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昨日、祭日に久しぶりに居合の師のもとに出稽古に行ってきました。以前は泊りがけで良く教えを請いに2時間半の道のりを良く通っていましたが、最近は、仕事が忙しく中々行けない状態にありました。しかし、思う所あり、久々に行ってきました。当店が、火曜日を定休日と定めているのも、先生が稽古に出られる道場で、一番大阪に近い所が火曜日の稽古場だった為です。昨日は、若手の会員も誘ってあげました。先生は、私たちの流派の中では、特出した技術の持ち主で、神様の様な存在です。
柄糸の巻き直しには良く依頼されるのですが、「ついでに」と難しい依頼をされる事がよく有ります。そこで、何故それが難しい依頼なのかを分かって頂く為に、大雑把ですが、柄の作成に付いて、簡単に書いてみたいと思います。有り合わせの材料で写真を撮ったので、少々の無理は勘弁してください。最初に、柄木に茎の入る穴を掘り込んでいきます。この時、ハバキの幅や、鍔の厚み、切羽の厚みも凡そ計算して彫りこんでいきます。↓内側に、茎の入る穴を掘った柄木を
本日は、京都にある石清水八幡宮男山武道大会に参加させていただきました。おそらくもう30年以上は参加をさせていただいていると思います。国宝の本殿前の特設舞台で形の演武をさせて頂いた後、舞台袖で試斬演武もさせていただきました。今日は、誠和会と京都支部の合同で演武をさせて頂きました。私は、全員への指示と仕切り役で、直接演舞はさせて頂かなかったものの司会進行でなかなかねしんどかったです。ただ、一人の怪我人もなく、無事神前での演武を終わることが出来てホッとしています。
柄糸の巻き直しの依頼が来ました。コスプレ用の模造刀との事だったのですが、柄は外せると言う事で、お受けして、お刀を送ってもらいました。すると、写真の様な刀が送られてきました。正直、想定以上の物でした。どうでしょう、なかなか凄いでしょう。私も、身てビックリしました。でも、目釘穴が見えません。柄巻きも一般の日本刀の巻きとは根本的に違います。目玉の様な物を外せば突破口が見えるかもと思いましたが、元に戻せなくなる可能
私達の様に、刀を飾るのでは無く、使う人にとっては、柄の握り心地は非常に大きな問題です。この握り心地に大きな影響を与えるものの、意外と知らない人が多い事が目貫の位置です。当店は拵の注文を受ける事が多いのですが、この点に言及される方は意外と少ないです。「そういうのも有るとは、知っていても、何だか変だし」と思う方も居られるのではないでしょうか。目貫の位置の標準は、差表は鍔に近い所に、差裏は、頭に近い側に配置されます。一般に指定をしなければ、大体その様に配置され
私の所属する、居合団体「誠和会」が来年で、結成50周年を迎えます。それに向けて、会場探しや記念品の準備等、いろいろ走り回っています。私のホームグランドの門真市においても、昨日は団体登録を、本日は文化施設の使用の更新手続きをして来ました。一口に50年と言っても、一つの任意団体が、50年続く事は、なかなか大変な事だと思って居ます。その間波穏やかであった訳でもありません。誠和会は、流派の勢力争いに敗れて引退された流派の二代目の会長をされていた先生に従って、一度
(この柄巻きは、昨年銀賞に輝いた時のものです。今年の物の写真がないのでとりあえず上げてみました。)当店のスタッフSさんが、公益財団法人日本刀剣文化振興協会の新作刀展において、柄巻きの部で金賞を受賞しました。名実共に全国レベルのプロの柄巻職人に成ったと言って差し支えないと思います。大変嬉しく思います。最初は、私の友人で自己流の柄巻きをしていた当時、池田美術の職人Aさんに柄巻きを教えてもらいかけましたが、その直後から関西ではかなり有名な柄巻き職人さんの弟子となって、
