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私の勤務している病院の近くに公立の地域中核病院があります。そこが、健診センターをつくるようです。健診は、病気でない患者さんを対象にしますので、病気のある患者さんを対象にするより、母数が増え、自費診療でもあり、利益が期待できます。これに、公立というブランドもつくので、もう爆益でしょう。公官庁からみの健診は、全部ここになりますし、ドンドン他も切り替えて、こっちになるでしょう。もう、公立病院もなりふり構っていられなくなってきましたね。でも、この周りの私立病院は、大変です。健診の利益は、
以前経験した事を書きます。60歳代の女性が、大腸カメラを受けました。鎮静剤を使用したので、始める前から終わった後まで、ほぼ寝ていました。終わって1時間後に目が覚めたのですが、どうも様子がおかしいのです。普通は、鎮静剤を使用しても、目が覚めた後は、病院で検査を受けた事を思い出すのです。でも、この方は、いいます。ここは、どこですか?なぜ、私は、ここにいるのですか?どうやって私は、ここに来たのですか?検査の数時間前からの記憶がないのです。これは、一過性全健忘というものが起きていま
内科をやっていて診断に苦しむ癌があります。それは、悪性リンパ腫です。これは、一般的には、首などのリンパ節が腫れてきて、そこからの組織検査で診断に至ることが多いとされますが、そんな簡単にはいかないこともあるんです。鼻詰まりと傷みが持続し、そこの部分調べたら診断された。慢性膿胸という肺の病変の中から脳梗塞を繰り返して調べてみたら。。熱が上がったり下がったり調べたら。。認知症になって調べたら。。。。肺炎ないのに呼吸苦しい調べたら。。こんなちょっとわけのわからない病状で診断さ
病気をみつける事の一番のきっかけは、いつもと違うという事です。そのためには、いつもどうであるかを患者さん御本人が、知っている事が、まずありきです。つまり、自分で日々自分の診察をしてほしいのです。これやっておいて頂くと医師としては、診断する上で助かります。ポイントをいくつか書いてみます。手首で脈をとる手首の内側の親指の方に動脈があります。ドクンドクンいっているのが目印です。そこに反対の手の中指と人差し指をおいてください。15秒脈を数えてください。それをX4したのが脈拍数です。
本当は、アホなトイガン記事をと思っていたのに…ちょっと気になるコトを抱えてしまったイカれポンコツおやじのtatsupapaです。🙇💦実は、身体の不調⁉️ちょっと嫌な痛みが一週間ほど続いていたんですけど…一体なんだったのだろうねぇ〜🤔⁉️と今日は、かかりつけ医の整形外科に行ったワケです。院長…「◯◯さん、何か痛そうだけど!どうかしたの?」と私…「実は一週間ほど、左脇腹に痛みがあるのだけど…外科的なコトなのか❓それとも内科的なコトなのか❓」と診てはくれんですかと懇願💦※持病の腰痛or首
先日出張健診の仕事で関東のとあるスーパーマーケットに行きました。健診して率直な感想としてはスーパーの従業員は明らかに肥満の方が多い。。。スーパーマーケットは営業時間が長く勤務体系が不規則なのか、賞味期限切れ寸前のお菓子などの商品を安く手に入るからなのか原因まではわかりません。一つ思った事は肥満である事の危機感が全体にない事です。体重自慢するような会話が何回か聞こえました。周りに自分と同様もしくはもっと肥満がある方がいるとそれでい
私の病院のイケてない医師の患者さんにアルコール性肝硬変の50歳代の男性がいます。その方のカルテには、こう書いてあります。#アルコール性肝硬変(非代償性)急変時DNRこれは、噛み砕いて書くとアルコール性肝硬変の末期です。もう手の施しようがないので延命処置はしません。この方のカルテを見直してみても末期の所見ないのです。肝硬変の末期になると腹水がたまります。栄養状態も悪くなります。アンモニアもたまり意識おかしくなります。凝固機能つまり出血した時に血液を固める機能も障害さ
