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日本の作曲家の紹介に積極的なカーチュン・ウォンが指揮する伊福部昭:管絃楽のための《日本組曲》は、湿り気のある日本的な情緒が、カラリとした晴れやかな表情を持つ西洋的なアクティブな音楽に変身した。表情が変わる理由は、演奏に日本的情感やこぶし(メリスマ)を付加することなく、スコア通りにウォンが明解に指揮するためだろう。1934年作曲のオリジナルのピアノ曲から1991年に管弦楽に編曲されたさいに、多彩な楽器が導入されたが、中でも打楽器陣は大活躍でバチで叩く3台のコンガが強烈なリズムを刻んだ。圧巻
黒澤明の名作「七人の侍」以降、ある任務のために個性的な侍たちを集めて戦いに挑むという時代劇のパターンの作品が多く作られたが、東映の工藤栄一の集団抗争時代劇3部作(「十三人の刺客」「大殺陣」「十一人の侍」)は群を抜いて面白かった。本作がその1作目。<ストーリー>明石藩藩主・松平左兵衛斉韶(菅貫太郎)は将軍家慶の弟君で時期老中に内定していたが、異常に残虐な性格の暴君であった。老中土井(丹波哲郎)は、御目付役島田新左衛門(片岡千恵蔵)に斉韶暗殺を命じた。暗殺計画は極秘裡に進
映画レビュー#21頭が3つある諸君、ごきげんようWelcometomyblog!ゴジラマイナスワンの続編が決定したらしいですね。ファンの皆様方には、アツい展開を迎えているでしょうよ。TSUTAYAの料金が下がったら観ます。めちゃくちゃ評価高いので、かなり楽しみっていうか。はい。ということで、平成VSシリーズ一挙レビュー第2弾として、ゴジラVSキングギドラを、今回レビューします。前作がマジでつまらなかったので、『演技と音楽が前作以上に終わっててめっちゃ最悪です『ゴジラV
随時追記予定ヤマハピアノ公式X12/27〜1/2エスコンフィールド北海道稚内副港市場副港市場1階にストリートピアノ設置中山さん夫妻の思い実現|稚内プレス社副港市場1階ホールで22日午後、誰でも自由に演奏できるストリートピアノがお披露目され見学に来た親子連れが演奏wakkanaipress.com情報提供いただきました.ありがとうございます。新千歳空港2階連絡通路新千歳空港の連絡施設に「空港ピアノ」を設置致しました!!空港という場所で、ピアノを通して音楽♪の交流を広げ、
器楽合奏レッスンでした。来週火曜日に録画撮りをします。本番直前。富士山、鉾をおさめて、ライムライトの3曲ですが、いずれの曲も先生曰く「メトロノーム一メモリーズもいかないくらいの減速、加速があちこちに散りばめられていますが、これは指揮をみないとついていけない」ですよね。相変わらず音程を指摘されました。悔しいですね。今後の予定について説明がありました。来週録画撮りをした後、次の週は休んで、5月13日再開。新しい曲が入ってくるのですが、先生は「演奏会をしたいという方も多数おられましたの
ひとつ前の当ブログの続きです。『銀嶺の果て』(1947谷口千吉監督)は、三船敏郎さんのデビュー作であり、『ゴジラ』(1954本多猪四郎監督)の音楽で有名な伊福部昭さんの映画音楽デビュー作という風に映画史においても重要な作品です。その『銀嶺の果て』で出会った若山セツコさんと谷口千吉監督は結婚します。『青い山脈』(1949今井正監督)という国民的大ヒット映画で「メガネっ子」を演じアイドル的人気を得た1949年のことです。このとき若山さん20歳、谷口監督37歳ですから17歳の年の差。既に書
みなさまいかがお過ごしでしょうか。東京フィルはこの4月、2週間ほどドバイに滞在しておりました!6プログラム6公演と、非常に厳しいスケジュールの合間をぬって…リハの隙間に近所を散歩毎日通って弾いた「ドバイ・オペラ」ビーチにて。ペルシャ湾に沈む夕陽世界一美しいとされるスタバペルシャ湾に流れ込むオールドドバイ付近の夕陽地上828メートル!!世界一高い「ブルジュハリファ」125階からの眺め渡し船「アブラ」からの夜景今回は行けなかった…未来博物館の外観をメトロから👀ぜひマップで見
