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胃カメラを受けて頂く時、やっぱり楽に受けて頂きたいです。特に若い方です。胃カメラに苦手意識があると、その後胃カメラをなるたけ受けないようになってしまうからです。やっぱり胃カメラは、優秀な検査ですから受けない事は、患者さんにとってのデメリットは大きくなります。私は、口からよりなるたけ鼻から受けて頂くようにしています。やはり楽な事が多いので。でも、鼻で問題になる事があります。特に女性ですが、鼻が狭いために入れにくい方がいるのです。入れにくい方でも、ゼリーをたくさんつけて滑りを良くして
外来で日々感じる事を書きます。外来に先日、ある男性が受診しました。屈強な肉体を持ち、顔も戦闘的で、いかにも強そうです。看護師さんと、診察終わった後、戦国武将みたいだったねと話しました。おそらくは、平和で、かつ医療のニーズが高い現代においては、この方より私の方が、経済的にも社会的にも恵まれているかもしれません。でも、戦国時代では、どうでしょう?おそらくは、この方は、私よりはるかに体力や戦闘能力などが優れ、優遇され出世したかもしれません。ヒトは、時代のニーズや影響をもろに受けるハ
私の勤務している病院に、変わった50歳代男性医師がいます。どうも、自分の正義感が絶対で、それを振りかざし、いろんな部署にからんでくるんです。私の所属している内科の人事に対して彼の正義感が作動したようです。ある内科医の処遇に対してです。内科医でもなんでもない彼が、内科部長にからみます。不当人事だ!内科には内科の事情があり、処遇の対象になった医師にもいろいろ問題があり複雑な問題です。それに対して外部のヒトがクレームをつけたら、もうグチャグチャです。部長さんも、えらいのは、きちんと、
病院行くと、クスリが処方される事が多いと思います。クスリには、2種類あります。病気をコントロールする上で、絶対に必要なもの。糖尿病であったり、喘息であったりです。もう一つが、対症療法、つまり症状の緩和目的です。これは、必ずしも必要のないものです。ただ痛みなどで日常生活に支障出る場合は処方受けるべきです。実際この対症療法を希望される方多いのですがほとんどの方が、クスリいらない状況です。ただ安心したいためなのだと思います。対症療法を行っても、その原因が解消されるわけではありま
高齢者にとって、重要な事の一つに転倒の予防です。転倒をきっかけにして、全身の状態が落ちて寝たきりになり、いろんな病気を併発するケースが多いのです。ここで重要なのが、股関節と足首の柔らかさです。高齢者になると、これが固くなります。固くなると、足が上がらない歩き方になりちょっとした段差などで転倒しやすくなります。また、バランスも悪くなり危険です。高齢者の方は、無理のない範囲で構わないので、股関節を柔らかくする柔軟体操や足首をまわすなどをやる事をやってみては、どうでしょうか。自分の親にも勧
今の医療には、ガイドラインというものがあり、推奨されている数値が多数あります。糖尿病なら、ヘモグロビンA1cはいくつ、高血圧なら、目標血圧はいくつなど。確かに、これは目標にするべきでしょう。でも、これを、急いで達成しなくてもいい状況もあります。また、この目標に何とかもっていこうとすると、体調が悪くなってしまう高齢者の方もいます。数値は、あくまで目標です。そこにもっていく時間経過をどうするかまた、そもそも、そこまでやった方が、その患者さんのためになるかは、患者さんそれぞれケースバ
社会では、呼び名、あだ名というものがあり、何年たっても思い出すもの皆さんにもありませんか?私には、あります。それが、マツジュンです。今大河ドラマでどうする家康で主役をやっている俳優のあだ名と同じです。10年前に勤めていた救急病院での話です。そこにいた循環器内科の若手医師で松が一番先にくる名前の先生がいました。(プライバシーがあるので実名はふせます)この先生、ちょっとドジな所がありますが、一生懸命に仕事をするので、看護師さんからもかわいがられていました。病院に毎日のよ
