ブログ記事3,545件
今日は久しぶりにLFJを聴きに東京国際フォーラムAに行きました。今年のGWの東京のクラシック公演は不作で、興味のあるコンサートがあまりありません。今日のこの公演とブルーノート東京でのミッシェル・カミロのライブくらいです。カミロはラテン・ジャズのピアニストの世界No.1で、清塚信也さんも世界で2番目に素晴らしいピアニストと言ってました(ちなみに、1番はアルゲリッチ)。指揮者のアルミンクを見るのも久しぶりで、前回は10年以上前に新日本フィル音楽監督としての最後のコンサートで、マーラー3番を聴きま
ベルリン州立歌劇場のイースター期間のフェストターゲの「ニーベルングの指環」の第2サイクルを1番前の席(22年10月とほぼ同じ席)で鑑賞し、これについて簡単な感想のまとめをしたいと思います。【演出】演出面は既に書きましたが、鬼才演出家のチェルニアコフによる時代読み替え演出で、さまざまな設定アイディアの中から化学研究所を舞台とすることで、ニーベルングの指環の神話の世界を現代に置き換えることができると構想したのだと思います。1度目ですと、音楽・歌唱・演技(エキストラ含む)・舞台・字幕・指揮者のモ
みなさんこんにちは😃昨日は梅雨各地で大雨となりましたが、今日はまた晴れ晴れとした天気になっています。昨日今日と2日間仕事は休みで、本来なら出かけても良いと思うのですが、コロナの脅威がまだ完全に収まりきっていない中で出かけるのはまだまだ危険かなと考えています。しかし、この時期はどこもセールをやっているのでCDは割と買い時、悩みどころですね。さて、本日はワーグナー・オペラの超大作、「ニーベルングの指環」が初演された日です。それに伴い、本日はクナッパーツブッシュによるワーグナーの「ニ
字幕と対訳の違い。ここに3種類の対訳がある。古ければ1960年代2002年発行2014年発行ワーグナーの楽劇「ラインの黄金」第3場冒頭。ミーメに作らせていた隠れ頭巾(隠れかぶと)を取り上げたアルベリヒが発言しているところ。訳者、出版社によって違いがあるのは当然だろう。あと時代も関係するか。「とんま」なんて今は言わないですよね。写真1枚目の写真はCDに付属している対訳なので、いつ発行されたものか分からない。CDの初出からだとすれば1960年代には存在していたか。個人的には
病気療養でお休みしていた池田さんが、少しずつ歌手活動を再開。来年1/5には新響のワーグナー《ジークフリート》(抜粋・演奏会形式)に、ブリュンヒルデ役で出演予定。その前に、9/16のマラ2《復活》にも出演されるそう。《復活》のオケはアマオケのデア・フェルネ・クラング。指揮は角田さん、独唱は森谷さんと池田さん。デア・フェルネ・クラングは、2011年に名古屋マーラー音楽祭出演を機に創立。以来2年に一度、角田さんの指揮でマーラーを中心に演奏会を行っている模様。今
東京・春・音楽祭のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》はヤノフスキとN響が主役だった。長年春祭でN響を聴いているが、今日はその中でも最高の出来だったのでは。メトロポリタン歌劇場管弦楽団のコンサートマスター、ベンジャミン・ボウマンのリードも良かった。N響のヴァイオリンに艶と色彩が加味され、ゴージャスな音が特にヴァイオリンから生まれていた。ボウマンの第3幕でのソロはまさにその証明だった。第3幕では吉井瑞穂がオーボエ首席として入り、圧倒的な表現力で「憧れの動機」を吹き、N響にさらなる色彩と奥行きと
みなさんこんにちは😃9月24日に発売された「フルトヴェングラー正規レコード用録音集大成」。私も無事購入することができたのだが、まだほとんど聴き終えられていない。一部すでに所有している音源もあるのだが、2021年新リマスターが施された貴重な音源の数々には購入を悩む理由などなかった。第908回ではDisc1をみてきたが、本日はDisc2をみていこうと思う。「ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」ワーグナー作曲:楽劇「ローエングリン」より第一幕への前奏曲
