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健康チェックのお勧めを書きます。自分の脈拍のチェックです。やり方を書きます。利き腕と反対右利きなら左手の手首の手のひら側さらに親指側を右手の人差し指と中指で触ります。ドクンドクンと脈打つのが分かれば測定を始めます。15秒数えてください。その数を4倍します。例えば15秒間に18回であれば4倍して72です。これが1分間あたりの脈拍数です。正常範囲はざっくりですが、50から80回くらいです。遅い方は、甲状腺ホルモン異常、ブロックといって心臓の刺激伝導がうまくいってい
ビタミンDを深堀りしています。その中で、得た情報をシェアします。ビタミンDが、欠乏すると鉄分の吸収が悪くなるらしいのです。確かに不思議でした。女性で鉄欠乏性貧血が生じる方は、多いです。確かに生理があるので、いわば定期的な出血から貧血にはなりやすいですが、なぜ、この方は、ここまで貧血がヒドイのだろう?と思う事もよくあります。ビタミンDの欠乏がひどければ、鉄分の腸管からの吸収が悪くなるなら理解できます。日光にあたらない女性は、日焼けしませんのでそれだけ肌は白くなります。またビタミン
私自身やっていてメタボリックシンドロームの患者さんにもお勧めしているのが断食です。私は、週一回24時間の絶食を行っています。水分は十分とります。暑い時は塩分も必要かもしれません。この断食のメリットを冷蔵庫を例に説明しています。まずメタボの方の食生活ですが絶え間なく炭水化物というすぐにエネルギー利用できるものが入って来ます。冷蔵庫に例えると上の部分つまり冷蔵の部分に食材がたくさん積み込まれています。そういう状況では、冷蔵の中がメインで冷凍は面倒くさいので使われないと思い
私の勤務している病院での話です。ある日、事務長に呼ばれました。その病院に、Aという医師がいます。この医師は、本当は消化器内科医です。でも、前の病院などで、ヤラカシまくり、今の病院でも、あと少しで大惨事を起こし胃カメラを、やらせないようにされました。今回、なぜか、胃カメラを再びやらせろと要求してきました。だめなら辞めると。究極の人手不足の病院なので、こんな医師でも辞められたら、まずいという事で、相談です。私に、何かあった時のバックアップの依頼です。Aさんは、勤務時間の半分を
思い出話です。医師は、看護師さんからのイジメを受ける事がありえます。特に、研修医など若い時には。医療現場で勤務するのは、かなりストレスがかかります。そのはけ口に使われます。さすがに年食った医師には、できないのでしょう。大体は、30歳代前半までで、実力、経験ともにいまいちの医師です。中には、これは患者さんも困るのではないかと思えるような嫌がらせも行います。そもそもイジメを行うような医療関係者は、医療を行う資質に欠けている訳なのでリミットはなく何でもありです。これの対策は、若手
内科受診は昼前に来るように言われていたのでわたしは朝から探偵事務所を探していました。金額や内容など全くわからないので携帯で検索して一番上に載ってる探偵事務所に電話をかけてみることにしました。いつものわたしなら躊躇するのにその時のわたしはもう何も怖くないもうこれ以上の苦痛はないかもしれないと思う程追い詰められていました。電話をすると担当地域のスタッフに電話が繋がりましたこれまでの経緯やなど簡単に聞かれましたその時話した内容でこの状況はかなり急を
医師というのは特殊で面白いという話です。社会人は、普通、社会に出たらすぐに、社会的常識やマナーなどを教えこまれ、常識的な大人になります。ところが、医師は、そのような機会が無くそのヒトが素のまま歳をとります。そのため、一般社会人とは、ちょっと違ったマンガの世界観みたいなキャラがたくさんいます。例えるなら浦安鉄筋家族。。。私の以前の上司は、外来の時キレイな看護師さんがつくと、嬉しくて自分の過去の武勇伝を語ります。その時必ず両腕を前後にブランブラン。。。ある開業医の先生から、電話
