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今回ご紹介するのは、1980年公開の東映映画『二百三高地』(監督舛田利雄、脚本笠原和夫)。製作費3億円が相場の時代に15億円をかけて製作された3時間に及ぶ戦争大作である。私は学生時代に、この映画を新宿の映画館で観て非常に感銘を受けた。その後、DVDが発売されてすぐ購入し、今でも時おり鑑賞している。『二百三高地』は、日露戦争(1904-1905年)において、日本とロシアが雌雄を決した旅順攻防戦を舞台にしているが、その時代の日本の政治家、軍人、民衆を広範に描いている。さらに、軍
「君は互いの顔を見なくてすむ、絶妙な場所に座るんだね」事故以来、夫は皮肉がとめられない。ケロイドの顔に対する強いコンプレックスに縛られる。「暗闇では対等だろう?」夫は夜の営みを強引に求めるが、妻は拒む。その瞬間、彼は妻への復讐を誓う。他人に成りすまして妻を誘惑してやる!でも彼はわかっていない。妻が拒んだのは顔じゃない。夫の自虐と劣等感に拒否反応を起こしただけなのだ。他人の顔勅使河原宏監督1966年仲代達矢京マチ子平幹二朗岸田今日子入江美樹(画像お借り
『約束~名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯~』2012年6月30日放送東海テレビ脚本・監督:齊藤潤一プロデューサー:阿武野勝彦撮影:坂井洋紀、塩屋久夫、村田敦崇、岩井彰彦、米野真碁照明:角川雅彦、黒澤篤志、岡田宗平、酒井隆行、高坂英里録音:遠藤淳音声:戸田達也、西久保雄大美術:萩野実、加藤正衣装:内海真敏メイク:竹市直美編集:奥田繁特殊効果:橘佑治音楽:本多俊之音楽プロデューサー:岡田こずえ出演:仲代達矢(奥西勝)樹木希林(奥西タツノ)天野鎮雄(特別面会人・川
『天国と地獄』1963年HighandLow(TengokutoJigoku)1963trailerwithsubtitlesDirectedbyAkiraKurosawaWrittenbyHideoOguni,RyûzôKikushima,EijirôHisaita&AkiraKurosawabasedonthenovel"King'sRansom:An87thPrecinctMyster...youtu.be(三船敏
昭和20年6月23日、沖縄第三十二軍司令官の牛島満陸軍大将と同参謀長の長勇陸軍中将の両将の糸満摩文仁(沖縄本島南部)の自然壕内での割腹自決をもって、沖縄における日本軍の組織的戦闘は一応の終結をみた。戦艦“大和”はその激戦地である沖縄への水上特攻作戦を敢行すべく、それに先立つこと2ヶ月半前の昭和20年4月6日15時20分…軽巡洋艦“矢矧”、駆逐艦8隻(“雪風”、“初霜”、“冬月”、“涼月”、“浜風”、“磯風”、“朝霜”、“霞”)を伴い航空支援のない状態で徳山沖を出撃していった。因みに
皆さんこんにちは!ここのところ、すっかり秋も深まって寒くなってきましたね。この季節になると、あったかいきりたんぽ鍋が恋しくなります。さて、全国ロケ地紹介の記事も、いよいよ今回で日本一周となりました。最後にご紹介する県は、秋田県!個人的なお話ですが、仕掛人の苗字のルーツは秋田県の内陸部の湯沢というところ。今でも親戚が多数住んでいます。祖父はずっと秋田弁でしたし、稲庭うどんの「佐藤養助商店」さんも遠い親戚なのだとか。とにかくご縁の深い土地なんです。さて、そんな秋田県。ロケ地といえば、名
大藪春彦の原作を、「氾濫」の白坂依志夫が脚色し「大人には分らない・青春白書」の須川栄三が監督したスリラー。パースペクタ立体音響。-野獣死すべし-監督須川栄三原作大藪春彦出演仲代達矢、小泉博、東野英治郎、団令子、中村伸郎、白川由美他こちらは1959年制作の日本映画です。(95分)「岡田さん、、」深夜の住宅街を歩く岡田刑事は車の中から呼びかける声に近づいた。と小さく鋭い
五社英雄監督宮尾登美子さんの長編小説の映画化大正、昭和の高知を舞台に侠客・鬼龍院政五郎(仲代達矢)とその娘・花子(高杉かおり)の波乱万丈の生涯を12歳で政五郎のもとへ養女に出されその興亡を見守った松恵(夏目雅子)の目線から描いた作品宮尾登美子さんの土佐の花街を舞台にした小説は置屋の紹介人だった宮尾さんの父親が残した日記、営業日記を参考として取材し創作されたそうで鬼龍院政五郎も実在の親分でその人物が当時まだ存命で聞かせて頂いた話
