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原稿用紙をヨンが取り上げる。それに目を通していった。「なるほど」ヨンが面白がるようにいう。「うなっていた理由はこれか」手伝おうかとにまにましている。ヘナさんが赤ペンで書いているところを示す。「夫人も妊娠中よ」「将軍とて一人の男さ」からかうように言い返す。「アダルト過ぎても引かれるわ」「大人が読む小説だろう」それに距離を詰めてくる。「リアルを追求しているんだろう」耳元でささやいてくる。そうだけど・・。「それにやりかたはある」試してみるか。にやっとした。慌
ヨンが夜明け前に呼び出されて、王宮へ出仕した日。いつ帰って来れるかと、心配でモヤモヤ待っていたら、ヨンは昼過ぎには帰って来て、翌日には出陣するって言って——慌ただしく準備が進む中、私は部屋でヨンが鎧をつけるのを手伝った。「ヒジェ達防衛軍は、日頃からしっかり備えているはずです。双城のソンゲにも知らせを遣りましたから、あいつの方が先に義州へ到着するでしょう」「うん…」私は、出来上がった鎧姿のヨンの背中へ、黙って身体を預けた。ヨンはしばらく動かずにいたけど、やがて身体を捻って私と向き合った
夢をみた。隣にはヨンが寝ていた。忘れないようにメモを書いていく。その日原稿用紙をヘナに渡す。すぐに赤ペンで正しかきをされて戻ってきた。封筒を開けてうなることになる。「別れのシーンですよ」読者はそういうところも待ってます。とのこと。ユ夫人は妊娠中なのだ。それほど激しくはないはずだし。無駄な抵抗する。冷汗をかいている。夢の二人はみないふりをしていた。指摘の通り必死にお互いの熱を求めていた。物語だしいいではないの。言い訳をしてみる。書くのが苦手なのよ。真っ赤になってもじ
北方で元軍とおぼしき軍勢!その数およそ1万!鴨緑江を越え義州へ侵入、防衛軍が応戦——!!その一報が開京に届いたのは、年も明けた真冬の寒さ厳しい折。大臣達をはじめ、招集された護軍達により軍議がもたれ、王宮内は慌ただしく——「ただちに援軍を!義州が突破されるようなことがあってはなりません!私が参ります!」俺は直ちに王様へ進言した。ところが、朝廷の腰抜けどもは、「相手は元国だぞ!都の護りはどうする?!」「上護軍には都に居てもらわねば」「向こうの将は誰だ?!」「闇雲に援軍だけ送って