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キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエットvol.35』更新いたしました💕↓キャンディキャンディ|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』ニューヨークに到着してすぐ、テリュースが、スザナのいるマーロウ邸よりも先に向かったのは、ブロードウェイのストラスフォードwww.candycandy.site皆さまの貴重なお時間の中で、つたない私の物語を読んで下さって、本当にありがとうございます💕心から深く深く感謝しています💕今回は、『テリィ編』です。テリィはブロードウ
『リチャード三世』は史劇の中で特に人気があります。主人公リチャード三世の徹底した冷酷非道な悪人ぶりに、観客あるいは読者は、自分で意識してはいなくてもカタルシスを感じているからだと思います。彼と同じ事を実際に行う訳にはいきませんものね。しかしただ酷いだけの人間に、私たちはそれほど魅力を感じることはありません。共感できる、親しみを感じる、あるいはギャップを感じる点がなければ。それでは、彼を魅力的にしている点、リチャード三世の素顔を見てみましょう。普通素顔と言うと、普段はいい人を装っているけれど
リチャードは冒頭の独白で、生まれつき身体障害を持つため、「口先ばかりもてはやされるこの時世を、楽しむ恋人にはなれない」と言っています。身体的コンプレックスのため、女性にもてる筈もなく、色恋沙汰とは関係のない世界に生きているのだと。果たしてそうなのでしょうか。実は全く違います。彼は口先三寸で、二人の女性を口説き落とします。それではそれぞれの場面を見ていきましょう。①皇太子エドワードの未亡人アンの場合義父ヘンリー六世の葬式の喪主を務めるアンを、彼は葬儀の最中に口説き始めます。ところ
観たかった映画がやっと上映❗️私の好きな、"実話に基づく"イギリス映画❣️そして今回は少し歴史もの❗️この"ロスト・キング"とは、"リチャード3世"のこと。私がリチャード3世を知ったのは、子供の頃に見たこの絵から。ポール・ドラローシュの「ロンドン塔の若き王と王子」私の記憶が正しければぁ~😅昔、朝日新聞の日曜版で絵画を一枚紹介する連載があって、そこで見ました。その他にも、この連載で同じドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」やダリの「聖アントニウスの誘惑」やスーラ、レジェ
それでは「悪党になってやる。」と意思表明したリチャードの実行力を見てみましょう。彼が殺した人たちを数えて。①クラレンス公ジョージ、彼の兄ジョージが王子を殺す、というでたらめの予言をエドワード四世に聞かせ、王がジョージを処刑するように仕向けます。王が処刑命令を撤廃すると、彼は殺し屋を使って暗殺し、「俺は処刑中止を伝えに行ったのだが、足が不自由なため間に合わなかった。」とうそぶきます。それを聞いた元々病身の王もショックを受けで死んでしまいます。直接殺してはいないですが、彼が引き金を
ヘンリー六世と王子エドワードが殺され、ランカスター朝が終わり、エドワード四世のヨーク朝が始まります。『ヘンリー六世』三部作の続きは『リチャード三世』で語られます。冒頭にランカスター家を絶えさせた立役者、グロスター公リチャードの独白で始まります。彼は胸の内を、『ヘンリー六世』第三部第三幕第二場で既に語っており、これはその重複ですが、こちらの方が一般的には有名なので、見てみましょう。因みに、私たち日本人が平家物語の出だしを暗記するように、欧米の中高生もこの出だしの部分を暗記するそうです。
10月2日(月)、『ロスト・キング500年越しの運命』を、見ました。「2012年、500年以上にわたり行方不明だったリチャード三世の遺骨が、イギリス・レスターのとある駐車場から発掘された。」(チラシ)というニュースは、日本の新聞でも、話題として取り上げられて。しかも、「調査の指揮を執ったのは、主婦でアマチュアの歴史家だった。」ということもあり、驚いた記憶があります。この『ロスト・キング500年越しの運命』、原題『TheLostKing』は、その主婦、フィリッパ・ラングレーの著