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明治座で上演された、三銃士企画・倉持裕作・演出『歌妖曲~中川大志之丞変化~』東京千秋楽を観てきました。(初日の感想はここに)『歌妖曲』~中川大志之丞変化~初日感想|ぽけっとにチケット~おきらく観劇日記~(ameblo.jp)まずは、この状況下、明治座での31公演を無事完走できたこと、おめでとうございます。週9公演、そのうちマチソワが3回と、異例のスケジュールの中、キャスト、スタッフの方々のご苦労はいかばかりだったかと。それでも、カンパニーの一人も欠けることなく、千秋楽を
キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエットvol.35』更新いたしました💕↓キャンディキャンディ|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』ニューヨークに到着してすぐ、テリュースが、スザナのいるマーロウ邸よりも先に向かったのは、ブロードウェイのストラスフォードwww.candycandy.site皆さまの貴重なお時間の中で、つたない私の物語を読んで下さって、本当にありがとうございます💕心から深く深く感謝しています💕今回は、『テリィ編』です。テリィはブロードウ
リチャードは冒頭の独白で、生まれつき身体障害を持つため、「口先ばかりもてはやされるこの時世を、楽しむ恋人にはなれない」と言っています。身体的コンプレックスのため、女性にもてる筈もなく、色恋沙汰とは関係のない世界に生きているのだと。果たしてそうなのでしょうか。実は全く違います。彼は口先三寸で、二人の女性を口説き落とします。それではそれぞれの場面を見ていきましょう。①皇太子エドワードの未亡人アンの場合義父ヘンリー六世の葬式の喪主を務めるアンを、彼は葬儀の最中に口説き始めます。ところ
ヘンリー六世と王子エドワードが殺され、ランカスター朝が終わり、エドワード四世のヨーク朝が始まります。『ヘンリー六世』三部作の続きは『リチャード三世』で語られます。冒頭にランカスター家を絶えさせた立役者、グロスター公リチャードの独白で始まります。彼は胸の内を、『ヘンリー六世』第三部第三幕第二場で既に語っており、これはその重複ですが、こちらの方が一般的には有名なので、見てみましょう。因みに、私たち日本人が平家物語の出だしを暗記するように、欧米の中高生もこの出だしの部分を暗記するそうです。
1485年8月22日、ヨーク朝最後のイングランド王リチャード3世が戦死しました。戦死したイングランド王は過去に3人おり、その最後に戦死した王がリチャード3世です。私が子供の頃リチャード3世といえばシェイクスピアの戯曲にもなるぐらい悪い人で、背中が曲がっており、血の繋がった幼い甥たちを殺害した悪い王様というイメージがありました。歴史関連の本を読むと必ずそういう風に描かれていたからです。ところが、そうしたイメージを覆す本がありました。ジョセフィン・テイの「時の娘」です。『「時の娘」』イギリ
『リチャード三世』は史劇の中で特に人気があります。主人公リチャード三世の徹底した冷酷非道な悪人ぶりに、観客あるいは読者は、自分で意識してはいなくてもカタルシスを感じているからだと思います。彼と同じ事を実際に行う訳にはいきませんものね。しかしただ酷いだけの人間に、私たちはそれほど魅力を感じることはありません。共感できる、親しみを感じる、あるいはギャップを感じる点がなければ。それでは、彼を魅力的にしている点、リチャード三世の素顔を見てみましょう。普通素顔と言うと、普段はいい人を装っているけれど