患者さんには、あるパターンの方がいます。大病院志向の患者さんです。小さな病院で、癌などの診断を受け、それが、そこで対応可能にも関わらず大病院紹介を希望するのです。大病院に向いている疾患は、確かにあります。ICUに入るようなマンパワーがいるような病状では、大病院で絶対に治療を受けるべきです。または、日本では極めてマレな疾患なども対象になるでしょう。一方で、わりにコモンな病気の重くない病状の場合、メリットは、あまりなく、むしろ小病院の方が、うまくいく事もあります。主に内視鏡などの
母の通院付き添いは、最も嫌なことに一つです。私は自動車運転禁止なので、タクシーを利用せざるをえないのですが、タクシーの運転手さんのほとんどがとても不機嫌で、私は神経をすり減らします。母は、私につかまりながら杖で歩くのですが、院内の廊下はピカピカで、いかにも滑りやすそう。しかもスリッパを履かないといけないので、ずっと、ハラハラしています。嫌なことなので、先延ばしにしているうち、とうとう、薬がなくなりました。雨という悪条件の今日
今回は、情報のシェアです。私の勤務している病院は、健診で胃カメラを多数行っています。その健診での胃カメラをメインにやっている医師と話しをする機会がありました。こんな事を言っていました。ラズベリー型胃癌が、最近多いと。ラズベリー型胃癌とは、その名のようにラズベリーのような赤い果実のような隆起となる胃癌です。ピロリ菌に感染していない胃に起こる事も多いのが特徴です。私は、診断した事ないぐらい頻度が低いもののはずですが、たくさんやっている医師によると最近多いと。何でかよくわかりませ
私の勤務している病院の医師で胃が痛む患者さんの病名をたいして調べないで急性胃炎として胃薬出しておしまいというヒトがいます。急性胃炎これがどのような正式病名とつながるか難しい所ですがおそらくは急性胃粘膜障害というものでないかと思われます。これは、会社の倒産危機などストレスがとんでもなく高まったりして多発胃潰瘍ができたりして胃粘膜全体がおかしくなります。当然めちゃくちゃ痛いです。これは年一人いるかどうかです。年間多数は変です。多分急性胃炎と診断したヒトのほとんどが誤診です。皆さんもご注
2月10日仕事帰りに上司と少し話をしていて帰るのが遅くなり、職場を出る前に携帯を見ると旦那さんから着信がある。何かあったのかと思い、電話してみると、どうやら大学病院から電話がかかってきたらしく、また21時ごろに電話がかかってくるから早く帰って来たほうがいいよということ次回の診察は明後日の予定。何かあったのかと、ソワソワする急いで家に帰り、しばし待機。21時過ぎに大学病院の内科の先生から電話がかかってきた。内容は、診断が出たので、次回の内科受診後に外科にも行ってもらうことになる、というも
下げ止まる血糖値に、ドクターから新たなるメディシンが投与されました。今までのメンバーは、メトグルコ大容量とジャヌビア。そして、新加入メンバーは、あの画期的なお薬ー!!ただ、尿路感染症やらカンジダやらが感染確率アップらしいので、そこは注意しなきゃです。下がらないHbA1c。『薬倍増中!医者が糖尿病になった。その72』高血圧と糖尿病持ちのため、月に一度は内科にかかります。採血の結果は当日出るのですが…下げ止まりってやつでしょうか。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は6…ameblo.j
タクシーの予約時間の間際に、「トイレに行きたい。💩も出そう。パッドを替えたいetc.」私は、血圧急上昇で、脳の血管がプチッと切れそう。予約時間を過ぎてしまいましたが、運転手さんが新人のかたで、道に迷って遅れて到着したので、助かりました。診療所は、いつもすいているので、ストレスフリーです。行きは、雨脚が強かったのですが、帰りh小降りになっていて、無事に戻ってこれました。
時々、ある状況を書いてみます。ちょっと不謹慎な言葉入るかもしれません。高齢者の患者さんで、治療により病状が安定し、このまま経過すれば元気でいられるだろうなと思える状況があります。それが、突然患者さんが非協力的になったり、病気に対抗しようとする気力が落ちたり、治療継続が安定して出来ずに、病状が悪化し亡くなる事があります。まるで、ある年齢で亡くなるように帳尻を合わせる感じです。医療を行い、ちょこちょこやっても生命の大きな流れの中では、大きくは変えられないのでしょうか?スピリチ