私の外来に、他の医師からコンサルテーションがありました。乳癌の患者さんが、血液検査で肝臓の数値が上昇したためです。いろいろ患者さんとお話をしていくうちに、癌の治療は、クスリだけでなく、栄養療法や重曹、クエン酸による治療、絶食による効果などの話題になりました。患者さんは、興味津々です。ここで難しいのが、主治医との関係です。私が、あまり色々介入すると、主治医はやりづらくなります。これが難しいのです。治療方針がブレてしまいかねません。かと言って、目の前の患者さんに少しでもプラスの
私の病院のイケてない医師の患者さんにアルコール性肝硬変の50歳代の男性がいます。その方のカルテには、こう書いてあります。#アルコール性肝硬変(非代償性)急変時DNRこれは、噛み砕いて書くとアルコール性肝硬変の末期です。もう手の施しようがないので延命処置はしません。この方のカルテを見直してみても末期の所見ないのです。肝硬変の末期になると腹水がたまります。栄養状態も悪くなります。アンモニアもたまり意識おかしくなります。凝固機能つまり出血した時に血液を固める機能も障害さ
医師には、いろんなタイプのヒトがいます。コメディカルつまり看護師さん医療事務さんなど一緒に働いている方に対する接しかたにもいろいろです。友達のように接する医師もいて仕事はやりやすそうです。一方で、うまくいかず、コメディカルと衝突を繰り返し戦ってしまう医師もいます。このタイプは、ほんとうに損です。コメディカルは、医師がミスした時など教えてくれることもあります。それがキッカケで、患者さんに迷惑をかけずに済んだことが私にも何回もあります。戦っている相手には、これは
朝起きられない。仕事が意欲的でない。すぐに居眠りする。このような方は、世間では怠け者とされてしまいます。当然、本人の資質でそうなっている事もあるとは思います。でも、そうでなく病気でそうなっている事もあるのです。いくつかチェックするべき病気を紹介します。睡眠時無呼吸症候群イビキがひどい太った男性に多いです。これは、CPAPという機械をつける事で改善させる事ができます。甲状腺機能低下症最近、この病気多いように感じます。女性に多いので、血液検査で甲状腺ホルモンチェックする事でわかり
会社は、社員がどういう病気かを知ろうとする。こんなことは、医療の現場ではよくあることです。確かに仕事の影響を考慮したいのはわかりますが。。以前救急病院にいた時ある患者さんが出血性胃潰瘍で入院しました。その患者さんの上司が、主治医の私のところに来てささやきます。”先生。ちょっと仕事に支障きたすからあいつの病状教えてもらえません?”当然私は個人情報の観点から断ります。その上司は舌打ちしてかえって行きました。また別の患者さん確か胆嚢炎であったと思い
現在私は、将来に備え金融リテラシーの勉強中です。これから年金なんてあてにできる訳がなくかと言って老人になったら仕事での商品価値は必ず落ちるので、老後に備え投資の知識と実践が必ず必要となると考えています。金融リテラシーの勉強していると本当に思うのは、無知であれば金はむしりとられカモになってしまうという現実です。無知につけこんだまず儲けられない投資信託が、一流証券会社で売られよく知らない人がその窓口で勧められるままに購入するなど本当に当たり前にやられているみ
最近斎藤ひとりさんというお金持ちでスピリチュアルな活動をしている方のYOUTUBEを見ました。そこで、ある状況になる方は、それにふさわしい身なりや話す内容など、いわゆる似合ったキャラになるとありました。これは、医療の現場にいると感じます。病気が重なる方、不幸が続く方いろいろな方と接してきましたが、そう感じます。ひきつけてしまうというのが、全てではないにしてもあるように思います。病気や不幸になったら、から元気でもいいので、笑顔になる。服装も派手にしたり、オシャレをしてし
病院には、医師の控え室が必ずあります。そこにはソファーなどあり、お菓子など食べながらおしゃべりをします。その会話の端々から、ここの医師は、どんなスタンスの医療をするか半日もすればよく分かります。そもそも医療の話をしない所は、あんまり真剣にやっていないのでしょうね。真面目にやっている所は、症例の相談をよく話しています。一番嫌な気分となるのは、患者さんを小馬鹿にしたような言動です。これは、不思議なもので年配の医師が、そんな事を言っているとそのうち若い医師も言い始め、数年すると
