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内視鏡で大腸ポリープを切った後の注意について書いてみます。大腸ポリープをきるやり方の一つにEMRというものがあります。これは、大腸を焼き切る方法です。これにより大きなポリープを切る事ができます。大体ポリープを切るときEMRを用いるのが70%くらいでないかと思います。このEMRは、ポリープの根本に、スネアという金属のわっかをかけて締め上げ、通電し焼き切ります。この通電の時にポリープの下の粘膜下層などに熱がおよびやけどになることがあります。ひどいと、さらに下の層に
乳がんは、女性にとって怖い病気です。そのきっかけは、自分で触ってしこりに気が付くというのが相当数あります。自分でよくさわるのは、本当にいい事です。そこで一つ病気を紹介します。それは、モンドール病といいます。乳房の脇に縦に走る索状のコリコリが生じる病気です。これは表面の静脈の血栓ができるのが原因です。このモンドール病の発症理由の一つに乳がん発症があるのです。モンドール病がみつかりこの後乳がんがみつかる事があります。女性の皆さんぜひ日常的に触ってみ
病気をみつける事の一番のきっかけは、いつもと違うという事です。そのためには、いつもどうであるかを患者さん御本人が、知っている事が、まずありきです。つまり、自分で日々自分の診察をしてほしいのです。これやっておいて頂くと医師としては、診断する上で助かります。ポイントをいくつか書いてみます。手首で脈をとる手首の内側の親指の方に動脈があります。ドクンドクンいっているのが目印です。そこに反対の手の中指と人差し指をおいてください。15秒脈を数えてください。それをX4したのが脈拍数です。
私の勤務している病院の近くに公立の地域中核病院があります。そこが、健診センターをつくるようです。健診は、病気でない患者さんを対象にしますので、病気のある患者さんを対象にするより、母数が増え、自費診療でもあり、利益が期待できます。これに、公立というブランドもつくので、もう爆益でしょう。公官庁からみの健診は、全部ここになりますし、ドンドン他も切り替えて、こっちになるでしょう。もう、公立病院もなりふり構っていられなくなってきましたね。でも、この周りの私立病院は、大変です。健診の利益は、
以前経験した事を書きます。60歳代の女性が、大腸カメラを受けました。鎮静剤を使用したので、始める前から終わった後まで、ほぼ寝ていました。終わって1時間後に目が覚めたのですが、どうも様子がおかしいのです。普通は、鎮静剤を使用しても、目が覚めた後は、病院で検査を受けた事を思い出すのです。でも、この方は、いいます。ここは、どこですか?なぜ、私は、ここにいるのですか?どうやって私は、ここに来たのですか?検査の数時間前からの記憶がないのです。これは、一過性全健忘というものが起きていま
内科をやっていて診断に苦しむ癌があります。それは、悪性リンパ腫です。これは、一般的には、首などのリンパ節が腫れてきて、そこからの組織検査で診断に至ることが多いとされますが、そんな簡単にはいかないこともあるんです。鼻詰まりと傷みが持続し、そこの部分調べたら診断された。慢性膿胸という肺の病変の中から脳梗塞を繰り返して調べてみたら。。熱が上がったり下がったり調べたら。。認知症になって調べたら。。。。肺炎ないのに呼吸苦しい調べたら。。こんなちょっとわけのわからない病状で診断さ
2月27日(木)午前中の消化器外科の受診が終わって午後からは内科受診内科受診も予約時間通りに呼ばれた診察に入ると先生から「いろいろ大変だったんだね」と電子カルテを見て言われました大腸検査までの今までの経緯を説明内科の主治医は女性なので気を遣わずざっくばらんに話しました採血・採尿の結果は問題なしヘモグロビン・中性脂肪・コレステロールは前回と数値は横ばい状態このまま薬を飲んで現状維持?って感じでも1つだけ注意というか控えてほしい点を言われましたそれはカリウムの数値が上
