ブログ記事611件
こんにちは、ふで丸雑記帳のふで丸です。今回は、図書館で借りてきました『あひる』今村夏子著(角川文庫)を読み終わりましたので、その感想をお話しします。本書には、『あひる』、『おばあちゃんの家』、『森の兄妹』という三つの物語が収録されています。『あひる』は、単独作品のようですが、後の二作品は、リンクしている部分があります。1『あひる』~あらすじ~知人から頼まれて飼うことになった、あひるの名前は『のりたま』あひるが来てから、近所の子供たちが頻繁に遊びにくるようになった2階の自
大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまではーー。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全四編!(講談社HPより)ブロ友さんに紹介いただいた本です。なんかあっという間に読めてしまったのですが、感想がまとまりません😅第一話の「とんこつQ&A」では、あいさつことばが出ない私が「いらっしゃいませ」とメモした
毎日天気がいいので大掃除も順調に進んでいます🧹『大掃除スタート』今日は大掃除の一環として子供たちの部屋分と私の部屋のカーテンを洗いました!カーテンを洗っている間に各部屋のカーテンレールやサッシなどをこの間作ったウエスで拭…ameblo.jpリビングの窓が大きいのでカーテンを外すだけでひと苦労でしたが何とか今日で家中のカーテンやサッシの掃除が終わりました!そして合間に図書館へ今村夏子さんは何冊か読んでいていつも独特で不思議なお話。読み始めたら吸い込まれてやめられなくなります笑
とんこつQ&A(講談社文庫)[今村夏子]楽天市場とんこつQ&A【電子書籍】[今村夏子]楽天市場とんこつQ&A今村夏子挿絵に惹かれて購入。変わったタイトルなのでコミカルな作品なのかと思ったらちょっと違った帯にも書かれているように、面白不気味と言うのが本当ピッタリの作品。ちょっと変わった登場人物が多く、彼らがその後どうしているのか気になるけど、人生ってそうだよね。警察に囲まれているあの人は何で囲まれているんだろう?と思いながら通り過ぎて、あの人はあの後どうな
こんばんは〜今回は、不気味なのに面白い✨1冊を紹介します〜『とんこつQ&A』〜大将とぼっちゃんの2人で切り盛りしている町中華〈とんこつ〉🍜に運命を感じて働き始めたわたし最初は、接客対応がほとんどできず「いらっしゃいませ」という言葉すら口に出せなかったが、あるコツをつかんだことにより、店員としてうまく立ち回れるようになっていくしかし、〈とんこつ〉で働き、馴染み始めてきたわたしに待ち受けていたものは表題作に加えて『嘘の道』『良夫婦』『冷たい大根の煮物』の全4作品が収録ナゾの読後
第161回芥川賞受賞作“今村ワールド”なるほど。文庫本で読みました。収録されていた受賞記念エッセイが面白かったです。
こんにちは冷たい雨が降る暗黒の金曜日。月末でバタバタしていて私の心も暗黒です。仕事はもううんざり。自己中しか存在しない。こちらがお願いしてる締切は平気で破るくせに、次から次に面倒なこと頼まれて血管ぶちぎれそう。giveandtakeとかないんか。そして聞かなかったら私が悪者にされるいつものパターンになるはず。理不尽!!!不穏なので安定剤飲みました。お薬が減ってきたので、在庫確保のために心療内科も予約しました。昨日読んだ本の記録をしておきます。『むらさきのスカートの女』今村夏子昔図書
本日は、最近読んでおもしろかった書物です・今村夏子「こちらあみ子」(筑摩書房,2011)著者は1980年広島市出身、大阪市在住。2010年、29歳のとき初めてものした「あたらしい娘」で筑摩書房主宰の《太宰治賞》を受賞。その後新作がなく、休筆というか一発屋かと思われていました。筑摩の編集長にせかされ、いやいや?執筆再開すると、2016年と2017年に芥川賞ノミネート、2019年には第161回芥川賞受賞という、長打率の高い作家さんです。
