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ひとつ前の当ブログの続きです。『銀嶺の果て』(1947谷口千吉監督)は、三船敏郎さんのデビュー作であり、『ゴジラ』(1954本多猪四郎監督)の音楽で有名な伊福部昭さんの映画音楽デビュー作という風に映画史においても重要な作品です。その『銀嶺の果て』で出会った若山セツコさんと谷口千吉監督は結婚します。『青い山脈』(1949今井正監督)という国民的大ヒット映画で「メガネっ子」を演じアイドル的人気を得た1949年のことです。このとき若山さん20歳、谷口監督37歳ですから17歳の年の差。既に書
山田太一・原作・脚本鴨下伸一・堀川敦厚・演出1977年・TBSで放送された連続ドラマ。『岸辺のアルバム』の爽やかなタイトルと八千草薫×杉浦直樹・夫婦の配役からしてこれはアットホームなホームドラマね、と思いお茶の間で家族そろって見始めたら放送一回目から思わぬ展開が予想され回を重ねるにつれお茶の間の視聴者はその衝撃にバタバタと倒れたのです!オープニングはジャニス・イアンの「ウィル・ユー・ダンス」をバックに大雨による多摩川氾濫で
八千草薫さんの女性セブンの記事を読みました。→こちら生前、大切にされていたご自宅がご本人の希望に反して解体されることになったとか。お子さんがいらっしゃらなく兄弟もいないというとこで、非常に興味を持ちそして考えさせられました。思い入れは自分だけのもの執着強めの家族がいるので、よくわかるのですが自分の持ち物に必要以上の思い入れを入れてしまう人って結構います。近所の、あげた指輪を娘さんが使って怒っているおばあさんや→ただほど怖いものはない寄付するときに、
2024年-令和6年4月20日シネ・ヌーヴォ昭和28年作品越路吹雪と淡島千景特集始まりました。本作品12年1月に録画で観ていて、その作品の斬新さに驚いています。作品は前年、昭和27年の血のメーデー事件も取り上げていて戦後、国として戦争を反省、総括する事無く、ダラダラと流されていく日本の国の実態、そんな社会風潮を描いています。一見コメディな面も有りますが、実はシリアスで、ブラックユーモアな作品に仕上がっています。当時、よくこの様な体勢批判の意味を込めた作品を公開できたなぁと思います。改め
ひとつ前の当ブログで書いたように、八千草薫さんは「宝塚歌劇団」を退団後、東宝に入社、特撮映画でも活躍されます。そして、円谷英二さんが特撮を担当した『乱菊物語』(1956谷口千吉監督)で出会った谷口千吉監督と結婚されます。当時、八千草さんは25歳。谷口監督は44歳でしたから19歳の年の差がありました。しかも、谷口監督には若山セツ子さんという妻がいましたから、不倫、あるいは八千草さんの略奪愛、という感じでスキャンダルになりました。結局、谷口監督は若山さんと離婚、『乱菊物語』公開の翌年、1957年
ゴシップ新聞に掲載された『ヅカの壁』。映像の世界で大成した往年の俳優では、音羽信子さん、淡島千景さん、八千草薫さん、扇千景さん、加茂さくらさん、浜木綿子さんでしょう。みなさん芝居達者だし、『ヅカの壁』を越えた、宝塚じみた雰囲気はないもんね。いまの目指してジェンヌOGは、悪い意味で宝塚のシミが染み込んでいて映像では使えないですよ。
男たちの旅路「俺は若い奴が嫌いだ」-警備会社を舞台に、特攻隊の生き残りのガードマンと戦後生まれの若者たちの断絶と共感を描いた、TVドラマ史に残る名作シリーズ。脚本・山田太一。【作】山田太一【音楽】ミッキー吉野【初回放送】第1回『非常階段』1976年2月28日放送第2回『路面電車』1976年3月6日放送第3回『猟銃』1976年3月13日放送www.nhk.jpたまたま、今日、NHKBSで昔の昭和のドラマ、男たちの旅路、見てしまいました。リアルタイムで見ていたドラマ
寺山修司原作・脚本・監督ポスター画は「ガロ」出身のイラストレーター・花輪和一さん。ちびまる子ちゃんの花輪君(和彦)はこの方から頂いたお名前なんだそうですね。こういう前衛映画はほんとは全く苦手なんですけどこの映画だけは好きなんです。お話。青森県の下北半島恐山のふもとの寒村。父に早く死なれた「私」は母と二人きりで暮している。少年時代の私(高野浩幸)我が子をあくまでも自分の中に閉じ込めようとする重すぎる母の愛情。そんな母親から逃げ出し
現代の女優さんより、美しい。ゴメンなさい……m(__)m共通点は、凛々しいこと、芯が強く感じること。ようは、おバカじゃないことです。1位:香川京子。1931年~84歳。清楚という言葉は、可憐という言葉は、香川京子さんのためにあるのです。「赤ひげ」(1965年)の狂女、愕然としました。信じられません。2位:八千草薫。1931年~85歳。「阿修羅のごとく」(1979年part1、1980年part2)NHK・TVドラマ、脚本:向田邦子、演出:和田勉。最強最良のTVドラマ。悩める主婦
実は昨日発売の『TokyoGraffiti』5月号の特集「抱きたい抱かれたい「映画の男」」に声をかけていただき、記事を掲載していただいてます。昨日からTwitterに続々と他の参加者さんのツイートが上がってるんですが・・・やーもう、皆さん肉食もりもりジューシー女子!って感じ!!記事もめっちゃ熱いです。こーんな豪快なメンツの中じゃ私なんぞ羊の群れの隅っこでお口はむはむしてる草食婆もっと爪を研げ、牙をむけ、骨を砕けい!!と今どきの華麗なる肉食女子さま方に顔面殴打された感じ?やー、刺激
岸辺のアルバム1977年TBS原作・脚本山田太一出演八千草薫杉浦直樹中田喜子国広富之風吹ジュン津川雅彦竹脇無我沢田雅美村野武範新井康弘山口いづみスカパーでやっていたので見ました家族のつながりそして崩壊をえがいたドラマですそれまでのホームドラマはみないい人ばかりで、いさかいがあってもその後、わかりあうというハッピーエンドばかりだったのですが・・・・・たしかに、「ありがとう」や「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」なんてみ