新緑が目にまばゆい👀ですネ芽吹きの季節ってわくわくしますAmazonプライムビデオで昭和の映画「日本誕生」を観ました関係各位の殆どがあちらの世界に行かれてます🙏なんとなーく程度に知ってる神話の話でヤマタのオロチの特撮技術に肝入り感があるっつーか、今となってはビミョーですが戦後の特撮の芽吹きが令和のゴジラ−1.0に繋がるですよそれにしても伊福部昭の音楽って荘厳で重厚でスケールがでかいっすネゴジラといえば伊福部昭伊福部昭といえばゴジラまた俳優さん達の肉体美がすば
ひとつ前の当ブログで書いたように、八千草薫さんの夫、谷口千吉監督の最初の結婚相手は脚本家の水木洋子さんでした。結婚生活10か月というスピード離婚をした谷口助監督、戦後、監督に昇進します。そのデビュー作が『銀嶺の果て』(1947谷口千吉監督)です。助監督時代からの盟友、黒澤明さんと脚本を共作した山岳アクションの傑作です。谷口監督第1作というだけでなく、三船敏郎さんのデビュー作としても知られます。3人組の強盗の一人を演じ、それまでの日本人俳優にない野性味を発散、以後の黒澤映画の三船さんにつなが
昭和37年3月、大映のドル箱となる座頭市シリーズの第1作座頭市物語(三隅研次監督)の新聞広告。主演はもちろん勝新太郎だ。「めくらで、やくざで居合い抜きの達人!」「時代劇映画の壁をぶち破る異常な迫力!」「絶妙の素材に勝新太郎の魅力結集!」のコピーに偽りはなく、このコピーにシリーズの魅力が全て説明されているような気もする。モノクロ作品の第1作で座頭市と対峙しつつ、奇妙な友情で結ばれたりもする結核持ちの平手造酒はニヒルな天知茂が演じ、音楽はゴジラでおなじみの伊福部昭が担当。座頭市=大映のドル
2024年5月4日(私のみ)・5日(汗かき夫と二人)、『ラ・フォル・ジュルネTOKYO2024』を聴きに行く。(in東京国際フォーラム)去年は抽選で狙っていた公演がことごとく外れるという悲しい結果になったため↓『ラ・フォル・ジュルネTOKYO2023』2023年5月4日、『ラ・フォル・ジュルネTOKYO2023』を聴きに行く。(in東京国際フォーラム)『ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019』…ameblo.jp今年は気合いと祈りを込めて、こういう機会じ
伊福部昭。このブログを読んで下さる方に今さら説明の必要のない、日本クラシック音楽及び映画音楽の巨匠であるが、最近YouTubeで検索していてびっくりするものを発見した。それは「ゴジラ(1954)の原曲?」というものである。それはゴジラから6年前の映画「社長と女店員」のタイトル曲なのであるが、これがゴジラのタイトル曲と同じ(正確に言うと全く同一ではないが)テーマを使用している曲なのだ。「こんな元ネタがあったなんて」とか「ゴジラがオリジナルでなくてショック」みたいなコメントも散見され
2023年11月7日ゴジラ-1.0日本で製作された実写版ゴジラの30作目。本来はゴジラ生誕70周年を迎える2024年に記念作品として公開したかったところ、その2024年には米国レジャンダリー・ピクチャーズ社製作のゴジラ作品が公開されるとか。同社との契約で同じ年にはゴジラ作品公開不可とのことで前倒しに今年の公開となった由、早くなる分には文句はありません。これはね〜、面白かった。でも、ゴジラにヒューマンドラマは要らない。この映画の主役はゴジラのはずなのに、やたら力の入ったド
皆様、あけましておめでとうございます。年末年始も仕事してました。今の仕事(夜勤)になってから毎年職場で年越しです(笑)先月は一回も更新できなかったりと、なかなかハードな日々ですが、突然、ポチッと更新するかもしれません(笑)では今年最初のブログ!年末に発売された伊福部昭CDをご紹介!『伊福部昭映画音楽全集復刻箱』1981年に発売された伊福部昭監修による初の映画音楽全集をオリジナルLP盤の構成で復刻した10枚組ボックスです。収録作品は『銀嶺の果て』『ジャコ萬と鉄』