今回は、医療の現実を書きます。最近週刊誌などで各大病院の手術の成績が公表されるケースが多いです。手術症例が何例手術合併症が何例長期生存率が何パーセントなどなど当然各病院はこの成績を上げるために躍起になっています。その一環なのか明かに手術の適応となる癌患者さんを紹介しても断られるケースがあります。その場合大体糖尿病や喘息など内科的問題があり手術の成績を落とす可能性がある症例が多いです。特に脳梗塞、脳出血や心筋梗塞をやったことある方
GW〜始まる前は楽しみで楽しみででも瞬きしてる間に終わっちゃった感じですわ(笑)さて連休明けワタシは美容院のカラーと毎月の内科受診を予約していましたちょうどいい感じに時間がとれたのでこれはなかなかいいぞと思っていたのですが雨だったので徒歩移動にしたせいもあるのか疲れました~若いつもりでもいや同年代の方々と比べても身体は動く方かと思ってはいるのですがさすがに63才(笑)やはりあまり予定をギチギチに詰め込まない方がいいですねそんなこんなで夕ごはんを作る気力無しのた
今回は、我々の業界でしか通じない用語をこっそり教えます。医師や看護師が話している内容もしかしたらわかっちゃうかもです。①”あの人はプシコだね”プシコとはサイコーシスの略(psychosis)です。精神疾患を指します。この場合精神的に問題がある人を指します。②”あの患者さんのムンテラは、4時から”ムンテラとは医師から患者さんへの病状説明の事です。③”あの患者さんは、ステった”ステルベン=ドイツ語で死亡することを指します。患者さんが亡くなった事の意味
消化器内科をやっていると癌などの診断の後外科で手術をお願いする事が多いです。そのため外科医の情報は嫌でも入ってきます。ある病院ではひどい外科医が部長のため手術後の患者さんが大変な目にあっていました。大腸がんの手術は今はほとんど腹腔鏡で行います。つまり開腹せずに数か所の穴をあけそこに機械を通して手術を行います。うまくいけば患者さんの負担は大幅に軽減されます。クエン酸で医者いらず―新健康法Amazon(アマゾン)642〜3,057円
先日、ある工場の職場健診に行ってきました。そこの職場の皆さん、いろんな方がいました。まずおとなしそうな、真面目な感じの若者がいました。伏せ目がちで、静かです。体型も痩せている方も多かったです。他には、高齢者の方です。中には、70歳代後半の方もいました。そして、もう一つのグループがおそらく、昔ヤクザの方々です。この方々は、まず座り方が独特で足をガバっと広げて、ややクビを斜めにして座ります。そして予想通り、入れ墨も多種多様にあります。この職場は、日頃どんな感じで仕事をしているの
今回は、スピリチュアルな話です。いつものように怪しいです。よくスピリチュアルの本には、やった事が返ってくるとあります。やった事は、その後自分もやられる。いい意味でも、悪い意味でも。ここで重要なのは、やった相手から、やられるという訳では、ない事です。私は、友人、同僚などで、相談をされれば、きちんと対応します。性格上気持ち悪いので。以前は、相談され誠実に対応した相手は、自分に対してもピンチの時にサポートしてくれると期待していました。でも、実際は違いました。相談された相手が、相談
今回は、私の印象なので、医学的根拠はありません。砂糖をたくさん摂る方が、何人かまわりにいます。コーラを日常的に飲んだり、コンビニスイーツを毎日食べたりしています。そのような方に、なんか多いのが、極端な反応です。キレやすい。これは、前から言われています。これ以外にも、なんか受け答えが、場違いにオーバーであったり、ノックする時にも不快感が生じるように強く叩いたり。コミュニケーションは、その場にふさわしい所作であったり、程度など、微妙なさじ加減というものがあります。しなやかさとでもいいま
最近塩浴の本を読みました。塩浴とは、ボディーソープやシャンプーを使わずに、お風呂に入り洗う事です。これなかなか気持ちいいです。なんかサッパリします。下記の本見てやるようになりました。といっても完全同じではありません。私の場合は、まず塩そのものをカラダに塗ります。塩は、天然塩にしました。頭や顔は洗面器に水と塩入れて薄めてかけます。詳しくは以下の本良かったら参照してください。塩だけで髪もからだも洗ってしまう新習慣塩浴生活をはじめよう!Amazon(アマゾン)${E
