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映画『花束みたいな恋をした』の中で語られていた、今村夏子さんの『ピクニック』。どんな話かずっと読みたくて本屋さんで探していたけどなかった。で、調べてみたらなんと短編でこの本の中に入っていたのかと。早速Amazonで購入して読んだ。『百年の孤独』が難しかったので、その後だったのですらすらと読めた。そしてやっぱり衝撃の嵐。今村夏子さんの小説は『むらさきスカートの女』を読んだことがあって、面白すぎて二回ほど読んだ。そしてやっぱりどれもかなり私のタイプな感じの小説だった。『こちらあみ子』は
イキって本を読んでみようと思い93冊目に入りました。今回読んでみたのは「星の子」(今村夏子作)。この本は新興宗教をテーマにした本ですが、特に大きな事件は何にも起こりません。本当にな~んにも起こらないんです。別に教祖と戦ったりしないし、ホラーな儀式とかも無いし、宗教二世が毒親と決別したりもしません。宗教に入ってること以外は普通の家族で思春期の娘さんが普通に日常を過ごすだけの話です。宗教家庭の日常を覗いてみませんか?それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ小さ
こんにちわコーンボーイです。今村夏子の星の子を読みました。これはじんわりきます。宗教と家族の話です。本としてとても面白いです。過激な宗教ではないですがなんとも言えない感じの団体です。幸せかどうかもなんとも言えません。ただ少女の人生の一部を切り取った内容で肯定も否定もしません。私は宗教に否定的ですが出てくる宗教に嫌悪感は感じません。正しいとも思えません。ストーリー上ではいろいろなエピソードが出てきますが、私は最後のシーンが印象的でした。最後は幸せと言えなくもないです。しかし