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A-11(過去問同じFK201A-12ほぼ同じFK401A-12など)いろいろな形で頻出されるマイクロ波で用いられる電子管・半導体素子の問題です。A-12(過去問同じFK308A-12類似FK407A-9など)N形半導体の導電率・流れる電流を求める問題です。N形半導体における電流密度J[A/m^2]は電界の強さE[V/m]とすると題意より電流(密度)は電子の移動のみを考慮すればよいから流れる電流I[A]、直流電圧V(=8[V])とすると従って(数値代入して)
<過去問数値違いFA401A-8FA301A-7など>頻出問題ですが問われる答えの単位が[W]であったり[dB]であったり、与えられるパラメーターが真数であったり[dB]であったりと、敵も手を替え品を替えという錯乱戦を展開してきています(笑)。慌てず落ち着いて対応しましょう。皆さんは入力端換算の雑音電力Nout→in=kTBFとすぐに分かると思いますが、取り敢えず雑音指数Fを用いて計算式から求めてみましょう。Sin/Nin:入力信号のS/N、Sout/Nout:出力信号のS/N
<過去問同じFK308A-11>ダーリントン接続の回路ですが、等価回路を書いて考えると分かりやすいですね。Tr1・Tr2のhie/hfeをそれぞれhie1/hfe1・hie2/hfe2、コレクタ電流をIc1・Ic2、Tr2のベース電流をIB2とすると、Tr1についてコレクタ電流Ic1=Ii・hfe1=120IiであるからTr2のベース電流IB2=Ii+Ic1=Ii+120Ii=121Iiである。従ってTr2のコレクタ電流Ic2=IB2×hfe2=50IB2=50×121Ii=6050Ii
<過去問数値違い>令和3年1月期1回目FA301A-12に数値違いが出題されています(他にもあり)。ドプラレーダーによる移動体の速度測定は公式を暗記すると楽ですね。移動体の速度v(移動体〜レーダー方向)、レーダー電波の波長λ、ドプラ周波数(偏移)fdとするとここで実際の移動方向の速度をVとするとまた波長λはであるからこれらを代入して
<新傾向>類似FA408A-14(2024.6.1内容の誤りを訂正・改訂しました)FA408A-14に類似問題がありますが、今回はまた新たな切り口でビット誤り率を捉える問題です。(1)与えられたベースバンドにおけるSNRとAb、σの関係を利用してPを書き換えると・・・・・(A)となる。(2)QPSK信号そのものの(包絡線)振幅がAであるとき、ベースバンド信号(I軸およびQ軸)成分に分けて考えるとI軸信号の振幅はA/√2(デジタル信号:方形波)であり、(ベースバンド信号
<過去問同じFA401B-3>ア1(Si/Ni)/(So/No)=(Si/So)(No/Ni)=(1/G)(No/Ni)=No/(NiG)イ10bウ2Noエ82No(3dBの減衰器を通して(2)と同じ出力・・・受信機出力はNoの2倍である)オ9No/G
B-1(過去問ほぼ同じFB402B-1)(1)アンテナの入力インピーダンスは「自己インピーダンス+相互インピーダンス」であるからZi=Z11+Z12である。(2)(3)アンテナAとアンテナBは動作条件は同じと考えて良いから、各アンテナに供給される電力はそれぞれ(R11+R12)|I|^2とできる。従って系全体への供給電力Pallはである。また点Oにおける電界強度はA・B2本のアンテナによる電界強度の和であるから|2E0|となるので求めるMはである。(4)(5)利得を決めるのは「