先日外来での出来事です。私の患者さんで糖尿病の男性がいます。この方、なかなか真面目に治療しないためなかなか血糖値安定せず。困っていました。そんな中ある事件が起こりました。患者さんの友人女性が外来の時どなりこんできたのです。なんであんたは様子みようといって何もしないんだよ!こちらとしては意味がわかりません。よくよく話を聞くと以前から糖尿病の副作用のためか気持ち悪くなることがあったようなのです。その友人には常に症状を訴えていたのですが、私には本人
発疹が始まってから約一年…我ながら本当に危機感が足りない(*´-`)ながらも、内科を受診しました。最初は近所の総合病院に行ったのですが、法律改正により、紹介状なしだと診察料とは別に5000円の特別料金がかかるとの貼り紙にびびり、内科と皮膚科がある町医者に変更!特別料金についてはこちら→政府広報にとびます私が行った病院は、旦那様が内科医、奥様が皮膚科医をされているようでした。一応、以前皮膚科受診時に言われたことも伝えつつ、尿検査をすることに。結果!尿蛋白→+2尿潜血→+3どちらも
大腸内視鏡を受けた方は、おわかりだと思いますが、検査の前腸管洗浄液という水に溶けた薬を飲んで頂きます。これでウンチを全てスッカラカンに出します。この時、腸内細菌も、かなり流れてしまうのかもしれません。検査後の生活で、お腹の調子に変化がでる方がいます。検査の前より、快便になり調子いいとおっしゃる方もいます。一方で、便が固くなり便秘になったなど調子悪くなる方もいます。高齢の方に多い印象ですが。。。検査後、調子悪くなったら、市販でもいいので整腸剤を使用するなど、ケアしてもいいかもしれま
以前経験した症例を書きます。60歳代の母親と20歳代の息子さん2人とも発熱と腹痛が2日間持続抗生剤などなく自然に軽快このエピソードを何回も繰り返す。何の検査をやっても原因わからず、本当に途方にくれました。いろいろ調べてたどりついた疾患が家族性地中海熱でした。大学病院で遺伝子検査行い診断確定しコルヒチンの内服で病状改善しました。日本ではそれなりに症例報告あります。もし同様の症状の方いらっしゃれば医師に聞いてみるのもありと思います。
以前勤務していたある小病院での話です。私が、その病院を退職する事になりました。外来のかかりつけの患者さんをどうするかという問題が出ました。特に糖尿病患者さんです。そこの病院は、明らかに人材難でろくな診療ができる医師が、いません。患者さんの事を考えたら、他に紹介するべきと思い、やっていたところ、事務長からクレームが入りました。残っている医師にまわせと。でも、まわす医師、糖尿病の治療経験ありません。なおかつ、土曜日なんかは、固定でなく日替わりで交代です。糖尿病なんて診療した事
医療機関には、色々あります。大きな病院では、ガバナンスが効いているので、これから書く事は、起こりません。しかし、小さな病院やクリニックでは、ちょくちょく遭遇する事です。皆さん、サイコパスを知っていますか?人格障害に当たるかと思います。特徴は、他者への共感性が極めて低い事自分のためならなんでもやり、それに対して何とも思わない事などが特徴です。程度は、色々で、ひどい場合は、猟奇殺人を犯します。歴史上の人物でも織田信長などはサイコパスではないかと言われ、うまくハマれば歴史を動かすほどの
私は、今、50歳代です。患者さんで、同世代の方を見て思います。見た目の幅が、めちゃくちゃ広いと。同い年なのに、もうおじいさんみたいな方もいれば、いわゆる美魔女のキレイな女性もいます。この老けている方は、要注意です。臓器の老化も起きている可能性もあり、具体的な文献名は忘れましたが、見た目は老けているヒトは、短命という報告もありました。老けている方は、やはり何と言っても毒が溜まっていると思います。添加物をなるたけ摂らないようにするべきです。今は、これを意識しないとどんどん入ってし