4月からまた1人仲間が増えました。「日本刀を通じて日本文化を伝えられるような仕事をしてみたい。」と言う本人の希望で、「じゃあとりあえず仕事してみる」と言うことになり、来てもらうことにしました。最近、私の体がいまひとつ完全でない状態が長く続いているので、やりたいことがあっても、なかなか出来ずにいました。そういうこともあって、本人がやりたい気持ちがあるなら来てもらおうと言うことにしました。会社の経営的には厳しいところはあるのですが。心意気を買いました。
昨日、真剣三振りと居合刀、木刀等の買取がありました。最初にメールでやりとりをした時点で、高額査定を期待していないと言う事は分かって居ました。実際に刀が届くと、木刀から刀バックまで送られてきました。これは身体を悪くされたのか、もしくは嫌な思い出があって、この世界から足を洗おうとされているんだなぁと言うふうに感じました。商売として考えれば、相手のその意図がはっきり見て取れるのであれば、安く買い叩くのが当然のことだと思います。しかしながら、ここに至ったお客
最近、居合刀を発注しても、かなり時間がかかるようになりました。当店の場合、どちらかと言うとやや新興の業者さんで、比較的コストパフォーマンスの良い会社を中心に作ってもらっていますが、そちらの会社は、納期がとっても長いのが欠点です。当然ながら、一定の納期が来ると、お客様から督促が入ってきます。お客様によっては、何度も督促をされて、ある程度日が詰まってくると、連日「まだか」「まだか」と電話がかかってくるような方もいらっしゃいます。なので、少し納期の早い業者さんの居合
写真は、普段の池田美術の作業風景です。一人は、鍔の責金を、一人は、柄のガタツキを締めて居ます。勿論、少人数の作業場なので、それだけをしていれば終わりということにはなりません。朝、小物など既に売れている商品の発送を行います。発送作業が一段落ついたところで、それぞれが自分の得意分野の補修を始めます。今の番頭さんは、基本的に何でもできるタイプの人なので、その人が仕事を割り振りつつ、外注へ出すもの、自社でやってしまうもの等の差配をしてくれています。このと
昨日、刀剣商の集まる市場があり、日本刀を4振りほど買いました。店の方にも買取の依頼があり、4振りのお刀を買取しました。なかなか面白いものが揃っています。買取がたくさん入ってくるのは、大変ありがたい傾向です。市場の仕入れと、お客様からの買取の両輪で池田美術は回っています。これから、それぞれ悪いところを直していくことになります。可能なもんからどんどん販売に回していきますので、注目していてください。保存刀剣の海部です。古
今まで、当店で販売してきた正絹の使い糸ですが、本来の柄糸を作成しているメーカーが作ったのではなく、「袋紐を作っているメーカーにこういうものが作れないかと言い、糸を見せたところ作れる」と言う返事があったので、そこで作ってもらっていました。それでも充分柄は巻けます。しかし、最近「上級の巻」などの仕事を請け負うようになると、やはり品質が低いことが出てきました。今の柄糸が比較的安く販売しているのは、本来の使いとメーカーでないところに、開発するような形で柄糸を作らしていたためです。
時々、お客様から「柄糸を巻き直して欲しい」と言う依頼を受けます。確かに、よく稽古されていて、柄糸が傷んでしまったと言うものも多いのですが、むしろ、柄糸そのものが古くて、下地の木がボロボロになってしまっているケースがかなりあります。おそらく柄糸の巻き直しを依頼される方の半分は、下の柄木がひび割れて、そのまま使い、糸をきつく締めると、刀身が柄に収まらなくなってしまうものが多いです。チェックするのはとても簡単です。縁金を外してつかの状態を見てみれば、ひび割れなどのある
私や、私の周りの刀を好きな人の間でよく言う事ですが、例えば、刀で畳表を1畳巻き1本試しに斬ってみるとします。1本斬れば、十分な位に引け傷や灰汁がつきます。もちろん、その場での手入れの仕方によって、これは大きく変わってきますが、ほとんどの場合は畳1本、斬れば、大きく引き傷が何本もつくことになります。ばっっと見、分かりにくいかもしれませんが、きっちりとカメラで正確に写真を撮ると、それが大変に目立ちます。印象としては、傷だらけな刀という感じになると思います。こ