<ほぼ新問>スミス・チャートは令和3年7月期2回目FA308A-18で初出されましたが、今回は内容的には令和4年12月期1アマ無線工学に近いインピーダンスの整合問題です。本問はLCR直列回路のためのスミス・チャートとLCR並列回路のためのアドミタンス・チャートを合わせたイミタンス・チャート(インピーダンスImpedance+アドミタンスAdmittance・・・イミタンスImittance)の使い方が問われますが、イミタンス・チャートおよびアドミタンス・チャートについては後日改めて解説を
<新問>私の記憶が確かならば、OPQSKの動作原理を回路構成を提示して掘り下げた問題は初めてだと思います。こういう攻めの姿勢をみると「日無恐るべし」と感じずにはいられませんね(笑)。まず、この回路構成から出力されるOQPSK信号S(t)を求めてみます。I軸信号aI(t)(=±1)は搬送波(A/√2)cos(ωct+π/4)と乗算され、Q軸信号aQ(t)(=±1)は搬送波(A/√2)sin(ωct+π/4)と乗算されたのちにこれら2つの信号は加算されて出力S(t)となります。従ってと表す
<過去問数値違い>令和2年11月期FA211A-19は減衰量が14dBの問題でした。『FA211A-19抵抗減衰器の問題』与えられた条件より回路図は以下のよう書き換えることができます。ここで計算を簡単にするために右端の合成抵抗をRとして求めてみましょう。となるので、回路全体で…ameblo.jp今回は減衰量8dBとなっているのでまずこれを真数に変換します。ここで減衰量は電圧で定義されるので、真数に変換する際は20logXになることに注意します。さて問題文で与えられた回路
<新傾向・・・過去問類似あり>令和4年1月期2回目FA402B-4、令和3年1月期2回目FA302A-19に類似問題があります。(1)eo/eiが周波数に関係なく一定値をとる場合、周波数特性が平坦となりeiと相似な方形波がeoに出力される。プローブ入力側のRとCTの並列のインピーダンスをXp、プローブ出力側とオシロスコープ内部のC、R1とC1の並列インピーダンスをXoとするととなるから、ei/eoはである。ここで周波数ωに関係なくeo/eiが一定値となるとき(kは実数)となるから
このビタビ復号法についてもう少し簡単に考えてみよう。ビタビ復号法では受信した符号系列をトレリス線図に書き込み、経路が連続するよう(一筆書きできるよう)に訂正を行ったときに「最も少ない訂正で済む経路が正しい符号である可能性が高い」と推測するのである。以下、本問における受信符号「01010001」について考えてみる。題意より符号器に符号を入力する前のシフトレジスタの値は”0”である。ここに受信符号を書き込むと上図のようになり、1番目と2番目、2番目と3番目で経路が途絶していることが
<過去問数値違いFA408A-17FA-301A-17など>これも頻出の問題ですね。『FA408無線工学A(2回目)A-17/18/19解説』A-17過去問あり令和3年1月期(1回目)A-17と数値違いでほぼ同じですね。A2S/AmaA/2=Sよりma=2S/AB50%搬送波振幅Aに対し…ameblo.jp(2)題意よりmaA/2=Sであるからma=2S/A(3)26[dB]を真数に変換すると26[dB]=20logX(振幅=電圧であるから20logXに
<過去問数値違いFA307A-3>AM波の全電力Pall、搬送波電力Pc、変調率mとするとPall=Pc{1+(m^2/2)}であり、一方の側波帯のみの電力PmはPm=Pc×(m^2/4)である。従ってPall=330=Pc{1+(0.8^2/2)}=Pc×1.32Pc=330/1.32=250[W]Pm=Pc×(m^2/4)=250×0.16=40[W]