今回は、最近経験した症例です。めまいがして、フラフラするし、頭痛もよく起こる高齢女性が、受診しました。脳外科に行って、MRI撮っても異常なしでどうしたらいいかと内科受診です。診察しても、異常なし。でも、つらそうです。血液検査で、ビタミンD欠乏はありました。その他は、異常なしです。患者さんに説明しました。効果あるかはっきりわからない。でもビタミンD欠乏があるので、補充してみますか?希望されたので、サプリメントで25OHビタミンD1000IU1錠だけ飲んでもらいました。
EDクリニックに勤務した経験を書きます。患者さんのパターンは、もうこのパターンしかないぐらい特徴があります。1女性慣れしていない20歳前半の男子緊張してしまい、また以前失敗した事がトラウマになり、という感じです。本当に多いですね。2老化に伴う衰え60歳以上これは、イメージしやすいと思います。私は、勤務する前は、このパターンが一番多いと思っていましたが、実は、それほど多くないのです。ただ、80歳ぐらいの方も受診する事があり、男性として生きるとは、この部分も関わり続けるのだなと感
医療現場にいると必ず遭遇するものがあります。それは、遺産などお金が、患者さんの命と繋がってくる事です。大体多いパターンを書きます。患者さんを介護するなど日常的に世話をする方と医療者はまず接します。この方々は、患者さんを思い大切にされているなと感じる事が多いです。病状が悪化してくると、患者さんが資産をたくさん持っている場合などは、病院にたくさんの親戚や子供さんが現れます。全員では、当然ないですが、患者さんへの思い入れなど全く感じず別の目的があるように感じるヒトもたくさんいます。その
胃カメラを、より楽に受けて頂く上でアドバイスがあります。ヒトは、他人から刺激を受ける時その部分に意識を向けるようにできています。マッサージなどがいい例です。マッサージを受けている部分に意識がいっています。これは、このままでいいんです。意識が向いた方が、気持ちよく、リラックスできますので。一方で、胃カメラでは、ダメなんです。胃カメラが入っているところに意識を向けると反射が強くなり、ゲーゲー始めるのです。何しろ、刺激部位を気にしないようにして意識を分散してほしいのです。よく
今回は、取りようによっては、問題発言なのでそのつもりでお願いします。私の勤務している病院のスタッフに明らかにコミュ障の男性がいます。ヒトとの距離感が適切にとれないためかいろいろな所から、ウワサが伝えられます。そのスタッフと私は、帰る時間が同じでよく同じバスで一緒になります。そこで気になる事があります。私の病院内にコンビニがあります。そのコンビニで賞味期限切れが起こりそうな商品が、病院スタッフに対して割安に販売されます。このスタッフは、その商品をたくさん買うのです。ほぼ毎日
本日の猫さんカメラ📸が嫌いだからこわい顔になってしまいます。今日は夜勤だったのですが雪が降っていて山道は危険なのでお休みさせてもらいました。頑張って行こうかなぁとも思いましたが…事故の夢も見たし雪で動けない車も見かけたりするので行くのは諦めました。サビ管さんが遅番➡夜勤➡am勤務ずっと通しで仕事になってしまって申し訳ないなぁって思っています。土曜日に風邪症状のお孫ちゃんのベビーシッターをしてから風邪っぽくて今日はのどの痛みが辛いです。鎮痛剤
今回は過去に印象に残る患者さんについて書きます。私が学生の時の話です。ある救急病院に見学に行きました。そこは浮浪者の方も多く治安の悪い場所にありました。ある男性患者さんが受診しました。足をうちつけどうも骨折しているようです。ここで問題が起きました。その患者さん10年間長靴を脱いだことがないのです。患者さんはそれを脱ぐのを拒否します。それでも治療がそれではできないので医師は説得しやっと許可がおりました。しかしそこからが修羅場でした。10年も長靴を