先日、ある高齢女性が、発熱のために受診しました。診察すると、両足がむくんでいて右足がさらに赤く腫れて痛がります。蜂窩織炎という感染が起きていました。車椅子生活の方だったのですが、このような方は、足を動かさないためか両足がむくんでくることがあり、ここに感染がかぶりました。人間のカラダは、流れが悪くなった部位に感染が起こる事は、よくあります。尿がスムーズに出ない、痰がうまく出ない、胆汁の流れ悪いなど。川も、流れが悪くなれば水がよどみます。特に高齢者の方は、流れのよどみが、な
人間は、遺伝子に規定された生物です。そのため、病気の危険性も遺伝的に決まっていることがあります。高血圧、糖尿病脳卒中になりやすい遺伝子なんてものがあるように感じています。患者さんが、自分の弱点を知ることは、健康管理上有用です。他の人と同じことをしていてもなりやすい病気のリスクを知ることは長い人生において健康を保つ大きな秘訣です。では、どうするか①親の病気の把握②健康診断で、長年ひっかかる項目の把握、または普通にしているのになぜか異常の項目のチェック具体
医師自体が、認知症。これがわかっていて、病院が、外来をやってもらう。こんな事あるわけがない。普通は、このように考えますよね。でも、実は、あるのです。病院において、医師を安定供給してくれる組織は重要です。それは、大学医局です。ここの機嫌を損ねると、大損害になります。そのためいいなりなんです。ある病院での話です。元大学教授の医師がバイトとして医局から斡旋されて来ました。でも、そのヒトは、認知症。。トイレに行ったら、帰り方を忘れて、診察室に戻れないので看護師さんがつきっきりでケアで
世の中には、大したことないのにブチッとすぐにキレるヒトがいます。これを性格なんだからしょうがないとあきらめる前にやってほしい事があります。1白い砂糖を完全に断つ!白い砂糖は、急激に血糖を上昇させます。これは、他のものではありえないレベルでです。急激に血糖が上がるという事は、インスリンも急激に分泌されるので、今度は、急激に血糖値の低下を招きます。つまり血糖値が乱高下します。これがキレる原因になりえます。白い砂糖は、チューハイや缶コーヒーなどいろいろ入っていますよ。2マグネ
芸能関係者が、患者さんだった事があります。だいたいメタボからの糖尿病という感じでした。まず、勤務が、あまりに不規則です。ドラマの撮影があれば、夜間に仕事、そのまま寝ないでぶっ通しみたいな事が日常的です。そして、食事は、野菜なんてほぼないロケ弁。仕事明ければ、飲んで寝る。病気にならない方が無理です。糖尿病の治療は、規則的生活でないので難しいです。本当に身を削って仕事しているようです。でも、良いこともあるのではと聞いてみました。女優さんみたいなキレイな方と、飲み会できるから
時々あり対応が必要なものを書きます。高齢者で、腹痛があり、便は下痢これが治らないため内科を受診する事があります。このケース大腸がんの可能性があります。それ以外にある事が原因となります。それは、直腸で、便がとんでもない大きさの塊となることです。高齢者になると、ウンチを出すチカラが弱くなり、直腸に便が残りやすくなります。残った便から水分が吸収されカチカチになります。それを芯にして雪だるまのように便のボールができていきます。その便のボールが邪魔をして普通の便が出せず下痢
今回は、NewEnglandjournalofmedicineという医学雑誌にのっていた内容をシェアします。私自身は、まだ経験した事ない疾患です。発熱、喉が痛い。これはよくある症状のパターンですね。この時、ノドボトケの下辺りを押して痛い時亜急性甲状腺炎という病気かもしれないのです。甲状腺という組織が首の真ん中やや下にあります。ここが炎症を起こすのです。きっかけは、風邪などの何らかのウイルス感染が多いようです。症状は、上記に加え、甲状腺ホルモンが暴発する事はあり、激しい動
先日、勤務している病院の病棟で患者さんの急変がありました。どうもアナフィラキシーというアレルギーのひどいものになったようなのです。看護師からコールがあり病棟に行きました。すると、そこにある医師が平然とカルテの記載をしています。まわりがバタバタしているのにです。患者さんの所に行くと呼吸も苦しそうででゼーゼーしています。ボスミン筋肉内注射して容態は少し上向きましたがやることまだあるので、先ほどいた医師に応援を頼みました。すると知ったかぶりのウンチクをたれますが、ちょっとズレています。そ