<過去問同じFA201A-17ほぼ同じFA401A-20>簡単な行列計算の問題ですね。(1)a2=0のとき上式からS11=b1/a1(2)a1の大きさに対してb1の大きさが小さくなると、S11=b1/a1よりS11の大きさも小さくなる。ここでであるから、RLは「大きく」なる。(3)(1)と同様にして上式より求めるとS21=b2/a1
問題は後日、日本無線協会より公表されるのでご参照下さい。5ちゃんねる有志による問題文アップロードはこちら≪7/20追補・・・日本無線協会より問題が公表されましたので掲載しました≫A-1(新)・・・【4】問題としては新傾向ですが、内容としては(1)ではOFDMの原理が問われており、過去問をやりこんでいればそれ程難しくはない問題です。(2)(3)は単なる計算問題なので、(1)が解ければ楽勝です。(1)OFDMサブキャリアの有効シンボル長Teはサブキャリア間隔ΔfとするとTe=1
<過去問類似数値違いFK401A-20>(1)C1およびC2を無視すると減衰比は以下の式で表すことができるのでこれを解いて(2)プローブの回路を下図のようにCRの並列インピーダンスZ1・Z2から成り立つと考えると減衰比10:1は以下の式で表すことができる。Z1・Z2をそれぞれ算出すると同様にであるからこれを用いてとなり、これがωにかかわらず成立するからが得られる。
<新傾向類似FA307B-5>過去問同じFA212B-5FA307B-5はディエンファシス回路の問題でしたが、今回はプレエンファシス回路なので新たに計算していきましょう。<2024.10.8追加:本問は令和2年11月期FA212B-5と同じ問題でした>(1)FM放送では変調出力に含まれる雑音は三角雑音と呼ばれ周波数の高い領域ほど大きな雑音が現れる。一方で放送される信号波の音声や音楽の周波数はほとんどが2〜3kHz以下の低い周波数に分布しており高域の成分は少ない。従って
A-10過去問あり同じFK307A-10ダイオードの特性に関する問題ですね。(1)図1のDの等価回路であるが、図2の電圧−電流特性から考えるとVDがV1になるまで電流が流れないことからV1に相当する逆方向電圧がかかっていると考えてよい。従って「ア」の等価回路となる。(2)抵抗RDについては図2におけるV1より大きい領域での電圧−電流特性から求められる。電圧V1→V2のとき電流0→I2であるから、RD=(V2−V1)/(I2−0)=(V2−V1)/I2(3)(1)で述べ
A-7過去問あり令和3年1月期(2回目)A-7とほぼ同じ問題ですね。(1)(f0/2)±fIF(2)2f0±fIF(3)f0±(fIF/2)周波数混合器の非直線性により混合器で2f0と2fSPが発生し、混合されてfIFに変換されるので上図のようになる。A-8新問?(減衰器の入った回路の雑音指数は初めてのような気がします)減衰器Aが入っていますが、減衰器も増幅器同様に雑音指数FA、利得GAを求めることで多段接続の増幅器の雑音指数を求めることができます(雑音指
<過去問同じ古い(平成28年)FK807A-7>問題文を一通り眺めると、コンデンサを並列に接続すると力率が上昇しているので与えられた負荷Zは誘導性であることが分かると思います。これをもとに回路の電流についてベクトルで考えていきましょう。(1)スイッチがOFFのとき与えられた回路は以下の回路図と等しく、電流I=2[A]として抵抗の電圧VR、インダクタンスの電圧VLとするとこれらを複素平面でベクトル表記してみよう。題意より力率=0.6であるからVとIのなす角θとするとcosθ=0.