先日、補修をお願いされたお客様から、「この刀はどのぐらいの価値のある方なのでしょうか」と言うご質問をいただきました。私は、自分の経験と経験に基づいてこのようにお返ししました。「私が普段竹斬用に使っている刀は20年以上前に13万円で買った軍刀身です。ただ大変に個体性能が良く、20年以上大変良く斬れ続けています。手にもなじみ、斬れ味にしっかりとした自信の持ってるこの刀を、私は50万円でも手放す気にはなれません。お客様の方も、お客様が大切に加持祈禱を行い、一家の家宝
昨日、居合刀を購入に見えられたお客様がありました。いくつか種類をお見せしながら、その方に気に入っていただける商品を一振り買っていただきました。一応話も終わった後、「ところで、どこで家の店をお知りになりましたか?」と言うことをお尋ねしました。そうすると、「同じ道場の方から進められてきました」と言われました。「うちの道場の人は、何人もこちらでお世話になってると聞きましたので。」この言葉は、大変私には嬉しいものです。少なくとも、その方の道場においては、
現在、村の墓地管理会の会長をしていますが、次期の役員さんがなかなか引き受け手がなく、このところその関係であまり仕事ができずに四苦八苦しておりました。それが、昨晩になって、一度断られた方のお宅へ直接訪問して説得をすることで、ご理解を頂き、何とか私の受け持ちの地域の分の役員の方は引き受けてもらえることが決まりました。今日はちょっと晴れ晴れしてます。まだ、総会での承認も受けてはいませんが、今週末の総会に向けて最終の準備を詰めていきたいと思っています。ただ、このところ体
ウチのポストに、1通の封書が入って居ました。ウチの店の前は、地元の子供会が廃品回収する場所に使って貰って居たのですが、少子化による子供会の休会に伴って、場所を提供してくれていた人へのお礼のお手紙でした。既に、隣の村では、何年も前に、子供会が無くなって居ましたが、「とうとう、ウチの村の子供会も無くなるのか。」と思うと何とも寂しい限りです。ウチの地域では、毎年、夏に地蔵盆のお祭りをしますが、それも、毎年二日間やって居たのが、昨年は、1日で、終わらせました。世帯数は殆
本日、買取のお刀が一振り来ました。買取は望むところなのですが、今日の刀は少し可哀そうでした。当店で販売した刀でしたので、「整備の必要がなくてよい。」と思ったところが、刀身を抜いてみるとそうではありませんでした。かなり試斬された様で、刀がやや蛇のように曲がっていましたが、それ以上に気になったのは、刀身の肌が消えていました。そして鎬筋が大分と丸まっていました。ちょうどナイフをミラーフィニッシュする為に、バフ掛けした様な肌の艶になり、刃文もやや曖昧になっていま
この所、咳が止まらず苦しんでいる私に、弟子の奥様が、浅田飴の咳止めをくれました。ありがたや、ありがたやです。只今、村の墓地管理の仕事や、パソコンの更改、ベースアップ等課題山積で、連日深夜まで忙殺されていますが、咳止めなめて、もうひと頑張りします。大摺り上げ無銘で、同田貫に極めが付いたや刀ですが、摺り上げられて居なかったら、誰もがイメージする戦場刀として活躍した姿を感じる事が出来るお刀です【保存刀剣同田貫武骨な良作】「無名同田貫(極)」69.2cm
一昨日、三重県の熊野からわざわざお客様が来られて、「YouTubeでいつも見ているので、ぜひここに来てみたかった。」と言って頂きました。大変遠くから来ていただいて恐縮しました。また、昨日は別のお客さんからも、「毎日楽しみにしてるのに、ここのところ動画がアップされないので、頑張って動画を上げて欲しい。」とのお電話をいただきました。ただ、もう少しだけお時間を下さい。動画を撮るのは、それなりにエネルギーのいることなのですが、情けないことに、ここ3ヶ月ほど喘息の発作で咳
土曜日、仕事をしていると、電話がかかってきて、「目釘がおかしいので今から見て欲しい」と言う連絡が入ってきました。ほどなくしてその人が来て、刀を見せていただきましたが、かなり状態の悪いお刀でした。目釘は無く、柄そのものが、別の刀から持ってきた「合わせ」でぐらぐらなため、とてもそのままでは振り回すことも難しい状態でした。さらに困ったのは、縁金を外してみると、柄木にしっかりとひび割れが入っていました。お客さんには、「ちゃんと振れる状態にするのであれば、少なくとも柄を作