私の同僚医師で、医療過誤を繰り返し起こし、いろんな病院で居られなくなり転々としていたヒトがいます。その医師と話をしていて、違和感を感じる事があります。医療過誤を起こした時、普通の医師は、まず患者さんに申し訳ないと感じます。自分がどう扱われるかなんて、考えもしません。それが、このヒトは、医療過誤を起こすと怒られるから、といいます。申し訳ないと言った事はありませんそれ何かズレていませんか?自分をまず考えるのですか?極端な話、怒られなければ、それでいいのですか?ものすごい違和感
最近、若い男性なのに、ヒドイ糖尿病になって受診するケースが多いです。その方々は、皆さん太っています。太り方も、ブヨブヨした感じでなく中身がギュッとつまった、印象としては硬い感じの方なのです。これは、脂肪がどこにたまっているかがやはり重要ということです。皮下脂肪にたまれば、ブヨっとお腹の中にたまればギュッとした感じになります。お腹の中の脂肪は、動脈硬化、臓器の障害糖尿病などを特に起こしやすくします。皆さんも腹囲がそれなりにあるのに皮下脂肪を指でつまめない方は要注意
大腸憩室はたくさんの方が実はもっているものです。これがあると憩室炎といってちいさな穴が開いてうんちが腸の外にもれ、腹膜炎を発症したり憩室出血といって出血をすることがあります。これらは繰り返す事があり厄介です。少しでもこれができにくくする必要があります。腸管内圧が高くなると生じることもありうんちを我慢しない事食物繊維をたくさんとりうんちを柔らかくしておく事が重要です。参考にしてみてください。医者を選べば認知症は良くなる!―患者も介護者も救
オナラした事ないヒトいますか?多分いないと思います。オナラの原因はひとつは、食べる時にたくさんの空気を飲み込む事で起こります。早食いのヒトに多いです。もう一つが、腸内細菌によって気体が作られるためです。この時、臭いがキツイ時要注意です。オナラが臭い時は、腸内環境が乱れ、悪玉菌が増殖しているいわゆる腐敗した状況です。これは、健康にはよくないです。私は、このような時は、お菓子など砂糖はさけ、野菜を大量に摂るなど改善に努めます。ニオイ気にしてみて下さい。トイレ踏み台ふみ台
私が、今まで、胃カメラをやっていて、これはマズイと思った事は、多々あります。その一つのエピソードをシェアします。10年前に、100歳の女性の胃カメラを行う事になりました。他の医師が主治医で、食事がとれなくなった原因を調べるために、胃カメラを依頼してきました。正直、私は、やりたくなかったです。老衰と思われる病状で、胃カメラをやる意義に疑問があった事、あまりに高齢で、痰を詰まらすなどのトラブルのリスクも高いためです。それでも、依頼あったのでやりました。挿入し、胃に到達したので本格的に空気
現代人の共通の悩みに髪があります。AGAクリニックに勤務していますが、コロナ禍であっても売り上げが減るどころかさらに上昇して、最高益になりました。それほど、髪へのこだわりが、男性にはあるのだと思います。また女性も、髪の悩みを抱えている方が多いようです。私は、いつも思います。髪洗い過ぎだって。シャンプー、リンスの成分見てください。何種類の薬品混ぜているのでしょう?その成分、全部自分の体質とマッチしていると自信を持っていえる方いるのでしょう?毎日漫然と頭皮にたくさんの種類のク
これは、10年くらい前の話です。ある独身男性の内科医がいました。歳は30歳後半でした。この先生は、かなりの遊び人。。。同僚の看護師にたくさん手を出していました。この先生は、どうも口説き文句としてほぼ全員に結婚をしよう!と言っていたらしいのです。これが、ある臨界点に達しました。口説かれた看護師が病棟で殴り合いのケンカを始めたのです。これで、この先生の行動が白日の下に晒され、ケンカした看護師だけでなく、他の手を出された看護師もゴソッと退職しました。これで病棟が維持できずある病
