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こんばんは。先月の8月23日に行われました第66回気象予報士試験の解答例が9月2日の予定通り、気象業務支援センターから発表されましたので、当ブログ「てるてる風雲録」も本日から、次回2027年1月31日に行われる第67回気象予報士試験直前まで、今回の試験問題を中心に採り上げ、考えてみたいと思いますので、宜しくお願いします。今現在、受験勉強をされていて次回の合格を目指しておられる方はもちろん、これから受験を考えておられる方で勉強を始められるきっかけとして当ブログを利活用いただければ大変うれしく
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識初めに、「水平発散」について「一般気象学」p161、図6.28を見ながら簡単に触れておきたいと思います。(小倉義光「一般気象学」東京大学出版会p161図6.28(a)発散・収束の定義の説明図より作成)ある場所の水平面上にX軸とY軸をそれぞれ東方向と北方向を正とし、その方向の速度成分をuとvとします。この速度成分uとvはそれぞれX軸とY軸の正の方向を向いているときを正とします。ここに微小
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識問題では、静力学平衡の式がすでに与えられていますが、最終的に気圧差Δpを求めるにも、空気密度を表すρの値が与えられていません。そこで改めて問題を見ますと、「気層の気圧の平均値を500hPa」にあたるのがPであり、「乾燥空気の気体定数は287JK-1kg-1とする。」という、この値が気体定数を表すRだと分かれば、気体の状態方程式すなわち、P=ρRTを用いて空気密度ρを求めることができることがわかります。そこで
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識まず、問題に入る前に、「絶対渦度」とは何かについて考えてみます。簡単のため、われわれが今、北極にいるとしましょう。例えば北極に相対渦度0、すなわち、地表面に対する空気の回転の度合いが0の空気塊があるとします。相対渦度0では地表面に対して空気塊が全く動いていない状態ではありますが、その空気塊が今度は北極の真上の宇宙空間から見た場合にどう見えるのか、地表面に対して全く動いていないのですから、宇宙から見ると地球にくっ
こんばんは。今回の一般知識は、気象業務法から気象予報士試験、気象予報士の登録などに関する問題です。気象予報士試験の受験から試験合格後の登録、登録後までどのような規定になっているのか、問題の正誤を判断しながら学んでいきます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。今回の一般知識は、大気境界層についての問題です。「風の弱い晴れた日中における、平坦で地表面状態が一様な」という条件での一般的な特徴について述べた(a)(b)(c)の文の正誤を次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)まず、容積が一定の容器Aと容積を可変できる容器Bを密着させて熱平衡状態になるまで熱交換させたときの乾燥空気の温度を考えます。問題文では簡単のため、「2つの容器はともに容器の外に対して断熱性があり、また容器の熱容量は考慮しない」としていますので、2つの容器を密着させて熱交換するとき、熱は相対的に高温な容器Aから容器Bへと移動することだけを考えれば良いことになります。「2つの容器を密着させて熱平衡状態になるまで熱
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識(a)「一般気象学」p22の図2.1、『温度の高度分布と大気層の区分』およびp251の図9.1、『1月における経度平均温度の緯度高度分布』に着目しますと、中間圏界面付近にあたる高度80km付近では、1月において、夏極にあたる南半球では気温が低く、冬極の北半球で気温が高いことが分かります。7月ではこの逆となります。この理由について「一般気象学」p254の図9.4、『中層大気のラグランジュ的子午面循環の模式図
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・一般知識まず、過去1000年間の二酸化炭素濃度の変化について、「一般気象学」p280、図10.11『過去1,000年間の二酸化炭素濃度の変化』及びその下の表10.1、『人類起源の二酸化炭素収支』を見ながら考えてみます。図10.11の折れ線グラフによりますと、約1000年前から1750年頃にかけての二酸化炭素濃度はおよそ280ppmv前後で増減を繰り返していますが、問題文にある1750年以降になりますと急激な
こんばんは。今回の一般知識は、大規模な大気の運動からハドレー循環についての問題です。ハドレー循環とは何か、また問題で問われているハドレー循環の主な特徴について次回、一緒に考えてみたいと思います。第66回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10月1日分の考察編は次回更新の予定です。