ブログ記事1,823件
歌舞伎座新開場十周年秀山祭九月大歌舞伎二世中村吉右衛門三回忌追善客は少ないが、テンションは高い。今宵は歌舞伎好きが集まっているのか。吉右衛門に捧げる菊之助、丑之助の親子共演。が、菊パパは先日、密会スキャンダルを撮られていたっけ。秀山祭の前ってのが、タイミングが悪かった。(週刊誌側からすれば良いタイミングだが。)彼の女房は播磨屋の娘。義父に対しては面目ないことだが、実父に対しては申し分ない。義父の追善は理性によるものだが、女好きは実父からの遺伝、即ち本
ついこの間折しもおひな祭りの日にNHK-BSで放送してた「国際ロマンス詐欺」なるものに引っかかった漫画家さんのドキュメンタリーを見ました。ロマンス詐欺!!なんかワードがすごい。ナレーションが志麻だったもんで何故かテレビの前で正座しながら鑑賞する私。なかなかエグい内容でしたよ。被害者はレディコミ誌でよくお見かけする井出智香恵さん。『羅刹の家』やなんか著書多数。初めはファンです!
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます秀山祭九月大歌舞伎2024夜の部歌舞伎十八番の内勧進帳二代目播磨屋八十路の夢幸四郎、菊之助、染五郎が挑む二代目吉右衛門八十路の夢【勧進帳】播磨屋の教えを大切にしている歌昇、種之助の出演が嬉しい友右衛門が初役で常陸坊海尊吉右衛門本人に居て欲しかった休演でもしていて復帰してくれるんじゃないかともまだ思ってしまうくらいだが白鸚・吉右衛門の兄弟が昼夜で新作と古典と歌舞伎の色んな魅力を伝え若手も中堅もベテランたちも共
秀山祭九月大歌舞伎中村吉右衛門の追善。彼の芸の継承を意識している松本幸四郎と尾上菊之助のバトルでもあり、また協力でもある時空間。播磨屋の若人も参加。芸の継承は現在進行中。松本幸四郎はセリフの"節"を完全に意識していた。尾上菊之助も播磨屋とおとっつぁん、御両人のお手本を踏まえているのだろう。ただ、"追善"ばかりを意識してはいられない。「勧進帳」そのものも見たいし、感じたい。これはこちらの都合かもしれない。舞台とのシンクロが切れる瞬間があっ
ひとつ前の当ブログの続きです。芥川賞をとった三浦哲郎さんの原作に感動した熊井啓監督は、三浦さんの自宅を訪ね映画化の許可をもらいます。吉永小百合さんも原作を読み、ヒロインの「志乃」を演じたいと言っていたので、当時、日活在籍だった熊井監督による映画化はスムーズにいくと思われました。しかし、吉永小百合さんのマネジメントをしていた吉永さんのお父さんが注文をつけてきます。熊井監督は「余計なものを排除し、二人の心の中に入っていく」ため、「モノクロ、スタンダードサイズ」を考えていましたが、吉永サイドは「カ
来年に予定されている、『八代目尾上菊五郎襲名披露』。その演目がチラシに発表されていました。来年、2025年の5月の『五月大歌舞伎』。6月の『六月大歌舞伎』。歌舞伎座での公演となります。その後、大阪の『松竹座』。名古屋の『御園座』。京都の『南座』。博多の『博多座』へと。『博多座』が、2026年の6月の『六月博多座大歌舞伎』。5代目の菊之助が、8代目の菊五郎に。彼の息子、7代目丑之助が、6代目の菊之助に。では、現在の菊五郎は、どうするのか。どうなるのか。というと、そのまま。つまり、
1年ぶりの歌舞伎座へ9月の歌舞伎座は秀山祭秀山祭は、吉右衛門さんが初代中村吉右衛門の芸を次代へと継承していくことを目的とし、平成18年より行われてきたものです。吉右衛門さんが亡くなってからもそのゆかりの方達が受け継いで、今年も行われました。今年は特に80才で弁慶を演じたいという吉右衛門さんの夢をゆかりの配役で上演されました。久々に見た幸四郎さん以前は全然思わなかったけどどことなく吉右衛門さんに似てたな。妹背山も、よく見た演目で日本版ロミオとジュリエットのような二人
今回は久しぶりに新富座の筋書を紹介したいと思います。大正10年6月新富座演目:一、ひらかな盛衰記二、醍醐の春三、新樹四、玉藻前曦袂五、大森彦七六、伊勢音頭恋寝刃3月を以て市村座を脱退した吉右衛門一座が柏木多七の手を借り(た態にして実際は松竹が)新富座で開いた公演となります。参考までに脱退時の様子『大正10年3月帝国劇場吉右衛門の脱退』今回は大正の歌舞伎の歴史に残る一大事となった吉右衛門の市村座脱退が起こった時の帝国劇場の筋書を紹介したいと思います。