昨日内科受診に行って来ました先月の採血結果はほぼ良好?こんなもんかなって感じでした肝機能(GOT)が少し高めアミラーゼとCKがいつも通り高めCRPは0.02で正常炎症マーカーLRGは8.8で合格ヘモグロビン量とヘマトクリット値が何だか分かりませんが低めでしたトータルすると私的には◎特に不自由無く過ごす事が出来ております8週間毎のステラーラを注射して来ました手術をして来月で2年が経過しますがクローンになって39年間の中で炎症反応が2年間も
15年くらい前の話です。私が2次救急病院に勤務し内科当直をしていた時の話です。21時ごろ救急車からの搬送依頼が入りました。”救急搬送お願いします。43歳男性主訴は腹痛です””わかりました。お受けします。どれくらいで到着しますか?””えっ本当にそちらで大丈夫ですか?”””わき腹にナイフが刺さっているんですが。。。”これは、事件性もありまた緊急手術で肝損傷の可能性あり3次救急へお願いしました。それはナイフで刺されれば
口内炎が、よくできる方へのアドバイスです。マイナーエマージェンシーという本からと他の文献からです。まず、10mmより大きい潰瘍ができ治り遅い場合は、免疫低下の可能性が出てきます。また、目の症状、腹痛、皮疹、関節痛など出てくると、膠原病などが関連してくるので内科受診ください。口内炎ができやすいのは入れ歯が合わない、歯ブラシが硬すぎる。食物アレルギーの関連があり、シリアル、果物、トマトなどで起こる事あります。また、歯磨き粉の中のラウリル硫酸ナトリウムで起こる事あります。歯みがき粉の
今回は、最近あった症例で、自分の恥の告白でもあります。ある男性が、健診のバリウムでひっかかり胃カメラを受けました。私が、施行しました。鳥肌状胃炎があります。私のブログで何回か取り上げた事ありますが、この胃炎は、胃癌のリスクが高く要注意なのです。ほとんどの方が、ピロリ菌感染によるもので、除菌すれば改善します。当然、この方も、ピロリ菌を複数の方法でチェックしましたが、なぜか全て陰性です。困ったなと思っていると、患者さん自身がネットで調べて、これかもと知らせてきました。ヘリコバクターハ
私の外来を受診する患者さんで、肥満のある方にほぼ必ずチェックする診察があります。中心性肥満といって胴体がぼてっと太っていて手足が細いという方にとって要注意の病気があります。それは、クッシング病という病気です。これは、ステロイドホルモンが体の中で異常に分泌され、高血圧や糖尿病などを引き起こす病気です。治療した方がいいです。診察上単なる肥満と区別するのに有用な診察所見が以前NewEnglandjournalofMedecineという有名医学誌にあったので紹介します。クッシン
2016年1月、のどに違和感。3月、近所の耳鼻咽喉科を受診。蓄膿症で、鼻水が流れている?と言われる。心配なら内科受診の提案。4月、近所の内科を受診。耳鼻咽喉科から内科受診を勧められた事を伝えると、何も診ることもなく、嫌そうに抗生剤を渡されるのみ。爺さん医者は偉そうな態度で、大した事ないよと言いたげで馬鹿にしていた。謎だ。5月、遠くの耳鼻咽喉科を受診。のどの炎症。抗生剤等だされる。
先日、ある高齢女性が、急激な腹痛で受診しました。CTとってみると、卵そうの腫瘍が破裂したためでした。お腹の中に出血し、緊急手術となりました。腫瘍のために、急激な腹痛になる事がいくつかの原因でなります。他の原因腫瘍がねじれる。卵そう腫瘍で時々あります。腫瘍が回転してねじれると阻血されます。すると腫瘍組織などが壊死し始め、痛みとなります。腫瘍が血管や腸などを食い破る。腫瘍が、まわりに広がり食い破る事あります。これも急激な症状になることあります。腫瘍が何かを塞ぐ。大腸癌などで
私の患者さんで、食道について過度に心配される方が、います。胃カメラやっても、CTなどやっても何もありません。よくよく聞いてみるとお母様が、食道アカラシアという病気の治療で、不幸にして亡くなられたようなのです。お母様の病気は、特殊で頻度は高くなく、その方にはない事を何度も説明し、理解して頂き、その後は症状治まりました。コロナ流行で面会できないので、老衰で亡くなりそうな患者さんを病院から家に返して、御家族皆さんで、最期を看取った事があるのですが、亡くなった後の納得の表情も忘れられません。