川崎から桜木町へ京浜東北線で移動。途中でお友だちと合流。みなとみらいで昼食。そしてホールへ。華麗なるコンチェルト・シリーズ2018シーズン【第5回】「カリスマ・ヴァイオリニストのconcerto!」石田泰尚(ヴァイオリン)ヴァイオリン:石田泰尚指揮:阿部未来神奈川フィルハーモニー管弦楽団HPの紹介文は『昨年からはじまった華麗なるコンチェルト・シリーズ。横浜での開催となれば、この人は絶対に外せないでしょう!我らが神奈川フィルのソロ・コンサートマスター、石田泰尚(いしだやすなお)
みなさんこんばんは🌆夏も徐々に終わりを迎えてきているのでしょうか今年は暑い時期が早い段階でありましたが今では雨が降ったりと涼しい時間帯が増えてきています。今回の名盤ヒストリアは私がここ最近ずっと探していてディスクユニオンを探し回っていたカラヤンとベルリンフィルのワーグナー管弦楽曲集エソテリック盤。元々通常CD?のものは大学の図書館で借りてパソコンに入っているのですが、エソテリック盤になりどこまでの音質改善が見られるか気になるので探していました。ついこの前いつものようにディスクユニオン新宿
[ネタバレ注意]ウィーン国立歌劇場でのワーグナー「ローエングリン」のプレミエ公演。指揮はクリスティアン・ティーレマン!プレミエは聴衆にとって誰もが初めて見る演出なので、今までの伝統の中からどんな反応が出るのか興味津々です。プレミエ公演はWebでの解説や特別記事も多く、詳細極まりない解説が記載されてますこれが伝統。https://kalender.wiener-staatsoper.at/kalender/detail/lohengrin/当日はオペラ座に「本日プレミエ」の垂れ幕がか
東京春祭合唱の芸術シリーズvol.11ブルックナー《ミサ曲第3番》生誕200年に寄せてを、東京文化会館大ホールにて。指揮:ローター・ケーニヒスソプラノ:ハンナ=エリーザベト・ミュラーメゾ・ソプラノ:オッカ・フォン・デア・ダメラウテノール:ヴィンセント・ヴォルフシュタイナーバス:アイン・アンガー管弦楽:東京都交響楽団合唱:東京オペラシンガーズ合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩曲目ワーグナー:ジークフリート牧歌ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調W
やはり、ワーグナーはドイツ語圏で聴くべしですね。今日の歌手陣は豪華だし、国立歌劇場菅のコンマスは午前のコンサートのコンマスもやっていたシュトゥイデさん、その隣もコンマスのサーディさんも座っていたり、金管セクションもウィーン・フィルの首席レベルが乗ってるのは気合いが入ってる公演です。先日の春祭のマイスタージンガーでは第3幕からホルンやオーボエ奏者らが交代していましたが、ウィーン・フィルの人によると、マイスタージンガーに限らず、パルジファルと神々の黄昏は、長時間演奏のため、木金管奏者が交代するのが
みなさんこんにちは😃ゴールデンウィークが始まりましたね。と言っても今年は出掛けるということ自体は難しいので仕事の日以外は自宅にこもる形となっています。自宅にいてすることは以前と何ら変わらないのですが、いつもより多くいる分たくさんのことをすることができます。今回ご紹介していくものもこんな時だからこそ聴けた名盤かもしれません。さて、その名盤とは?数あるワーグナー・オペラの中でも大作とされる楽劇「ニーベルングの指環」。当ブログでも「指環」に関しては前回ヤノフスキとベルリン放送響のワーグナ
みなさんこんにちは😃本日3月12日はハンス・クナッパーツブッシュの誕生日です。今年で生誕135年となります。そんな本日ご紹介していくのは、2021年5月に発売された「超絶の至芸!クナッパーツブッシュの遺産」です。「キングレコード」ではこれまでフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュ、ワルターなど往年の時代におけるライヴ録音を数多く発売、復刻してきましたが、今回の曲集もそのうちの一つとなります。ブラームス、ブルックナー、ベートーヴェンなどクナ(クナッパーツブッシュ)でお馴染みの曲も収録されており
2024年5月1日水曜日雨今朝の比叡山です。また雨です。今日は気温が低いです。服の調節が難しい。朝食を済ませ、ゆっくり。今日のBGMは、ワーグナーです。バイロイト音楽祭のものでCD33枚組です。午前中は、スーツケースの古いシール剥がしと掃除です。8年ほど使っているので、古いシールは手ごわいです。ロストバゲッジ防止の為に、不要なシールや古いタグは取り除きましょう。お昼を済ませ、ちょっと昼寝です。午後の比叡山です。午後は、GEバリレラのステレオをヘッドシェルに取り付けましょ