ノンアルコールビールとカボチャプリン寒いので毛布を出しましたこのまま冬になってくのかと不安になります毛布の中で本読んだり動画見たりそして今ブログ書いてる私ヌクヌクしながら凄く気になってる事がありますスマホって何処まで追跡出来るの??たとえは寒くて温泉に入りたくて宿を検索するとどのサイトにもアプリにも宿の広告が入るのはClickしたから納得だけどいつまで表示されるんだろ?住んてる地域の情報が通知されるのは天気予報の地区登録かなぁアヤフヤそして手話の単語検索した数
現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の日曜に、一冊、読んでほしい本今回はー、芥川賞作家今村夏子の中編、短編集とんこつQ&A表題作は中華料理屋「とんこつ」で働き始めた女性が主人公。とにかくコミュニケーションが苦手な主人公は全ての接客のセリフ、日常会話を想定したQ&Aメモを作る。やがて新人のスタッフが入ると状況が変わり……『むらさきのスカートの女』もそうですが、人間の感情の機微と、周りから見たらちょっと変に思われてしまう人の書き方が頭抜けてますね……なんだか胸がキュッとなる良い
一転、昨日より10℃も低いしのぎやすいお天気今村夏子さんの『こちらあみ子』を読んだ最強、あみこ子さん破天荒過ぎて、突き抜けているけど(・・?実は、あみ子さんみたいな気持ちが分かる人多いんじゃないかと思うお母さんに愛されたかったんだょ何年か前に映画化されて観たような…小説の方が面白い気がする
今村夏子氏の作品は初めて読みました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%9D%91%E5%A4%8F%E5%AD%90幼い子の体調をよくしたい一心で信仰宗教にのめり込む両親。宗教にのめり込むあまり父親は仕事も宗教関係の人に紹介されたもねに変え引越してどんどん経済状況が悪くなる。姉は失踪、中3の修学旅行の費用さえ両親は出せずおじさんに行かせて貰うまでに貧しくなる。子どもも成長するに従って、教団の綻びが見えてくる、、、。これから、いよいよ
こんばんは今日の日経はさすがにマイナスで引けましたね口座前日比はマイナス52628円でしたが分割のお知らせのお陰でマイナスで頭を抱えていた銘柄をやれやれ売り本当に助かったわナイス今日の売りセック+15000円何でこんなに下がるんだろうと思っていたら機関の空売りが沢山入ってました空売りが出て行ってくれたらまた買いますね今日の買い神栄この間売ってしまったけど下がったら、買い増しします今日は図書館へ数冊借りてきました
初版本帯付きあひる今村夏子芥川賞作家あひる[今村夏子]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}今村夏子さん、2冊目。やはり気になる作家、今村夏子さん。あー、星の子の作者なんですね。(観てない)なんとなくあらすじを知ってる態度だけど。。なるほど。今回のあひる。一般家族の話かとおもいきや。。なんというか。。善意が。。痛いやつ。母親が。。宗教に熱心なあまり?いや父親もなんか。。主人公は普通だけど、けどやっぱりずっと資格の勉強してるあたり。。生
数年前に読んだ小説ですが、芥川賞を受賞した今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」をご紹介します。トンデモナイ不気味さで、先が気になりすぎて一気読みしてしまいました。誘いこむように一気読みができるリズミカルな筆致、終始まとわりつく不気味さ、なのに心地好いという不思議な世界を延々と漂うことが出来ました近所に住む❝むらさきのスカートの女❞と呼ばれる奇妙な女性が気になって仕方のない主人公の❝わたし=黄色いカーディガンの女❞は、彼女と友達になるために、自分と同じ職場で彼女が働き始めるようあの手この