昨日はいずみちゃんと妹と和光に吉右衛門さんの舞台姿や舞台裏を撮り続けた鍋島徳恭写真展を見に行ってきました。こうして、写真や動画を見ることができるって最高です。やはり偉大な役者さんだったなぁと胸が熱くなりました。会期中また見に行こうかな。https://www.wako.co.jp/exhibitions/977鍋島徳恭写真展-二代目中村吉右衛門-|展覧会のご案内|セイコーハウス銀座ホール|銀座・和光の展覧会・展示会役を掘り下げ、緩急自在の芝居と圧倒的な存在感で観
歌舞伎座で秀山祭を見て来ました。秀山祭は、初代中村吉右衛門の芸を次代へと継承していくことを目的とし、平成18年より行われてきました。今回は、立ち上げて牽引してきた、二世中村吉右衛門さんの三回忌追善興行です。今までの写真も飾られ、吉右衛門さんの馴染み深い作品を、縁深い方々が演じていました。幕間には久しぶりのお食事処でフカヒレと蟹のあんかけ御飯全ての演目に吉右衛門さんの姿が重なり胸が熱くなり、あっという間でした。特に娘婿の菊之助さんとお孫さんの丑之助さん親子の連獅子。吉
「妹背山婦女庭訓」どうして子どもたちを犠牲にしなければいけないのか、理解し難いお話しで、いつも?マークが飛び交います。「吉野川」の舞台は美しく、両花道もごちそうですし、好きな演目ではあるのですが、毎回首をひねっております。で、采女の局はどうなったん?「勧進帳」八十歳の吉右衛門さんの弁慶も、それは観てみたかったけれど、すごい運動量ですよね。若い元気な弁慶を拝見して、気分はスッキリです。気づいていながらも、関を通す富樫にも、良い気持ちにさせていただきますが、後で上司に叱られないか、余計な
まだ7月始まっていないのに…!7月、8月、9月、10月と楽しみが過ぎる…!夢枕獏原作の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』一幕で!染五郎時代の新作歌舞伎の再演よな!?⏬幸四郎の空海関連歌舞伎座「四月大歌舞伎」新作歌舞伎『幻想神空海』―前篇―|歌舞伎美人松竹が運営する歌舞伎公式サイト。歌舞伎の公演情報、ニュース、俳優インタビューなどをお届けします。新しい歌舞伎座に4本目の新作歌舞伎が登場!夢枕獏の原作をもとに新たに書き下ろされた新作歌舞伎『幻想神空海』の魅力に迫るスペシャルコンテンツ。舞
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます鬼平犯科帳シーズン1第14話あきれた奴脚本:保利吉紀監督:大洲齊主演:二代目中村吉右衛門(放送日1989年10月25日)八代目中村芝翫(当時三代目中村橋之助)出演回ということで視聴しました※ネタバレあり⚠見慣れぬ頃の芝翫さんを見るのはどこかお若い芝翫さん想像していた以上にしっかりとしたお芝居をなさっていました。お声が今と随分違うように聞こえます。もちろん面影はあります。台詞の響きなのかな。今の芝翫さんとはちょっ
前回のブログで、「歌舞伎座・夜の部『吉野川』、玉三郎の定高は必見です」と、書きました。ところが、私はちゃんと歌舞伎を見るようになって、やっと10年余ですから、『妹背山婦女庭訓』の「吉野川」について詳しく知っていて、お勧めするということではないんです。今月の舞台もまだ拝見していません(私の観劇予定は21日)ので、今日は、「吉野川」について記すということではなくて、私が初めてこのお芝居を見た時の状況を振り返りながら、「初めてご覧になる方は、予習をしてから観劇されたほうがいいですよ」ということを
『鬼平犯科帳本所・桜屋敷』地上波初放送は6日だったのですが、諸事情で11日放送分を見ました。新キャストでの鬼平。現・松本幸四郎さん、声を低くした決め台詞は、とても先代の鬼平・中村吉右衛門さんに似ている。そこは良い。だけど、他のところ、全部軽い。なんかふわふわしてる。全然ダメ。鬼平はもっとかっこいい。特に殺陣が下手なのが本当にダメ。鬼平は強い設定なので、殺陣はうまくないと見てて辛いです。いやほんと厳しいことを言って申し訳ないんですが、他のキャストがむちゃくちゃ良い