このところ、昨年秋からの右肩から手にかけての痛みに加え、喘息がひどいので、なかなかブログのアップができずにご心配をおかけしております。とりあえず、体の負担が大きくなりすぎない程度に頑張っております。今日も、刀剣商の集まる市場に行ってきました。写真がその絵もですが、ちょっと少なめです。もう少したくさん出てくるかと思っていたのですが、意外に集まった数が少なかったです。。南振りは居合や試斬向きの刀も有りましたが、落札できず、結局刀3振りとつば2枚だけ仕入れ
先日、いつものようにお客様から買取依頼の刀が到着しました。しかしながら、少し問題がありました。何かと言うと、登録証の年紀と茎に彫られた年紀が、1年ずれていたのです。刀身の茎が、平成12年と書いてあるのですが、登録証には平成11年となっていました。その茎の字が、あまりにも汚く、素人が鏨で打ったようにしか見えないような文字でした。いつもなら、書き間違いだろうと思って、そのまま買い取るのが常なのですが、その時は少し違和感を感じて、当該の教育委員会に連絡して聞い
先日お客様から、山本安右衛門の丁子油について「純度100%ですか?」と言った感じの質問を頂きました。しーかーしー、刀に塗る丁子油は基本的に椿油と丁子の精油を混ぜたものなので、どう回答して良いのか、少し困りつつ、スタッフの一人が、丁子油そのものが合成なので、100%と言う表現はなじまないと回答してくれました。ただ、丁子油について、過去に詳しく説明した事が有るのでその記事を参考にしてもらおうと思います。この時のお代は「丁子油と鉱物油」にしていました。平たく言うと
池田美術の定休日は、日祝と火曜日です。とは言え、日曜日は居合の稽古に行く前後、祝日や火曜日は、中での事務処理や刀をアップする準備でほとんど出勤しています。1日のうちほとんど休んでいる日というのがないのが今の状況になってしまいました。昨日も、当初予定では、パソコンのランの異常の対応と、同門、他支部の若手からの拵についての相談に乗ってあげる予定でした。しかし、ここのところ、頸椎を痛めたようで、右肩から右手を先まで強い痛みが走っているのに加え、子供をよく出ていた喘息が
今日は、目釘穴の変更を行った刀等の現物確認のため、大阪府庁に行ってきました。いつもは電車で行くのですが、数が少し多かったのと、体調がすぐれなかったので、車で来ました。途中渋滞に苦しみましたが、何とか時間には間に合うように飛び込みました。1振り目はお客様預かりのものですが、目釘穴の位置が茎の端にしかなかったので、拵が作れないので、目穴を適当な位置に開けての確認をお願いしました。2振り目は、都道府県が不明の登録書が付いていた刀を現物確認を受けて、全国紹介をしてもら
今、世の中は衆議院議員選挙の話題ばかりです。私も、日本は長い間、ちゃんとした主権国家では無く、世界に対する役割も果たせて言っていないと思っていました。ただ、今回、高市早苗という強い意志と覚悟を持ったリーダーの元で、日本は戦後続いてきたGHQの呪縛から解き放たれる希望が見えた様に感じています。長年自民党も掛け声だけで、本気で代わろうとはして来ませんでした。その日本を、本来の日本に変えてくれるのはこの人しか居ないと思い応援しています。しかし、国政の話だけしてれば
今日は、昨日からの積み残しの5振りの買取を全て円満に買い取らせて頂いて、一息ついたのもつかの間。以前に、注文を受けていた軽量の居合刀を取りに来られたので、お渡ししたりするうち、パソコンの不調も有り、こんな時間に成ってしまいました。お渡ししたお刀は、軽量の刀身を使用したので、重量は710g程度でした。私は、自分の会の会員さんには、いずれ真剣を持つことを想定して、重めの刀身をいつも進めています。なので、本日お渡しした居合刀は、おもちゃの様に軽く感じました。注