ハッと手に取った作品。むらさきスカートの女。読みたいと思える本に出会える奇跡。シンプルに読みたいなと。ベストセラーは面白いけど、チャラかったり、癖があったり。キモかったりするから、割と好きな作者で選んでしまいがち。でもたまには開拓したい!2025、夏。今回今村夏子さん、初!今・村・夏・子なんかシンプルで好感もてるお名前。むらさきスカートの女ってタイトルも、あっ、紫のスカート履いてる女性の話かって分かりやすい。結果、話読みやすい。非常に。文法も、表現も、言いたい事も
イキって本を読んでみようと思い93冊目に入りました。今回読んでみたのは「星の子」(今村夏子作)。この本は新興宗教をテーマにした本ですが、特に大きな事件は何にも起こりません。本当にな~んにも起こらないんです。別に教祖と戦ったりしないし、ホラーな儀式とかも無いし、宗教二世が毒親と決別したりもしません。宗教に入ってること以外は普通の家族で思春期の娘さんが普通に日常を過ごすだけの話です。宗教家庭の日常を覗いてみませんか?それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ小さ
7月は梅雨も早く開けたせいで酷暑が早くやって来ました。と、いうことで昼間は図書館への避難、読書時間が増えました。7月の1冊目は朝倉かすみの「よむよむかたる」ブロ友さんの投稿から手に取った作品です。喫茶店で毎月開かれる最年長が92歳、最年少でも78歳の読書会。28歳の二代目マスターを語り手に、彼らの活動が語られていく。同じ話を繰り返す、すぐにキレる、空気に無頓着などは高齢者あるある。毎月の会合を楽しみにいそいそと集まり、交代で作品を朗読し、飛躍した解釈を披露する姿は微笑ましくも
★★★★「こちらあみ子」「ピクニック」「チズさん」三話収録。今村夏子に逢いたくてデビュー作を手に取る。あみ子は発達障害の女の子。近年ようやく発達障害という病名が認知されて来たけれど、今から14年前の2011年にこの物語を書き上げられた今村夏子さんは凄い。あみ子の一途な愛情と、容認出来ない人達との気持ちのすれ違いがとても哀しい。あみ子の取った行動で傷ついた人達もいる。理解しようとか寄り添おうとか、そんな綺麗事で収まらない関係性が苦しかった。おかしみと哀しみを混在させる稀
今年の芥川賞は該当作なしであった・・・「ガ━━━━━━━━━━━━━━ン!!!」黄泉の国で大ゴケする芥川龍之介ちゃまなのであった・・・・・・《か・い・せ・つ》全く知りませんでしたが・・あの芥川龍之介氏は、黄泉の国にて、毎年芥川賞を楽しみにしていたのですね・・・(@_@)ですから、昨日の芥川賞発表を「まだかなぁ~!まだかなぁ~!もう待ちくたびれちゃって・・疲れちゃったよん・・あ~あ早く届かないかな~!アマゾンで注文したアウトドアのハーフカーゴパンツ!くふっ❤」かなんか言いながら・・
「むらさきのスカートの女」著者:今村夏子出版社:朝日新聞出版(2019/6/7)*第161回芥川賞受賞作今村夏子を読むのは初めてです。NHKで、今英国で日本文学が人気、という特集をやっていて、そこで本作が取り上げられており興味を持ちました。文庫本で170ページ弱の中編くらいの分量です。軽い文体と相俟ってサクサク読めます。ちょっと津村記久子を想起させるようなクスッと笑える描写が続いて大変読みやすいです。笑える描写が逆に不穏な空気を際立たせ、不穏さの正体を見極めたい思
第161回(19年)上期に芥川賞を受賞した、今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」を読みました。これまでに読んだ芥川賞及び候補作品の中では、かなりスラスラと読めました。著者の今村さんは広島県出身で、大阪の大学を卒業の後、定職にはつかずにホテル清掃のようなアルバイトをしつつ作品をつづってきた、異色の女性です。題名でもあるむらさきのスカートの女、本名は「日野マユ子」ですが、この名は1回出てきただけであり、彼女は作品を通して本名でも3人称の「彼女」とも呼ばれていなくて、作品の最初から最後ま