今年初の投稿です糖尿病の薬を飲んで2ヶ月が経過し、今日2/3は内科受診の日でした気になるHba1cは6.6と前回7に対し0.4ポイントダウンしました良かった今後もメトグルコ錠は継続、また副作用の便秘も酷く酸化マグネシウムをいただきました次回の受診は4月ですあと1/12に今年初の釣りに行ってきました50cmのイナダが釣れました2月も釣りに行きたいです
最近塩浴の本を読みました。塩浴とは、ボディーソープやシャンプーを使わずに、お風呂に入り洗う事です。これなかなか気持ちいいです。なんかサッパリします。下記の本見てやるようになりました。といっても完全同じではありません。私の場合は、まず塩そのものをカラダに塗ります。塩は、天然塩にしました。頭や顔は洗面器に水と塩入れて薄めてかけます。詳しくは以下の本良かったら参照してください。塩だけで髪もからだも洗ってしまう新習慣塩浴生活をはじめよう!Amazon(アマゾン)${E
そろそろ暖かくなってきたので行楽シーズンになってくると思います。焼肉バーベキューなども行うのはではないでしょうか。そのとき豚肉注意してください。豚には有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)という寄生虫がいます。成長するとこんな感じでめちゃくちゃ長くなります。寄生する臓器がこれがまたやばい。。。脳脊髄筋肉目玉頭はとくにまずくてけいれんや麻痺がでます。最近の報告では輸入キムチでも感染が証明されたケースがあるようです。みなさんご注意ください。
先日テレビを見ていたら、ある医療機関が内部で犯罪を起こしていました。それが、ある医療グループの傘下なのです。そこは、知る人ぞ知るとんでもないグループなのです。私のいた病院の医師がそのグループの病院に転職しました。要求されたのがかかりつけ患者さんも移動させろ!その医師は、真面目にかかりつけ患者さんに話をしてかなりの人数つれていったのですがまだ足りないらしく、転勤後も元の病院の同僚に連絡し、お願いしていました。患者さん移動させた後その医師は、クビです。元々患者さん移動が目的としか
以前勤務した老人病院での話です。ある70歳後半の女性が認知症の悪化看取り目的で私の病院に転院してきました。認知症の悪化で食事とれないとのことでしたが発動性の低下(アパシー)ということが認知症の方は起こりうるので二コリンの点滴を行いこれは改善し患者さんもぼーっとしていたのがべらべら話すようになりました。病状改善したのいいのですがご家族が全然見舞いに来ません。不思議の思いご家族と電話で話をしました。それによるとどうも60歳ごろに患者さんが突然
私は治療する時心がけている事があります。それは、とことんやらないです。それは感染などとことんやんなきゃいけない時もありその時はやります。でも慢性的な病気ではやりません。逆流性食道炎という胸やけが起こる病気があります。タケキャブという胃酸をかなり抑制し症状などかなりよくなるようになりました。でも胃酸というものも人体に必要だから存在するのです。それを目の敵にして徹底的に抑制すれば栄養障害や感染などになりやすくなります。コレステロールもし
どの時期からの症状が、腫瘍が原因で発生していたかは分かりませんが、今思い返すと心当たりがあるものがいくつかあります。医師によれば関係無いと言われるかもしれませんが。20年前学生時代から空腹時、イライラや手足の震え14年くらい前からみぞおちに鈍い痛みがあり、念のため胃カメラをするも問題なし。この痛みは2週間くらいで消える。10年くらい前からみぞおちに加え左脇腹に重い感じ、これも2週間くらいで消える。5年くらい前から加えて背中の痛み、マッサージで軽減しこれも2週間くらいで消える。3