「北の螢」北の螢予告編1984年9月1日公開。明治初期の開拓途上の北海道を舞台にした異色ドラマ。脚本:高田宏治監督:五社英雄主題歌:森進一「北の螢」キャスト:月潟剛史:仲代達矢中村ゆう:岩下志麻すま:夏木マリ浜菊:中村れい子花奴:高沢順子きぬ奴:田中こずえ木藤勘兵衛:成田三樹夫各務靭良:夏木勲小鬼剛志:苅谷俊介吉田進:荒勢熊谷友三郎:二瓶正也高井良雄:高橋利道海野治作:宮内洋中島仙吉:成瀬正三田伝吉:関根大学神田外記:益岡徹
こんばんは。今日は夏目雅子さんの名ゼリフで有名な映画、【鬼龍院花子の生涯】です。【鬼龍院花子の生涯】は、宮尾登美子さんの著した長編小説が元になっています。『別冊文藝春秋』に連載されていました。大正、昭和の高知を舞台に、侠客鬼龍院政五郎(通称・鬼政)とその娘花子の波乱万丈の生涯を、12歳で鬼政のもとへ養女に出され、約50年にわたりその興亡を見守った松恵の目線から描いた激しくも切ない作品でした。映画は私が19歳の頃(*´艸`)1982年(昭和57年)に封切り公開されました。製作は東映。宮尾登美
いつも使っているchromeからはアメブロのマイページが読み込めなくなってしまって、アメブロを見る時だけIEを使っています。障害のお知らせも出てないし、私だけの問題なんですよね?たぶん・・・ウイルス・ソフトとの関係でしょうか?アメブロを開くのがちょっと億劫になっています。さて、何となく往年の大作映画が観たくなって、『乱』(1985年)。恥ずかしながら初見です。シェイクスピアの『リア王』を毛利3兄弟の物語に大胆に翻案して描いた絢爛豪華な戦国絵巻。過酷な戦国時代を生き抜いてきた猛
「二百三高地」二百三高地予告編1980年8月2日公開。日露戦争の旅順攻囲戦における、203高地の日露両軍の攻防戦を描いた作品。興行収入:18億円。脚本:笠原和夫監督:舛田利雄出演者:仲代達矢、三船敏郎、森繁久彌、丹波哲郎、天知茂、夏目雅子、あおい輝彦、新沼謙治、湯原昌幸、佐藤允、永島敏行、愛川欽也、野際陽子、赤木春恵、松尾嘉代あらすじ:十九世紀末。ロシアの南下政策は満州からさらに朝鮮にまで及び、朝鮮半島の支配権を目指す誕生間もない明治維新政府の意図
「青春の門」1975年2月15日公開。名作「青春の門」の最初の作品。配給収入:5億4800万円(1975年邦画5位)受賞歴:第18回ブルーリボン賞新人賞『青春の門』(大竹しのぶ)第49回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞『青春の門』(大竹しのぶ)原作:五木寛之『青春の門〈第一部・筑豊篇〉』脚本:早坂暁、浦山桐郎監督:浦山桐郎キャスト:伊吹信介-浦山春彦(3歳時)/松田剣(6歳時)/田鍋友啓(10歳時)/田中健伊吹重蔵-仲代達矢伊
「朝やけの詩」1973年10月27日公開。第24回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に参加。脚本:山内久、桂明子、熊井啓監督:熊井啓キャスト:仲代達矢-作蔵北大路欣也-朝夫、春子の恋人関根恵子-春子、作蔵の娘佐分利信-稲城慎吾川上夏代-軍蔵の嬶(妻)近藤洋介-神山松本克平-与一蝦名由紀子-道子野中マリ子-為次の嬶(妻)檜よしえ-まさ福田豊土-校長先生新田勝江-まき山本清-直二郎成瀬昌
(laajakuva.comより)この映画公開時、まだ生まれていない人も多いでしょう。(私もです!笑)しかもモノクロです。時代劇です。あっ!そう言うと敬遠される方もいるでしょう。何を隠そう私も、邦画でこんなに古い作品だし、観る気は当初ありませんでした。不思議ですね、古くても洋画は観ているというのに。しかし観てみたら、目からウロコが!コンタクトレンズのようにポロッと落ちました。これは社会派小林正樹監督の、なんと初時代劇だということです。海外では武士道の
「阿修羅のごとく」阿修羅のごとく予告編2003年11月8日公開。「女は微笑む顔で鬼になる」シナリオライターにして直木賞作家・向田邦子の代表作を映画化。興行収入:7.9億円。昭和後半のある冬、70歳を越える父の愛人に子供がいることを知ったある一家の四姉妹。この事件を契機に、長女の不倫、二女の夫の浮気、三女の嫁ぎ遅れ、四女の同棲とそれぞれの抱える問題が顕わになっていく。脚本:筒井ともみ監督:森田芳光キャスト:三田村綱子(長女)演-大竹