英国ミステリードラマ『主任警部モース(InspectorMorse)』。昨日、ラスト・エピソード「悔恨の日(TheRemorsefulDay)」を観ました。モースは事件の真相を突き止めた後、心臓発作で亡くなってしまいます。印象的なシーンは、夕日を背景にルイスと語り合うところ。ワーグナーを引き合いに、次のように言います。"It'saboutimportantthings.Lifeanddeath,regret."更に、ハウスマン(Alfred
SiegfriedHornCallジークフリートの角笛が響き、それに続いて現れる愛の動機が愛するジークフリートへのブリュンヒルデへの想いを暗示させます。角笛が繰り返されるうちに音楽は壮大なうねりを持った響きとなり、一転して元気なジークフリートの騎行となります。ここではスケルツォ風な曲想となり、角笛の動機に魔の炎の動機が組み合わされて、壮大な音楽となっていきます。その後、ラインの動機が主流となり、大河の流れを描きます。ラインの乙女たちの動機が現れ、次
みなさんこんにちは😃本日は昨日から取り上げているヴィルヘルム・フルトヴェングラーとRAIローマ交響楽団が1953年10月〜11月にかけて録音したワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」を4日間かけて取り上げている続きとなります。2日目となる本日は第1日:楽劇「ワルキューレ」をみていきます。『第1381回「フルトヴェングラー&RAIローマ響の《ニーベルングの指環》、《ラインの黄金》」』みなさんこんにちは😃本日1月25日はヴィルヘルム・フルトヴェングラーの誕生日です。今年で生誕137年となります。
Klughardt-WindQuintetop.79-PhilharmonicFiveドイツのケーテンで生まれ、10歳でピアノを作曲を学び始めたというクルークハルト(1847-1902)。相当才能に恵まれていたようで、1年後には作品を発表し、17歳でピアニストとしてデビューしました。その後は着々と才能を開花させ、ヴァイマールの宮廷劇場を皮切りに、ノイシュトレリッツ、デッサウの宮廷劇場で指揮者として目覚ましい活躍を遂げます。その間でフランツ・リ
東京の花粉飛散は例年より酷いので、薬を2倍以上にしていますが、今日から沖縄におりまして、こちらでは薬は要りません。先程、N響のコンマス体制が発表されまして、現在のゲスト・コンマスの郷古さんが第1コンマスに、川崎さんがゲスト・コンマスで、昨年からの流れ通りの結果です。今年2月の定期演奏会のコンマスは全て郷古さんだったことを当ブログでは異例であると指摘していましたが↓、この時点で第1コンマスは決まっていたのでしょう。『2/3井上指揮NHK交響楽団』世間では「二八(ニッパチ)」と言われる時期で
みなさんこんにちは😃本日取り上げていくのはワーグナーが作曲した舞台神聖祝典劇「パルジファル」です。演奏はピエール・ブーレーズが指揮、バイロイト祝祭管弦楽団が演奏を行っています。ブーレーズのワーグナーといえば以前1967年のNHK交響楽団との「トリスタンとイゾルデ」を取り上げたばかりですが、今回の演奏はその3年後に録音されたまさに名演とも呼べる素晴らしい「パルジファル」です。今日までに復刻は何度かされているものの高音質盤の発売もなく、通常CD盤での復刻となっています。「ピエール・ブーレーズ指揮
本日、2年前に亡くなった父の名義になっている不動産(自宅のある建物と土地)の相続登記申請書と遺産分割協議書を、自分で作成して法務局に提出してきました。掛かった費用は私の場合は戸籍謄本、住民票、印鑑証明書と登録免許税としての収入印紙代の合計約7万円でした。司法書士に依頼すればこれに報酬等が加算されます。2024年4月1日から相続登記が義務化されます。2024年4月1日以前に不動産の相続(名義人の死亡)が発生している場合は、2027年4月1日までに相続登記をする必要があります。2024