<過去問類似FA408A-16>FA408A-16でも出題されたFIRフィルタの問題です。前回同様に数学的知識で解けますが、やはり見た目には敬遠したい問題ですね(笑)。『FA408無線工学A(2回目)A-16解説』A-16新問こんな問題は見た瞬間に忘れて下さい・・・捨てて良い問題です(笑)。そうは言っても、一応解説だけしておきますね。Aローパスこのフィルタの出…ameblo.jpH(z)にZ=e^jωを代入し2cos(ω)=e^jω+e^-jωを用いるとが得られる
<過去問数値違いFB402A-5>半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスであるが、その特性上素子の長さを実際の波長に応じた長さより少し短縮させたところでリアクタンス成分が0になり純抵抗のみとなる。この短くする割合のことを短縮率δといい、δ=42.55/πZ0(この式は暗記すること)で与えられる。この式中の特性インピーダンスZ0は自由空間中の受端解放単線式線路のインピーダンスとして求められ(線路の太さd、短縮率を考慮しない長さL)Z0=138log10(2L/d)(この式も暗
A-1[新問扱い](超古い(H22年)過去問同じFK201A-2)13年前の過去問はありますが、もう新問扱いでいいでしょう。ついでにH22年の過去問も上げておきます。全く同じ問題です。それでは解いていきましょう。アンペアの周回路の法則「任意の平曲面を仮想するとき、平曲面周囲の微小区間dsと微小区間の磁界の強さHtとの積Ht×dsを平曲面の周囲について線積分したもの(足し合わせた値)は、平曲面を通過する電流Iに等しい」①問題文中の四角形abcdについてアンペアの周回路の法
A-1(過去問同じFB307A-1など)【解説省略】頻出のマクスウェルの方程式に関する問題です。一陸技では何通りかの出題パターンがあるのでそれらを全て覚えてしまえば楽勝ですね。A-2(過去問類似FB307A-3、FK501(平成25年)A-4など)【解説省略】アンテナの特性についての問題です。A-3(過去問数値違いFB307A-2)アンテナの半値幅から指向性利得を求める問題ですが、公式が与えられているので落ち着いて計算すれば解ける問題です。変数の単位に気をつけて計算
<過去問同じFK401B-5>(1)ケルビンダブルブリッジである。ちなみに選択肢5「シェーリングブリッジ」は静電容量測定ブリッジである。(2)低抵抗(3)回路中央のΔ接続された抵抗p・q・rをY接続に変換すると下図のようにpq/Δ・qr/Δ・rp/Δ(Δ=p+q+r)として書き換えることができるから、『【追補】令和3年9月期1アマ無線工学A-3Δ-Y変換について』以前から記事を書こうと思っていたΔ-Y変換について説明をしようと思います。Δ-Y変換とは上図左
<過去問同じ平成30年FK007A-19>最初に問題文全体を眺めて、どのような計算で何を求めるのかを先に考えてみましょう。この問題では(共振時の)全体の合成インピーダンスが与えられていて、コンデンサ両端の電圧Vcを求めれば良さそうなことが分かります。そうすると回路全体を流れる電流I0が求めてから、CとRの合成インピーダンスXを計算してVc=I0・Xから求めるのが簡単そうですね。①回路全体を流れる電流I0全体の合成インピーダンスZ0が与えられているのでI0はである。②CとR
A-15新傾向類似FB508A-14など直接波と大地反射波の合成電界強度を表す公式を用いて計算する問題です。過去問(FB508A-14)では電界強度が極大になる点で、考えを導く図が提示されていたのですが、今回は電界強度が零になる点を求める問題となっていますね。それでは解いてみましょう。合成電界の大きさEは直接波の電界の大きさE0、直接波と大地反射波の伝播通路長差をℓとすると(β=2π/λ:位相定数)・・・①である。①式は送信アンテナ高h1[m]、受信アンテナ高h2[m]
A-12類似過去問有り令和3年7月期(1回目)A-12に類似問題があります。一般的なレーダー方程式には波長λが含まれる式になっていますが、導出の過程でλではなくアンテナの実効面積Aeを用いて表すとλは不要になります。『レーダー方程式・・・範囲は無線工学Aだが無線工学Bの知識も必要』レーダーから送信されるパルス電力をP[W]とする。この電力Pが等方性アンテナより無指向性に発射されるとすると電力は球面状に広がり、レーダーから距離R[m]離れ…ameblo.jp最大探知距離Rmaxは最小
A-6(過去問数値違いFK307A-8)いろいろな形で頻出される皮相電力・有効電力・無効電力・力率の関係を問う問題です。それでは解いていきましょう。一般的なお約束ですが、それぞれの負荷に共通となる電圧Vの位相を基準に考えるため、V(の位相)を実数軸に一致させます。そうすると、誘導性負荷Lに流れる電流はV/jωL=-j(V/ωL)で表されるため、このグラフでは虚数軸のーj方向に描かれることになります。①負荷Z1について考える(緑色)負荷Z1に流れる電流I1、I1とVのなす角αとする