私の知り合いの話です。その医師は、20年前ある老人病院に勤務していました。そこの医師が、ヤバい事をしたそうです。医師は、患者さんが亡くなった時死因が、明らかにわかっている場合死亡診断書を作成する事ができます。例としては、肺炎など診断がされて入院しそれの悪化が死因であるとわかっている場合です。もし、死因がキチンとわからない場合は警察に連絡し、調べてもらう必要があります。理由は、他殺の可能性が否定できないからです。そこの医師は、全然かかりつけでもない方が、自宅で亡くなっていた特
不思議な話をします。今から10年前の患者さんについてです。60歳の男性が胃腸炎か何か軽い病気で受診しました。この患者さんに色々問診で話を伺っていると不思議なんです。この方は、受診時の10年前に胃がんの宣告を受けました。手術をすることになり、開腹しました。すると腹部のあちこちにがんが広がっており何もしないで終了したようです。その当時の主治医に残りすくない人生なので好きな事をやれといわれ抗がん剤などの治療もしなかったようです。患者さんも半分やけにな
先日出張健診の仕事で関東のとあるスーパーマーケットに行きました。健診して率直な感想としてはスーパーの従業員は明らかに肥満の方が多い。。。スーパーマーケットは営業時間が長く勤務体系が不規則なのか、賞味期限切れ寸前のお菓子などの商品を安く手に入るからなのか原因まではわかりません。一つ思った事は肥満である事の危機感が全体にない事です。体重自慢するような会話が何回か聞こえました。周りに自分と同様もしくはもっと肥満がある方がいるとそれでい
私の病院のイケてない医師の患者さんにアルコール性肝硬変の50歳代の男性がいます。その方のカルテには、こう書いてあります。#アルコール性肝硬変(非代償性)急変時DNRこれは、噛み砕いて書くとアルコール性肝硬変の末期です。もう手の施しようがないので延命処置はしません。この方のカルテを見直してみても末期の所見ないのです。肝硬変の末期になると腹水がたまります。栄養状態も悪くなります。アンモニアもたまり意識おかしくなります。凝固機能つまり出血した時に血液を固める機能も障害さ
以前あった症例です。若い女性が、右上の腹部が痛くてどうしようもなく受診しました。結構痛そうです。かれこれ1週間ぐらい我慢していました。こんなに痛いのに食事は、普通に摂れています。(消化器疾患が原因なら、こんな痛くなる場合食欲が落ちることが多いはずなのに、それがありません。消化器ではないのかな)診察すると、右上腹部を痛がります。(でもやっぱり、胆石かもと考えエコーやりますがなんもありません)fitzhughcurtissynという性病で、クラミジ
おはようございますさて本日から息子は定期テストですなのでお弁当ございませんついでに旦那さんも不要なため完全にお弁当お休みでございます!!☆*:.。.o(≧▽≦)o.。.:*☆まぁそれはさておき…先日まで風邪をひいていたワタクシなんだかスッキリ治らなくてね連休明けの火曜に再度耳鼻科へ行ったわけほんで追加で処方された薬を飲んだのよお腹痛くてピーになりダメだこりゃ🙅♀️ってことで過ごしてたら夜、首に発疹が出現痒くはないけど見たら痛々しいと旦那がうるさいで、手や腕、
9/26(抜歯後9日目)一日中痛み止めは飲まずに住んでいます。顎がズーンと痛い感じはあるけど我慢できる範囲です。食事もしっかり取れています。でもやはりまだ夜の微熱が続いています。9/27(抜歯後10日目)朝も痛みなし。麻酔の針の跡が口内炎になっているのでそれが痛いなあぐらいでした。あとは抜歯の炎症が喉にも広がっているようで今まで歯茎しか気になりませんでしたが喉もなんとなく痛いかもって思っています。とても軽度です。そして今うたた寝をしていたら歯軋り?してしまっていてと
クスリを飲むときの考え方を書きます。クスリには、副作用がつきものです。この副作用には、二種類あります。一つは、頻度としては、そこそこあるけど、それほど重症にはならないもの(A)もう一つは、頻度としては、かなり低いけど、重症になりうるもの(B)頻度がたかく重症になるものは、クスリの副作用では、あまりないです。そうなると、単なる毒になりますから。上記二つともに重要ですが、Bの方を知らずにクスリを使用しているケースが多いです。特に注意なのが意外な方向での副作用で
