなかった事でも、今見ると苦しい事もいろいろ書いてますね。特に、いろんな理由でここを去ったスタッフの記事などを見ると心が痛むものも少なくありません。方向性の問題で去った人(もっと美術刀剣中心にしたかった人)。
写真を良く見て頂くと分かりますが、上の柄は、目釘が2本入っています。下の柄は、目釘は一つです。日本刀の9割は、目釘が1個の仕様だと思いますが、当店で新作刀を注文する場合は、殆ど2本目釘仕様で打って頂いています。形が中心の場合は、1本目釘でもそれ程柄は痩せませんが、試斬中心に使うと、柄の木は結構なスピードで痩せて、ガタツキが出てきます。しかし、衝撃を2点で支える、2本目釘にした場合、柄の持ちが相当に違います。写真、上の柄は、私が長年使用した、貞光の柄で
新しいお店に移ろうと、一部レイアウトや刀の移動も開始しましたが、結構難航しています。今日は、柄巻きの委託先を1件ゲット出来たのは収穫なのですが、最終的な作業場のレイアウトで、意見がまとまらず、少し暗礁に乗り上げてしまいました。こんな調子で、移転できるのかと不安はよぎりますが、一歩ずつ前進するしか無いです。乗り切りたいと思いますが、あまり焦り過ぎないようにしようと思い始めました。無理をすればするだけ創業の精神から離れてしまいます。それと、スタッフの考えも出
少し原点を振り向きたいと思います。刀剣商になったのは、以前の勤め先を退職して、「これなら何とかできそうか」と思ったからに他なりません。自治会などの地域活動と、それをやめろと言う会社との間に挟まれ、余りのパワハラのひどさに、心身ともにすっかりと働く気持ちをなくしてしまったので、心から疲労困憊して、仕事を辞めてしまいました。と言って、人に合わせるの苦手な私が、50も半ばになって、入れてくれるような良い就職先が思いつきませんでした。刀は、もともと大好きです。
奉納演武等、屋外で演武する時は、基本的に履物は白い鼻緒の雪駄と相場が決まっていますが、どんなものが使い易いでしょうか。まず、本物の雪駄、(他が偽物と言うわけでは有りませんが、足の触れる台の部分が竹の皮等で編んで作ってあるもの)は絶対ダメ。ホントにお金が余る位有るなら良いですけど。親子三代使えると言われるほど丈夫ですが、雨にぬれるとイチコロです。基本的に草を編んでる様な物なので、水を吸うと膨張して直ぐダメに成ります。数万円の高級雪駄が一瞬で草のふやけた物に