父と私の桜尾通り商店街著:今村夏子短編集通底するものがあったかというと、読み取れなかったんだが、なんとなく不安になる、致命的に何かが欠落してしまっているから、色々不思議というか、どうかしている部分があるはずなのに登場人物全員がそれを無視というか、気づかないまま受け入れるでもない、ずっとずれたままという不条理を見る物語で、相変わらず読んでいて、気持ちよくないのに癖になる味わいでありました表題作も、物悲しいお話だったという印象で終わるけどそもそもそういう話しだったっけと思わなく
「むらさきのスカートの女」今村夏子著朝日文庫アメリカの作家ケリー・リンクは、この小説を「読みやすくユーモアもあるのになぜか背筋も凍る(p.148)」と評しています。詳細は↓「むらさきのスカートの女」今村夏子著朝日文庫|向後善之『うちの近所に「むらさきのスカートの女」と呼ばれている人がいる。いつもむらさき色のスカートを穿いているのでそう呼ばれているのだ。(p.5)』という何気ない情景描写から始まる小説。最初のうちは、これが芥川賞受賞?と思いながら読み進めました。登場人物
今村夏子「むらさきスカートの女」(「文藝春秋」2019年9月号)今村夏子「むらさきスカートの女」は第百六十一回芥川賞受賞作。その書き出し。うちの近所に「むらさきのスカートの女」と呼ばれている人がいる。いつもむらさき色のスカートを穿いているのでそう呼ばれている。「呼ばれている」が二度繰り返されている。「受け身」である。では、だれが呼んでいるのか。「うちの近所」のひとということになるが、この小説の「うち」はかなり広く、そこに暮らす人(登場人物)もわりと幅広い。「あひる」と同様、「大人」と
2019年芥川賞受賞作の本を読みました。むらさきのスカートの女postedwithヨメレバ今村夏子朝日新聞出版2022年06月07日頃「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。前情報なしに読んだので、物語の冒頭からなぜむらさきのスカートの女のことをこの語り手は何でも知っているのか、どういう仕組み?という疑問がずっと気持ち悪く解
PrimeVideoで「こちらあみ子」を観ました。200本映画の73本目です。ちょっと変わった女の子「あみ子」の日常を描いた映画です。ちょっと変わっているからか、周囲をいろいろな事件に巻き込んでしまいます。映画『こちらあみ子』公式ホームページ映画『こちらあみ子』公式サイト。2022年7月8日(金)より全国公開kochira-amiko.com「あみ子」役の大沢一菜がなんとなくのんに似ているように見えます。声も似ているような...。のんの子供時代ってこんな感じだったんじゃない
今村夏子の小説『こちらあみ子』(2011筑摩書房)は、2022年に映画化された。作者は2019年に芥川賞を受賞した作家で、『こちらあみ子』はそのデビュー作だ。この作品では、太宰治賞、三島由紀夫賞を受賞している。……が、そうとは知らずに本を用意して映画を観始めた。監督・脚本;森井勇佑出演;大沢一菜井浦新尾野真千子観る前から、発達障害の少女の物語だと思っていた。確かにそう言えなくもない。小学5年生のあみ子(大沢一菜)は落ち着きがなく、授業を
星の子(朝日文庫)Amazon(アマゾン)えっと。最初に、ワタクシ、個人的に知っている具体的な人の中には、尊敬できる宗教人も数多く居ますし、宗教のもつ力を決して侮っていたりする訳ではありません。さて、この物語は、宗教二世の話と言われていますが、宗教を信じている家に産まれた、というよりも、病弱な子供を、宗教が救ってくれたので、両親は宗教にのめり込む、という感じです。とはいえ、その舞台装置が「あやしい水」なんですよね。水を含んだタオルを頭に乗せるとか、今どきさすがにこ
著者今村夏子2011年に出版された短編集(3編からなる)2010年太宰治賞をとった作品「あたらしい娘」を「こちらあみ子」と改題しておさめた短編集だそう「こちらあみ子」は今村さんのデビュー作です風変わりなあみ子は、父母と兄と暮らしています無垢で、空気の読めない女の子ですずばりトラブルメーカーです小学生のころには、登下校には、いつも兄が一緒ですあることをきっかけに、家族が徐々に壊れていきます中学の時、思いを寄せている男子から、ボコボコにされますかなり切ない場面で