私が、10年前にある大学病院に国内留学した時の話です。入職者のオリエンテーションがありました。その中でカルテの記載についての説明がありました。今更何でそんな事やんのか?みたいな気持ちでプレゼンを聞いていました。”こんなカルテがあります。こういう事がないように注意してください”と言い説明者は次のスライドを見せました。そこには赤い字でデカデカと”あんた生意気だよね””ちょっとふざけている””いつまでこんな内容のカルテ書いてんの?バカ?””ちょっと
私の外来の患者さんで糖尿病の男性の方がいます。この方は、なかなか糖尿病の数値が安定しません。どうしてなんだろう?ものすごく疑問で困りました。そんなある日、奥さんが患者さんと一緒に受診しました。そして、ドサッとクスリの束を出してきました。私がだしたクスリが、約2年ぶんくらいあります。どうも、面倒くて、患者さんが、クスリをほとんど飲んでいなかったのです。ある日、奥さんが掃除をしていたらクスリの束を発見し、びっくりして一緒に受診です。その後奥さん管理にしてもらいクスリ飲むよう
先日受診した患者さんの話です。中年女性が、鉄欠乏性貧血のため受診しました。血液検査をみるとAST、ALTという肝臓の数値が5くらいと極めて低いのです。このような方は、タンパク質不足が生じている可能性があります。タンパク質不足は、脂肪を使ったエネルギー回路のクエン酸回路がうまく使えません。これに、鉄欠乏も加わると、さらに機能しなくなります。クエン酸回路が機能すれば、たくさんのATPというエネルギーが作れます。でも、これがダメだと、解糖系という糖を使ったエネルギー回路しか使用できず、しか
以前勤務した病院での事です。私の部下に女医さんがいました。35歳くらいで独身です。この医師は、やたらと患者さんとトラブルを起こすのです。決まって男性患者さんです。どうも、すぐに、強い口調で怒鳴ってしまい患者さんが、怒り出すという感じです。あまりに数が多いので、本人に聞いてみました。本人によると、こんな感じです。男性恐怖症があって、男性からちょっと真剣な口調で言われると、恐怖感が増し、逆情してしまうらしいです。医療なので、真剣な話にも当然なります。男性患者さんも、表情が険し
先日私の患者さんが胃カメラを受け胃がんが見つかりました。この患者さん少し前に私が胃カメラやっていました。その時内服薬が、胃に貼りつき胃の下の部分が観察不良でした。洗ってみたのですがよく汚れ落ちず再検をお勧めしました。今回患者さんの都合で私でなく他の医師が胃カメラを施行しました。そうしたら胃がんがあったのです。確かに前回薬が貼りついてよく見えなかった部分なのでしょうがない面はあるのですが、そうでなくても今回私がやって診断できたかどう
病は気からとは本当に的を得ています。患者さんにもいろんな方がいます。健診で異常を指摘され精査したところ精密検査の必要性が生じた。それをお伝えするとものすごく不機嫌になり検査を拒否し会社に出す書類だけうまく書いてくれればいいという方。治そうとしないのです。一方自分の病気が厳しくとも冷静に前を向き治したいと積極的に行動する方。このような方は、本当に学ぶ事が多いです。医師もいろいろです。医師全員が、本気で患者さんを治そうとしている訳ではありません。入院
今日は胃カメラ検査の結果は陰性の問題有りませんよ。と主治医さんに言われました。🙇💐良かったです引き続き健康に気を付けて過ごそう。🏌️⛳安心して夕暮れコースレッスンで生徒さんのお悩みを治して上げたいです!
病院には、医師の控え室が必ずあります。そこにはソファーなどあり、お菓子など食べながらおしゃべりをします。その会話の端々から、ここの医師は、どんなスタンスの医療をするか半日もすればよく分かります。そもそも医療の話をしない所は、あんまり真剣にやっていないのでしょうね。真面目にやっている所は、症例の相談をよく話しています。一番嫌な気分となるのは、患者さんを小馬鹿にしたような言動です。これは、不思議なもので年配の医師が、そんな事を言っているとそのうち若い医師も言い始め、数年すると