東京春祭ワーグナー・シリーズvol.15《トリスタンとイゾルデ》(演奏会形式/字幕付)を、東京文化会館大ホールにて。指揮:マレク・ヤノフスキトリスタン(テノール):スチュアート・スケルトンマルケ王(バス):フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒイゾルデ(ソプラノ):ビルギッテ・クリステンセンクルヴェナール(バリトン):マルクス・アイヒェメロート(バリトン):甲斐栄次郎ブランゲーネ(メゾ・ソプラノ):ルクサンドラ・ドノーセ牧童(テノール):大槻孝志舵取り(バリトン):高橋洋介若い水夫
こんにちは、談話喫茶"ホーボー軒"へようこそ。店主のKlavi-Seliにて御座候、どうぞごユルリと☕。前回のお約束であった、何故にドイツの3大Bのアンカーがヨハネス・ブラームスか、について背景をご披露してゆこう。フランツ・リスト。クラシック大作曲家には、往々にして不埒派ともいうべきモテ男たちが一定数居ります。リストは正しく『ザ・不埒リスト』の称号に相応しい男だ。肖像画を見れば分かるとおり、ちょ~イケメンに加えての超絶技巧ヴィルトーソだからね。そりゃモテないわけがなかろ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団によるワーグナー管弦楽曲集です。2023年に生誕120年を迎えたムラヴィンスキー、それを記念した企画の第2弾として発売されたのが当盤となっています。「神々のたそがれ」や「トリスタンとイゾルデ」、「ワルキューレ」、「タンホイザー」、「ローエングリン」の名曲がSACDハイブリッド盤となって高音質化されて復刻されました。「エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニ
日時:2024年3月17日会場:新国立劇場オペラパレス指揮:大野和士演出:デイヴィッド・マクヴィカー歌劇「トリスタンとイゾルデ」(作曲:ワーグナー)トリスタン:ゾルターン・ニャリマルケ王:ヴィルヘルム・シュヴィングハマーイゾルデ:リエネ・キンチャクルヴェナール:エギルス・シリンスメロート:秋谷直之ブランゲーネ:藤村実穂子牧童:青地英幸舵取り:駒田敏章若い船乗りの声:村上公太合唱:新国立劇場合唱団東京都交響楽団(コンマス:?)<木管トップ>フルート
日時:2024年4月3日会場:サントリーホール指揮:大野和士メゾソプラノ:藤村実穂子*東京都交響楽団(コンマス:矢部達哉)A席4,400円(割引後・2FLB-8-10番台)<木管トップ>フルート:柳原佑介オーボエ:広田智之クラリネット:客演ファゴット:長哲也<金管トップ>ホルン:谷あかね(シティフィル)トランペット:岡崎耕ニトロンボーン:風早宏隆東京都交響楽団第996回定期演奏会Bシリーズアルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編曲)7つ
誰もが一度は聞いたことがあるような、特に有名なオペラの曲を紹介していきます。今回紹介するのは、ドイツ出身の作曲家リヒャルト・ワーグナーの曲です!リヒャルト・ワーグナーワーグナーもオペラ作品で大きな功績を残した大作曲家です(彼自身はオペラとはまた違った芸術作品として「楽劇」と訳される呼称を用いた)。その作品数は10作品ほどと、ヴェルディやプッチーニ、モーツァルトといった作曲家と比べると数自体は少なめですが、その多くが名作として現在までよく演奏されるものとなっております。打率の
今日は、ヤノフスキ指揮の春祭のマイスタージンガーに行きました。N響のマロさんと白井さんが辞任してから、マイスタージンガーのコンマスはどうなるのか不透明でしたので、当初は行く予定はありませんでした。キュッヒル教授が今年に入ってから急遽、コンマスになることが決定してから、行くことにしました。この大曲は演奏時間が長い上に、マイスタージンガーと言ってるだけあり、役者が揃わないとなかなか実現するのは難しい作品です。日本ではマイスタージンガーを鑑賞したことがないですが、ウィーン(ティーレマン指揮)やMET(
今日は「秋の海外オーケストラ来日公演シリーズ」の11日目で、ネルソンス指揮・ゲヴァントハウス管(GHO)のワーグナーとブルックナープログラムに行きました。音楽評論家の越懸澤さんによるプログラムノートによるとp.12には、ライプツィヒの観衆は保守的なため、ライプツィヒ生まれのワーグナーの初期の作品は評価されたものの、作曲の進化の過程で受け入れられず、ブルックナーについてもGHOが交響曲7番を初演して大成功を収まるまでは、ライプツィヒの観客には馴染まなかったと書いてあります。この点で、今日のコンサー