私の外来を受診する患者さんで、肥満のある方にほぼ必ずチェックする診察があります。中心性肥満といって胴体がぼてっと太っていて手足が細いという方にとって要注意の病気があります。それは、クッシング病という病気です。これは、ステロイドホルモンが体の中で異常に分泌され、高血圧や糖尿病などを引き起こす病気です。治療した方がいいです。診察上単なる肥満と区別するのに有用な診察所見が以前NewEnglandjournalofMedecineという有名医学誌にあったので紹介します。クッシン
先日私の患者さんが胃カメラを受け胃がんが見つかりました。この患者さん少し前に私が胃カメラやっていました。その時内服薬が、胃に貼りつき胃の下の部分が観察不良でした。洗ってみたのですがよく汚れ落ちず再検をお勧めしました。今回患者さんの都合で私でなく他の医師が胃カメラを施行しました。そうしたら胃がんがあったのです。確かに前回薬が貼りついてよく見えなかった部分なのでしょうがない面はあるのですが、そうでなくても今回私がやって診断できたかどう
昨日は、手術日を決めるために大学病院受診しました。日中は日差しが暖かくて、上着を手に持ってる人が多かったです。前回、術前検査をしたのでその結果を確認しながら主治医の先生がお話ししてくださいました。手術日は3月13日木曜日です。二泊三日の入院生活になります。ただ、色んな予定があります。麻酔科や入院センターの説明を聞きに行ったり、3月には内科受診もあります。入院のための資料をたくさん渡されました。休薬の指示も出ました。驚い
あっという間に夕方ですでも今日は気温が高く助かります月一の内科受診もうね、今月は病院に始まり病院に終わる月でした年相応なのか、ほんとお婆さん👵先生に今月あった出来事を伝えたら真剣にメモってました🤭でも、なんかあんまりわからないみたいで内科以外の事、もしかしてわからない?そんな反応でしたでも、診察が終わり会計を待っていたら先生が私のところに来て「週に2、3回でいいから、歩く事を15分くらいやるといいよ、早歩きとか入れるといいよ」と、言われました会計終わって、お薬をもらう
病院には、医師の控え室が必ずあります。そこにはソファーなどあり、お菓子など食べながらおしゃべりをします。その会話の端々から、ここの医師は、どんなスタンスの医療をするか半日もすればよく分かります。そもそも医療の話をしない所は、あんまり真剣にやっていないのでしょうね。真面目にやっている所は、症例の相談をよく話しています。一番嫌な気分となるのは、患者さんを小馬鹿にしたような言動です。これは、不思議なもので年配の医師が、そんな事を言っているとそのうち若い医師も言い始め、数年すると
今回は、内視鏡の時に、よくある質問についてです。下部内視鏡で、ポリープを取った時などにクリッピングと言って、キズを挟み込んで閉じる事をします。使用するデバイス金属でできています。クリップと言います。これでハサミます。これをやる事で、パカッと開いたキズがくっついて、キズが治りやすくなったり、出血をしにくくしたりできます。内視鏡が終わった後の説明で、患者さんからよく聞かれます。このクリップ、どうなるんですか?ほとんどの場合は、キズが治った段階で外れて、便に紛れて体外に出ます。便の
病は気からとは本当に的を得ています。患者さんにもいろんな方がいます。健診で異常を指摘され精査したところ精密検査の必要性が生じた。それをお伝えするとものすごく不機嫌になり検査を拒否し会社に出す書類だけうまく書いてくれればいいという方。治そうとしないのです。一方自分の病気が厳しくとも冷静に前を向き治したいと積極的に行動する方。このような方は、本当に学ぶ事が多いです。医師もいろいろです。医師全員が、本気で患者さんを治そうとしている訳ではありません。入院
病院というところに勤務していると理解に苦しむ行動にでる患者さんに遭遇します。普通は患者さんは病気になりたくないし、なったら治療してよくなりたいと思うはずです。ところが一部の方はなぜか病気になりたいそして入院したい、また病気もよくなりたくないのです。以前不明熱で入院した女性がいて、病室にいったところ体温計を蛍光灯にこすりつけている姿を見たことあります。また、入院を希望で受診し、その症状では入院の必要性はないと伝えるとではこの症状はどうでしょ